壊れる前の音を、君は知らない   作:シュユ

23 / 24
第23話 残る笑い

――橋本正義視点

 

 船に戻った瞬間、空気の重さが変わった。

 

 無人島にいた時の重さとは違う。

 

 あっちは暑さと疲労と、先の見えなさが混ざった重さだった。

 

 こっちは、もっと面倒なやつだ。

 

 結果が出た後の重さ。

 

 誰かが何かを言い出すのを、全員が待っている。

 

 そういう空気だった。

 

 Aクラス、取得ポイント120

 

 3位。

 

 Dクラス、225

 

 Bクラス、140

 

 Cクラス、0

 

 数字だけ見れば、分かりやすい。

 

 俺たちは負けた。

 

 しかも、最下位のCクラスに点数では勝ったところで、喜べるような内容じゃない。

 

 Dクラスに大きく離された。

 

 Bクラスにさえ届かなかった。

 

 そして何より、葛城が指揮を執った試験で、この結果だった。

 

 坂柳派にとっては、絶好の材料だ。

 

 いや、材料にするには十分すぎる。

 

 実際、船に戻る前からAクラスの空気はギスギスしていた。

 

 葛城は責められた。

 

 戸塚も責められかけた。

 

 けれど、そこで思ったより葛城派は崩れなかった。

 

 そのことが俺には少し引っかかっていた。

 

「いやー、しんどい結果だったな」

 

 荷物を置きながら周囲の反応を見る。

 

 こういう時は誰かが空気を軽くしてやった方がいい。

 

 重くなりすぎた場は、かえって本音が出にくくなる。

 

 まあ、俺がそういう役を買って出る理由が善意だけかと言われると、そこは別問題だけど。

 

「3位はないよな。しかもDにあそこまで離されるとは思わなかったわ」

 

 何人かがこちらを見る。

 

 責めるような目。

 

 探るような目。

 

 乗りたそうな目。

 

 それぞれ違う。

 

 Aクラスらしい。

 

 全員が同じ顔をしていない。

 

 だから面白いし、だから面倒だ。

 

「橋本」

 

 声をかけてきたのは町田だった。

 

 相変わらず表情が硬い。

 

「何?」

 

「その言い方は、今は控えた方がいい」

 

「うわ、真面目」

 

「記録するまでもないが、不用意だ」

 

「記録って。お前、まだそれ続けんの?」

 

「必要なら続ける」

 

 町田は淡々と言った。

 

 冗談が通じない、というより冗談を通す気がない。

 

 少し前までの町田は、ここまで面倒な奴じゃなかった気がする。

 

 葛城の指示を受けて動く、実務寄りの男。

 

 そういう印象だった。

 

 でも、無人島の途中から変わった。

 

 白峰の曖昧な言葉を、町田が事実として残す。

 

 違和感を、記録に変える。

 

 そうなると厄介だ。

 

 曖昧なものは流せる。

 

 だが、記録に残ると、流しにくくなる。

 

「はいはい。分かったよ」

 

 俺は軽く手を上げる。

 

「じゃあ、反省してますって顔でもしとく?」

 

「そういうところだぞ、橋本」

 

 今度は戸塚だった。

 

 いつものように噛みつくかと思ったが、声は低かった。

 

 怒鳴ってはいない。

 

「茶化すな」

 

 短い言葉だった。

 

 でも、前よりずっと刺さる。

 

 大声じゃないからだ。

 

 怒鳴らない戸塚は、案外やりにくい。

 

「おっかねえな。別に茶化してるだけじゃないって」

 

「だけじゃないなら、なお悪い」

 

「言うねえ」

 

 俺は笑った。

 

 いつものように。

 

 いや、いつものように笑おうとした。

 

 けれど、口元に笑みを作るまで、ほんの少し間が空いた。

 

 その間を、自分で分かってしまった。

 

 嫌な感じだ。

 

「橋本くん」

 

 その声は、横から来た。

 

 白峰だった。

 

 船の壁にもたれ、少しだけ首を傾けている。

 

 無人島で見た時と同じ、静かな顔。

 

 疲れていないわけじゃないだろう。

 

 けれど、疲れを見せる場所が、他の生徒と違う。

 

 こいつは、いつも少しだけずれている。

 

「何?」

 

 俺は笑ったまま返す。

 

「笑うまでが少し遅かったね」

 

 最悪だ。

 

 そう思った。

 

 別に核心を突かれたわけじゃない。

 

 裏切りを見抜かれたわけでもない。

 

 坂柳側に立っていることを言われたわけでもない。

 

 ただ、笑うまでが遅かった。

 

 それだけだ。

 

 それだけなのに、妙に引っかかる。

 

