歌譚《サーガ》   作:ベート

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 お久しぶりです。模試があったので投稿が遅くなりました。作者です。

 泣きそう……。ぐすん。なら小説書くなー!! 案件ですが、書きます。書きます(圧

 では、続きをどうぞ!


戦闘訓練後

「言代すっげぇよ! いや、マジですげぇって!」

 

「うん、ホントすっごかった! 近接得意なんだね!」

 

 葉隠を解放し尾白を起こしてモニタールームへ戻ると、クラスのみんなが褒めてくれた。えへへ。

 

「MVPは文句なし! 言代少女だ! 理由はまあ、見たままだな!」

 

 オールマイトがMVPに私の名前を上げた。MVP……! 分かっていたけど、直接言ってもらえるのはやっぱり嬉しい。

 

「言代さん、一つお聞きしたいのですけれど、なぜ鏃状(ぞくじょう)の雷のようなものをビル全体に設置しなかったのですか? ビルに侵入させないという手段もあったのでは?」

 

 八百万さんが手を挙げて、私にそんな質問を投げかけてきた。

 

「んーとね、それも考えてはいたんだけど、あえて侵入させたんだよね」

 

「あ、あえてですか?」

 

「うん。確かに侵入させないのが一番いいんだけど、仮にこれがマジもんの現場だった場合、援軍呼ばれる方が嫌だなって思ったの」

 

「援軍……?」

 

「そう、特に電気系の個性持ちはね。入れない、自分たちでは対処できないってなった場合、それに対処できるヒーロー呼んだり、情報を共有されたり。一度に相手する人数が増えるし、無力化されるし散々でしょ? だからあえて二階以上の設置は甘めにして上の階に誘き出して時間を稼いだの。実際、これならいけるかも! って思ったでしょ?」

 

「「うぐっ」」

 

「な、なるほど……! それともう一つよろしいでしょうか? 葉隠さんを確保した時に思ったのですけれど、なぜ葉隠さんのいる位置がわかったのでしょうか? もしかして見えるのですか?」

 

「いや? 全くこれっぽっちも見えない(・・・・)よ」

 

「「えっ!!」」

 

 ここで葉隠と尾白の驚愕の声が上がった。

 

「み、見えないの!?」

 

「うん」

 

「でも、葉隠さんが言うには、実技試験の時『見える』って……」

 

「あー、それウソ」

 

「「ウソッ!?」」

 

「私、風纏えるでしょ? それの応用。周囲に風を広げることである程度周囲のことがわかるんだー。だから葉隠さんの位置もバッチリ!」

 

「いやそれ、個性の範囲っつーか、応用エグすぎねぇ?」

 

「戦闘が小規模だったことを差し引いても、確かに凄まじいな」

 

 そんな軽い感じで説明された内容に周りは驚愕した。理由は単純、個性の万能性だ。索敵に身体強化、さらに治癒まで行えてなお、まだ底の見えぬ実力。

 

 周りが「強個性やぁ」「チートやチートォ!」「強すぎるだろ……」と話し始めたところで葉隠が声を上げた。

 

「じゃあ! じゃあ……なんで、あの時…………見えるって言ったの?」

 

 が、徐々にその声は小さくなっていった。そんな弱々しい姿を見て魔兎は。

 

 

 

 

 

 

「え? 『見える』って言われた方が安心する(・・・・)でしょ?」

 

 

 

 

 

 

「────え?」

 

「あの時は長々と説明する時間も暇もなかったし、葉隠さんのこと認識しているってことを簡潔に伝えつつ安心してもらうにはあの言葉が一番いいかなって思ったんだけど……」

 

「……すごいね」

 

「そう? あっ、あと、なんか私悪いことしちゃった? 訓練前、会話ぎこちなかったし、他の人の戦闘見てる時もちょくちょく私のこと見てたし」

 

「へあ!? ち、違うの! そういう意味で見てたんじゃなくて……!」

 

「? じゃあ、どういう意味?」

 

「えっと、そのぉ……!」

 

 手袋が忙しなく動き回っていて、焦っているのが手に取るようにわかる。かわちぃ。

 

「お礼が言いたかったのと……その…………かっこよかったから……あ、憧れっていうのかなぁ? 緊張しちゃって……うぅ……っ! は、恥ずかしいよぉ……」

 

 指と指を突き合わせてもじもじし始めた葉隠を見た周りの大半は『(可愛いなぁ)』と癒された。そして魔兎はというと。

 

 

 

「(〜〜〜〜〜〜ッッッ!!?? きゃわぁぁぁぁああ!!!!!!)」

 

 

 

 ──脳を破壊された。

 

「えっ? エ”ッッ!? 可愛い! ちょー可愛いっっ!!!」

 

「ぅえ!? だ、抱きつかないで……! 近いよぉ!」

 

「きゃー!! 可愛すぎる! ほっぺもちもち! もうっ、スリスリしちゃう!」

 

「うひゃぁぁああああ!!!」

 

「は、葉隠ーー!!」

 

「言代さんっ! 落ち着いて!!」

 

「オ、オールマイトォォオオ!!」

 

「私はこういうの専門外だぞ!?」

 

「オ、オールマイトォォオオ!?」

 

 その後、なんやかんやあり二人は落ち着いた。魔兎はオールマイトに叱られた。しゅん……。

 

「なぁ、一つ思ったんだけど」

 

 オールマイトのお説教の後、金髪のチャラそうな男の子──上鳴が魔兎に聞いた。

 

「あの地面にあった変な紋様のやつ? 結局なんだったの?」

 

「あれ? あれはねー、【シャルドー】っていう私の個性の一つで、『結界魔法』なんだー」

 

「結界……魔法?」

 

「『魔法』っていうのは詠唱……決まった言葉を唱えることである現象を引き起こす力。私の『個性』はその魔法を操る能力って思ってくれればいいよ。それでその魔法の効果なんだけど、自分が認めてない人が結界内に侵入した場合、力と動きを強制的に低下させるっていうもので、相手が動き回ればその分だけ効果が重ねがけされるんだよねー。まさに蜘蛛の巣!」

 

「なかなか厄介」

 

「だから動きが遅かったのか……!」

 

「強くね?」

 

「いや? そんなこともない。発動に時間はかかるし、結界外に出れば強制解除、精神力(マインド)もやたらと消費するから実戦的じゃないよ」

 

精神力(マインド)?」

 

「魔法を発動するために必要な『エネルギー』だと思ってくれればいいよ」

 

 その後は私のこと以外にも、尾白くんの格闘戦のセンスの高さや本気を出した全裸になった葉隠さんの厄介さが取り上げられた。

 

 こうして戦闘訓練は終了した。




 いかがでしたか?

 葉隠可愛いねぇ〜!! 最近、葉隠が好きになってきた作者。アニメ見たい……! まだ、最終決戦どころか相澤先生の足がぁぁああ!!?? のところすら見ていないんですよね。オメーはヒロアカオタク失格じゃー!!

 これからも投稿、頑張りますね……! ばいちゃ!
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