プロローグ早めに終わらせたいがために一気に書いたら長文になったちゃった。本当は3000〜4000くらいでサラッと読めるようにしたい!
という訳で前回のあらすじ
紫が異常を検知!
スキマ使って調査!
なんやかんやでキヴォトスに!
以上!
先生視点ですよー
???∶「………い」
???∶「……先生起きてください」
半覚醒状態の混濁した頭の中に何かが響く、鋭くて力強いような…?
???∶「先生!!」
瞬間自分自身が呼ばれている事に気が付き身体が跳ね上がる。勢いのまま前を見てみればメガネを掛けた女の子がいた。
先生∶“……?“
状況を飲み込む為に周りを見渡す。そして一通り見渡した後先生は思い出した。そうだ、キヴォトスの説明を聞いた後疲れて寝てしまったんだ、と。
???∶「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。なかなか起きないほどに熟睡されるとは」
???∶「夢でも見られていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください」
先生∶“うっ…ごめんね?“
先生は自身の失態を突かれ苦笑いしながら眼の前にいる彼女に反省の意を伝える。
???∶「はぁ…もう一度、あらためて今の状況をお伝えします」
軽くため息をつきながらも眼の前の彼女はそう言いもう一度、自己紹介を始めた。
リン∶「私は
自己紹介をされようやく名前を思い出す。彼女は七神リン、長い髪が特徴的で青いネクタイ、白を基調とした連邦生徒会の服装を着た何とも美しい女性である。
…そういえばさっき説明された時もため息をよくついていたなぁ、と思いながら彼女の話を聞き続ける。
リン∶「そしてあなたはおそらく、私たちがここに呼び出した先生………のようですが」
突然リンは何かに気が付いたのか言葉を詰めて目を見開き、じっと私を見る…正確には私の頭の上を見ている。突然の事に気になった先生は聞く
先生∶“?…どうしたのリンちゃん?“
リン∶「その……先生はキヴォトス出身の方では無いのですよね?」
先生∶“?…そうだよ?“
リン∶「何故、「ヘイロー」があるのですか?」
先生∶“えっ……?“
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七神リン視点ですよ〜
腑抜けた声をあげるキヴォトス出身では無いはずの先生。私の眼の先、先生の頭の上には確かにヘイローが存在していた。
…先生が寝てしまう前、確かに先生にはヘイローがなかったはず。そう思いながら先生に見せるためポケットのなかの手鏡を取り出した。
リン∶「…先生、手鏡です、ご確認ください」
先生は信じられない様な顔をしながら私から手鏡を取り、確認する
先生∶“ほっほんとだ!?ヘイローがある!なにこれ!?“
慌てふためく先生、そんな先生のヘイローを再度見る。さっきはヘイローがあることに驚いてしまいよく見ていなかったがよく見て見れば少しばかり歪な形をしていた。
全体的にノイズがかかっており、円形で薄く紫色に輝いている。円の真ん中に細長い楕円形、そんな楕円形に向かって渦巻いているような黒い紋様と赤色のヒビのようなものが入っていた。まるで血走った「目」の様に見えてしまう。その薄気味悪さに恐怖を感じ取り、背筋が少し震えてしまった。
………その瞬間ヘイローは微かに光り、存在が増した………*1
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八雲紫視点ですよ!
紫∶「んっ?…此処は?」*2
身体が動かせない?口も動かない………何故鏡に電車にいた人が写っている!?