「なにそれ。俺の顔に厳しすぎない?」

 

「厳しくはないよ」

 

「じゃあ何?」

 

「少し、残ってた」

 

「いや、何が?」

 

 白峰はすぐには答えなかった。

 

 間が空く。

 

 その間が、また嫌だった。

 

 言葉を選んでいるようで、こっちが逃げ道を探す時間も残している。

 

 責めるなら責めればいい。

 

 断定するなら断定すればいい。

 

 でも白峰はそうしない。

 

 だから、こっちが自分で考えないといけなくなる。

 

「戻りきらなかった感じ」

 

「意味分かんねえ」

 

「うん。そうかも」

 

「お前が納得すんなよ」

 

 俺は笑った。

 

 今度はすぐに笑えた。

 

 けれど、さっきより少しだけ丁寧になっている気がした。

 

 やめろよ、マジで。

 

 自分の笑い方なんて、普通は気にしない。

 

 気にし始めた時点で、もう少し負けている。

 

 戸塚が白峰を見た。

 

「お前、また変なこと言ってるな」

 

「そうかな」

 

「そうだろ」

 

「でも、戸塚くんも怒鳴らなかった」

 

「それはもう聞いた」

 

「うん」

 

「何回言う気だよ」

 

「何回も言った方が、残るかなと思って」

 

「いらねえよ」

 

 戸塚は吐き捨てるように言った。

 

 でも、本気で嫌そうではなかった。

 

 それもまた、面倒だった。

 

 あの戸塚が、白峰の言葉を完全には拒絶していない。

 

 以前なら、白峰の曖昧な物言いにすぐ苛立っていたはずだ。

 

 いや、今も苛立っている。

 

 ただ、その苛立ち方が違う。

 

 押し返すためじゃない。

 

 受け止めた上で、文句を言っている。

 

 そんな感じだ。

 

 船の廊下に、生徒たちの足音が重なっていく。

 

 Aクラスの連中は、それぞれの部屋へ向かう者、通路に残る者、葛城の様子を伺う者に分かれていた。

 

 葛城は離れた場所で町田と話している。

 

 坂柳派の何人かは、まだ納得していない顔だ。

 

 当然だろう。

 

 今回の結果は、あいつらにとって葛城を責めるための十分な材料になる。

 

 坂柳が戻れば、間違いなく話は大きくなる。

 

 葛城の評価は落ちる。

 

 戸塚の失態も追及される。

 

 橋本正義としては、そこに軽く乗って、軽く離れるのが一番楽だ。

 

 どちらにも深く入りすぎない。

 

 葛城に近づきすぎず、坂柳にも近づきすぎているように見せない。

 

 必要な情報は流す。

 

 必要な距離は取る。

 

 いつものことだ。

 

 そのはずだった。

 

「橋本くんは」

 

 白峰が言った。

 

「どこに戻るつもりなの?」

 

 俺は一瞬、返事をしなかった。

 

 そして、すぐに笑った。

 

「戻るって何だよ。俺はどこにも行ってねえし」

 

「そう聞こえるようにしてるんだと思う」

 

「またそれ?」

 

「うん」

 

「……白峰ってさ、会話する気ある?」

 

「あるよ」

 

「嘘だろ」

 

 軽く返す。

 

 軽く流す。

 

 いつも通りだ。

 

 なのに、白峰は流れない。

 

 こいつの厄介なところは、話を止めないところじゃない。

 

 むしろ、止める。

 

 そこで終わらせる。

 

 こっちが返した軽口に、追撃を入れてこない。

 

 だから、軽口が宙に浮く。

 

 処理されないまま、残る。

 

「俺、そんなに怪しい?」

 

「怪しいっていうより」

 

 白峰は少し考えた。

 

「橋本くんは、いつでも帰れる場所を残してる感じがする」

 

「いいことじゃん」

 

「うん。悪いことじゃないと思う」

 

「なら問題なし」

 

「でも、帰れる場所を残しすぎると、どこに帰るつもりだったか分からなくなることもある」

 

 まただ。

 

 説教じゃない。

 

 忠告でもない。

 

 ただ、そこに置く。

 

 拾うかどうかはこっちに任せる。

 

 だから余計に腹が立つ。

 

「俺のことそんなに気にしてんの?」

 

「気になっただけ」

 

「俺って人気者?」

 

「たぶん」

 

「そこは断言しろよ」

 

 白峰は薄く笑った。

 

 こいつの笑い方は、相変わらず読みにくい。

 

 好意でもない。

 

 嫌味でもない。

 

 距離が近いわけでもない。

 

 でも、完全に遠いわけでもない。

 

 ああ、面倒だ。

 

 こういう奴は、坂柳も好きそうだ。

 

