描写の必要 無い!と思えば 既にやった と、することで 飛ばしちゃえ! 作者 苦渋の判断
(5.7.5.7.7)
ホシノって最強格で戦闘能力上限組だけどヒナと違って分かりやすく身体へのダメージ受けそう。それでもキヴォトスでは化物レベルだろうけど!
という訳であらすじ
先生が意識を取り戻した!何か手錠繋がれてる!?
ホシノ、先生警戒中!警戒解除!
手錠のカギ<やぁ☆
ハッ!外で銃が!ホシノと一緒にイッツ·ア·バトル!
ホシノ苦戦中!対策委員全員集合!ヘルメット団オーバーキル!
尚場所によってはホシノ一人で余り傷を負わずに勝てた模様!
以上!
セリカ∶「――なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて……」
セリカ∶「私は認めない!」
セリカが先生に感情のままに言い放ち、勢い良く走り去ってゆく。
実は数時間前、学校の襲撃があった後、ホシノが作戦を立て、ヘルメット団に襲撃を仕掛けたのだ。
補給所に弾薬庫、アジトまで、全てを破壊する事ができ、作戦は大成功した。だが委員会室まで戻った所で学校が借金を負っていることに先生が知ってしまったのだ。
それに協力しようとしていたところ、セリカが認めない、と反発してきたのだ。
アヤネ∶「セリカちゃん!?」
ノノミ∶「私、様子を見てきます」
ホシノ∶「………」
う〜ん、これは、どうしようか。話からして相当思い詰めて皆で頑張ってきたことが分かる。そこにほぼ他人の私がやってきたのだ。まぁ、反感も買うだろう。*1
どうにかセリカと和解出来ないだろうか。しかしそれ以前に借金を負っていると言うのは一体何があったのだろうか。
先生が借金の詳細が気になり、皆に聞いた。そして先生が金額を聞いた所で驚愕する。
先生∶”9億6235万!?”*2
アヤネ∶「はい…それが私達、対策委員が返さなければいけない金額です」
9億6235万、それをたった5人で返そうとしていたのだ。これは何とかしないといけない。しかし、セリカが気がかりだ。その借金に関する協力を円滑に進める為にも早めにセリカと仲良くなった方が良いだろう。
先生は先の方針を心に決めて、アヤネから更に詳しい詳細を聞いた。借金を負った原因に何処から借りたか、どの様に膨れ上がってしまったのか。
…セリカが神経質になってしまっている理由もよく分かる。*3
ホシノ∶「で、先生のおかげでヘルメット団っていう厄介な問題が解決したから、これからは借金返済に全力投球出来るようになったっていうわけー」
ホシノ∶「もしこの委員会の顧問になってくれるとしても、借金の事は気にしなくていいからねー」
ホシノ∶「話を聞いてくれただけでもありがたいし」
シロコ∶「そうだね。先生はもう十分力になってくれた。これ以上迷惑はかけられない」
シロコが迷惑はかけられないと言い、巻き込まないように先生を突き放す。しかし、先生からしてみればそういうわけにもいかない。こんなにも困っている生徒が目の前にいるのだ。
先生∶”大丈夫!自分も対策委員会の一員として一緒に頑張るよ!”
先生∶”対策委員会を見捨てて戻るなんてことはしないから安心して?”
