転生したらヒトカゲだった。しかも色違い   作:リザードン大好きマン

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第五話 「倒れろ倒れろ倒れろ倒れろ倒れろ倒れろ、沈めェェェ!!」

 

 

 

 

 

 でんこうせっか

 

(速ッ! 避け……ッ!)

 

 来る。そう思った時には視界が揺れ、体が弾かれて地面に転がった。目線を上げると、そいつはもう元の位置にはいなかった。

 

(痛てェ……俺がお前に何をしたってんだよ……!)

 

 そいつは俺を視界に入れた瞬間、敵意――いや、殺気を放って突然襲いかかってきた。言っておくが、俺は何もしていない。拠点に帰ったら、あのポケモンがいただけだ。大好きなポケモンから突然殺意を向けられ、反応が遅れてしまった。

 

 黄色い体。大きな耳。ジグザグの尻尾。

 

(なんで……襲ってくるんだよ。ピカチュウ……!)

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

(はーーー疲れた。早く帰って休みたい。いや、その前に体を洗ってからだな)

 

 ヒトカゲこと俺は猛特訓の末に、「えんまく」と「なきごえ」を覚えた。朝から日が暮れるまで修行を続けたため、今日はここまでにして拠点へ戻ることにした。

 ばしゃばしゃと体を洗い流し、すっきりした気分で戻ってくると、そこにそいつはいた。黄色い体に大きな耳、そしてジグザグで特徴的な尻尾。

 

(マジか……あれ、ピカチュウじゃん)

 

 その姿を見た瞬間、誰なのか理解した。ポケットモンスターの顔といっても過言ではない存在。まさか本物のピカチュウに遭遇するとは思ってもおらず、思考が一瞬止まった。

 

(かわいい……。というか、俺の拠点で何をしているんだ?)

 

 ピカチュウはしきりに鼻を地面へ近づけながら、辺りを動き回っていた。何かを必死に探しているようだった。

 

 しばらく草むらに身を潜めて様子をうかがっていると、ピカチュウがバッと顔を上げて俺と目が合った。その瞬間、空気が張り詰め、向けられた殺意に体が硬直した。

 

「ピッ! ピカチュウ!!」

「カゲ……?(え?)」

 

 でんこうせっか

 

 視界がぶれる。頬に土の感触。体勢を立て直すより先に、黄色い影が再び消えた。

 

(また来るッ!)

 

 反射的に横へ飛ぶ。だが――

 

 ドンッ!

 

「カゲッ!?」

 

 脇腹に強烈な衝撃が突き刺さり、そのまま木の根元まで吹き飛ばされた。肺の中の空気が一気に押し出され、呼吸が詰まる。

 

(速すぎる……!)

 

 目で追えない。いや、見えてはいる。だが、見えた瞬間にはもうぶつかってきている。

 

 草むらの向こうで、ピカチュウが低く身構えている。全身の毛を逆立て、黒い瞳には明確な敵意が宿っていた。まるで仇を見るような目だった。

 

(くそっ、何なんだよ……!)

 

 問いかけたところで答えは返ってこない。だったら、やるしかない。ピカチュウだろうと何だろうと、襲ってくるなら容赦はしない。

 

「カゲッ!」

 えんまく

 

 口を開き、黒煙を吐き出す。ぼわっと広がった煙幕が視界を覆い、森の中に黒い霧が立ち込める。ピカチュウの姿は見えなくなった。

 

(よし! これなら――)

 

 バチッと煙の奥で火花が散った。次の瞬間。

 

 ドンッ!

 

「カゲェッ!」

 

 背中に衝撃。前につんのめり、地面に顔から突っ込む。

 

(嘘だろ!? 煙の中でも迷わず突っ込んできた!?)

 

 視界を奪っても関係ない。嗅覚か、気配か、それとも単純に経験の差か。とにかく、このピカチュウは俺の想像以上に戦い慣れていた。

 

 体を起こす。だが、すぐに黄色い影が視界の端を走った。

 

(また左――いや、右ッ!?)

