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ヒナの口調やセリフが安定しない…
今回もキャラ崩壊注意です。
➖オーキド研究所➖
オーキド博士の後を追い研究所へ向かったヒナ。研究所の中には何人かの研究員達がおり、キヴォトスではあまり見たことのないような機械も沢山置いてあった。
(…ゲヘナではあまりに見たことない光景ね。それに、あの生物何かしら?…あれがさっき言っていたポケモン?とかいう生物なのかしら…)
「あっ!おい。じーさん!やっと来たのかよ〜。待ちくたびれたぜ。」
声をする方向を見るとそこには一人の青年が立っていた。、早くこっちに来いと言わんばかりにこちらに激しく手招きをしている。
「ほっほ。いゃあ〜スマンスマン。フィールドワークが思いのほか順調での。つい夢中になってしまっていたわ。」
「勘弁してくれよ〜待ちすぎてじーさんみたいになっちまうかと思ったぜ。」
青年と博士の会話に完全に蚊帳の外状態にあったヒナであったが、話を進めるために自ら進んで話を戻しにいった。
「…コホン!えっと…博士?何か私達に用があったんじゃないのかしら?」
「おお!そうじゃ、そうじゃ。スマンのぅ。」
「てか、じーさん。この女の子は誰よ?」
「うむ。今日からお前と同じ初心者トレーナーになる…エート、名前はなんといったかのう。」
「ヒナ。空崎ヒナよ…。」
「おぉ!そうじゃ。ヒナくんだったな。」
(…ヒナくん?)
「ヒナくん。紹介するぞ、こいつはワシのまご。えーと?名前はなんていったかの?」
(…このおじいさん大丈夫かしら?)
「そうだ、そうだ!思い出した。グリーンという名前だ。」
「じーさん…しっかりしてくれよ。それで要件ってのは?」
「うむ!実はのう、折り入って二人に頼みたい事があるのじゃ!」
そう言って博士は後ろにある机の物を手に取って二人に渡した。渡されたのは赤い機械。カメラのような物がついており、カバーも開く事ができた。
(タブレットにしては小さい…電子手帳のようなものかしら。)
「じーさん?なんだこれ?」
「それはポケモン図鑑。ポケモンを見つけると自動的にページに書き込まれるハイテクな機械じゃ!。」
「うぉー!これが噂に聞くポケモン図鑑か!」
「これを君たち二人に託す。そしてワシの夢を代わりに叶えてほしいのじゃ。ワシの夢はこのカントー地方のポケモン全てを図鑑に登録すること。しかし、ワシももうジジイそこまで無理はできん。だから若い世代の君達に託すのじゃ。」
「へへっ。じーさん。俺に託すのは正しい判断だぜ!ポケモンの事なら誰にも負けない自信があるもんね〜。図鑑なんてあっという間に完成しちゃうぜ?」
「うむ!頼もしい限りじゃのう!」
そんな二人をよそに、考えている少女が一人、ヒナである。話を聞く限りこの世界においてポケモンという生物はメジャーな生き物なのであろう。しかし、キヴォトスという別世界から来たヒナにとっては、理解には時間がかかる事であった。
「…あの少し聞いてもいいかしら?」
「うむ.何かのう?」
「ええと…聞きたいことは色々あるのだけれど、とりあえず一番重要な事から一つ、ポケモンっていうのはどういった生物なのかしら?」
「え?」 「は?」
二人はヒナの話を聞いて仰天した。この世界はポケモンとの共存が当たり前の世界であり、そんな世界で「ポケモンとは何ですか?」という質問に対して仰天するのは当然であった。しかし、オーキド博士は少し考えた後理解したように頷く。
「なるほど。ヒナくんのいたキヴォトスという世界にはポケモンが存在しないんじゃな。」
「…ええ。そうよ。私のいた世界にはポケモンと呼ばれる生物は聞いた事も見たこともないわ。鳥や犬と言った動物達はいるのだけれどね。」
「ええーポケモンがいない世界があるのかよ。信じられないぜ!。」
「グリーン…ポケモンについても長年研究しておるがまだまだ分からない事だらけじゃ。分からない事というのは我々の想像を遥かに超える発見あるかもしれん。じゃから…我々とは別の世界が存在してポケモンが生息してないという事があっても何ら不思議じゃないんじゃよ。…ポケモンだらけの世界もあるかもしれんぞ?」
「じーさんの言う事は難しくてよく分からねーけど、とりあえずヒナはポケモンがいない世界から来たって事は信じるぜ。」
「…ありがとう。それでさっきの質問に戻るのだけれど。」
「うむ。ポケモンとはこの地方いやこの世界中に生息している不思議な生き物じゃ。空や海、火山の中など至る所に生息しておる。まだまだわからない事が多くての、この場所はそんなポケモン達の生態を調査する場所なのじゃ。」
「なるほどね。まぁ多少は理解できたわ。」
「しかしさぁ、ヒナはどうしてこっちの世界に来ちまったんだ?」
ヒナは自分の身に起きたこと、そしてキヴォトスで起こっている事を。全て話した。