先生は場の暗い雰囲気を吹き飛ばすかのように明るくそう返した。
此処までの問題に対して協力をしてもらえると思っても居なかったアヤネは一瞬困惑し顔を浮かべたものの直ぐに理解して喜び、目に光が灯る。
アヤネ∶「そっそれって……」
アヤネ∶「あっはいっ!よろしくお願いします、先生!」
ホシノ∶「へえ、先生も変わり者だねー。こんな面倒なことに自分から首を突っ込もうなんて」
アヤネ∶「良かった……シャーレが力になってくれるなんて。これで私たちも希望を持っていいんですよね?」
シロコ∶「そうだね。希望が見えてくるかもしれない」
先生に希望を見いだしたシロコ達が話し合い、これからどうするのか先の展開を話し合う。
……その話を部屋の外で隠れて聞いていたセリカはちぇ…、とだけ言い残して何処かへ去って行ってしまった……。
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その後、先生はアビドスからシャーレに歩いて帰り、仕事をして就寝した。どうやら今後、シャーレからアビドスまで歩いて通勤するようだ。
紫「……随分と頑張るものね」 *4
時刻は既に23時半。日を跨ぐ手前の時間帯、正に動き出すには丁度良い時間帯だ。
紫はシャーレの中で数日前に取ってきた服に着替え、いくつか物をスキマに入れて外に出る。
向かう先はアビドスの校外、ヘルメット団のアジト跡地。もしかするとヘルメット団の一部が戻って来るのでは?という安直な考えから向かっている。未だ夜に人が歩く場所が分からないのだ。
紫∶「それにしてもあの子達……思ったより強かったわね」
紫は戦闘時のアビドスの生徒達を思い浮かべる。回避能力に防御力。身体能力が見たものとは比べて数段階強い。……それに何処か銃弾の威力が違った。
そしてなによりも。
紫∶「ホシノ……今相手にしたくないわね」
戦闘している時のホシノを思い浮かべる。援護が入った瞬間、正面から向かって来る銃弾の嵐を防御と回避で全てやり過ごして正面の集団を蹴散らした。
紫∶「……その場をやり過ごして良かったわ。あの時逃げていたら捕まっていたでしょうし」
そんなこんなで考えながら歩き、1時間。ようやくアジト跡地までやって来た。だが建物内に誰もおらず、破壊されて崩れた瓦礫や捨てられた缶くらいしかない。残念に思いながら紫は周りを見渡した。
紫∶「………ん?」
遠くに何かを見つけ気になった紫は瓦礫を跨ぎ、そこへと向かう。
紫∶「…あら、これは」
近くまで行き、瓦礫をずらした所で落ちていた「それ」がなんなのか、紫は理解する。
…そういえば私は持っていなかったわね。これ、もらっておきましょう。
そう思い、「それ」を拾い上げる。紫が手にした「それ」はキヴォトスでは当たり前の、誰もが持つものだ。
紫∶「う〜ん…リボルバーなのは分かるけど……」
紫は昔、外の世界で銃を見たことがあり、拾ったものがリボルバーなのは理解できた。しかし銘柄までは分からず、銃の周りを細かく見る。
裏返し、銃身を見て見ればそこには銘柄が刻まれていた。
紫∶「SMITH&WESSON.M66?」*5
そこまで読んだ所でピンッ、とくるように思い出した。
そういえば昔、国が戦争していた時に軍に忍びこみ、あさっていた所で見つけた物だ。*6…確か使用する弾はマグナムのはず。
紫∶「弾は……入ってるわね。なら……」
紫∶「どれほどのものかしら……?」
紫が両手を真っ直ぐ伸ばして構える。狙いは先ほど落ちていた缶。距離は大体30m程だ。
身体から力が銃に流れていくのを感じながらトリガーに指をかけて引く。銃身は暗闇に大きな音を響かせ、放たれた弾は真っ直ぐ飛んでゆく。飛んだ弾は缶に直撃し、缶ははじけ飛んだ。
……昔に撃ったことが有るからこそ分かるが、この距離では普通、狙って撃ったとしても数cm程弾がずれる。
何故、真っ直ぐそのまま缶に直撃したのか気になるとこだが、その前に。
紫∶「……なんなのかしら?今の」
紫は銃に流れていった力に気になっていた。流れていったのは数日前、力を取り戻す過程で手に入れた力だ。
紫が目を瞑り、起きた事象を考察する。
紫∶「まぁ仮説でしかないけど……」
一瞬にしてその考察は終了した。感覚でしか無く、詳しい情報も無いため仮説でしかないものの、紫はその性質を理解する。
簡単な話、流れていった力が銃弾を目標に当てたのだろう。そしてその力のトリガーとしては攻撃の意思だろうか。
確認を行い、どういう物なのかを知るため、紫は銃を構え直した。
ヘルメット団A∶「おい!誰かいるのか!」
発砲を行おうとした所で声が響き渡る。どうやら先ほどの銃声で誰かが来たらしい。
