新約: サザエさん あるいは或るやべー家族の記録 作:青梅子
カツオ 今日はサッカーの気分
サザエ あなたのためですもの
波平 どこのどなたですか
は カツオくん…って回でしたね…
## 【機密記録】あさひが丘場所休場事変:カツオ・サザエ・波平の「モーニング(朝)ブルーアイズ(青)ホワイトドラゴン(龍)」の3本立て
絶対首領・波平の査問を「腰痛」の虚偽報告で回避し、裏のサッカー利権へと興じる若頭候補・カツオ。
あさひが丘を揺るがした欺瞞の全貌がここに開示される。
* カツオ 今日はサッカーの気分:
「組織の監査の目を欺き、深夜のピッチを疾走する」という、重傷を偽装した若頭候補が、他組織との裏サッカー利権に興じる状況説明。
シンジケートの最高幹部会議。カツオは車椅子に乗り、コルセットを巻いて痛々しく「バカモンと叱られる以前に、腰の骨が完全に砕けました」と涙を浮かべていた。
しかし、その夜。彼はギプスを投げ捨て、闇組織が主催する高額の賭けサッカーのピッチに立っていた。無表情なヒットマン・中島からの正確なクロスを、見事なバイシクルシュートでゴールネットに突き刺し、背番号7のレジェンドばりのガッツポーズを決めるカツオ。
だが、その華麗なボレーシュートを決めた瞬間、スタンドの闇からバズーカ級のフラッシュが焚かれる。
「しまった、フリーの工作員(週刊誌記者)に撮られたか!」と冷や汗を流しながらも、持ち前の知略で逃走を図る、若き仮病の天才の綱渡りを描いた一幕。
* サザエ あなたのためですもの:
「品格なき若頭に、シンジケートの未来を名乗る資格などない」という、カツオの不祥さを大義名分に、夫マスオの地位を押し上げるため横審の“鉄の女性脚本家”の如く冷徹に糾弾する絶頂期の描写。
翌朝、カツオの裏サッカーがスクープされるやいなや、サザエは組織の「品格」を審査する最高監査役、すなわち角界に物言うあの辛口女性委員のポジションとして電撃的に動いた。
身内の不祥事を揉み消すどころか、これを絶好の好機と捉え、カツオを若頭の座から引きずり下ろすための弾劾告発状を波平に突きつける。いつもの黄色いカーディガンを翻し、幹部会に乗り込んだサザエは、「あさひが丘の若頭たる者、横綱のような品格を重んじなさい。金庫番のマスオさんを見習うべきよ」と氷のような宣告を行う。
だが、あまりに激しく凄んだ拍子に、抱えていた特大の告発状(回覧板)を自分の足の小指に思いきり落とし、「ふぎゃあああ!」と悶絶。涙目で顔を真っ赤にしながらも、「マスオさんを, 次の若頭に…」と執念の血走った眼光で波平を睨みつける、最強の監査役の野心を描いた一幕。
* 波平 どこのどなたですか:
「病名が真実を語る時、絶対首領の査問は別の意味へと変貌する」という, カツオの仮病を暴くために召喚した主治医の真の専門分野が明かされる最悪の終着点。
サザエによる容赦なき糾弾の末、逃げ場を失ったカツオは、波平の絶対権力が君臨するシンジケート本部の奥の院へと引きずり出された。
怒髪天を突いた波平は、カツオの「本当に腰が…」という命乞いを聞き入れず、組織が用意した冷徹な「お抱えの特別医師」を室内に呼び寄せる。首領の命令により、カツオの容赦ない全身レントゲンと精密検査が始まった。
診断書を無表情で受け取った波平は、眼鏡の奥の眼光を怪しく光らせ、静かに、そしてあまりに重々しく「カツオ……お前を診たこの医師、よりによって『包茎手術・夜の亀頭再生』の国内最高権威ではないか」と告げる。
あの最強の若頭が仮病騒動の裏で世間を騒がせた衝撃のカルテが、シンジケートの闇に完璧にハッキングされ、腰痛ではなく別の「大人の治療」の疑惑が組織全体に暴露される。
カツオが「違うんだ父さん!それは別の案件だ!」と顔を真っ赤にして叫ぶなか、怒りの「バカモン!」が炸裂し、若頭候補の社会的尊厳が完全に崩壊していく限界突破の終着点を描いた一幕。
------------------------------
## 【伊佐坂総括】茶の間への改ざん## この悪行の裏で動いていたのは御用作家・伊佐坂先生でした。
原稿用紙に向かい、 カツオ 今日はサッカーの気分 を「カツオ、放課後のサッカー小僧」、 サザエ あなたのためですもの を「サザエ、内助の功」、 波平 どこのどなたですか を「カツオ、お医者さんで注射をもらう」へと改ざん。
情報統制によって無害な喜劇へと塗り替え、世間に流通させる最も冷徹な隠蔽がそこにありました。
## [アーカイブに「あさひが丘場所休場事変:若頭の仮病、監査役の追い込み、工程違いの診断(朝・青眼の白龍)」を追記しました]
次はどのあさひが丘の深淵を覗きますか?
* カツオ カツオ、放課後のサインプレー:
情報収集の天才が、他組織の構成員と仕組んだ「絶対に勝てない賭け野球(黒い霧)」の全貌。
* サブちゃん サブちゃん、勝手口の裏パチスロ:
情を排した最重要運び屋が、三河屋の通い箱の底に「違法賭博の配当金」を隠してあさひが丘を疾走する密売。
* ワカメ ワカメ、おしゃれは足元から:
中島との婚姻内定を利用し、空き地を「違法野球賭博のノミ行為場」へと変貌させ、古い利権を塗り替える第3の勢力の台頭。
ジャーンケーンポーンうふふふ