 いや、好きというより、盤上に置いて眺めたくなるタイプか。

 

 白峰奏。

 

 Aクラスにいるくせに、Aクラスのどちらにも完全には乗らない男。

 

 葛城を助けたわけじゃない。

 

 戸塚を救ったわけでもない。

 

 それなのに、結果だけ見ると少し変わっている。

 

 戸塚は折れなかった。

 

 葛城は一人で責任を背負い切る形を避けた。

 

 町田は、曖昧なものを記録に残す役になった。

 

 そして俺は、笑うまでの間を気にしている。

 

 最悪だ。

 

「白峰」

 

 俺は声を少し落とした。

 

「お前ほんとさ、何したいわけ?」

 

「何を?」

 

「葛城を助けたいの? 戸塚を育てたいの? 姫さんにもいい顔したいの? それとも全員を見て楽しんでるだけ?」

 

 少し踏み込んだ。

 

 普段なら、ここまでは言わない。

 

 でも、無人島試験の後だ。

 

 多少の苛立ちが混ざっても不自然じゃない。

 

 白峰は怒らなかった。

 

 驚きもしなかった。

 

「楽しんではないよ」

 

「そこだけ否定?」

 

「うん」

 

「じゃあ他は?」

 

「助けたい、とは少し違う」

 

「じゃあ?」

 

 白峰は視線を廊下の先へ向けた。

 

 そこには戸塚がいた。

 

 葛城の近くで、何かを話している。

 

 ぎこちない。

 

 でも、以前のように一方的に従っているわけではない。

 

 時折、戸塚が何かを言い、葛城が短く返す。

 

 町田が横で記録を取る。

 

 妙な組み合わせだ。

 

「壊れない方がいいと思っただけ」

 

 白峰が言った。

 

「誰が?」

 

「誰でも」

 

「それ、答えになってねえよ」

 

「うん」

 

「うんじゃなくて」

 

「橋本くんは、壊れた方が動きやすい?」

 

 俺は黙った。

 

 こいつ。

 

 本当に、嫌なところに触ってくる。

 

 壊れた方が動きやすい。

 

 そんな言い方をされると、さすがに笑いにくい。

 

 でも、否定もしにくい。

 

 クラスが割れれば、情報は流れやすくなる。

 

 誰かが誰かを疑えば、距離ができる。

 

 距離ができれば、その間を歩ける。

 

 俺はそういう場所を選んできた。

 

 どこかに強く立つより、どことも切れない場所にいる方が、ずっと楽だ。

 

「どうだろうな」

 

 俺は言った。

 

「壊れたら面倒じゃん」

 

「そうだね」

 

「だから、壊れない方がいいってことで。俺とお前、意見一致」

 

「うん」

 

「……何その顔」

 

「橋本くん、今のは少し早かった」

 

「何が?」

 

「答え」

 

 白峰はそう言った。

 

 それ以上、続けない。

 

 俺は笑った。

 

 今度は、少し雑に。

 

「マジで怖いわ、お前」

 

「怖くはないと思う」

 

「いや、怖いって。自覚しろよ」

 

「うん。考えてみるよ」

 

「考えるだけかよ」

 

 会話が終わる。

 

 白峰はそれ以上、追ってこなかった。

 

 俺も追わなかった。

 

 ただ、胸の奥に小さな違和感だけが残った。

 

 戻りきらなかった感じ。

 

 さっき、白峰はそう言った。

 

 どこに。

 

 何から。

 

 そんなことを考えかけて、やめた。

 

 考えすぎると、こいつの思うつぼだ。

 

 そう思うこと自体、もう半分乗せられている気もするが。

 

 部屋に戻る途中、坂柳のことを考えた。

 

 報告するなら、どう整理するべきか。

 

 葛城は負けた。

 

 Aクラスは3位。

 

 BクラスにもDクラスにも届かなかった。

 

 Cクラスとの契約は、予想してたほど重い鎖にはならなかった。

 

 戸塚はリーダーとして見抜かれた。

 

 だが、折れなかった。

 

 坂柳派が葛城を詰めた時、戸塚は葛城の後ろではなく横に出た。

 

 町田は記録役として思った以上に働いている。

 

 そして白峰。

 

 あいつは葛城派に乗ったわけじゃない。

 

 坂柳派を敵にしたわけでもない。

 

 龍園を止めたわけでもない。

 

 Dクラスの勝利を見抜いたわけでもない。

 

 それなのに、Aクラスの壊れ方だけが少し変わった。

 

 そこをどう伝えるか。

 

 坂柳なら笑うだろうか。

 

 それとも、あの目を少しだけ楽しそうに細めるだろうか。

 

 たぶん、後者だ。

 