ーーあぁ、丁度良い。どうせ実験するなら人に向けて撃ったほうが分かりやすいだろう。
それに恐怖も収集出来るかもしれない。
紫がニヤリと笑みを浮かべ、声のした方向に向かう。向かった先に居たのはヘルメットを被った二人の生徒だった。多分襲撃時に居た二人だろう。
ヘルメット団B∶「誰だお前!」
ヘルメット団A∶「私達のアジトで何してんだ!」
紫∶「あら、出会って早々威勢の良い事で。貴方達、此処をアジトっていうけど既にボロボロじゃない?」
ヘルメット団A∶「うっせぇ!さっきボロボロにされたんだよ!」
ヘルメット団B∶「私達は物資の回収に来たんだ!」
紫∶「あら、どうせ回収した所で直ぐやられるのに?」
ヘルメット団B∶「…こんっの!!」
ヘルメット団A∶「てんめぇ!!」
紫に煽られた二人は直ぐ様銃を取り出し撃ち出す。しかし紫は笑顔を浮かべ、近くの柱を利用して避ける。銃弾は直線的だ。銃身を見れば簡単に避けられる。
少し挑発するだけで直ぐ様怒った様に大きな声を上げて威嚇してくるなんて、可愛らしいものね。
そう思い浮かべながら銃を構える。紫は何も考えず、適当に撃った。弾は片方の生徒に向かって飛んでいったが何もない空間へと消えていった。
ヘルメット団B∶「あっはははっ!どこ撃ってんの!」
ヘルメット団A∶「なんだよ下手くそじゃん!」
ヘルメット団B∶「ほらほら、撃たずに此処で突っ立てあげるから当ててみなよ!」
ヘルメット団が侮辱するように笑い、銃を撃つのを止める。どうやら先ほどの一発で下手くそだと侮っているらしい。さっきボロボロにやられた筈なのに随分と慢心しているものだ。
紫はさっきと同じ方向に向かって撃った。今度は身体の力を意識しながら、生徒に弾が当たるように。
弾は空間に飛び出した瞬間、弾は軌道を変え、真っ直ぐと片方の生徒に向かい、額に直撃した。
ヘルメット団B∶「うえっ…??」
ヘルメット団A∶「……はあ!?」
直撃した生徒は衝撃の慣性に従って地面に尻を突き、混乱している。もう片方も何が起こったか分かっていなさそうだ。
ーー成る程、興味深い。
何が起きたか分かっていないということは力の存在、もしくはその使い方を知らない、ということだろう。しかし、確かに彼女達が撃った銃の威力は微かながらに普通に撃つ時よりも威力が強い。
紫∶「無意識の内に使用している……という事かしら?」
紫は成る程成る程、頷き理解を深めていく。そう頷いていると片方が驚愕した声で話しかけて来た。
ヘルメット団A∶「なんだよお前!?何しやがった!?」
紫∶「何をしたって?ただ当たれって思いながら撃っただけよ?」
ヘルメット団A∶「意味わかんねぇよお前ぇぇぇ!?」
二人が紫の返しに混乱し、闇雲に暴れ撃ちをする。……ある程度は分かってきた。そろそろ良いだろう。
紫がスキマを展開し銃弾を回避する。
その光景に驚き、もう片方も地面に尻をついた。先に尻もちを突いているほうにそのまま近付き一発、力を込めて銃弾を放つ。
ヘルメット団B∶「ぐぇ……!?」
ヘルメット団A∶「な、何だよ、それ……」
さて、後もう一人。気絶させちゃいましょう。
紫が振り返りもう一人にゆっくりと近づく。銃はこちらを向けているが、カチッカチッ、と音が鳴るだけで何も反応しない。どうやら丁度弾がなくなったようだ。
ヘルメット団A∶「こ、こっち来るなよぉ…」*7
威勢の良かった声もすっかり消え、怯えたように身体を震わせている。
意味の分からない攻撃に意味の分からない光景、それらにビビり散らかしている様だ。
紫が生徒のヘルメットを取り外す。涙を浮かべ、今にも泣き出しそうだ。
紫がニッコリと笑みを浮かべ、その顔を両手で掴む。
ヘルメット団A∶「ひっ……!」
ヘルメット団A∶「うっ…うぇ、ひぐっ……たしゅけてぇ…」
そのままじぃ~、と顔を眺めていたら泣き出して、遂に助けを求め始めた。完全に意気消沈し、顔を腕で隠して恐怖に怯えている。
まぁ、此処まですればもう良いでしょう。銃を額に合わせ、トリガーを引く。
ヘルメット団A∶「あぐっ……」
バタリ、と生徒は気絶し倒れた。
紫∶「ふふふっ……楽しかったわね」*8
紫はシャーレから持ち出した腕時計を確認した。既に時間は1時半だ。明日の朝は早いだろうし、早めに帰ったほうがいい。
紫∶「さて、時間もそろそろだし、帰るとしましょうか」
紫は実験の結果、また恐怖を収集できた事に満足し、ルンルン気分のままシャーレまで歩いて戻っていった。
第3話 終!
TNT∶平日投稿やったぜ!
TNT∶いやぁ〜紫さん書いてる時がめっちゃ楽しい!
TNT∶もうちょっとストーリーから外した物語作れば良かったかなぁ?
TNT∶まぁもう戻せないしそのまま行くけどね〜