第二次スーパーロボット大戦Z Another   作:Dr.クロ

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アロウズが衛星兵器を使って攻撃を仕掛けたのを聞いたZEXISは衛星兵器を破壊する為に行動を開始する。


第二十七話~メメントモリ攻略戦~

前回、新たにZちゃん達が加わった所でアロウズの衛星兵器を破壊する為にZEXISは囮と衛星破壊の2チームに別れ、AN達は衛星破壊のに加わった。

 

Zちゃん「まさか宇宙に来るなんてね…」

 

シオニー「来た事無いんですか?」

 

グレンダさん「流石に宇宙は初めてね」

 

ガールズ男爵「私達が活動するのって主に街ですし」

 

ガールズガラダ「と言うかこういうの新鮮だよな~」

 

ガールズダブラス「なの~♪」

 

なんとも言えない顔をするZちゃんのにシオニーが聞いてグレンダさんとガールズ男爵が答え、ガールズガラダとガールズダブラスは楽しそうに言う。

 

ドモン「楽しんでる場合ではないぞ。衛星兵器をなんとかしなければいけないのだからな」

 

ハヤテ「そうですよね……なんであんなのを使うんでしょうか」

 

そんなメンバーへと注意するドモンの隣でハヤテが呟く。

 

AN「仕方ないですよ。人は戦いに勝つためには強力な兵器を開発しちゃう生物ですし」

 

ハヤテ「そう言われると悲しいですよね」

 

ドモン「……ハヤテの気持ちやANの言い分も分かる…だが今回のは無差別に命を散らすデビルガンダムとはまた違うあってはならない兵器だ。絶対に破壊しなければならない」

 

ガールズ男爵「そうよね!あんなのあったら地上の人達に迷惑だし!」

 

肩を竦めて言うANや悲しそうに言うハヤテの呟きに対してドモンはそう返した後にガールズ男爵のに苦笑する。

 

ガールズダブラス「ここから私達のビームで溶かせないかな?」

 

ダブラスM2(左)「流石にそれは無理だろ…」

 

ダブラスM2(右)「なあなあANの姉さんや。長距離攻撃とかできねえ?」

 

レイジ「流石に無理じゃね?」

 

アイラ「そうよ。流石のANさんでも…」

 

そう言うガールズダブラス達のにレイジとアイラが否定し…

 

AN「できますよ?」

 

シオニー「できるんですか?!」

 

あっさり言われた事にシオニーやアイラは驚く。

 

香鈴「だが一体どうやって…」

 

AN「ARISHIA、スナイプモード」

 

その言葉の後にANは画面を展開して見せる。

 

するとARISHIAが変形してる所であった。

 

Zちゃん「変形できるの!?」

 

AN「勿論です!変形はロマンですから!」

 

ハヤテ「あ、そこは分かります」

 

デュオ「おいおい!さっきの揺れなんだよ!」

 

クロウ「敵襲って訳じゃなさそうだが一体なんだ?」

 

驚くZちゃんの後にそう返したANにハヤテが同意した後に一緒に乗っていたデュオとクロウと香鈴が来る。

 

AN「あ、すみません。ARISHIAをスナイプモードに変形させてました」

 

香鈴「そんな機能あったのか;」

 

クロウ「あんた…ホント驚くのが疲れて来たぜ」

 

デュオ「突っ込むのも疲れるな…」

 

返したANのにデュオは脱力してそう言う。

 

AN「まあこれで遠くから射撃できますよ」

 

グレちゃん「一気に破壊して行けるね」

 

デュオ「いや、流石に無理だろ;」

 

シオニー「敵に気づかれませんか;」

 

そう言うグレちゃんのにデュオがツッコミを入れてシオニーも冷や汗を掻いてると通信機が鳴る。

 

誰からかなとANが出るとスメラギが出る。

 

スメラギ《いきなりそちらの艦が変形したのは何があったの?》

 

AN「あーちょっとスナイプモードに変形させていまして。これで長距離射撃しようかなと」

 

聞くスメラギに対して、ANは答える。

 

スメラギ《なら丁度良いわ。次元獣を手名付けてるのもあったからあなたに協力して貰おうと思っていたからもう1つ手伝って貰えると嬉しいわ》

 

AN「もう一つですか?」

 

ハヤテ「なんですか?」

 

告げられた事にANとハヤテが首を傾げる中でスメラギは詳細を説明する。

 