 葛城の敗北そのものより、白峰が何をしたのかに興味を持つ。

 

 正確には、白峰が何をしなかったのかに。

 

 何もしないように見えて、何かが残る。

 

 そういう駒は、扱いにくい。

 

 いや、駒と呼べるのかも怪しい。

 

「橋本」

 

 背後から声がした。

 

 振り返ると、町田だった。

 

「何?」

 

「葛城さんが後で集まるようにと言っている」

 

「反省会か?」

 

「今後の確認だ」

 

「同じじゃん」

 

「違う」

 

「厳しいねえ」

 

 俺は笑った。

 

 町田は表情を変えない。

 

「橋本」

 

「今度は何?」

 

「葛城さんは、お前にも意見を求めるつもりだ」

 

「へえ。俺に?」

 

「ああ」

 

「それ、戸塚が言った?」

 

「葛城さんの判断だ」

 

「そっか」

 

 少し意外だった。

 

 いや、意外でもないか。

 

 葛城は負けた。

 

 だからこそ、次に同じ負け方をしないために、使えるものは使うつもりなのだろう。

 

 橋本正義も、その一つ。

 

 見える場所に置いておけば使える。

 

 戸塚がそう言っていたのを思い出す。

 

 あいつ、本当に言うようになったな。

 

「了解。行くよ」

 

「遅れるな」

 

「はいはい」

 

「返事は一回でいい」

 

「町田、なんか前より真面目になってない?」

 

「必要なら記録する」

 

「もうそれ脅しだろ」

 

 町田は何も言わずに去っていった。

 

 俺はその背中を見送る。

 

 やりにくい。

 

 町田まで少し変わった。

 

 Aクラスは負けた。

 

 葛城も傷を負った。

 

 戸塚も失敗した。

 

 それなのに、崩れるどころか、ところどころ繋ぎ直されている。

 

 雑に。

 

 不格好に。

 

 でも、確かに。

 

 その中心に白峰がいる、とは言い切れない。

 

 中心というほど、白峰は前に出ていない。

 

 むしろ、端にいる。

 

 端にいて、音だけ拾う。

 

 壊れる前の、ほんの小さなずれを。

 

 そして、何かを置いていく。

 

 言葉とも、沈黙ともつかないものを。

 

 俺は廊下の窓に映る自分の顔を見た。

 

 笑っている。

 

 いつもの顔だ。

 

 たぶん。

 

 でも、さっきより少しだけ薄い。

 

「……マジで、面倒だな」

 

 独り言が漏れた。

 

 その時、少し離れた場所に白峰がいるのが見えた。

 

 偶然か。

 

 いや、偶然だと思いたい。

 

 白峰は俺の方を見ていた。

 

 何も言わない。

 

 ただ、聞こえていたような顔をしている。

 

「何だよ」

 

 俺は言った。

 

「橋本くんって」

 

「うん」

 

「困った時ほど、笑い方がきれいになるね」

 

 最悪だ。

 

 今日二度目だ。

 

 俺は笑った。

 

 今度こそ、ちゃんと軽く。

 

「褒め言葉として受け取っとくわ」

 

「うん」

 

「否定しろよ」

 

「きれいなのは、本当だから」

 

「それ、余計怖いって」

 

 白峰は少しだけ笑った。

 

 俺は肩をすくめる。

 

「お前さ、どっち側なんだよ」

 

 口にしてから、少しだけ失敗したと思った。

 

 でも、もう遅い。

 

 白峰は窓の外を見た。

 

 海の光が、廊下の床に揺れている。

 

 無人島は少しずつ遠ざかっていく。

 

「どっち側にも、音はあるよ」

 

「答えになってねえ」

 

「うん」

 

「またそれかよ」

 

 俺は笑う。

 

 でも、白峰は何も言わなかった。

 

 その沈黙の中で、俺は自分の笑いがほんの少し遅れたことに気づく。

 

 気づきたくなかった。

 

 でも、気づいてしまった。

 

 たぶん、白峰も聞いている。

 

 そう思うと、余計に腹が立った。

 

 船の廊下を歩きながら、俺は報告内容を頭の中で組み直す。

 

 葛城は負けた。

 

 戸塚は折れなかった。

 

 町田は記録している。

 

 白峰は、どちら側にも立たない。

 

 けれど、どちら側の音も聞いている。

 

 坂柳に伝えるなら、こうだろう。

 

 白峰奏は、勝敗を直接変える駒ではない。

 

 だが、今回の試験で負け方を変えた。

 

 それは、思ったより厄介だ。

 

 俺はもう一度、笑った。

 

 今度は、誰にも見られていない場所で。

 

 少なくとも、そう思うことにした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。