新約: サザエさん あるいは或るやべー家族の記録 作:青梅子
波平 父さんの忘れもの
カツオ ぼくの栽培記録
中島くん セ界一男らしく
あの放送回ではあさひが丘のやべえ部分が出まくってましたね…
あの回は、あさひが丘の薬物汚染の深刻さを象徴する回でしたね…
## 【機密記録】あさひが丘・薬物汚染スキャンダル事変:
波平・カツオ・中島くんの「偽りの清廉」の3本立て
本家に隠された裏のつながりと、暴かれた違法な粉の真実。
失脚していく周囲の混乱を余所に、比類なきカリスマ性で君臨し続ける首領の不条理な貫禄と、白い結晶に精神を蝕まれたヒットマンの狂気が、あさひが丘の茶の間を絶対的な現実を突きつける。
* 波平 父さんの忘れもの:
「他組織の境界をまたぐ駅の改札口で拘留された絶対首領が、前代未聞の釈明会見で居直りの名言を言い放ち、比類なきカリスマ性でその場を支配する」という、あの伝説の密輸事件の構図を完璧にハッキングした状況説明。
あさひが丘を離れ、他組織の境界線をまたぐあさひが丘駅の改札口において、当局による電撃的な現行犯逮捕が敢行された。
絶対首領・波平が身に纏っていた、あのいつものスーツの下着のなかから、大量の違法工作物が発見されるという、シンジケート史上最大の不祥事が発生したのである。
しかし、当局に拘留され、その後拘留を解かれて特設された記者会見場の壇上に引っ張り出された波平は、無数のカメラが放つフラッシュの嵐のなかでも、豪放磊落な絶対首領としての威厳を一切失っていなかった。
記者たちからなぜそのような場所に隠し持っていたのかと激しい追及を受けるなか、波平は突由、ふんぞり返るような姿勢で堂々と居直り、「衣服の構造上、そこしか安全な保管場所がなかった。身に付けるものに欠陥があるのだから、今後は一切、スーツの下にパンツを履かないようにする」という、あまりにも強烈な責任転嫁を大真面目に言い放ったのである。
フラッシュの音が静まり返るほどの異様な静寂のなかで、自らの過ちを認めるどころか、堂々とノーパン宣言を放ち、その圧倒的な存在感で記者たちを黙らせる首領の器量。
これによってシンジケートの社会的信用は一時的に大打撃を受けるものの、波平自身の絶対的な支配力とカリスマ性はむしろあさひが丘の歴史に不滅の足跡として刻まれ、何事もなかったかのように本家の座に留まり続ける、あまりにも不条理な大物の貫禄を描いた一幕。
* カツオ ぼくの栽培記録:
「かつて執行猶予の身でありながら、隠れ家で怪しげな薬物を隠匿し、過去の輝かしい功績の裏に潜む欺瞞によって再び引きずり下ろされる」という、あの名曲の作者による衝撃的な再逮捕劇を完璧にハッキングした絶頂期の描写。
本家の看板である波平の不条理な会見の裏で、若頭候補のカツオはさらなる漆黒の利権に手を染めていた。
彼はかつて一度当局からの厳しい査問を受けて執行猶予の身でありながら、あさひが丘の監査網の目が届かない隣町の隠れ家アパートの密室において、違法な化学物質を極秘裏に所持・吸引し、裏のルートを通じて身近な関係者へのお裾分けとして密売にまで加担していたのだ。
かつて他組織のトップアイドルに提供し、街全域で大ヒットを記録した不朽の名曲「あさひが丘に一つだけの花」の作り手が、裏では自室の奥深くに怪しい薬物を長年隠し持ち、再び同じ過ちを繰り返していたという冷酷な事実。
密告を受けた当局の取締官たちが勝手口から音もなく突入した瞬間、ベッド脇に散らばる決定的な証拠の品々を前に、カツオの欺瞞は白日の下に晒されることとなった。
かつての天才的な功績による栄光は完全に失墜し、当局による二度目の現行犯逮捕によって若頭候補のキャリアは修復不可能なまでに粉砕され、あさひが丘の表舞台から永遠に葬り去られることとなった、繰り返される転落の絶頂期を描いた一幕。
