雄英高校一年A組の皆と競い合い高め合い切磋琢磨し高校生活を謳歌していた。そんな楽しくも厳しい日が濡れ衣で無くなるなんてこれっぽっちも思っていなかった。
緑谷出久は全てを失った。友も家族も信頼も何もかも一瞬で消えてしまった。そんな出久を救った存在がいる
これは絶対に交わるはずがない世界が交わってしまった話。
「いやだ!死にたくない!死にたくない!!」
『ウェイクアップ 1』
「はぁぁ!」
「いやだぁぁぁぁあ!!!」
爆発音とともに悲痛な叫びも消え辺りには無数の亡骸と鮮血、ビルの壁面には巨大なコウモリの紋様が刻まれている。
腰のベルトから黒いコウモリが外れると中から少年が姿をあらわす
見た目は高校生だがまるで生気を感じないとても冷たい目をしている。
コウモリはそんな少年に声を掛ける。
「出久、今日はこれくらいにして帰ろう」
「二世、ありがとう。帰ったらご飯にしよう。その前にお風呂に入るといいよ用意するから」
「そうだな。なら一緒に入ろう何度も用意しなくて済むだろう。」
「じゃあ帰ろう二世」
二世と呼ばれるコウモリ、このコウモリの名前はキバットバット二世
出久と呼ばれる少年の名前は元・雄英高校の緑谷出久
二人の出会いは偶然だった。出会うはずが無いもの達が出会う。この世界は本来の路線から外れたIFの物語……
「おい!緑谷見つかったか!?もう居なくなって一年半だぜ!?こんなに探してるのにどこに消えちまったんだよ緑谷!」
「切島!そんなに騒いでも緑谷が見つかる訳じゃないんだぞ!」
「そうですよ切島さん、峰田さんの言う通りです。こんな事態にしてしまったのは私たち一年A組なんですから…」
「…」
「わかってるけど、わかってるけどよぉ!俺は緑谷を信じられなかったんだ!緑谷はあんな事する程ヤワな男じゃねぇってわかってたのによ!それなのに、それなのに俺は緑谷の身体を心を傷つけた最低な男だ」
「切島…」
「切島…ん?緑谷?おい!緑谷!!」
「上鳴?どうしたの?」
「み、緑谷見つけた!」
「えー!?」
そう言うと切島、峰田、上鳴、八百万、耳郎の五人は上鳴が見たと言う方へ走り追いかけて行った。
「出久気づいているか?監視している者がいるなあの場から移動してから直ぐ我々を見ている者がいた。後を付けてきているなどうする出久?」
「殺意の視線だね。来たら殺せばいいよ二世と入れば怖くない。」
小声でやり取りをしていると殺意を向けていた者が姿を表し出久へ個性を使い攻撃をしてきた。直ぐ回避をし振り向くとフードを被った女が立っていた。
「あなたはさっきのヴィラン達の仲間かな?それとも別の人なのかな?まぁどうでもいいけどさどうせこれから死ぬんだしね。二世!」
「絶滅タイムだ!ガブリ!」
「変身」
キバットバット二世が出久の伸ばした手に噛みつき腰に巻かれたベルトへ装着される。二世を装着したベルトから緑の波紋が流れ身体をガラスが覆い割れると出久が変身した姿、仮面ライダーダークキバが姿をあらわす。
女はダークキバを見て驚くが気を取り直し再度攻撃を始める、女の攻撃は当たりはするがダメージが入らず意味をなさない状態のままダークキバに接近を許してしまった。
ダークキバの体術にやられ身体のあちこちから出血があり膝を付かなければ起き上がっていれない状態だ。そんな女へダークキバは声を掛ける。
「お姉さんいい加減大人しくして欲しいな?これじゃあ殺せないじゃないか。大人しくしてれば一瞬だからさ。ね?」
「あなたに聞きたいわ、あなたは何者なの?ヒーローではないでしょう。
あなたから感じる気配は冷たすぎる。殺しを何とも思わない人間の目をしている。あなたはヴィラン?それともヴィジランテ?どちらにせよあなたのような歳の子が出来る目ではないわね!わたしも殺される程弱くは無いから抗い逃げさせてもらうわ!」
「おかしいなぁ?さっきも言ったはずだよ殺すってね。」
「二世!」
「あぁ!行くぞ出久!」
『ウェイクアップ 2』
ダークキバは二世にフエッスルを使う。両手を広げ身体の前で両手を交差させると赤い霧が発生し風景が真っ赤になる女はこの光景だけでも驚愕するが月を見てさらに驚く白く美しい月が血のように真っ赤になっているのだ。ダークキバは空へ高く飛び空で一回転し女目掛けてダークキバの必殺技キングスバーストエンドを放つ。強烈な両足蹴りにより個性を使いガードしたが簡単に破壊され身体を地面へ叩き付けられた。叩き付けられると同時に巨大なキバの紋様が浮かび上がり女は絶命した。
死んだ女を見て満足すると出久は二世をベルトから外し変身を解除する。
その無惨な光景を息を殺し見ていたもの達が五人いた。出久を見つけ追いかけていた切島達である。後ろ姿をビル影から見つけ声をかけようとするとそれよりも早く先程死んだ女出久へ攻撃を仕掛けたのである。
助けようと加勢に行こうとすると出久の変わり果てた雰囲気に飲まれて出れずにいた。そうこうしていると出久がダークキバへ変身し今に至る。
切島と上鳴は冷や汗が止まらず、峰田は歯をガチガチ言わせ八百万と耳郎は涙を流していた。かつての友がここまで変わり果ててしまった事に恐怖している。恐怖しているとこちらへ向けて出久に声を掛けられた。
「そこにいる人達に言っておくけど今見たことを誰かに言ったりしたら君たちを殺しに行くからね。どこへ行っても無駄だよ必ず見つけて殺す君たちの大事な家族も殺す。だから黙っててね。」
そう言うと出久は出久は歩き始める。
恐怖に震えるかつての仲間を残して緑谷出久は消えていった。
本来のヒロアカとは異なります。設定もおかしくなります。それでも良ければ今後ともどうぞよろしくお願いします
また新しい物を書いてしまい投稿しました。
誤字脱字などありましたらコメントいただけると嬉しいです
下手な作品ではありますがよろしくお願いいたします