 

 判断が一瞬遅れる。

 

 ドゴッ!

 

「ガッ……!」

 

 肩口に体当たりを受け、そのまま横倒しになる。左腕に鈍い痛みが走った。まだ完全には治っていない傷が悲鳴を上げる。

 

(くっそ……!)

 

 このままじゃ一方的にやられる。相手は速い。なら、弱らせるしかない。肺いっぱいに息を吸い込む。

 

「カゲェェェッ!!」

 なきごえ

 

 腹の底から絞り出した咆哮が森に炸裂する。空気が震え、周囲の木の葉がばさばさと揺れた。

 

 ピカチュウの動きが、ほんの一瞬だけ止まる。

 

(効いた!)

 

 その隙を逃さず駆け出し、鋭い爪を振るう。

 

 ひっかく

 

「ピカァッ!」

 

 ようやく攻撃が届いた。頬を切り裂かれたピカチュウが苦痛の声を上げ、距離を取る。

 

(よし……!)

 

 初めての手応え。だが、それは相手の怒りに火をつけただけだった。

 

「……ピィィカ」

 

 低い声とともに、頬袋から激しく火花が散る。

 

 バチバチバチッ――!

 

 森の空気が張り詰める。

 

(まずい……!)

 

 そう思い、とっさに身構える。

 

「ピカチュウ!!」

 

 黄色い閃光が弾けた。

 

 でんきショック

 

「カゲェェェッ!!」

 

 全身を電流が駆け抜ける。筋肉が勝手に収縮し、骨の髄まで焼かれるような痛みが走る。尻尾の火がぶわっと揺れ、視界が真っ白に染まった。

 

 そのまま地面に倒れ込み、体が小刻みに痙攣する。

 

「ッ……ガ、ァ……!」

 

 なんとか腕に力を込め、震える体を起こす。まだ終わっていない。だが、足がふらつく。膝が笑う。呼吸も乱れ、焦点が定まらない。

 

 視界の先で、ピカチュウが再び低く構えた。その姿が、ゆっくりと近づいてくるように見えた。

 

(……やばい)

 

 立たなければ。戦わなければ。そう思うのに、足に力が入らない。ついに膝が地面に落ちた。

 

「カゲ……ッ」

 

 荒い呼吸の合間に、情けない声が漏れる。

 

 その瞬間だった。

 

「ピカァァァ!」

 

 バチィッ!!

 

 至近距離から放たれた二度目のでんきショックが、無防備な体を直撃する。

 

「カゲェェェェ!?(あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!?)」

 

 全身が大きく跳ね上がり、そのまま力なく地面へ崩れ落ちた。視界が明滅し、耳鳴りの向こうでピカチュウの荒い息遣いだけが聞こえていた。

 

(やばい……意識が……落ち……)

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

……。

 

 

 

…………。

 

 

 

……………。

 

 

 

『戦え』

 

(………?)

 

 頭の奥から誰かの声が聞こえてくる。はっきりと言葉として聞き取れるわけじゃない。それなのに、その意味だけは妙に鮮明だった。

 

 その声に呼応するように、体の奥底から異様な熱がせり上がってくる。胸の内側で火種が弾け、血液そのものが沸騰しているような感覚。

 

 

(あぁ……熱い……またこれか)

 

 燎原の火。追い詰められた時にだけ発動する、俺の特性。

 

 あの時は確かに、この力のおかげで密猟者から逃げることができた。だが、その代償は凄まじかった。全身を引き裂かれるような痛み。吐き気。悪寒。二度と味わいたくないほどの苦しみ。

 

 それでも今のままでは、ピカチュウには勝てない。

 

 でんこうせっかで翻弄され、でんきショックで追い詰められた。立っているのがやっとの状態で、まともに戦えるとは思えない。

 

(……まぁいいか。……()()弱いし)

 

 諦めにも似た考えが頭をよぎる。この力を使わなければ勝てないのなら、もう頼るしかない。

 