「ふぅむ…そのゲームマスターとやらの挑戦を受けて気づいたらこの世界に来たと…。うむ。ヒナくん!君の事情はよく分かった。ここで会ったのも何かの縁かもしれん、君が元の世界に戻れるように力を貸そう。」
「まあ。俺も女の子には優しくしろってねーちゃんから言われてるしな。特別に俺様も協力してやるぜ。」
「…!。助かるわ。ありがとう」
「それでヒナくん?ワシから提案があるのじゃが、この地方を旅をしてみてはどうじゃ?いろいろな街に行けば情報も集まるじゃろうし、元の世界についての手かがり見つかるかもしれん。」
「…情報は多いに越した事はないわね。それに、博士の研究の手伝いをするという形でお礼もできそうだわ。」
「ほっほ…ワシの研究の手伝いをしてくれのであればこちらも頑張らねばのう。さて、冒険に出るにあたって一人では危険じゃ。なので、2人に頼もしい仲間を紹介しよう。」
そう言って博士は、近くの研究員を呼んで何かを持ってくるように指示をしていた。その後、研究員がケースのようなものを持って博士の所へ来た。
「…ハアハア、博士。お待たせしました。」
「うむ。ご苦労。」
「あっ、二人とも初めまして。私は博士の助手です。これから色々大変でしょうけど頑張ってください。私もお手伝いしますよ。では、博士。後はよろしくお願いします。」
博士は助手から受けとったケースを開ける。その中には球体の機械が入っていた。
「…博士?それは?」
「うむ。これはモンスターボール。これに入れてトレーナー達はポケモン達と冒険をするのじゃ。新たなポケモンを仲間するのにもコイツを使うのじゃ。」
「そんな事より、じーさん。もしかしてそのボールの中にポケモンが入ってるんじゃ…」
「うむ。この3匹から、1匹を選ぶと良い。どの子も皆んな素直で、育てやすいポケモンじゃ。」
「へへっ、ヒナ。わりーけどもう俺様は決めてるんだ。」
そう言うと、グリーンは真ん中のボールを選び、近くにボール投げた。すると、その中からオレンジ色のトカゲのような生物が現れた。2足で立ち、尻尾の先には炎が揺らめいていた。
「グリーンはヒトカゲを選んだのか。そいつはとても育てがいのあるポケモンじゃ。」
「へへーん。ずっとヒトカゲと旅をしたいと思ってたからな。これからの最強伝説が始まるぜ!さぁ、ヒナも早く選べよ。」
「まぁまあ、そう急かすなグリーン。ヒナくんはポケモンについてまだ詳しくはない。ゆっくり選ばせてあげなさい。」
(…選べと言われても、なかなか難しいわね。何を基準にすればいいかもわからないわ。)
「意外と直感に頼るのもありかもしれんぞ。」
「ねーちゃんも言ったぜ。女の直感は当たるって。」
(…直感。そうね…じゃあ)
「な?なんだって!!!」
ヒナがボールを手に取ろうとした時、突然研究所内に響く声。その声の後さっきの助手が博士の元へやって来た。
「ど、どうしたのじゃ。」
「は、博士。大変です。他の研究員が別のトレーナーにポケモンを渡してしまったらしく、もうポケモンがいないそうです!」
「な、なんじゃと!何故それを早く言わん。」
「申し訳ありません。うっかり伝えてそびれてしまったらしく…」
「な、なんという事じゃ。すまんのう…ヒナくん。ワシの確認ミスじゃ申し訳無い。」
「じ、じーさん。どうすんだよ?流石にポケモン無しじゃ危なくて旅出来ないぜ。」
「…そ、そんなに危険なのかしら。貴方のヒトカゲを見る感じ、そこまで恐ろしい生物には見えないのだけれど…」
「ああ、ポケモンによっては凶暴な奴や人を襲う奴もいるから、旅に出るなら必ず仲間ポケモンがいた方がいいぜ。」
「うむ、その通りじゃ…。仕方ない、何か別の手を考えるかのう。とりあえず今日は解散じゃ。」
「俺も今日は帰るか。旅の準備もしなきゃならねーしな。じゃあなヒナ。また明日。」
「…ええ。また。」
(…今日は帰って休んだ方が良さそうね。いろいろ考えを整理したい事もあるし。…このボールはどうしましょう。とりあえず戻りましょうか。)
空のボールをカバンに入れ、あの部屋へと戻っていった
➖ヒナの家 夜➖
家に戻った後、ヒナは今日一日の事をレポートにまとめていた。途中、お風呂に入ってリラックスをしたりしながら…
(…ふぅ。大体こんなところかしら。)
まとめ終わった時にはもう外はすっかり暗くなっており、窓からは月がはっきりと見えていた。時折、遠吠えのような鳴き声もハッキリ聞こえ、あたりの静けさをより感じさせた。
(…随分と不思議な世界に来てしまったわね。アコ達も心配してるわよね…)
ゲヘナの騒がしい雰囲気に慣れてるせいか、この静けさには少し慣れない様子のヒナ。風紀委員としての激務はなくとも、自分のいないゲヘナの様子を思い浮かべると、ため息が止まらなかった。
(…いろいろあったし、少し早いけどもう寝ましょうか…)
(…先生。私、必ずキヴォトスに戻るから先生も頑張って。)
ヒナが電気を消し、ふと窓に目をやる。月明かりが部屋の中をうっすら照らす。その光のおかげか窓の桟部分に一匹の生物がぶら下がっているがわかった。
(…何かしら?蝙蝠?)