ソーラーアクエリオンの無限パンチで強襲し、混乱してる所をプトレマイオスⅡがソレスタルビーイングの4機のガンダムと共に突撃し、衛星兵器を壊すと言うのだ。

 

その強襲の際にARISIAからも攻撃して貰い、尚且つ、ギガ・アダモンの次元を切り裂いて道を作り出すのを利用し、不意打ちを仕掛けると言うのだ。

 

AN「(ふむ、なかなか良い作戦ですね)」

 

確かにそれならば相手も混乱し、付け入る隙が出来るとANは納得する。

 

AN「良いですよ。その作戦で行きましょう」

 

スメラギ《ありがたいわ。合図を出したら一緒に攻撃して、その後に奇襲をお願いするわ》

 

了承するANのにスメラギは礼を述べて合図を送ったらお願いしますと通信を切る。

 

AN「さてそれじゃあ準備を始めますか」

 

ハヤテ「はい!」

 

ドモン「うむ!」

 

誰もが頷いた後にそれぞれの機体へと向かう。

 

 

 

 

少し時間を飛び、クーデターの演説を聞いてさらにZEXISも何も出来ないと笑っていたリントは突然の戦艦轟沈に驚いていると…

 

パリィィィィィィィン!

 

近くの空間に裂け目の様なのが現れた後にそこからリ・ブラスタを先頭にARISIAに乗っていた面々が飛び出して攻撃を仕掛ける。

 

リント「ぜ、ZEXIS!?どうやって!?」

 

驚いた後に早く攻撃を、と言う前に突撃して来るプトレマイオスⅡに気づく。

 

クロウ『いやー、怖い位に上手くいったもんだ』

 

AN『ですねー。スッゴい役に立ちますよこの子』

 

攻撃しながらそう漏らすクロウにANもギガ・アダモンの能力に改めて驚嘆するのであった。

 

コマンド「撃たれるまでの時間がねえ、あいつ等が隣接するまでの間に敵をあらかた減らすぞ!」

 

ハヤテ『はい!』

 

レイジ『おう!』

 

向かって来たトーラスにナイフを突き立てながら言うコマンドのにハヤテとレイジも同意して迎え撃つ。

 

デュオ『この調子なら上手く行くだろうが…』

 

香鈴『なんか嫌な予感がするな…』

 

フェニーチェR「どうやらその予感は大当たりの様だ」

 

迎撃しながらそう漏らすデュオと香鈴のにフェニーチェRが答えた後、3機の機体が現れる。

 

2体はかつてアロウズで見たMSでもう1体はモビルアーマーであった。

 

AN『あれは…!』

 

刹那『イノベイターが来たか!』

 

ドモン『イノベイター?』

 

ハヤテ『簡単に言えば悪い奴らです!』

 

初めて会うドモンにハヤテがそう言う。

 

ドモン『成程、通りで嫌な気配を感じさせる訳だ』

 

格闘家として直感からそう呟くドモンのにハヤテも同意する。

 

するとモビルアーマーがプトレマイオスⅡへと突撃する。

 

Aエクシア「奴の狙いはトレミーか!」

 

ハヤテ『そうはさせませんよ!』

 

それにアクエリアスは向かおうとした時…戦闘地域に新たな機体が現れる。

 

それはガンダムで、ZEXISの面々に見覚えのあるのであった。

 

刹那『あのガンダムは…!』

 

ハヤテ『vガンダム!と言う事はアムロさん!』

 

アムロ『いけ!フィン・ファンネル!!』

 

その言葉と共にνガンダムのバックパックに装着されていたフィン・ファンネルが飛び出し、攻撃しようとしていたイノベイターのモビルアーマーを攻撃する。

 

???『くっ!なんだ、この脳粒子波は…!?』

 

ドモン『あのガンダムは?』

 

クロウ『俺達の仲間の1人さ』

 

AN『ガンダム知ってる人なら必ず知ってる人です』

 

初めて見るので聞くドモンにクロウが答え、ANが付け加える。

 

アムロ『聞こえるかソレスタルビーイング!これより、そちらを援護する!』

 

スメラギ《アムロ大尉…!今まで、どこに!?》

 

AN『ってその様子だと時間が無いみたいですね』

 

通信をしてきたアムロにスメラギは聞くがANがアムロの様子からそう言う。

 

