協力:竜華零(情報提供)
再び阿求様と名前を並べられるとは。
この上ない喜び、この上ない喜びであります……!
※注釈:竜生九子とは
今回の<砂漠異変>の首謀者達の総称。
太陽の畑・無名の丘の南側に突如出現した「無限砂漠」、その中心に彼女達の本拠地「懐麓宮」がある。
幻想郷だけに規模は大きくは無いが、大して乾燥地帯でも無いのに砂の湖、つまり砂漠が生まれたこと事態が異変であるとも言える。
一説によれば、竜の子供でありながら竜になれなかった九匹の妖怪とされる。
<砂漠の門番> 椒図
能力:門を守る程度の能力
危険度:低
人間友好度:低
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』門前。
九子の居城の門番。
仲間とも交流することなく、とにかく門の前に立ち、これを守ることだけを至上としている。
ちなみに敵味方に関係なく門を守るので、仲間が城に戻る時もいちいち決闘して倒さなければ城内には入れないらしい。
対策:
砂漠のど真ん中の彼女らの居城に赴かない限り、出会うことは無い。
酔狂にも会いに行ったとしても、門を押し破ろうとしない限り相手にされることは無い。
さらに酔狂なことに門を押し破ろうとした場合でも、すぐに逃げ出せば追っては来ないだろう。
<城住みの負い亀> 贔屓
能力:重荷を背負う程度の能力
危険度:高
人間友好度:普通
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』
財貨を好む妖怪で、腰には銭束を下げている。
また重荷を背負うことを好み、背中に輿(背負子?)を背負う。
非常にのんびりとした性格で、間延びしたしゃべり方をする。
対策:
自分から人間を襲うことはまず無い。
だが能力からわかる通り怪力であるため、下手に触れられると大怪我をする可能性がある。
万が一怒らせてしまった場合は、貨幣を渡すと機嫌が直る。常に小銭を持ち歩こう。
<賑やかな大鐘妖怪> 蒲牢
能力:鐘を鳴らす程度の能力
危険度:低
人間友好度:高
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』。
打楽器を得意とする音楽系の妖怪、自分の音楽を聴いてくれるのであれば、人間であっても拒むことは無い。
妖怪ながら人が良く、楽天的で穏やか。
仲間である贔屓と行動を共にしていることが多い。
対策:
他の8匹に比べても危険度は低く、人間へも比較的に友好的である。
ただし音楽の邪魔をしてはいけない。
そうなった時にどうなるのかは、誰にも予想が出来ないのだから。
<狡猾な空飛ぶ河蛇> 蛟
能力:高所だと力が増す程度の能力
危険度:高
人間友好度:極低
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』。幻想郷の空全般。
雲の中に巣を持つとも言われる蛇の妖怪。
非常に狡猾な妖怪で、目的のためなら手段を選ばない。
相手を下に見る言動が多く、友好的な態度を取ることは少ない。
対策:
普段は空を飛んでいるため、滅多に人間を襲うことは無い。
ただ非常に好戦的なため、機嫌が悪い時に出くわすと一方的に攻撃されることがある。
そうした場合は猫を連れていると良い。何故かこの妖怪は猫を苦手としているためだ。
<水路の八蛇> 覇下
能力:水路を作る程度の能力
危険度:高
人間友好度:普通
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』。
狭い水路に生息する妖怪。
人魚のようにも見えるが正体は蛇である。
それも普通の蛇では無いらしく、彼女の下半身を見ない方が精神衛生のためである。
対策:
滅多に人前に姿を現すことは無いので、出会うとすればかなり運が悪い時だ。
出会った場合の対策としては、水辺から距離を取ることだ。
水中で彼女と出会ってしまった場合は、もはや出来ることは無い。祈ることだ。
<異国の獄卒> 憲章
能力:格子を操る程度の能力
危険度:極高
人間友好度:極低
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』。
無限砂漠の裁判官を自認する妖怪。牢獄等で使われる格子を司るとも言われる。
性格は残忍にして残虐、拷問を好むサディストである。
罪を贖うための裁きでは無く、弾劾するために裁くため、始末に終えない。
対策:
普段は格子の結界に隠れているため、姿が見えない。
万が一出会ってしまった場合、まず一方的な裁判が始まるので、対策としては出会わないよう祈るしか無いだろう。
<理性のマーダー・ブレード> 鎧眦
能力:睨みに力を与える程度の能力
危険度:高
人間友好度:低
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』。
目つきの鋭い山狗の妖怪。
真面目で義理堅い性格をしており、一度交わした約束は相手が人間でも破らない。
讃の配下のようで、彼女の指示を第一に考える忠臣である。
対策:
必要が無ければ人に出会うことも人を襲うことも無いが、逆に言えば必要ならばどちらもやる。
また視線にも毒が乗っているので、一般人は目を合わせるだけで有害だ。
出会った時は目を合わせず、刺激しないように距離を取ろう。
<竜を目指す獅子> 讃
能力:勇気を操る程度の能力
危険度:極高
人間友好度:低
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』。
高貴なる獅子の妖怪。
並外れた頭脳とカリスマ、そして妖力を持ち、九子のリーダー格。
勇気ある人間が好きで、そうした人間が勇気を失い絶望する様を見るのがもっと好き。
実に妖怪らしい妖怪であると言える。
対策:
対策と言うよりは注意事項だが、彼女と共にいる董渚に手を出してはいけない。
讃は竜の子であると同時に獅子の妖怪である。
つまり人食いだ、出会った時は紳士的な対応をすることをお勧めする。
<幻想のサクラメント> 董渚
能力:人間の願いを叶える程度の能力
危険度:低
人間友好度:極高
主な活動場所:無限砂漠・『懐麓宮』。
宝珠の妖怪。人間の願いを叶える力を持つとされる。
そのせいか人間への友好度は極めて高く、懐っこい性格と相まって仲良くなることはそう難しくない。
ただ讃と行動を共にしていることが多く、利用しようとする悪人の身の安全は保障できない。
対策:
彼女自身への対策は特に必要ない。
もしあるとすればそれは、誠実に付き合うことだ。
騙したり使用したりすれば、彼女の「保護者」が容赦しないだろう。
最後までお読み頂きありがとうございます、竜華零です。
今回の縁起を最後として、本物語は完結となります。
これまでお付き合い頂きまして、本当に有難うございます。
思いの丈を言い続けるとキリがありませんので、お礼の言葉はこれだけに留めさせて頂きます。
なお、今話は幻想郷縁起の一節という位置づけであり、いわゆるキャラクター紹介ではありませんので、あしからず。