第二次スーパーロボット大戦Z Another   作:Dr.クロ

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ZEXISはとある情報を入手した直後、古代の兵士により異界に飛ばされる。


第二十話~冥府への転落、新たな事実~

アナザーゼロとの戦いの後、ZEXISは束の間の休息をしていたが日本の温海に機械獣が進軍してると言う情報を聞き、温海へと向かっていた。

 

その中でANはうーんとある事で唸っていた。

 

ある事とはアナザーゼロとの闘いの後に現れたケビン・マクラーレンと名乗ったアークセイバーの男なのだが…ANには奴が凄く怪しいと感じた。

 

ケビンからインサラウムの新たな情報を得てから釈放した後、ロジャーは彼の様子から芝居ではないと言ったが、立ち会っていたANにとって喋っていた事もそうだが…姿自体が本当のなのかが胡散臭さを感じさせていた。

 

ただ、自分の感性でのであって確証も証拠もないので断言できないがゼロ達には彼の言葉を丸ごと信じて良いとは思えないと言い、ゼロとスメラギ、ジェフリーは彼女の言い分からケビン以外のインサラウムから情報を集めるのもした方が良いと考え、今後もし遭遇したら別の情報を集める事を決めた。

 

AN「(ん~…なんでしょうかね。この嫌な予感は…)」

 

ケビンの事からANは熱海と決まった際に駆け上った悪寒の事を考えていた。

 

なぜか分からないが自分の体の危機と言う確信とも近い第六感が働いたのだ。

 

AN「(一体なんなのでしょうかね……)」

 

もしも気を抜くと離れようとするので温海に何があるのだろうかとANはまた唸る。

 

…そして温海に着いた事でそれは判明する事になるのをANは思い知る。

 

 

アイラ『な、なんですかあれ!?機械を食べてる!?』

 

AN「…………ゑ?」

 

シオニー「あ、ANさん?」

 

隼人からの出撃コールに格納庫に向かっていたANとシオニーはアイラの放送に驚いた後に格納庫に到着して見えた光景に唖然とする。

 

そこではAエクシア達が必死に1つ目の生物から逃げていた。

 

Aエクシア「あぶなっ!?」

 

フェニーチェR「うおっ!?」

 

X魔王「ぬおっ!?」

 

武者「ぎゃああああああ!?」

 

コマンド「喰われるぅうううううう!?」

 

誰もが必死に逃げる様子にシオニーはひいぃぃぃ…と怯える中でふと、隣のANの様子に気づく。

 

ANは汗がダラダラと流し、その顔は青く染まっていた。

 

シオニー「あ、ANさん?顔真っ青ですよ?」

 

AN「ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ……」

 

ブツブツブツブツと震え始めたANにシオニーはあわあわしてると…生物たちは一斉にAN達の方を見る。

 

正確に言うならばANを…であるが…

 

じゅるり…

 

AN「!」

 

シオニー「ひっ!」

 

そして涎を垂らして舌なめずりするのにANはすぐさまシオニーをお姫様抱っこして外へと駆け出し、生物たちは一斉にAエクシア達に目をくれずANを追いかける。

 

その後に到着したレイジ達3人は逃げて行くANと追いかける生物にギョッとする。

 

レイジ「なんだありゃ!?」

 

香鈴「ANの奴、何かに追われているな」

 

ハヤテ「あ、あれは…」

 

自分達と驚きの反応が違うのにレイジと香鈴はハヤテを見る。

 

香鈴「ハヤテ、アレが何か知っているのか?」

 

レイジ「あれはなんだよ?」

 

ハヤテ「あ、あれはケドラです」

 

聞く2人にハヤテはそう言う。

 

香鈴「ケドラ?」

 

ハヤテ「機械を食べて成長する戦闘頭脳です!しかもあいつら、ロボットを操縦できるんですよ!」

 

それに誰もが驚き、ノワールや自身の機体を見るがケドラはいなく、ホッとした後にレイジはふと疑問を抱く。

 

レイジ「ってなんでハヤテがそんなこと知っているんだ?」

 

香鈴「そう言えば…」

 

ハヤテ「いやまあちょっとね…」

 