(しょうがない……しょうがないんだよ)

 

 熱はさらに強くなる。視界の端が赤く染まり、鼓動が早まっていく。考えるより先に体が動きたがっている。痛みも恐怖も焼き尽くして、ただ目の前の敵を倒すことだけを求める衝動。

 

 それはあまりにも甘美だった。

 

 この流れに身を任せればいい。

 

 何も考えなくていい。

 

 ただ、本能のまま燃え上がればいい。

 

(これでいいんだ……死にたくない、死にたくないんだよ)

 

 さっきから誰に言い訳をしているのか分からない。もう何もかも諦めて、自分を薪にくべるように、本能に身を任せようとした。

 

 

 

 その時――

 

脳裏に、ひとつの光景が浮かんだ。

 

 今日一日、何度も繰り返した修行。黒煙を吐き出し、喉を焼きながらえんまくを形にしたこと。

 

 声を枯らしながら、何十回も試してようやくなきごえを成功させたこと。

 

 泥だらけになりながら、自分の頭で考えて、少しずつできることを増やしてきたこと。

 

 あれは何のためだった?

 

 この力に頼らないためだ。

 

 極限状態でしか使えない不安定な炎に依存しないために。

 

 

 

 ……自分の意志で戦うために。

 

(……違う。違うだろ俺ッ!! 俺が欲しいのはこんな力じゃないッ!!)

 

 ぎり、と歯を食いしばる。熱に呑まれそうになる意識を、無理やり叩き起こす。

 

(俺が欲しかったのは、本能に左右される力じゃない! 痛みに耐えれば発動するような、使い捨ての切り札でもない!)

 

(俺が欲しいのは、自分の意思で使える力だ……! 考えて、選んで、掴み取った強さだッ!!)

 

 熱く燃え上がる衝動を押し込める。胸の奥で暴れる炎を、無理やり押さえつける。全身が悲鳴を上げる。体は今すぐ解放しろと叫んでいる。

 

『戦え』

 

(黙れ……! お前(本能)には頼らない……こいつは(理性)の力で倒すッ……!!)

 

 

……。

 

 

………。

 

 

…………。

 

 

「ッ! カゲ……!」

 

 ふらつく足で立ち上がる。体は痛み、視界も揺れている。それでも意識は不思議なほど澄み渡っていた。

 

 目の前には、なおも警戒を解かないピカチュウ。

 

 俺は爪を構え、静かに息を整える。炎には頼らない。本能にも飲まれない。

 

 今日、自分の力で手に入れた技だけで戦う。それで負けるなら、今の俺はその程度だったというだけだ。

 

 だが――

 

 逃げるつもりはない。

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 ピカチュウは数メートル先で低く身構えている。頬袋には再び火花が散り、いつでも飛び込めるように全身の筋肉を張り詰めていた。

 

(でんこうせっかはさせない。正面から追えば、また翻弄される。だから――動ける場所を奪えばいい)

 

 深く息を吸い込み、喉の奥に意識を集中させる。

 

「カゲェッ!!」

 えんまく

 

 ぼわっ、と濃密な黒煙が噴き出した。先ほどまでのえんまくとは違う。休むことなく何度も吐き出し、目の前一帯を黒い壁のように覆っていく。

 

 ぼわっ、ぼわっ、ぼわっ――。

 

 煙は木々の間に留まり、風の流れに乗ってゆっくりと広がっていく。視界を遮るだけではなく、あえて逃げ道を残す。

 

 右側だけ、煙を薄くする。

 

(そこにいけ)

 

 黒煙の中で、黄色い影がぴたりと止まった。ピカチュウも本能的に理解したのだろう。このまま突っ込めば、完全に視界を失ったまま突進することになる。

 

「ピカ……!」

 

 短く鳴き、ピカチュウは煙の薄い右側へと移動する。煙の外へ抜けた瞬間、頬袋に電気が収束し始める。

 

 バチバチッ――。

 

(予想通り右へ抜けたな。そして、距離を取ってでんきショックで迎え撃つつもりだ)

 

 このまま撃たれれば、避けられずにまた全身が電気に焼かれてしまう。

 

(だが! それを読んでたッ! お前は電気を溜めるために足を止めざるをえない!)