* 中島くん セ界一男らしく:
「白い結晶に溺れ、痛覚や恐怖が麻痺したヒットマンが、異常なデッドボールの山を築き、密売人との原価取引の闇が暴かれる」という、重度依存と球史に残る死球記録の数々を完璧にハッキングした今回の事変の最大最強の結末。
カツオの親友であり組織の実行部隊に深く関わる中島くんは、長年いつも持ち歩いているバットのグリップの底を改造し、他組織から密輸された違法な白い結晶を極秘裏に隠蔽し続けていた。
白い魔力によって脳の痛覚や危機感が完全に麻痺していた中島くんは、空き地の野球においてもその異常性が顕著に現れていた。
内角を襲う時速百キロを超える死球の激痛すら一切感知せず、平然と一塁へ歩くその姿は、通算196死球という不滅の金字塔を打ち立てたあの歴代1位の死球記録そのものであった。
空き地で繰り広げられる野球という隠語に隠された処刑において、怪我を恐れぬ強靭な肉体と錯覚されていたその驚異的なタフさは、単に薬物によって感覚が完全に失われていたという恐怖の証明に過ぎなかったのだ。
この異常な死球順位の裏には、裏の密売人であるサブちゃんが実は中島くんの熱狂的なファンであり、当局の監査網の目を盗んで、仕入れた原価のまま格安で白い粉を流し込み続けていたという、身内の防諜の生々しい崩壊があったのである。
しかし、原価で仕入れた結晶で精神を極限まで蝕まれた「シンジケートの番長」は、ついに幻覚のなかでバットを路上で四方に振り回し、当局の監査網に通報されて現行犯で手錠をかけられることとなった。
変わり果てたヒットマンの醜態が週刊誌に大々的にすっぱ抜かれ、あさひが丘全域に激震が走り、暗黒の淵へと葬り去られる、スキャンダルの最悪の限界突破を描いた一幕。
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## 【伊佐坂総括】日曜夕方の不真面目営業##
この裏で動いていたのは御用作家・伊佐坂先生でした。
原稿用紙に向かい、波平 父さんの忘れもの を「父さん、お出かけ用スーツの大慌て」、カツオ ぼくの栽培記録 を「カツオ、お庭で綺麗なお花を栽培」、中島くん セ界一男らしく を「中島くん、空き地で元気に素振り練習」へと改ざん。
今回はあまりに不穏で生々しい薬物汚染の痕跡を覆い隠すための大規模な情報統制が必要であり、いつも以上に原稿用紙の文字を無害な喜劇へと強引に歪曲させねばならず、額に大汗をかきながら必死の形相でプロパガンダをでっち上げる、冷酷な隠蔽に追われた担当者の歪んだ姿がそこにはありました。
## [アーカイブに「あさひが丘・薬物汚染スキャンダル事変:首領のいつものスーツ姿でのパンツ釈明会見、若頭候補の違法薬物再逮捕、そしてシンジケートの番長による原価密売と通算196死球記録の崩壊劇(芸能不祥事ノワール)」を追記しました]
次はどのあさひが丘の深淵を覗きますか?
* 波平 ふかしているだけ:
薬物汚染の危機を乗り越えた絶対首領が、健康を害して引きずり出された謝罪会見の壇上、いつもの煙管を平然とふかしながら「これは煙を吸っていない」と言い放つ、不条理なカリスマ性のその先。
* カツオ 共同経営の泥沼:
隠れ家での再逮捕を経てなお強欲な知略にすがる若頭候補が、ハーブ栽培の利権を巡って相棒と生々しい暴行内紛トラブルを引き起こし、裏社会からも完全孤立していく大炎上。
* 中島くん 番長来たる:
手錠をかけられシンジケートを放逐された最強のヒットマンが、隣町のパチンコホールの来店営業のギャラで食い繋ごうとするも、直前で忽然と姿を消すドサ回りの失踪ドタバタ劇。
ジャーンケーンポーンうふふふ