アムロ『その人の言う通りだ!イノベイターは、あれを低軌道ステーションに向けて、発射するつもりだ!』

 

武者&コマンド「何!?」

 

騎士「なんだって!?」

 

レイジ『おいおい待てよ!?確かあそこには!?』

 

ハヤテ『まだ沢山の人達が居るんですよ!?バカなんですかあいつらは!?』

 

アムロから告げられた事に誰もが驚愕する。

 

実はと言うとアムロが言った低軌道ステーションでクーデターが起こり、それにより大勢の市民が人質になっているのだ。

 

アレルヤ『確か6万の人がいるのに!?』

 

AN『人質ごと殺るつもりですかアロウズは!何処まで屑なんですかあの組織は!』

 

クロウ『きっと奴らはクーデターを起こした奴に罪を擦り付ける気だな』

 

スメラギ《だから一掃すると同時に人質になってる市民の口封じもする気なのね…!》

 

顔を歪めるANのにクロウとスメラギも卑劣な手に唇を噛む。

 

???2『その通りだよ、ソレスタルビーイングにZEXIS』

 

???3『それが一番手っ取り早い方法だものね』

 

アムロ『お前達は…!確かリヴァイヴとヒリングだったな!』

 

AN『ああ、あの登場しただけのコンビですか』

 

通信をして来たイノベイターにアムロは言い、ANも初めてモビルドールを見た時に現れたのだと思い出す。

 

???3→ヒリング『ムカつくよ、アムロ・レイ!リボンズのお気に入りだからってさ!そしてそこのあの男が言っていた女もね!』

 

???2→リヴァイヴ『その彼が、ここにいると言う事は、リボンズの下から逃げ出したと言う事か』

 

AN『リボンズの元からって…まあそれは後で聞くとして』

 

デュオ『と言うかあの男ってもしかして!』

 

カトル『ANさんが追っているエルクと言う男の事ですか!』

 

2人の口から出て来た言葉に誰もが驚く。

 

AN「(アイツ、リボンズと手を組んでいたんですか…少し厄介ですね)」

 

刹那『アムロ大尉、あなたはイノベイターの所にいたのか?』

 

アムロ『その話は彼女の言う通り後にしろ。刹那、お前が奴らを止めるんだ』

 

頭を抱えるANを知らずにアムロへと質問した刹那は返された事に分かったと頷く。

 

ハヤテ「(それにしても何故アムロさんはリボンズの所に…?)」

 

ドモン『ハヤテ!ぼーとするな!』

 

その中でハヤテはある事を考えていてドモンの言葉の後に我に返って慌てて向かって来たモビルドールのトーラスを蹴り飛ばす。

 

ハヤテ『すみません!ハァッ!』

 

謝罪してから別のを蹴り飛ばす。

 

そこにマクロスクォーターとARISIAが到着し、マクロスクォーターから続々と出撃する。

 

アムロ『クォーターも来たか』

 

AN『ARISIA!スナイプモードに!』

 

アムロが呟いた後に元に戻っていたARISIAは再び変形する。

 

カミーユ『アムロ大尉!』

 

シン『一体どこに行ってたんだあんた?』

 

アムロ『説明は後だ!まずはメメントモリを止めるぞ!』

 

スメラギ《各機へ!メメントモリは狙いを低軌道ステーションに定めているわ!》

 

ジェフリー《タワーの市民ごと、クーデター一派を排除する気か!》

 

AN『はい!なのでもう時間ありませんのでARISIAで破壊しますから援護お願いします!』

 

所在が不明だったのでそう声をかける2人にアムロは言ってからANの言葉に誰もが気を引き締める。

 

スメラギ《メメントモリを正確に破壊する為にも接触しての構造の分析が必要になる。トレミーが指定ポイントに到達して分析が完了したらANさんはすかさず指名した所を攻撃して》

 

AN『了解!』

 

X魔王「分析した所!4分以内に行かんとアウトぜって!」

 

ジェフリー《各機!プトレマイオスⅡを援護せよ!》

 

ハヤテ『了解です!!」

 

レイジ『おう!』

 

その言葉と共にプトレマイオスⅡに群がって来る敵の迎撃に入る。

 

シオニー『近づけさせません!』

 

ハヤテ『ここから先は通しません!』

 

誰もが撃退する中でイノベイターのモビルアーマーをノワールゼロとνガンダム、リ・ブラスタ、ダブルオーライザーが相手をする。

 

???『くらえ!』

 