 

 俺は地面を蹴り、煙幕の中から一直線に飛び出す。ピカチュウの瞳が大きく見開かれた。

 

 至近距離。互いの息遣いが聞こえる距離。

 

 ピカチュウの頬袋が眩く光り、今まさに電撃が放たれようとしていた。

 

 その瞬間――腹の底から、ありったけの力で咆哮を叩きつけた。

 

「カゲェェェェェッ!!!」

 なきごえ

 

 空気そのものが爆ぜたような轟音。至近距離で浴びせられた衝撃に、ピカチュウの体がびくりと震える。

 

「ピカッ!?」

 

 頬袋の光がわずかに乱れた。その一瞬で十分だった。

 

(ここだ……全てをぶち込むッ!!)

 

 右足で地面を強く蹴り、腰をひねる。尻尾が大きく弧を描き、その遠心力を右腕へと乗せる。

 

 肩。肘。手首。

 

 そして鋭い爪の先まで、全身の力を一本の槍のように貫く。

 

「カァゲェェェッッ!!!(つらぬけェェッ!!!)」

 

 ひっかく!!!

 

 鋭い爪が、無防備になったピカチュウの腹部を深々と切り裂いた。

 

「ピィィカァァァッ!!」

 

 悲鳴とともに、ピカチュウの小さな体が宙に浮く。そのまま数メートル先まで吹き飛び、地面を何度も転がって土煙を上げ、ようやく止まった。

 

「ピ、カ……」

 

 苦しげな声を漏らしながら、ピカチュウは震える前足で立ち上がろうとした。だが、体に力が入らないのか、膝をついたままふらつき、頬袋に散っていた火花もぱちりと小さく弾けただけで静かに消えていく。

 

(こいつ……まだ倒れないのかよ!)

 

 なおも立ち上がろうとするその姿を、俺は荒い呼吸のまま見つめていた。胸は激しく上下し、喉は焼けるように痛む。腕も脚も痺れ、今にもその場に崩れ落ちそうだった。

 

 やがて、ピカチュウの前足から力が抜けた。小さな体がゆっくりと横倒しになり、そのまま動かなくなる。

 

 その瞬間、張り詰めていたものがぷつりと切れた。

 

「……ハァ……ハァ……」

 

 ようやく、勝ったのだと理解した。

 

 あのピカチュウに。

 

 でんこうせっかで翻弄され、でんきショックで二度も叩き伏せられた相手に。しかも、燎原の火に頼ることなく、自分の頭で考え、自分の力で勝った。

 

 じわじわと実感が込み上げてくる。安堵と達成感、そして信じられないほどの高揚感。胸の奥が熱くなり、自然と口元が緩んだ。

 

「……カゲ」

 

 ほんの数日前まで、俺は人間に追い詰められ、逃げることしかできなかった。炎もまともに扱えず、ただ必死に生き延びていただけの弱いヒトカゲだった。

 

 それが今は違う。

 

 考えて、工夫して、覚えた技を使い、格上の相手を打ち倒した。そこに偶然はない。運でも、本能でもない。今日一日の修行と、自分の意志が掴み取った勝利だった。

 

 全身の力が一気に抜け、その場にへたり込む。土の冷たさが心地よく、火照った体にじんわりと染み込んでいく。見上げた木々の隙間からは、夕暮れの光が静かに差し込んでいた。

 

 痛みはある。疲労も限界だ。それでも、不思議と気分は悪くなかった。

 

 むしろ、胸の奥には確かな手応えが残っている。

 

(……俺、ちゃんと強くなってる)

 

 その事実が、何より嬉しかった。

 

 尻尾の火が、ゆらりと静かに揺れる。まるで小さく頷くように燃えるその火を見つめながら、俺は荒い息の合間にそっと呟いた。

 

