ヒロアカ世界に禪院直哉として転生したけとアッチってどっちや?   作:ボリビア

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 直哉の直球なドブカス具合と投射呪法すごく好き


2話

 なんやかんやで入試なう。

 

『入試に当たって無難に推薦にしようかと思ったが、あえて入試を受けろ。

 そして目立て。』

 

(オトンの指示やけど、こんなもんやろ。)

 

「嘘だろ…!」

 

「まだ、始まって数分だぞ!?」

 

 スクラップの山の上で寛いでいると、ようやくやってきた受験生が目の前の景色に絶望していた。

 気付いた時には遅かった。

 倒すべきロボットは『よーいドン』から他の受験生が辿り着くまで時間で直哉によって片付けられていたからだ。

 

「ごめんちゃい。」

 

 呆然とする受験生に対し、ウインクと片手で詫びを入れる直哉の姿は心をへし折るのに十分な絶望だった。

 彼等の絶望しきった顔を眺める直哉はある事に気付いた。

 

(お、砂藤君みっけ。

 まあ君はケーキ屋でもやっとるほうが向いてるで。)

 

 直哉が原作キャラの絶望顔を眺めていると、試験会場の奥から地鳴りのような音が響く。

 追加のロボットかと一瞬目を輝かせた直哉以外の受験生だが、現れたロボットの大きさに目を見開き、そして試験内容を思い出した。

 0ポイントのお邪魔ロボット。

 倒しても成績にならない巨大ロボットのみが現れた事で、彼等はここに居る意味を無くして1人、また1人と踵を返していく。

 そんな彼等を尻目に直哉は、スクラップの山から立ち上がる。

 

「目立つなら、アレもやっていこか。」

 

 有言実行。

 既にロボットの元へと動き出す直哉の脳内に描かかれる24枚の画。

 己の視界を画角とし1秒間の動きを24枚の画という形で描き、トレースする。

 欠点として無理な動きを描くと成立不能となり、1秒間直哉は、フリーズする。

 無理な動きについての直哉のイメージはパラパラ漫画だった。

 1秒を24枚のパラパラ漫画に見立てて、成立する動きならば問題なく実行できる。

 24枚のパラパラ漫画が成立するならその場で24回相手を殴る事も可能であるし、どんなに肉体に負荷がかかる動きだろうと成立すれば強制的に動けるし、水面や天井を走る動きも可能である。

 そしてここからが『投射』の真骨頂。

 1秒間に24回行動するという事はかなりの速度が得られる。

 連続して投射を発動させた場合、初速に対して前回の投射で得た速度が上乗せされる。

 複利効果じみた結果は直哉を音速へと至らせる。

 直哉本人の感覚は『パラパラ漫画のめくる成立する間隔が伸びるイメージ』であり、速度が増せば増すほど成立する動きの制限が緩くなり、自由に動けるのだ。

 

(昔は速度に肉体が耐えられなくて全身むちうちとか当たり前やったけど、今はちゃう。)

 

 巨大ロボットが加速的に壊されていく。

 

 呪術では呪力強化の限界により最高速度という壁があった。

 個性では違う。

 個性を使えば使う程に肉体は最適化されていく。

 加速して怪我するなら、怪我しない肉体へと身体を練り上げていく。

 生まれて個性が目覚めてからの10年間、24時間の修練により練り上げた肉体は音速を超えても悲鳴を上げることは無い。

 

 速度は力。

 物理の原則により得られた圧倒的な力を得た直哉はロボットの周りを縦横無尽に駆け回り、巨大ロボットの装甲を剥がすように破壊していく。

 巨大ロボットは直哉を認識することなく棒立ちで破壊されていった。

 そして

 

「これで詰みや。」

 

 両腕をもがれて、装甲を失ったロボットの胴体に風穴が空いた。

 

「これで文句無しやろ。」

 

禪院直哉 獲得点数 600点

 

 

 

 

 




 投射呪法の解説合ってるか分かんない。
 ちなみに転生者が善人だとは誰も言ってない
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