アムロ『当たるか!』

 

AN『はあっ!』

 

放たれるビームをノワールゼロとνガンダムは避けた後にビームを放つ。

 

???『くう!このデヴァイン!そう簡単にはやられはせんぞ!』

 

クロウ『わりぃがそれは俺達もだ』

 

刹那『お前達の企みを潰す為にやられたりはしない!』

 

AN『解析の方はどうですか!』

 

モビルアーマーのパイロットの言葉にクロウと刹那が返した後にANが無事に指定ポイントに到達したスメラギ達に問う。

 

スメラギ《後もう少しで!》

 

デヴァイン『させん!させんぞ!!』

 

それに対し、モビルアーマーは先ほどやりかけた突撃を仕掛けようとするがダブルオーライザーと合流したアメイジングエクシアが阻む。

 

刹那『そのセリフは!』

 

Aエクシア「俺達のセリフだぜ!!」

 

その言葉と共にそれぞれのGNソードがモビルアーマーを両断した。

 

デヴァイン『ブリング…すまない!』

 

ドカーーーン!!

 

それによりモビルアーマーは爆発四散した。

 

リヴァイグ『潮時か!この僕がここまで追いつめられるとは…この屈辱、忘れないよ!』

 

ヒリング『今度は絶対に負けないからね!』

 

その言葉を残してリヴァイグとヒリングは撤退する。

 

AN『スメラギさん、残り2分切りました!』

 

スメラギ《もうすぐ!》

 

コマンド「む!気を付けろ!真っ先に逃げてった戦艦の1隻が戻って来るぞ!」

 

ハヤテ『ええ!?』

 

するとコマンドが警告した直後に戦艦が飛んで来る。

 

リント《勝ったと思ったら、大間違いですよ!お前達にメメントモリ発射の邪魔はさせません!》

 

X魔王「しつこいお方は!」

 

香鈴『どうする!』

 

こうします!と香鈴の言葉に背中のバックパックを展開してから右手でハイパーサテライトキャノンを構えて狙いを定める。

 

X魔王「これがワテのサテライトキャノンを使った必殺技!魔王・月閃光!!」

 

咆哮と共に強力な砲撃が放たれ、戦艦を包み込む。

 

リント《ば、馬鹿な!馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ》

 

断末魔と共に戦艦は爆発四散する。

 

エイジ『す、すげぇ…』

 

ハヤテ『それより時間が!』

 

フェルト《構造分析、完了!ノワールゼロにデータを転送します!》

 

スメラギ《急いでANさん!》

 

その威力にエイジや他のメンバーも驚く中で完了の言葉と共にノワールゼロの画面に送られて来る。

 

AN『ターゲットロックオン!ファイヤー!!!』

 

その言葉と共にARISIAから強烈なビームが指定された場所を貫いた。

 

ハヤテ『やった!』

 

刹那『いや、駄目だ!!』

 

それにハヤテは喜んだが刹那の言葉にすぐさまメメントモリを見る。

 

フェルト《メメントモリの共振部、大破!ですが、発射が止まりません!!》

 

スメラギ《間に合わなかったの!?》

 

AN『(っ、少し遅かったですか!)いや待て…これは…ちっ!やられました!フェルトさん!このデータ、我々が到着する少し前に()()()()()()()()()()()()()()()()!』

 

武者&コマンド「何!?」

 

騎士「何だって!?」

 

ハヤテ『ど、どういうことですか!?』

 

報告にすぐさま確実狙った筈なのにどうしてと調べた結果のに舌打ちして言う。

 

AN『言った通りですよ!このデータなら確かにメメントモリを破壊出来ますが…チャージされてる状態で破壊しても崩壊する前に発射出来る様に書き換えられてたんですよ!』

 

ジェフリー《そんな事をアロウズにも気づかれずに出来ると言う事は!》

 

ハヤテ『まさかこれをやったのは……!』

 

クロウ『エルクって野郎の仕業か!』

 

顔を歪めて言うANのにクロウが代表して言う。

 

その間にもメメントモリのエネルギーチャージは止まらない。

 

Aエクシア「駄目だ発射される!」

 

刹那『止めろォォォォォォォォォ!!!』

 

早めに崩壊をとダブルオーが攻撃を仕掛けるる事で崩壊が早まったが……

 

ビューーーーン!!

 

無慈悲にも、メメントモリからレーザーが発射された。


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