幕間だよ~
だからオリジナル生徒の設定出すね?
えっ?紫とか先生の設定?出しません!
あくまでも幕間だからね!
本名∶桜山 ハナミ
学園∶ゲヘナ
部活∶風紀委員会
年齢∶16歳 2年生
趣味∶観葉植物を育てること。
好きなもの∶花、ケーキ
ゲヘナ学園所属、風紀委員会の事務担当。
身長は149cm、ピンク髪が特徴的な可愛らしい生徒。
性格は静かで臆病であり銃を相手に使う事を良く躊躇う。
私生活では部屋に有る観葉植物に水やりしたり、スイーツを買いにエンジェル24に出かけることが多い。
少し前に色々あって別の学園から引っ越してきており、性格も相まって周りと馴染めていない。引っ越し当初は良く虐められており泣く事も多かった。
頭が良く、見出されて風紀委員会に入ることになった。入ってからは空崎ヒナに良く目を掛けられる様になり、虐めもピタリと止まった。
実は連邦生徒会の件で不良生徒等が尋常じゃない程増加しており、警備担当の数が足りず、事務担当も夜間の巡回に回されていた。その為紫に出会ってしまったのはただの不運である。可哀想に。
……………………………………………………………………………………………………
――はぁ?ふざけてるの?こんなものも買えないとか、何でこんな貧乏人が――
いつからだっただろうか、周りから虐められるようになったのは。
――ウッザこんなのに成績負けるとかありえないんだけど。どうせ不正とかしてたでしょ――
いつの間にか陰口も増えてきて……
ハナミ∶「痛!?なっなんでこんな所に………」
――ふふっ見てよ、アレ。あそこに画鋲置いてみたんだよね〜――
――見ていて滑稽ね。本当、気晴らしに良いおもちゃが居て助かります――
嫌がらせも受けるようになってきて……
ハナミ∶「うぅ……お願いします、もう、どうか……」
――あっははは!ほらっどうしたの?せっかく遊んであげてるのにさぁ?もっと笑ってみたら〜?あはっははは!
暴力を振るわれるようにもなって……
ハナミ∶「何で、なんで、こんな……」
本当に、いつからだっただろうか――
ハナミ∶「ぐす、うぇっ……もう、嫌」
憧れていた場所が、自分にとって最悪な場所に成り果ててしまったのは――
ハナミ∶「う、うぁ、あ」
頑張って毎日勉強して、お金も家族に手伝って貰ってまで工面して、ようやく此処まで来れたと思ったのに。
一体、何時から、何時から、何時から――
ハナミ∶「わあああああ!?」
ハナミ「―――はぁっ、はっ……」
ハナミは息を荒げさせながら上半身を勢い良く起き上がる。直ぐ様、焦る様に周りを見渡す。
カーテンで周りが閉じられており、医療系の機械や籠が置いてある。その機械には見知ったゲヘナのロゴマークが付いており、此処がゲヘナの救急医学部である事に気が付いたハナミは安堵の息を吐いた。
久しぶりに見た最悪な悪夢に苛まれたハナミは頭を抱え、そのまま足に顔をうずめる。
心臓は狂った様にはねており、全身には服が肌に引っ付いてしまう程に汗が滲み出ていて最悪な目覚めだった。*2
ハナミ∶「はっ…はぁ、ふぅ」
何とか心臓を落ち着かせようとして息を整え始める。段々と強張った身体の力が抜け始め、心臓の鼓動が少しずつ平常化していく。
暫く時間が経ち、完全に落ち着き払った辺りでようやく何故此処に居るのか、という疑問が浮かび上がる。疑問に対し答えを出そうと考えていた所で突然部屋の扉が開いた。スタスタと足音が少しずつ近付き、カーテンの前で止まる。
セナ∶「ああ、起きましたかハナミ。体調はどうですか?」
ハナミ∶「あっお、おはようございます、セナさん」
カーテンを開いて現れたのはゲヘナの救急医学部の3年生、氷室セナだった。
ハナミが起きていることを確認したセナは淡々と体調の確認を行う。
ハナミはゲヘナに引っ越して来た当初、救急医学部には良くお世話になった為、互いの事は知っている。その為どの様な質問が来るか分かっており、スラスラと自身の状態について答えていく。
セナ∶「なるほど、体調に関しては大丈夫そうですね。それでは当時、何があったかのか覚えていますか?出来るのなら教えてください」
