ゴム人間になってブルアカ世界に来ちゃった……   作:わっきょうらん

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いつのまにか評価バーの3メモリ目が埋まりそうですね…感無量です。皆様には感謝しかありません。いつも本当にありがとうございます。


おれとお前らじゃ金銭感覚のレベルが違うッ !!

 

 

えーこちらゴム人間こちらゴム人間 !!

 

今おれはミカと一緒にトリニティの服屋に来てるぞ。あんま服とかには興味ねェんだけど、ミカが一緒に行きたいって言ったから行くことにした。ミカと一緒ならどこでも楽しいしな。

 

「ルフィルフィ ! 次はこの服着てみて !!」

 

「ん、おう分かった」

 

試着室を借りてミカが持ってきた服に着替える。たしかこれってらいだージャケットってやつだよな ? かっこいいけど重くて動きづれェな……。

 

「着たけどよ、これ動きづれェぞ」

 

「そりゃあそういう物だからね !! でもいいじゃん⭐︎かっこいいし似合ってる似合ってる !」

 

「ありがとうな ! でもなんでおれの服選んでるんだ ? おれは別にこの制服と今持ってる服で十分足りてるぞ」

 

「そんなのもったいないじゃんね !! ルフィは素材がいいんだからもっとファッションに力入れないと !!」

 

「へぇーそうなのか」

 

「めっちゃ他人事じゃん !」

 

実際他人っちゃ他人だし……。ただまあルフィの顔が良いのは同感。だが、ここで賛同するとまるでおれがナルシストみたいになっちまうからな。複雑な体になったもんだ。

 

「あんまファッションとか興味ねェしな〜。それにここにある服全部動きにくそうだし」

 

「むぅ〜 ! 勿体無い、勿体無いよルフィ !! せっかくなんだから流行り物の服とかとかどんどん着ないとだよ !! ……ていうか、動きやすさを重視するならそのマントみたいな奴いらなくない ?」

 

「マントは別だ !! それにこれは去年の正義実現委員会の委員長に作って貰った大事なマントなんだ !!

…………まあ一回燃えたからこれ2着目だけど……

 

いやー懐かしいなぁ、1着目はビナー(ヘビ)と戦った時にミサイルの爆発で燃えちまったんだよなぁ。そのこと話したら前の年の委員長がまた作ってくれたんだよなぁ〜。今はもう卒業しちゃったけど、元気やってっかなぁ。

 

「そっかぁ、大事な物なら仕方ないかぁ……じゃあどうしようかなぁ〜。着ていて快適なのだと……オーバーサイズとかかな⭐︎ ! ちょっとこれとかこれとか着てみてよ !」

 

「分かった」

 

ミカからまたいっぱい服を渡されたので、再び試着室を使う。……量が多いから全部着るのちょっとめんどくせぇな……。

 

そう思いつつもとりあえず渡された服を全部着てみた。なんか肌触り ? ってやつがいい気がした。やっぱトリニティの服屋だから高級品なのかな。おれが元いた世界だと確か高い服って1万とか超えてくるのとかあったよな。そう考えるとおそろしいな……。値札ついてねェからいくらすんのかわかんねェし。

 

「どぉ ? 一通り着てみてなんか良さそうなのあった ? 」

 

「んーじゃあこの赤色のTシャツにする !!」

 

「おっけー⭐︎ ! ……でも服一枚だけかぁ……どうせならもう一個くらい……あ ! そうだ、帽子なんてどう ? 動きの邪魔にはならないし、正義実現委員なら外にもたくさん出るから日除けにもなるよ !!」

 

ステップしながらミカは帽子がたくさん置いてあるエリアに行き、一個の帽子をおれの方へと持ってくる。それは少し大きめのサイズの麦わら帽子だった。

 

「なんとなーくだけど、ルフィにはこれが似合うと思うな⭐︎」

 

「おぉ !! 麦わら帽子か !!」

 

「えっ ! 初めて食いついた !! やったー !」

 

そういえばずっと持ってなかったもんなぁー麦わら帽子 !! ルフィになったってんならこれは絶対に欠かせちゃいけねェってのに、何やってたんだおれは !!

 

……うん ! 被り心地もいい感じだ !! これで麦わらのルフィって名乗れるし、二つ名も『麦わら』になること間違いなしだな !! 間違っても『トリニティで一番のバカ』なんて不名誉な二つ名は残らねェぞ !!! てか残さねェからな絶対。

 

「気に入った !! これ買うぞ !!」

 

Tシャツと麦わら帽子をレジに運んで会計をしに行く。何円くらいするかなぁ……まあ2万も持ってきてんだからよっぽど足りるか !!

 

「お会計60000円になります」

「3倍 !?!?」

 

「ど、どうされましたか…… ?」

 

「いや、ごめん……ちょっと待てよ…………」

 

4万……嘘だろ、全然足りねェじゃねぇか。てか財布どころか貯金箱の中身全部足してもちょっと怪しいぞ……てかこれTシャツ抜いても足りないんじゃねぇか ? どうしよっかな……

 

「あ、カードで⭐︎」

「え ? 」

 

頭を悩ませるルフィの視界に映ったのは、ブラックカードを持つミカの姿。黒色と金色で構成されたそれはあっさりと会計を完了させる。

 

「ご購入、ありがとうございました」

 

 

「ミカ、いいのか ? こんな高ェもん買ってもらっちまって」

 

ていうかなんで高校生がブラックカード持ってんだ ? いやそもそもカードって 日本じゃ作れるようになるの18歳からじゃなかったか !? ブルアカの世界は法律とかも日本とは違うのかな。……まあそれはみんな当たり前のように銃持ってる時点で当然か。もういいや、考えない事にしよっと。