紫は全力で頭を回す。何があったか、今はどういう状態か、意識を失ってどのくらい経ったか。様々な事を考え結論を出す。ほとんどの事は不明、しかしコレだけは理解した。
紫∶「まさか…憑依している?」
紫∶「あの一瞬の光で?……ッ!」
力を使って脱出しようとする…が紫にとって最悪な事実が判明する。
紫∶「くぅっ…嘘でしょう?、力が、全く、無いわ……」
紫は絶望する…がしていてもどうしょうもない状態、すぐさま気持ちを切り替え、二人の会話を暫く聞くことにした。
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混ぜ混ぜ視点ですよ〜*3
リン∶「……先生にヘイローできた理由は分かりませんが…」
リン∶「先生がキヴォトスで銃弾に倒れてしまうリスクが極端に減った、と見た方が良いでしょう」
先生∶“確かに!そうだね!“
慌てていた先生も自分が銃弾を喰らっても問題が無いかもしれない事に心の底から安堵する。
リン「………」
リン∶「…いえ、考えていても仕方ありませんね。先生、この事は一旦置いて説明に戻ります。私についてきてください」
リン∶「どうしても先生にやっていただかないといけないことがあります。」
止まっていた足を急ぐ様に動かし、廊下に出てエレベーターに向かう。エレベーターを待っている間、先生はリンが言っていたことに対し質問を投げかける。
先生∶“やってほしい事って何かな?“
先生から質問を投げかけられたリンは到着したエレベーターに入りながら言葉を返した。先生も続いて入る。
リン∶「そうですね…学園都市の命運をかけた大事なこと…ということにしておきましょう」
エレベーターのボタンを押したリンに思っていたことより重大な言葉を返された先生は戦慄する…が、そんなこともお構いなしにリンは会話を続ける。
リン∶「「キヴォトス」へようこそ、先生」
その言葉と共にガラス張りのエレベーターが動き出す。外を見て見れば地平線の先まで様々なビルが立ち並び、壮観な街並みをしていた。
リン∶「キヴォトスは数千の学園が集まってできている巨大な学園都市です。これから先生が働く場所でもあります」
紫∶「キヴォトス、ねぇ…」
先生の中で二人の話を聞いていた紫は考える。ヘイロー。銃弾で倒れ無くなる?肉体の強化かしら?…それにキヴォトス。聞いたことのない地名。少なくとも今いる場所が外の世界でもない確定した。最悪な場合、時空すら飛んでしまった可能性すらある。
紫は元いた幻想郷に帰るにはどうしたら良いか、と考えているうちに チン と音がした。どうやらエレベーターが到着したらしい。エレベーターが開く。それと同時にざわつく声が聞こえた。
どうやら四人の生徒*4が騒いでいるらしい。それに気が付いたリンはこめかみに指を添えため息を付きながら頭を振る。どうやら声に思い当たる節があるらしい。
ユウカ「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長呼んできて!」
ざわついてた四人の中から一人が声を荒げながら近づいてくるが、途中で隣に知らない大人がいることに気が付く
ユウカ∶「……うん?隣の大人の方は?」
そう疑問を投げた時、一人、もう一人とリンに話しかけていく。
ハスミ∶「首席行政官。お待ちしておりました」
チナツ∶「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています」
リンはやはり、といった様子でため息を付きながら小言を言う。どうやら相当ストレスが溜まっているらしい。
リン∶「あぁ……面倒な人たちに捕まってしまいましたね」
リン∶「こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん」
更にリンは嫌味ったらしく言葉を紡いでいく
リン∶「こんな暇そ……大事な方々がここを訪ねてきた理由は、よく分かっています」
リン∶「今学園都市に起きている混乱の責任を問うために……でしょう?」
リンの嫌味に苛ついたのか、眉間にシワを寄せ、語気を強くし言葉を荒げる。
ユウカ∶「そこまでわかってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!」
ユウカ∶「数千もの学園自治区が混乱に陥っているのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」
更に他の生徒達も問題を提示していく。
矯正局からの脱出、不良の襲撃事件の急増、更に武器の不法流通の増加……話をまとめてみれば治安維持を続ける事が出来なくなっている、とのことだった。
生徒達が全員銃を持ち歩いている事、また内容が内容だったために紫は驚く。
紫∶「えぇ〜……ここでは武器を持ち歩くのは常識なのかしら?それに不法な武器の流通って……もしかしてこの子たちが地域の管理をしているのかしら…?」
二人の会話を聞いていた時の軽い違和感、そして先程の話を聞いて自分とこの世界の常識のずれを認識し、理解を始める。
元々常識に囚われてはいけない幻想郷に住んでいたがために会話を理解し、適応するのは早かった。*5
紫∶「成る程、そういう世界なのね〜まるでゲームの世界ね」
紫は先ずは生徒達の立ち位置を中心に解釈を深めることにした。そうすれば連鎖的に自分にとっての問題とずれが浮き出てくる。そうして理解し計画を立てようと考えた。*6紫の考えが一纏まりした時、ユウカが鋭い口調で話す。
ユウカ∶「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ会わせて!」
リンは今すぐ会わせろと言うユウカに対して淡々と衝撃的な事実を話した。
リン∶「……連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」
ユウカ∶「……え!?」
チナツ∶「!!」
ハスミ∶「やはりあの噂は……」
リンから返された答えに生徒達は様々な反応を示し、状況が思っているよりも深刻であることを理解する。
リン∶「結論から言うと、「サンクトゥムタワー」の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です」
紫∶「もし、学園が地方自治体と仮定するなら…国家元首が失踪した位かしら?だとしたら相当大変な状況じゃないかしらね、ここ」
紫も大まかに理解する。しかしサンクトゥムタワーというのが気になる。まるでそれさえ何とかなれば元の状態に戻る。そう言っているかのような。