はははとハヤテは頬を掻きつつ、アニメを見ましたなどと言っても信じて貰えないだろうな…と香鈴の方を見つつ思った後にあれ?となる。

 

ハヤテ「(でもなんでANさんを追っているんでしょうかね?)」

 

先ほどハヤテも言ったがケドラは機械を食べてだからなぜANを追うかをハヤテには疑問しかなかったがとある考えが出来てまさかと目を見開く。

 

ハヤテ「(ANさんが実はロボットだったら…)」

 

 

一方、外に逃げたANは…あしゅらが放った1体除いたケドラ達に追いかけられていた(爆)

 

ANが外に出ると共にマジンガーや他の戦艦に向かっていたケドラ達がすぐさまUターンしてANへと向かって来たのだ。

 

AN「なんで全員こっちに来るんですかー!?食べたいんですか!?そんなに私を食べたいんですかアンタら!」

 

シオニー「え、ANさん今何を言っ…」

 

何時もと違って余裕がないANのにお姫様抱っこされてから顔を赤くしていたシオニーは聞こうとするが余裕がないANは答える余裕がないみたいだ。

 

甲児『な、何がどうなってるんだ?さっきまで張り付いてた奴らが一斉にANさん達に向かったぞ』

 

あしゅら男爵「ば、バカな!?なぜ始祖が此処に!?」

 

それには甲児も戸惑っていたがあしゅら男爵の言葉にすぐさま反応する。

 

甲児「しそ?しそってなんだあしゅら!」

 

あしゅら男爵「まさか奴が存在するとは!ケドラは反応してると言う事は奴は機械に関連する始祖か…何!?」

 

それに甲児はすぐ問うがあしゅら男爵は答えずにぶつぶつ呟いた後に連れて来た機械獣の1体にケドラが1体張り付いて食らっている事に気づく。

 

あしゅら男爵「ば、バカな!?アブドラU6まで食われてるだと!?」

 

シオニー「機械獣を食べてます!?」

 

AN「当たり前でしょ!機械を食べて成長するんだから機械の機械獣も食べるに決まってるでしょ!」

 

それに驚くシオニーにANはそう言う。

 

ケドラ「我は…ケドラ…」

 

ボス『あ、あの化け物…!?』

 

甲児『喋った!?』

 

するとアブドラU6を食べていたケドラが言葉を発したのに誰もが驚く。

 

ケドラ「我はケドラ…ミケーネの…ミケーネの兵士なり…」

 

レイジ「ミケーネの兵士?」

 

ハヤテ「あのケドラはミケーネ人の頭脳でできているんですよ」

 

騎士「なんだって!?」

 

コマンド「つまり、生物の脳みそで誕生した存在って事か!」

 

出て来た言葉に首を傾げるレイジへハヤテは説明し、脳と言うのに香鈴やガンダム達は驚く。

 

ケドラ「滅びよ…ミケーネ以外の全ては消滅せよ…」

 

その言葉と共に光りを発するとANを追いかけていたケドラ達も光り出す。

 

シオニー「ちょっ、これって!?」

 

AN「え、マジ!?」

 

それに2人はまさかと思った瞬間に周囲の空間が歪みだす。

 

AN「くっ!」

 

シオニー「きゃああああああああああ!?」

 

その後にその場にいたZEXISにあしゅら男爵は光に飲み込まれる。

 

 

AN「……何処でしょうか此処は」

 

光が収まったと思ったら見た事もない場所にいる事にANは呟く。

 

周りを見渡すとシオニーがANへと抱き着く。

 

怯えてる様でぎゅうとANに密着する。

 

AN「はいはい、大丈夫ですよシオニーさん」

 

シオニー「ANさん~~~」

 

頭を撫でてあげるANにシオニーは離れたくない様にさらに力を強める。

 

改めてANは周りを見るとタワーやプトレマイオスⅡにマジンガーZと変わったロボットがおり、マクロスクォーターはシェリルやランカ達がいたのもあって離れていたからか巻き込まれていない様だ。

 

甲児『白い…荒野…』

 

AN「まるで砂漠ですね…」

 

自分達がいる場所を呟く甲児にANも呟く中でアイラの声が聞こえて来る。

 