そのままにしておいても問題は無かったが、少し気になったヒナは、窓を開けた。すると、蝙蝠は羽ばたきながら部屋の中に入ってきて辺りをウロウロ飛び回っていた。
(なんなのかしら、この生物は?もしかしてポケモン…)
近くにあったポケモン図鑑を手に取り、机の上で休んでいる蝙蝠をカメラに納める。すると、図鑑の中にその生物の情報が書かれていた。
(…ズバット。こうもりポケモン…か。)
ある程度の情報を確認した後、ヒナは辺りを見た。すると机の上に止まっていたハズのズバットがいなくなっていた。窓の外から逃げたのだろうと思っていると、机の上に乗せてあった空のボールが床に落ちていた。
(…あら?いつの間に。さっきまで机の上にあったのだけど。)
(窓も空いていたし風で落ちたか、ズバットが飛んでいる時に当たって落としたか、そのどちらかしらね。)
そんな事を考えつつ、落ちたボールを拾い上げようとし、ボールを手に取った瞬間。空のはずのボールが動きだした。
(…えっ?なっ…なに!?)
困惑していたヒナの手からボールが離れ、空中でボールが開いた。すると、その中から、先程の生物ズバットが飛び出して来た。ボールから出た後はヒナの肩の上に止まり、ヒナの顔を覗き込んでいた。
「ズバッ?」
(…ど、どういうことなの?)
続く!?
➖オーキド研究室➖
「…なるほど。それは興味深いのオダマキ君。」
『ええ、博士。今度の交流会で、発表しようかと思うんですよ。』
「それは楽しみじゃのう。そうじゃオダマキ君、一つ聞きたい事があるのじゃが…。」
「……………」
「…なるほど。そちらにはまだ来ていないのじゃな。しかし、ヒナ君の話から考えて、他の少女達がジョウトやホウエンと言った別の地方に現れる可能性は非常に高いと考えておる。」
「オダマキ君。もしその少女達に会ったら、力になってほしい。今は何とも言えんのじゃがきっと少女達が来たのには何か意味があると思うのじゃよ。」
『わかりました博士。他の地方の博士とも連携を図っていきましょう。」
「うむ。ではまた、交流会でな。」
ピッ!
➖???➖
「…ふむ、遂に始まりましたね。」
「一人ずつの挑戦じゃなかったの?」
「…こちらの手違いです。それに関しては大変申し訳ございません。」
「ヒナ以外の生徒のゲームは中止して。」
「…それは、できかねます…。しかし、お詫びと致しまして、一つお話しいたしましょう。ゲームクリア条件でございます。」
「…クリア条件…」
「…この世界にはポケモンリーグという物がございます….そこに挑戦をして、優勝をする事。これがクリア条件となります。そして、もう一つお詫びとして生徒さん達に何かひとつ有益な道具をプレゼント致します。」
「そこまでする意図が見えない。本当に私に挑戦するのが目的なの?」
「…ふふふ…先生。それ以上は今教える事はできませんね…。時間は沢山あります。今は共に生徒さん達の頑張り、いや冒険を見守るといたしましょう。」
「…分かった。」
「…ふふふ…先生お菓子はいかがですかな…飲み物もありますよ。」
次回予告?
「ヒナくんに随分と懐いておるのぉ。」
「ヒナ、ねーちゃんからもらったタウンマップ一枚やるよ。」
「…ズバット。貴方の力を私に貸してほしい。」
「そこのお姉さん。僕とポケモン勝負だ!」
次回 第四話 旅の始まり、目指せトキワシティ!
「みんなもポケモンゲットだぜー」
ズバット [カントー編の相棒枠]
こうもりポケモン
口から 出す 超音波で まわりの 様子を 探る。 狭い 洞窟も 器用に 飛びまわる。※ソードの図鑑説明
陽の 当たらない 洞窟に 棲む。 朝になると 仲間で 集まり 体を 温めあいながら 寝る。※シールドの図鑑説明
オダマキ博士
ホウエンのポケモン博士。フィールドワークの最中によくポケモン達に追いかけられている。カントー編は出番少なめ
グリーン
オーキド博士の孫。カントー編のライバル枠兼協力枠。
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