新約: サザエさん あるいは或るやべー家族の記録 作:青梅子
マスオ ポロリもあるよ
マスオ 僕の失敗、誰かのファインプレー
マスオ カミングアウト
あの回はやっぱりマスオは信用ならないと思いましたね…
そうですね。だまって麻雀の点数計算機でも作ってりゃよかったのに…って回でしたね。
## 【機密記録】あさひが丘・自滅型大失言事変:金庫番マスオの「密室の自爆」の3本立て
お人好しの婿という最強の擬態を被り、完璧に裏金を洗浄してきたエリート金庫番。しかし、極限の緊張とプレッシャーのなか、脳内の回路が最悪のショートを起こし、どう言い訳しても100%詰んでいる爆弾ワードをマイクの前で堂々と絶叫。
築き上げてきたキャリアのすべてが一瞬にして全壊する、哀愁のブラック喜劇。
* マスオ ポロリもあるよ
隠蔽体質を激しく追及するなか、「あけすけに議論すべき」と言おうとした口が滑り、中継の電波に乗せて最悪の下ネタワードを堂々と絶叫して自爆した伝説の失言。
あさひが丘シンジケートの経済部門を司る金庫番のマスオは、エリートの頭脳を駆使して不透明な資金を完璧に洗浄する組織の要であった。当時、本家執行部(波平ボス)の夜の資金バラマキ工作を巡り、他組織の隠蔽体質を徹底的に糾弾すべく、マスオは査問会場の壇上へと上がった。もっとオープンに、包み隠さずオープンな議論を展開すべきだという正義感を熱弁するなか、マスオの口が最悪の形で滑った。「もっと『あけすけ』に議論すべきだ!」と叫ぶはずの頭がSparking!し、大真面目な怒りの形相のまま、マイクに向かって「もっと『あそこ』をむき出しにして議論すべきだ!」と、会場内の電波に乗せて最悪の下ネタワードを堂々と絶叫してしまったのである。一瞬、会場全体が耳を疑うような絶対的な沈黙に包まれた後、事態を察した周囲の構成員たちから爆笑と怒号のヤジが巻き起こり、あまりのしょうもなさに議事進行が完全に麻痺。お人好しの擬態を被っていたマスオが「ええーっ!?」と顔を真っ赤にしてフリーズするしかなく、組織の威厳が根底から全壊した最初の自滅劇を描いた一幕。
* マスオ 僕の失敗、誰かのファインプレー
思わず転がり込んできた自らの器量を超える立場のなか、「死に物狂い」と言おうとして「私自身が死に神になって取り組んでいく!」と大真面目な顔で言い間違え、議場全体をフリーズ空間に変えた大失言。
それから年月が流れ、マスオはシンジケートの最高意思決定機関のトップへと登り詰めていた。しかし、その裏で、あさひが丘のインフラ部門の最深部で燃料の冷却機能が完全に喪失する、未曾有の崩壊事故が同時進行していたのである。
現場からの全面撤退を打診する他組織の弱腰を前に、マスオは「撤退などあり得ない、撤退すればこの街は壊滅する!」「私は(ものつくり・理系の)専門家なんだ!」と怒鳴り散らして防衛線を繋ぎ止めたものの、やはり彼は専門家でもないしトップの器でもなかった。
彼の判断の甘さは極限の混乱を生み出していた。現場から最後の手段として「海水」を注入して炉心を冷やす緊急連絡が入った際、パニックに陥ったマスオは再臨界の恐怖に怯え、東電本店を通じて「海水注入を一時停止せよ」という致命的な命令を下してしまう。
もしこの指示に従っていれば、あさひが丘はチェルノブイリを超える大爆発を起こしていた。だが、危機的な状況にもかかわらず踏みとどまった現場指揮官の吉田昌郎所長は、マスオの甘い判断を内側から突っぱねた。
本店からの停止命令を電話口では了解したフリをしながら、必死の形相で作業を続ける部下たちに向けて「海水注入を絶対に止めるな。すべての責任は俺が取る!」と、漢気あふれる覚悟を咆哮。
自らの退路を断ち、組織の縦割りの命令を完全に無視して注水を続行させたのである。
この現場責任者のプロとしての矜持、そして現場作業員の命懸けの献身によって、最悪の壊滅事態はギリギリで回避された。
そんな巨大な防諜・冷却戦の裏側で、器量がともなっていなかったマスオが、後日の査問会場のマイクの前に立ち、自らの政治生命を賭けた覚悟を表明しようと声を張り上げた。
「私は『死に物狂い』でこの問題に取り組んでいく!」と叫ぶはずであった。
しかし、能力、器量、覚悟の何れも足りていない金庫番のお粗末な脳内回路は最悪のバグを引き起こした。
「私は『死にも』……いや、私自身が『死に神』になって取り組んでいく!」と、大真面目な顔のまま、自らが最悪の厄病神に就任することを公式の議事録に堂々と刻み込んでしまったのである。