アイラ【何よこれ!?全てのセンサーとレーダーが異常って警告してるわよ!?】

 

フェルト【地形データの照合も不完全ですが、96.8%の確率で、ここが私達の知る地球でない事を示してます…!】

 

その言葉にシオニーはANを不安げに見る。

 

シオニー「ち、地球じゃない!?」

 

AN「まー見るからにそうですよね」

 

困ったもんですとANは愚痴る。

 

その後はシュワルツとAエクシア、フェニーチェの3名が偵察に出て、後のZEXIS面々は待機となった。

 

香鈴「それにしても…似ているな」

 

ハヤテ「え?何がですか?」

 

待っている間に待機していた香鈴がふと言った事にハヤテは首を傾げ、レイジ達も視線を香鈴に向ける。

 

香鈴「この場所、ZOENの周りに似ていないか?」

 

騎士「そう言えば…!」

 

ハヤテ「あ、確かに!」

 

資料として前に見せて貰った事のある光景と似てるのに香鈴に言われて誰もがあっとなる。

 

X魔王「確かにZOENの周りもこんな風景になってたな」

 

レイジ「んじゃあまさかこの世界も次元力を吸い取られたのか!?」

 

コマンド「そこは分からんが、ロクでもない世界なのは確かだな」

 

呟くX魔王のに驚いたレイジへとコマンドが武器の整備をしながらそう言う。

 

シオニー「さっきの奴らは何処行ったんでしょうか?」

 

AN『この世界に居るのは確かなんですけどねぇ』

 

こっちとしては会いたくないですけどねとノワールに引き籠ったANはブルリと体を震わせる。

 

香鈴「……大変だな」

 

ハヤテ「…………」

 

そんな中でハヤテは顎に手を当てて考えていた。

 

ハヤテ「(ANさんがロボット……それなら辻褄があう)」

 

時空振動が起こる前、機械しか食べない筈のケドラがANを追いかけていたのが証拠とも言える。

 

さらに言うならばANはただのロボットではなく、ケドラが他の機械をほっておく程の特別な存在だとハヤテはさらに考えていた。

 

ハヤテ「(そう言えばさっきあしゅら男爵が……)」

 

レイジ「おいハヤテ?何考えているんだ?」

 

呼びかけられてハッとしたハヤテは思考を止めてレイジを見る。

 

ハヤテ「い、いえ。なんでもないです」

 

レイジ「?」

 

香鈴「もしや転移させられた時に何かあったのか?」

 

慌てて手を振るハヤテにレイジは訝しげになる隣で香鈴がそう聞く。

 

ハヤテ「いえ、大丈夫ですよ」

 

そう返すハヤテにそうかと香鈴は聞くのを止める。

 

ハヤテ「(とりあえずANさんの事は後で考えるとするか)」

 

そう言う事にしてハヤテは頭の隅に置いた時にアイラの慌てた声が聞こえて来る。

 

アイラ【た、大変よ皆!】

 

AN「どうかしたんですかアイラさん?」

 

シオニー「もしかしてケドラが出たんですか!?」

 

そうよ!という声の後に映像が流れ、機械獣の大群が映る。

 

さらに先頭にいる機械獣、アブドラU6の額にケドラが張り付いている。

 

シオニー「き、機械獣に張り付いてる!?」

 

AN「機械獣を操っているみたいですね」

 

それにシオニーは驚いた後にANは機械獣の大群を見て言う。

 

コマンド「どうやら俺達よりもやり易い方を選んでああしたみたいだな」

 

レイジ「そうみたいだな」

 

AN「元の世界に戻るにはあの機械獣に付いているケドラに近づかないといけませんね」

 

隼人《各機、出撃だ!こんな所で死ぬわけにはいかんぞ!》

 

香鈴「出撃の様だな」

 

AN「では私達も行きましょう」

 

その言葉と共に各々の機体に駆け込み、出撃する。

 

その際、ANはタワーにあしゅら男爵がいる事に気づく。

 

AN「(おや、なんであそこに…)」

 

甲児『あしゅら…お前はじいちゃんの仇だ。俺はお前を絶対に許さない!』

 