ハナミ∶「あった事、ですか……」
セナ∶「はい。風紀委員長に状況とその原因特定の為に聞き取りして欲しいと言われたので」*3
セナと話し合った最中に何が起きたかある程度思い出していたハナミは少しばかり苦々しい表情をする。
気絶してしまう程に怖かったがゆえに余り思い出したくは無い。しかし風紀委員長から、という事もありハナミは詳細に伝える事にした。
深呼吸を行い、一拍置いてから当時について話し出す。
ハナミ∶「……はい、分かりました。その、巡回中に――」
セナはおもむろにポケットから手帳取り出す。そしてその手帳に話を書き込み始めた。
ハナミは当時混乱状態に陥ってしまい理解出来ていない部分が多くある上、当時の出来事について恐怖してしまっている。その為、所々で言葉を詰まらせるが頭の中で状況を上手く整理して話を伝えていく。
何処で起きたか、何があったのか、どんな相手だったのか。
話をしている間セナは無表情であり、何処か確認する様に他のページをめくりながらハナミの話を手帳に書き込んでゆく。
ハナミ∶「――振り返ったらそこにその人が居て、それで……そこから記憶が無いです、すみません」
セナ∶「……ふむ、やはり同じ様ですね」
手帳に話を書き終えたセナはペンを握る手で自身の顎を撫で、考える素振りを見せ、一言呟いた。
同じ、と言うのはどういう事なのだろうか?ハナミはその呟きに疑問を感じる。
ハナミ∶「えっと、同じ、と言うのは?」
セナ∶「実はゲヘナの一部、特定の地域においてした…気絶している生徒が複数発見されました」
セナ∶「また風紀委員会に被害に遭った風紀委員からの報告が上がったらしく、風紀委員長がその風紀委員達から話を聞いたそうです」
セナ∶「回復した人と風紀委員の話を照らし合わせた所、全員が同じ人物に遭遇して被害に遭っている、ということがわかりまして。それで貴方もその被害に遭ったのではないかと思っていました」
他にも同じ被害があったらしく、セナの話に納得したハナミは他の生徒を心配する。
ハナミ∶「私以外にも、被害に遭った人が居るんですか……」
セナ∶「はい、何人か。まあ貴方ほど酷い被害に遭った人は居ませんでしたが」
ハナミ∶「え?」
セナ∶「日を超えても気絶していましたし、なによりも涙と失禁でぐちゃぐちゃな状態で発見されて運ばれたので洗うのが大変でした」*4
ハナミ∶「え?日を越えて?…しっき……!?あらった!?!?」
一日中も気絶していた事に一瞬驚くが、予想もしていなかった言葉に先ほどまでの思考が全て吹き飛ぶ。頭がぐるぐると同じ言葉を繰り返してしまう程混乱するが、全てを正しく認識したハナミは顔を真っ赤に染め上げた。
アワアワと慌てふためき若干声を大きくさせながらセナに懇願する。
ハナミ∶「うっ嘘ですよね!?セナさん!!!!嘘だと言ってください!?」
セナ∶「雑菌が繁殖しない様に私が直接全身を洗いましたが」
ハナミ∶「やぁああああああ!?///」
余りの恥ずかしさにハナミは悲鳴の様な声を上げる。手で顔を覆いブンブンと否定する様に頭を強く振る。
発見した人と運ぶ人とセナさんで少なくとも3人以上に自身の痴態を見られている。しかもセナさんには全裸を見られている上に洗われている。
聞かなかったことにして流せば良かったと後悔しながら興奮して溢れ出る悲鳴を抑えようと布団にくるまる。
セナ∶「……まあ恥ずかしいのは分かります。ですがれっきとした医療行為ですので気にしないでください」
ハナミ∶「うぅ〜〜〜///」
……………………………………………………………………………………………………
セナ∶「落ち着きましたか?」
ハナミ∶「すみません、落ち着きました……」
時間が経ち、セナに宥められハナミは少しばかり落ち着きを取り戻す。
目の前のセナに対し多少の恥ずかしさにが残りつつも何とか会話がまともに出来るようなったハナミは謝った。
セナ∶「いえ、落ち着けたのなら良かったです。……ですが、少しばかり時間が経ちましたね。私は用事があるのでそろそろ離れます」