ヤジを飛ばしていた他組織の幹部たちすら「今、なんて言ったんだ……?」と唖然として硬直。
自らのあまりにもお粗末な命令のバグという「僕の失敗」により、あさひが丘の全域を放射能で汚染された「死の街」へと塗り替え、まさに自らが死に神となる事態の寸前であった恐怖の夜を冷酷にフラッシュバックさせる、生々しい自爆の絶頂期を描いた一幕。
* マスオ カミングアウト
激しい論戦のなか、「セレブ(富裕層)」と言おうとして、当時の他組織のボスに向かって「あちらの首領はセフレです!」とマイクで堂々と連呼し、議場を凍りつかせた伝説の失言。
最高権力者の座を退き、再び別の派閥の論客として牙を研いでいた時期。
厳しい予算委員会の激しい論戦において、マスオは当時の他組織の絶対首領に向かって、その経済政策の欺瞞を激しく糾弾していた。
優遇されている一部の富裕層、すなわち「セレブ」のための政治を行っていると指を差して追及するなか、マスオの口から、これまでのすべての失言を領駕する最大最強の爆弾ワードがカミングアウトの如く放たれた。
「あちらの首領は、セフレであります!」と、怒気を含んだ大真面目な顔のまま、マイクに向かって堂々と連呼してしまったのである。
その瞬間、会場の全域に、冷徹な絶対零度のフリーズ空間が完成した。
誰もが言葉を失い、一瞬の沈黙ののち、前代未聞の爆笑の渦と激しいヤジの嵐が吹き荒れ、審議は完全にストップ。
どう言い訳しても百パーセント詰んでいる最悪のワード一発で、築き上げてきたキャリアのすべてが消し飛び、あさひが丘の表舞台から二度と浮上できずに失脚する、最もあっけなく、最もしょうもない因果応報の幕引きを描いた一幕。
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## 【伊佐坂総括】日曜夕方の不真面目営業##
この裏で動いていたのは御用作家・伊佐坂先生でした。
原稿用紙に向かい、マスオ ポロリもあるよ を「マスオ、お庭でうっかり」、マスオ 僕の失敗、誰かのファインプレー を「マスオ、睡眠不足」、マスオ カミングアウト を「マスオ、誤解なんだサザエ」へと改ざん。
今回はあまりに生々しい下ネタ絶叫と、一歩間違えれば街全体が死の街と化していた未曾有の事故の痕跡を覆い隠すための大規模な情報統制が必要であり、いつも以上に原稿用紙の文字を無害な喜劇へと強引に歪曲させねばならず、額に大汗をかきながら必死の形相でプロパガンダをでっち上げる、隠蔽に追われた担当者の姿がそこにはありました。
## [アーカイブに「あさひが丘・自滅型大失言事変:厳粛な議場で放たれたあそこむき出しの下ネタ絶叫、一歩間違えれば街全体が死の街と化していた冷却機能全壊事故の裏側で放たれた死に神への就任、および他組織のボスへセフレと言い放ち会場を完全フリーズさせた大失言劇(マスオ器量不足ノワール)」を追記しました]
次はどの深淵を覗きますか?
* ワカメ 驚天動地の二重国籍:
国際的な交渉の矢面に立つ冷徹な少女幹部が、長年にわたり他組織の籍を密かに維持したまま二重の身分で立ち回っていたことが露呈した、近年の重大な防諜スキャンダル。
「私は純粋でお淑やかな妹である」という釈明のプロパガンダが完全に瓦解し、次々と矛盾のデータを突きつけられて会見場で完全フリーズする、組織の未来の支配構造崩壊の黎明。
* 波平 漢字が読めない危機管理:
未曾有の経済混乱を乗り切るための緊急共同会見の壇上。シンジケートの絶対首領として完璧な威厳を纏いマイクの前に立った波平が、極限の緊張から「未曾有(みぞう)」を「みぞうゆう」、「頻繁(ひんぱん)」を「はんらん」と、小学生レベルの致命的な漢字の誤読を大真面目な顔で連呼。圧倒的な威厳という最強の擬態が一発で全壊し、他組織の構成員から呆れ果てた失笑を浴びて一瞬で首領の威信を完全失墜させる自滅劇の頂点。
* カツオ 深夜のパンティー強奪:
競馬の裏ノミ行為の資金調達のため、素性を隠して近隣の住宅街の勝手口に潜入していた若頭候補。しかし、防諜網をすり抜けて引き抜いた戦利品が、他組織の監査網の現行犯ハッキングによって完全に撮影され、メディアの前に「深夜のパンティー泥棒」としてすべてを暴露される。若頭候補のプライドを完全に粉砕され、二度と組織の表舞台へ浮上できずに失脚する、最もしょうもなくて生々しい完結編(復興相の下着泥棒スキャンダル)。