なぜいるかに疑問を持っていると一緒に出撃した甲児があしゅら男爵にそう言い…

 

甲児『だが…俺達も元の世界に戻らなきゃならない!それまでは休戦だ!』

 

AN「(一時の休戦ですか…)」

 

成程といる理由にも納得した後にANは甲児の言葉に感嘆した。

 

AN「(自分の復讐より脱出する為に協力する事を選んだのは早々出来ませんよ。凄いですね甲児さん)」

 

あしゅら男爵「感謝する…!感謝するぞZEXISよ!あのアブドラU6を倒すのだ!奴こそがケドラのマスターだ!」

 

レイジ『あの黄色いのだな!』

 

香鈴『了解した』

 

甲児『良し…!』

 

そう指示するあしゅら男爵に誰もが狙いを大将であるアブドラU6に定めた時だった。

 

X魔王「!?ちょっと待ってくだはい!」

 

コマンド「機械獣とは違う反応…こいつ等は!」

 

AN『なっ!?なんでこの世界に!?』

 

X魔王とコマンド、ANの言葉の後に次元獣の大群と共に1体の機体が現れる。

 

シン『あれは、確かサフィアーダだったか?』

 

クロウ『サフィアーダ…!今度はウェインとか言う奴か!』

 

AN『なんでインサラウムが此処に!?』

 

誰もが突如現れたインサラウムに驚く中でおいおい…とクロウの言葉に不満げなウェインの声がしてくる。

 

ウェイン『ナイトオブナイツはフルネームで覚えられたってのに、俺の方は随分な扱いだな』

 

クロウ『それがお前の格って奴だ』

 

AN『お知り合いで?』

 

ぼやくウェインにそう返したクロウへANは聞く。

 

クロウ『いや、俺はエスターから聞いてね」

 

シン『その時はクロウはいなかったからな』

 

AN『そうなんですか』

 

そう返すクロウのに補足する様に理由を言うシンのにANは納得するとまあいいとウェインはそう言ってからサフィアーダが武器を構える。

 

ウェイン『この地にお前達の墓穴を掘ってやる為に来てたんだ。俺の名は、お前たちを倒した者として墓碑に刻んでやるぜ』

 

ランド『随分と高飛車な野郎だな、おい』

 

メール『やっちゃえダーリン!ああいう恰好付けにはガーンと一発ぶっ飛ばしちゃえ!』

 

レイジ『それは良いな!』

 

宣言するウェインのにランドはそう呟いた後のメールのにレイジもぶっ飛ばすと言うのに共感する。

 

ゲイナー『気を付けてください、ランドさん。レイジ!あいつはインサラウムの幹部です!』

 

クロウ『わざわざ次元の壁をこえて俺達をやりに来たって訳だ』

 

AN『随分としつこいんですね』

 

まあなとANのにクロウは肩を竦める。

 

デュオ『ジェラウドって奴とマルグリットはいねぇみてえだな』

 

香鈴『そのようだな』

 

周りを見てそういうデュオに香鈴が同意する中でANを除いて誰もがウェインの雰囲気に違和感を持っていた。

 

マリン『あいつ…この前とは様子がおかしいぞ?』

 

ロラン『戦う気を失ったんでしょうか?』

 

ウェイン『フッ…お前等に俺の気持ちは分からんさ…分かって貰う気もないがな…』

 

AN「(なんだかかっこつけた台詞ですねぇ)」

 

そう返すウェインのにANはそう言う感想が出たが、ただのカッコつけで言ったセリフではなさそうだと思った。

 

ロジャー『自分をコントロールしろ、クロウ!スフィアに取り込まれれば、この前のジェラウドの時の様になるぞ』

 

クロウ『とは言うが、そんな器用な真似が戦闘中に出来るかよ』

 

AN『んじゃあせめてアレを使わないようにしたらどうです?』

 

青山『ANさんの言う通りだ。今回はSPIGOTは使うな!あれはスフィアの力をダイレクトに使っているからな!』

 

その後に注意するロジャーのに対してそう返したクロウにANがそう提案して青山も念押しする。

 

クロウ『…切り札を使わずにこの怖いもの知らずと戦うのかよ…』

 