セナ∶「一日中気絶されていたので今日はここで過ごしていてください。一応経過観察を行います。あぁそれと、洗った制服や持ち物はそこの籠にありますので」
ハナミ∶「……分かりました。今日は休みます」
ハナミ∶「その、ありがとうございました」
セナ∶「それではまた」
部屋から出て行くセナを見送ったハナミは籠からスマホを取り出した。気絶していて眠る気にもなれなかったハナミはスマホを使ってニュースやSNSを使ってその日を過ごしたのだった。
……………………………………………………………………………………………………
ゲヘナ学園の奥の方にある風紀委員長室にて。窓が無く陽の光も入らないその部屋でただ一人、黙々と書類作業を行う生徒が居た。
カチッカチッと鳴る時計とカリカリというペンが走る音だけがする中、部屋の扉をノックする音が響いた。
セナ∶「失礼します、風紀委員長」
静かなこの空間にセナが扉を開いて入ってくる。そこでようやく、書類にペンを走らせていたその手を止めてセナの方を向く。
ヒナ*5∶「セナ。貴方が此処に来たって事はあの子の意識が戻ったという事かしら?」
セナ∶「はい。精神の方も安定していましたので聴き取りの方も行いました」
セナ∶「話の内容からして例の怪奇事件に巻き込まれていた可能性が高いです。こちらをどうぞ」
ヒナ∶「そう、分かったわ。ありがとう」
セナは手帳を取り出しヒナに渡す。それを見て内容を理解したヒナはセナの手帳を別の手帳に丸写しした後セナに返した。
セナ∶「それと、風紀委員長。最近仕事量が多いように思われます。大丈夫ですか?」
セナは受け取る際に先ほどの話とはうってかわってヒナの仕事量に関しての話をし始めた。
最近のヒナの仕事量ははたから見ても異常であり、セナが気にしてしまうのも無理は無い。*6
ヒナ∶「大丈夫、問題無い」
セナ∶「しかし……」
ヒナ∶「気にしないで。私がやらないといけないから」
ヒナ∶「それに、あの先生が来てくれたおかげである程度治安が収まってきている。そろそろ仕事も落ち着いてくる頃だから」
セナ∶「……そうですか。分かりました。それでは失礼します」
セナは何処か懐疑的な表情をしつつも次の用事がある為、その場での追及を諦め、部屋を後にした。
セナからの報告を聞いたヒナは額に手を当て思考する。
先生がキヴォトスにやって来たその日に起きた事件群。その事件の一つ一つはとても小規模なものである。しかしその状況において全てが今までとは違う妙な事件であり調べてもその殆どが不明なものだった。
胴体と首が離れた女性が追いかけて来る、誰も居ない筈の場所から声が段々と近づいてくる等々、*7、正に怪奇現象のようなものが起こっていた。
それ以外にも目の様なヘイローの金髪女性に話掛けられるなど一部が共通しており、別々の事件ではないということだけは分かっている。
しかし情報を得ようと防犯カメラを確認しようにもその被害に遭ったと思われる時間帯だけ写っておらず、また情報部の情報網にも引っ掛からなかった為に詳しい情報を手にする事が出来ないでいた。
ヒナ∶「はぁ……」
ヒナは深くため息をついた。あの日からその事件に関連する出来事は起きていないものの、もう起きない訳では無い。大きな物事になってしまう可能性がある為、その前に対処を考えなければいけない。
ヒナ∶「これからやることも沢山あるというのに、何でこうも厄介事ばかり」
ヒナ∶「本当にめんどくさい」
ヒナ∶「……まぁ、考えても仕方ない。仕事に戻ろう」
ヒナはデスクの上にある山の様な書類を見て、考えを中断する。そして止めていた手を動かし、書類にペンを走らせ始める。
ペンの音と時計の音だけがまたこの空間を支配した。
TNT∶良し!奉納!運営様許してくれると良いな〜
TNT∶幕間限定だからね!紫と先生あんまり関係ないよ!
TNT∶幕間だから中々更新されないけど楽しみにしてて〜!
TNT:……ところで最近妙に暗めな表現ばっか使ってる気がするな?まあそういうもんかぁ