…多分だが先生にして欲しいと言っているのはこれだろう。
リン∶「認証を迂回できる方法を探していましたが……先ほどまでそのような方法は見つかっていませんでした」
ハスミ∶「それでは、今は方法があるというのですか、首席行政官?」
リン∶「はい。……この先生こそが フィクサーになってくれるはずです」
三人∶「!?」
三人が一斉に驚く。
先生∶“私が?“
先生も驚いていた。未だに状況を掴めていなかったらしい。*7そこまで話したところでようやく皆が先生に触れだした。
ユウカ∶「そういえばこの先生はいったいどなた?」
ハスミ∶「成る程、連邦生徒会の方ではなく先生だったのですね」
リン∶「はい。これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です」
ユウカ∶「行方不明になった連邦生徒会長が指名?ますますこんがらがってきたじゃないの……」
ユウカは目の前の大人が先生になった経緯に対し頭を混乱させる。先生はそんな状況ながらも挨拶したほうがいいかな?と思い挨拶をすることにした。
先生“こんにちは!今日から先生として配属されることになりました。皆、これからよろしくね!“
ユウカ∶「こっこんにちは、先生、私はミレニアムサイレンススクールの……い、いや、挨拶なんて今は…!」
挨拶されたユウカは律儀にも返そうとしたがそんな場合ではないことを直ぐに思い出し、踵を返す。
リン∶「そのうるさい方は気にしなくてもいいです」
ユウカ∶「誰がうるさいって!?私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、先生!」
まるでコントのようなやり取りをしながら最終的に自己紹介をしたユウカに対し先生は笑いながら“よろしくね“と返した。そんな中リンは何事も無かったように淡々と話をする。
リン∶「……先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、「連邦捜査部、シャーレ」の担当顧問としてこちらに来ることになりました」
リン∶「単なる部活ではなく一種の超法規的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在するすべての生徒たちを、制限なく加入させることすらも可能で、各学園の自治区で、制約なしに戦闘活動を行うことが可能です」
紫∶「……とんでもない組織ね、何でこんなものを作ったのかしら?」
リン∶「なぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのか分かりませんが……」
どうやらリンもわかっていないらしい。連邦生徒会長本人以外作った理由が分からない状態に対し紫は何かがある、と感じていた。
リン∶「シャーレの部室はここから約30km離れた外郭地にあります。今はほとんど何もない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に「とある物」を持ち込んでいます」
リン∶「先生をそこにお連れしなければなりません」
そう言った後リンはおもむろにスマホを取り出し誰かに掛けた。
直後、スマホからホログラムが飛び出し、ピンク色の髪が特徴的な女の子が出力された。手には菓子袋を持っており美味しそうに頬張っている。
リン∶「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど……」
出てきた生徒はどうやらモモカ、と言う子らしい。そんなモモカが気だるげに返事をする。
モモカ∶「シャーレの部室?……あぁ外郭地区の?そこ、今大騒ぎだけど?」
リン∶「大騒ぎ……?」
何故?とも言いたそうな表情をするリンにモモカは気だるげに言う
モモカ∶「矯正局を脱走した停泊中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは今戦場になってるよ」
リン∶「……うん?」
戦場になっている、と聞いて途端に怪訝な表情をするリン、更にモモカは火に油を注いでいく。
モモカ∶「連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に、周りを焼け野原にしているみたいなの。巡航戦車までどっかから手に入れたみたいだよ?」
モモカ∶「それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占拠しようとしているらしいの。まるでそこに何か大事なものでもあるみたいな動きだけど?」
リン∶「……」
モモカ∶「まあでも、もうとっくにめちゃくちゃな場所なんだから、別に大した事な……あっ、先輩、お昼ごはんのデリバリーが来たから、また連絡するね! 」(ブツッ)
そう言い残しモモカは連絡を切る。
リン∶「……」(プルプル)
リンは手の平を強く握り全身を震わせている。その表情は最早般若のようだった。様子を見ていた先生は心配の言葉をかけた。
先生∶”大丈夫?深呼吸でもする?”
リン∶「……だっ大丈夫です。……少々問題が発生しましたが、大したことありません」
リンは怒り心頭、爆発寸前だったが先生に話しかけられ、何とか鎮める事に成功した。何とか冷静になり、リンはそういえば、と気づく。
リン∶(じー)
リンはまるで丁度良いものを見つけた、と言わんばかりの表情で見つめた。
四人∶「?」
ユウカ∶「なっ何?どうして私たちを見つめているの?」
リン∶「ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので私は心強いです」
ユウカ∶「……えっ?」
どうやらまだ冷静になりきれていないらしい。リンはまるで今までのストレスを解消するかの様に四人に仕事を押し付ける。その物言いにはリンの切実な想いが込められていそうだ。
リン∶「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。行きましょう」
そう言い残しリンはスタスタと外に向かう
ユウカ∶「ちょっ、ちょっと待って!?ど、どこに行くのよ!」
先生は急いでリンに付いて行く。ユウカ達は律儀にもリンに付いていくことにしたのだった。
第2話終了!
TNT∶プロローグ紫が動けないから考察するのと描写すること以外何もすることがない!
TNT∶まるで監獄に入れられたみたいだぁ!
TNT∶くそ~早くプロローグ抜け出さなきゃ、書きたいものたくさんあるのに〜!