ハヤテ『そこは自分たちがサポートします!』

 

呻くクロウにハヤテが言い、デュオもだなと同意する。

 

クロウ『そこまで言われたらやって見るさ、どんな時でも何とかしてみるのが俺の主義だ(それに…エスターを見殺しにした俺にはこの程度じゃ罰にならねえ…)』

 

AN「(ん~…これは少しヤバいですかね?)」

 

軽く言うクロウだがANはそれが無理をしてると言うのが分かった。

 

話に聞いていたがエスターを目の前で変えられたのだからそれは仕方がない。

 

AN「(これはなんとかしませんとね…)」

 

対策をしないとまたスフィアのに飲み込まれるなとANが思考するがそれはすぐさま今の状況をなんとかしてからと切り替える。

 

ケドラ「我はケドラ…ミケーネの兵士なり…我は異文明を滅ぼす為の教育を戦闘頭脳なり…故に全てを滅ぼす…滅ぼす…滅ぼす…」

 

コマンド「自分達の国以外の文明は破壊するってか?」

 

レイジ『敵を殲滅するだけの戦闘頭脳ってことか』

 

香鈴『そのようだな』

 

静観していたケドラから出て来たのに気に入らない声でレイジが言い、香鈴も同じように見る。

 

ウェイン『デタラメを言ってくれるぜ、化け物が!〝ここ”で好き勝手を許す訳にはいかねえんだよ!』

 

AN「(ここで?まるで大切な場所のような言い方……)」

 

出て来た言葉にANは疑問を持つ。

 

普通ならばここでなんて言うのは合わないのだがウェインの様子からして思い入れのある所なのかとANの頭に引っかかる。

 

ウェイン『覚悟しやがれ、化け物マシン!ZEXISと一緒に貴様達も俺が葬ってやる!』

 

騎士「むっ、これマズイのではないのか?」

 

ハヤテ『もしケドラがやられたら!』

 

刹那『俺達は帰還の術を失う事になる…!』

 

隼人《各機、インサラウムとケドラの両方を迎撃しろ!だが、あのアブドラU6だけはインサラウムに倒させてはならない!》

 

そう宣言するウェインのに隼人はすぐさま指示を出す。

 

AN『なら両方が会わないように分断させましょう!』

 

甲児『良し!ケドラは任せてくれ!』

 

武者「インサラウムは拙者たちに任せよ!」

 

そう言葉を交わし、それぞれ戦う相手と向き合う。

 

ケドラ「我の名はケドラ…我が文明以外は全て排除する」

 

ウェイン『黙れよ、化け物!貴様に俺達を排除する資格があると思うな!』

 

甲児『行くぜ、ケドラ!インサラウム!俺達は元の世界に帰る為に戦うぞ!』

 

その言葉と共にそれぞれの戦いが始まる。

 

AN『まずは雑魚を片付けましょう!』

 

シオニー『は、はい!』

 

まずは兵隊の方を倒す事にしたZEXISはアブドラU6をマジンガーZに、サフィアーダをブラスタとガンレオンに任せて立ち向かう。

 

コマンド「行くぜハヤテ!」

 

ハヤテ『はい!!』

 

向かって来る次元獣のカッターなどの遠距離攻撃をコマンドが撃ち落とし、隙が出来た所をゴッドマスターが格闘戦で倒して行く。

 

Aエクシア「行くぜ~!」

 

刹那『はぁっ!』

 

ズバズバッ!

 

一方でAエクシアとダブルオーが機械獣もろとも両断して行く。

 

AN『おーおー、どんどん減っていきますね』

 

シオニー『そ、そうですね…』

 

それに次元獣を撃ち抜きながら感嘆するANにシオニーが同意する間にクロウとウェインは接敵する。

 

クロウ『こんなところまで出張って来るとは、仕事熱心なことだ!』

 

ウェイン『それはこっちの台詞だぜ…どういう手段を使ったか知らんが、お前達は許されないことをした!』

 

AN「(許されないこと?)」

 

出て来た言葉にANは再び違和感を持つ。

 

ここは彼らと関連してるのだろうか…と思考する。

 

ウェイン『俺の…俺達アークセイバーの誇りにかけて、ここでお前達を叩く!徹底的にな!』

 