 

「え ? 別に高くはなくない ? 服とかなんて全部これくらいの値段じゃないの ?」

 

この値段が当たり前ならユ◯クロやG◯にミカたちを連れて行ったら驚きすぎて目ん玉飛び出して倒れちまうんじゃねぇか ? まあこの世界にユ◯クロとかあるのかわかんねぇけど。

 

「トリニティじゃあこれが一般的な値段なのかぁ……」

 

「あ、そっか。ルフィはトリニティの外から来たんだもんね。たがらお金あんまり持ってないんだね !」

 

おーおー好き勝手いいなさる。まあ事実だからしょうがねぇけど。

 

……と思ったけど、これはミカたちが金持ちすぎるだけなんじゃねぇのか…… !? 少なくともおれが元いた世界じゃ学生にしてブラックカードを当たり前のように持ち歩いてる友達はいなかったぞ……。

 

「うん ! 金はねェ !! でもこの恩はいつか必ず返すぞ !!」

 

「えー別にいいのに〜、私が買いたかったから買っただけだし !」

 

「でも返す !! じゃないとおれが納得いかないからな !」

 

 

「んーそこまで言うなら、ちょっと付き合って貰っちゃおうかな⭐︎」

 

しばらく考えた素振りを見せた後、ミカはおれの腕を引っ張って今いる服屋とは別の店へと連れて行った。引っ張られてる時思ったけど、ミカって力強くねェか ? 檻とか壁破壊できそうだなぁゴリラみてェ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

「じゃーん ! これとかどう !?」

 

「似合う」

 

「これはこれは !?」

 

「似合う似合う」

 

「じゃあこれは !?」

 

「似合うな」

 

「さっきからロボットみたいな返事しかこないんだけど !?」

 

「あやっぱだめか」

 

いやぁ〜やっぱおれにファッションはわかんねぇな !! ハハハ。似合ってる以外の感想が出てこなかったからそれで乗り切ろうと思ったんだけど、流石にキツかったか〜。

 

 

次々と披露されたミカの服装。きれい系、カジュアル系、トラッド系、フェミニン系など、数多くの系統の服を着て感想を聞いたミカであったが、ルフィの回答は「似合う」という単語のみ、しかも特に考えてる様子もなく即答で返しているので適当な返事をしているようにしか見えない。

 

「もう ! ダメだよルフィ !! こういう時はどれがいいかちゃんと決めないといけないの !」

 

少しむっとした表情をしながらミカはルフィにずいっと近づいて不満を表す。

 

「全部似合ってるのをどう決めろっていうんだ」

 

「…………そ、そういうのはずるいよ///」

 

「?」

(なんか急に大人しくなったなミカの奴。まあいっか)

 

ノータイムで返されたカウンターパンチに不意を突かれたミカは思わず顔を紅潮させながら小声でずるいと呟く。適当に聞こえていた今までの感想が全て本心だったことが分かったのも大きいだろう。

 

無論この男は今の今までただただ思ったことを口にしたのみで口説いたつもりは一切ない。最低なんだこいつ !!

 

「あーもうっ !! じゃあいいもん ! ルフィが似合うって言う服全部買っちゃうから !!」

「じゃあこの店の服全部買わないといけねェんじゃねぇか ?」

 

「もー !! ルフィしばらく黙ってて !!!」

 

「えー !! なんでだ !?!?」

 

 

 

 

結局ミカはめっちゃ大量の服を買ったぞ。確か30着以上はあったような気がする。値段は……衝撃的過ぎて記憶が抜け落ちた。でもミカは平然としてたから、やっぱレベルが違ェな。

 

あと袋に入れるのが大変だったな。でも手に入ったぞ麦わら帽子 !! これは宝物だな !!!

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

ルフィとミカは服屋を出た後、帰路が分かれるまでの道中を一緒に帰っていた。しかし、もう少しで別れ道となるところでミカは突然足を止めた。

 

「ねぇルフィ……ありがとうね」

 

「どうしたんだよいきなり」

 

「ほら、私って結構偉い立場じゃん ? だから友達って言えるのはルフィや、ナギちゃん、セイアちゃんくらいなんだ。でもナギちゃんやセイアちゃんとは忙しかったり、立場的な面で気軽に遊べないからさ、こうやって思いっきり遊べたのは本当に久しぶりなの。……それにさ、私の周りに集まってくる人はみんな私目的じゃなくて権力とかが目的なのが見え透いて分かるような人たちばっかだったの」

「……でも、ルフィは違った。なんて言うのかな、何も考えてないというか……あ ! もちろんいい意味だよ !! 立場とかそういうの気にせずに友達でいてくれるの、すごく嬉しいんだ。だから、ありがとう」

 

「礼なんていらねェよ ! おれがお前と友達でいてぇから、友達やってんだ !! 立場がどうとか、そんなの関係ねェから、気にすんな」

 

「うん…… ! ありがとう ! ありがとうね…… !!」

 

「だから礼はいらねェって !!」

 

「あははっ、そうだね。ごめんごめん⭐︎ ! 湿っぽい雰囲気にしちゃったね。気を取り直して ! バイバイルフィ !! また遊ぼうねー !!」

 

「うん ! また遊ぼうなー !!!」

 

 

 

 

さーて ! 明日から早速麦わら帽子被るぞ !! Tシャツもどっか出掛ける時に使うか ! 買ってくれたミカには

ほんっっとうに感謝しねぇとなぁ〜 !!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





今回も閲覧いただきありがとうございます。

もしよろしければご感想もよろしくお願いします。

次回は木曜日更新予定です

ー追記ー

申し訳ありません更新は金曜日、もしくは土曜日なります。
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