 俺は、もっと強くなれる。

 

 今日の勝利は、その確かな証だった。

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 ピカチュウは動かない。

 

 風が森に戻ってくる。さっきまでの戦いが嘘みたいに、静けさだけが残っていた。

 

「……カゲ……っ」

 

 息を吐く。勝った。その事実だけは分かる。けれど体はまだ戦いの余韻に震え、呼吸は浅いまま止まらない。さっきの一撃の感触だけが、妙に生々しく残っていた。

 

 ピカチュウは倒れている。さっきまでの殺意も怒りもそこにはなく、ただ静かな体だけが横たわっていた。

 

 その時、小さく、途切れた鳴き声が漏れる。

 

「………ピ……カ……」

 

 戦う声じゃない。叫びでもない。ただ何かを探すような、弱く、切れ切れの音だった。

 

 視線が止まる。

 

(泣いてるのか……?)

 

 伏したピカチュウの目からは涙がこぼれていた。

 

 そして尻尾の形が違う。よく見ると先がわずかに丸く、柔らかく湾曲していて、どこかハートのようにも見えた。

 

(……こいつ、メスだったのか)

 

 ピカチュウはまた小さく鳴く。そこにあるのは怒りではなく、失ったものを呼び続けるような空白だけだった。

 

「………ピカ……ピ……」

 

(………っ)

 

 その声を聞いた瞬間、頭の奥に何かが引っかかった。人間だった頃の記憶が、ぼやけたまま浮かび上がる。

 

 

「どこなの!? どこ行ったの? ◯◯◯!?」

「はぁ……よかった。もう勝手にどこかに行っちゃダメよ」

「えへへ! ごめんなさい!」

 

 

 迷子になった俺を探していた母さん。涙目になって、必死に俺の名前を呼んでいた、あの時の記憶。

 

「…………」

 

 喉の奥が少し詰まる。しばらく動けなかった。勝ったはずなのに、勝った実感がもうどこにもない。

 

 ゆっくりとしゃがみ、ピカチュウを見下ろす。

 

(まだ息はある。ただ、このままでは長くはもたないな)

 

 頭の中でいくつかの選択肢が浮かんでは消える。そのままにするか、ここで終わらせるか。

 

 頭をよぎるのは、密猟者によって捕獲された小さな黄色いポケモンのこと。

 

 結局、最後に残った選択肢は一つだけだった。

 

(……なんでだよ。助ける必要なんてないだろ。あっちが先に殺そうとしたんだぞ)

 

 それでも体はもう動いている。ゆっくりと腕を差し出し、倒れた体を抱え上げる。

 

 思ったより軽い。

 

 その軽さが、逆に現実を突きつけてくる。

 

 そのまま拠点に向かって森の中を歩き出す。足は重い。それでも止まらない。

 

 腕の中で、ピカチュウは時折小さく声を漏らす。途切れ途切れのその音は、誰かを呼ぶでもなく、ただ空気に溶けるように消えていった。

 

 歩きながらその声を聞いていると、また記憶がよぎる。呼んでも返事のない場所。探しても何もない空白。

 

 さっきまで戦っていたはずなのに、そこにはもう、少し違う空気が流れていた。









 今回はピカ様の登場です。あのピカ様がたった2回のひっかくで倒れたのは、主人公に会った時点でかなり消耗していたからですね。数日間も飲まず食わずで、あっちこっち森の中を動いていました。なので最後の ひっかくは きゅうしょに あたった で力尽きてしまったのです。

【名前】???
【種族】ヒトカゲ
【性格】おくびょう
【特性】りょうげんのひ
【持ち物】無し

りょうげんのひ:自分のHPが1/2以下になるまで、ほのお技を使えない。HPが1/3以下になると、ほのお技の威力が2倍になり、「すばやさ」のランクが1段階上る。

【技】
・ひっかく
・ひのこ?
・えんまく
・なきごえ
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