ランド『おっと、そう言うのはやらせないぜ!』

 

そう言ってブラスタを攻撃しようとしたサフィアーダをランドとメールが乗るガンレオンが持っていたジャイアントジャレッチで受け止める。

 

ウェイン『こいつもDエクストラクターを持ってやがるか…』

 

メール『ガンレオンはトラクターっていうより、ブルドーザーだよ!』

 

シオニー『意味が違います;』

 

呻くウェインのにメールのずれた発言にシオニーはツッコミを入れる。

 

ウェイン『笑わせてくれるぜ、お嬢さん!こいつはどう見ても破壊用のマシンだろうがよ!』

 

その言葉にランドはカチンとなる。

 

ランド『お前って男は…!!』

 

ウェイン『なんだ!?奴の気が膨れ上がっていく!?』

 

メール『あちゃ!ドンピシャで地雷踏んだ!』

 

ハヤテ『地雷?』

 

驚くウェインに対して呆れるメールの言った事にハヤテが首を傾げてる間にガンレオンはジャイアントジャレッチを地面にガツンとぶつけてから吠える。

 

ランド『覚悟しろよ、お前!俺をザ・クラッシャーと呼んだお前にザ・ヒートの生き様を見せてやる!!』

 

ウェイン『そんな名前で呼んでねえよ!?』

 

アイラ《確かに呼んでないわね;》

 

AN『あはははは;』

 

破壊と言うのに敏感なんだなとサフィアーダを圧倒しているガンレオンを見て誰もが思った。

 

AN『さて、あちらのほうは……』

 

ちらりと機械獣の方を見る。

 

そっちではデスティニーGSとフェニーチェRとデスサイズにビッグオーなどの面々が押しててマジンガーZはアブドラU6とタイマンを果たしていた。

 

ケドラ「我はミケーネ以外の文明は全て破壊する…」

 

甲児『うるせえ!そんなふざけた事を吹き込まれたお前はこの多次元世界に存在しちゃいけねぇんだ!お前みたいに他人を認めようとしない奴は争いの火種でしかない!だから、俺達が退治してやるぜ!』

 

AN「(他人を認めようとしない奴ですか……)」

 

自らの文明以外を全て破壊しようとするケドラに対しそう叫んだ甲児にANは確かにと頷く。

 

AN「(……ですが似たような事を人はするんですよね)」

 

悲しい事だが、人も人で全てを破壊しようとする存在は存在する。

 

それは人以外にも限らず存在するのだ。

 

AN「(ホント、これには頭を悩ませますね)」

 

ANはそう考えながら襲って来た次元獣を撃ち抜く。

 

それによりインサラウム側はサフィアーダを残して殲滅された。

 

クロウ『後はお前さんだけだな』

 

ウェイン『ちぃ!』

 

AN『ところで少し貴方に聞きたいことがあるんですがいいでしょうか?』

 

突き付けるクロウのに呻くウェインへとANは問う。

 

ウェイン『聞きたいことだと?』

 

AN『ええ。貴方達の主である皇子の事ですよ』

 

なんだと?と眉を顰めるウェインにANは続ける。

 

AN『ある人から貴方達の皇子は怒るととんでもない残虐性を見せると聞いたんですよ』

 

ウェイン『はぁ?なんだそのデマは?あの皇子が怒ると残虐だと?嘘も程々にしろよ』

 

そう問うANにウェインは心底呆れた顔で返す。

 

AN『ではあの皇子が父親を殺したというのは?』

 

ウェイン『それこそふざけた事を!あの方はガイオウと戦い!戦死したんだ!』

 

続けての問いにはウェインは怒気を含ませて叫ぶ。

 

ロジャー『我々が聞いたのと全然違う…!』

 

AN『おかしいですねぇ。これはそちらの第三師団所属のケビンさんから聞いた話なんですけど』

 

ウェイン『ケビン?おい、そいつのフルネームは?』

 

その言葉に誰もが戸惑う中でANがそう言うとウェインは聞く。

 

AN『ケビン・マクラーレンです』

 

ロジャー『階位は騎士候第三位と言っていたぞ』

 

そんなウェインのに対してANとロジャーは答える。

 

ウェイン『……誰だそいつは?全員を把握なんてしてねえが俺が知る限りケビン・マクラーレンと言う名前の奴は騎士候にも、さらにはアークセイバーにはいない』

 

勝平『ど、どう言う事だよ!?』

 

ハヤテ『ANさん、もしかしてこれは…』

 

AN『ふむ…騙されたって事ですね。とんでもない大嘘吐きね』

 

告げられた事に誰もが驚き、ANが呟く中でサフィアーダは距離を取る。

 

ウェイン『本当はこう言うのをしたくねえが旦那に報告する事が出来ちまった…勝ちも負けもならずにここを立ち去る自分を許せねえが…』

 

そう言い残すとサフィアーダは消える。

 

ロックオン『なんだったんだ、あいつ…?』

 

五飛『奴は奴なりの覚悟と誇りをもって、この戦いに挑んだようだが…どうやらANとの会話でそれを置く程のを知ったみたいだな』

 

シオニー『大嘘吐き…まさか…』

 

AN『?どうかしましたシオニーさん?』

 

それにロックオンは不思議そうに呟く隣で五飛はそう評する中でシオニーはANの呟きで思い当たるのかぼそりと呟いたのにANが聞く。

 

シオニー『い、いえ。なんでもありません』

 

AN『?』

 

誤魔化すシオニーにANは首を傾げるがロジャーや一部のメンバーだけは彼女の思った事を察せた。

 

大ウソつきで嘘と感じさせない人物…

 

ロジャー「(もしこれが正しいのなら…あの男はまだ生きている事になる…自身の死を嘘を付いて…)」

 

シオニー『………もしかして生きているの……アイム……』

 

ポツリとシオニーが呟く間に機械獣はアブドラU6を残して殲滅されていた。

 

甲児『くらえ!光子力ビーム!!』

 

放たれたビームはアブドラU6に炸裂し、アブドラU6は倒れる。

 

ケドラ「我の名はケドラ…倒れる事は許されない!」

 

だが、ゆっくりと起き上がり、マジンガーZを見る。

 

ジロン『正真正銘の化け物かよ!」

 

フェニーチェR「光子力ビームをくらっても立ち上がるとは…」

 

AN『なかなかしぶといですね』

 

甲児『だが動きは止まった!あしゅら!』

 

あしゅら「おう!今こそ好機!」

 

それにANが呻く中で甲児があしゅら男爵を呼びかけるとあしゅら男爵も応えてタワーから飛び出してアブドラU6へと駆け出す。

 

甲児『ロケットパーンチ!』

 

合わせる様にマジンガーZはロケットパンチを放ち、放たれたロケットパンチがアブドラU6に炸裂した後にケドラへと向けてあしゅら男爵は連続蹴りを浴びせて行き…

 

あしゅら男爵「でやぁぁぁぁぁぁ!」

 

最後にパンチを叩き込む。

 

アイラ《生身で機械獣にダメージを与えた!?》

 

AN『いやー敵ながら凄いですね』

 

あしゅら男爵「ケドラよ!我こそはミケーネの巫女、イゾルデ!我こそは神官、トリスタン!次元の門を開けよ!我らの帰還の為…ミケーネの為に!」

 

それにアイラは驚き、ANが感嘆する中であしゅら男爵は告げて命令する。

 

ケドラ「全てはミケーネの為…」

 

その言葉と共にアブドラU6の体が輝き出し、周囲が歪み始める。

 

アイラ《これは!》

 

シオニー『あわわわわ!?』

 

甲児『やったのかあしゅら!』

 

あしゅら男爵「ZEXISよ!もうすぐ次元の扉が開く!」

 

隼人《各機はタワーに集結せよ!》

 

問う甲児にあしゅらはそう告げると隼人が指示を出し、戦艦を中心に集まる。

 

あしゅら男爵「さあ、ケドラよ!今こそ、扉を開け!」

 

ズドォオン!

 

そう指示した瞬間、アブドラU6の一部が爆発する。

 

あしゅら男爵「ぬあ!?」

 

甲児『どうした、あしゅら!?』

 

AN『まさか機械獣の方が限界に!?』

 

起こった事態に驚くZEXISにあしゅらは焦った様子で言う。

 

あしゅら男爵「い、いかん!ケドラのダメージが想像以上だった!次元の扉は開くだろうが、転移先まで指定が出来ない!」

 

武者&コマンド「何!?」

 

騎士&ガロード「何だって!?」

 

レイジ『また別の世界に飛ばされるのか!?』

 

香鈴『何か方法はないのか?!』

 

告げられた事に誰もが驚き、香鈴が聞く。

 

あしゅら「無理だ!この状況では飛ばされる直前にいた所に戻るには何か切っ掛けがなければ!」

 

AN『切っ掛けですか…』

 

誰もがどうすれば…と考えていた時だった。

 

全員の耳に歌が聞こえて来たのだ。

 

レイジ『この歌は……』

 

香鈴『む……?』

 

アルト『ランカだ!これはランカの歌だ!』

 

レントン『どうして、ランカさんの歌がここで聞こえるんだ!?』

 

誰もが聞こえて来た歌に驚く中であしゅらも反応していた。

 

あしゅら「な、何だ!?いや、私は知っている…!この歌を知っているぞ!!』

 

AN「(へ?知ってるって……)」

 

出て来た言葉にANはどういう意味だ…と思ったら…曲調が変わる。

 

正太郎《歌が変わった!?》

 

ミシェル『この歌は!』

 

ピエール『ファイヤーボンバーの『TRY AGAIN』だぁぁぁぁ!』

 

ハヤテ『バサラさんも歌っているんですね!』

 

流れて来たのにすぐさまピエールが反応して言う

 

あしゅら男爵「この次元を超えるエネルギーは…!おお、これを辿れば帰れるぞぉぉぉぉぉ!!!」

 

その言葉と共にアブドラU6が強く輝いた後に辺りを白く染める。

 

そして光が収まった後にはメンバーの目に熱海の街並みが入る。

 

甲児『ここは…!』

 

ボス『あ、熱海の街だ!』

 

シオニー『戻ってこれたんですね!』

 

AN『そうですね』

 

それに誰もが喜ぶ。

 

そしてマクロスクォーターと斑鳩が目に入る。

 

シェリル《アルト!》

 

ランカ《アルト君!》

 

アルト『シェリル、ランカ…!それにこの歌は…俺達は熱気バサラの歌に導かれて、帰って来られたのか…』

 

AN『ええ、その通りです』

 

自分を呼ぶ2人から歌っているバサラのを聞きながら呟いたアルトのにANは肯定する。

 

フェニーチェR《創造主、少し話が…》

 

AN《ん?》

 

すると個人通信をして来たフェニーチェRにANは首を傾げるとこれを…という言葉と共に画面に映像が映される。

 

それは荒れ果てた建物であった。

 

AN《この建物は…?》

 

フェニーチェR《探索していた際に見つけたのだが…気になったのはここだ》

 

そう言って映像がズームインされて紋章の様なのが見えた。

 

その紋章にANはんーと唸る。

 

AN《この紋章は…インサラウムのですよね?》

 

フェニーチェR《これを見つけた時、俺はあの世界がどんな所だったか想像できた。ジェフリー艦長やスメラギ艦長達に伝える前に創造主だけ見せてから彼らに伝えるべきだと判断してこうして個人通信で報告している》

 

AN《なるほど……これで彼が怒っていた理由も分かりましたよ》

 

報告を聞きながらANはウェインがなぜ怒っていたかを理解する。

 

フェニーチェ《それでどうする?これは伝えるべきか?》

 

AN《んー……しばらくは黙っていましょうか》

 

問うフェニーチェRにANは少し思考してそう言う。

 

フェニーチェ《やはり証拠は俺が見つけたのだけだからか?》

 

AN《ええ。もう少し証拠を見つけないといけませんねこれは》

 

了解したの返答と共に通信を終えるフェニーチェを見てからANはふうと息を吐いて空を見上げる。

 

AN「( やれやれ、厄介な事になってきましたね)」

 

戻れた事で喜ぶZEXISの中でANは1人、見える星空を見て息を吐くのであった。

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