ゴム人間になってブルアカ世界に来ちゃった……   作:わっきょうらん

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皆様いつも誤字報告、お気に入り登録、しおり、ご評価の程大変お世話になっております。

今回から3年生編です。よろしくお願いします

そしてなんとお気に入りの登録者数が300を超え、しおりの数も100を超えました。予想以上のペースでめちゃくちゃ驚かされました。本当にありがとうございます。

前々から描いていた記念イラスト、火拳銃ルフィです。もしよろしければご覧ください。

【挿絵表示】


色塗るのとか細い線使うのに慣れて無さすぎて大苦戦しました。これからもたまに挿絵を使わせていただきますが、基本モノクロになると思います………


長々と話してしまいましたね。本編よろしくお願いします。




三年生編本編前
どしたん話聞こか?あーそれは依頼主が悪いわ。おれだったら絶対そんなことしないのに。てかモモトークやってる?安心しろっておれたち友達だからな。じゃあ(牢屋に)いれるね。


 

3年生になってからしばらく経ったぞ !! もうおれも最上級生だ !! ボスだボス !! ……まあ、正義実現委員会のボスはツルギなんだけどな。ツルギは強ェし頭もいいからなぁ、そりゃなるわって感じだな。ちなみに副委員長はハスミだぞ。ハスミも頭良いし、デケェし、でけェしでかいからすごい奴だよな。ゲヘナ相手だと悪い意味ですごい奴になる時があるけど。

 

そうそう、ハスミと言えばあいつ2年から3年になるまでにかなり体重が増えたらしくてな、「春休み中に10……いや5kgは落とします !!」なんて言ってたけど、散歩中にあいつがパフェやらなんやらいっぱい食ってるとこ何度か見たから、絶対ダイエットする気ねェぞあいつ。

 

……あと、スズミは正義実現委員会を辞めた。あいつが選択したことだから仕方ねェけど、やっぱその瞬間はすっげェ寂しかったなぁ…しばらく不貞寝したぞ。でもま、あいつなら絶対大丈夫だから安心だ !!

 

 

さーて、過去の振り返りもこれくらいにしておいて、今日も元気に学校に行くか !!

 

 

 


 

 

 

いつも通りの道を通って学校まであと少しってとこまで来たんだけどよ、なんか道がやたら混雑してるんだよな。通行止めでもあったのか ? ちょっと誰かに聞いてみるか。

 

辺りを見回してみると、混雑した人だかりの中にヒフミがいたのでヒフミに聞くことにした。

 

「よおヒフミ」

 

「ルフィさん ! おはようございます !」

 

「ちょっと聞きたいんだけどよ、この混雑一体なにがあったんだ ?」

 

「あはは……それがですね、素行の悪い生徒さん方が道を塞いで通行料を要求しているようでして……それで皆さん通れなくなってしまっているんです。……あ ! ルフィさんって正義実現委員会でしたよね !? なんとかできたりしますか ?」

 

なるほど、チンピラがバカやってんのか。あいつらも懲りねェよなぁ〜。てか最近キヴォトスの治安がどんどん悪くなっているような気がするぞ……おれが1年生だった頃のトリニティはもっと平和だったはずなんだけどなぁ……。

 

まあいいや、とりあえず道塞いでる奴らどかさねェとな。

 

「まかせろヒフミ、30秒で終わらせてくっから」

 

「え、30秒ですか…… ? 聞くところ数も多いらしいですしそれは厳しいんじゃ……」

 

確かにこの先にあんまよくねェ気配がかたまってるな、20人以上はいるか。でも20人だろうと200人だろうとチンピラくらいなら関係ねェな。なんてったってついに()()を習得したからな。

 

「まあ待ってろって」

 

ルフィは人混みを押し退けながら先へと進む。そのまま十数メートルくらい先進むと人混みが途切れて視界が開け、そこには銃やら簡易的な迫撃砲を構えて道を塞ぐ者たちがいた。しかし、そんな火器類に一切動じることなく、彼は前へと進み続ける。

 

 

「あ ? なんだお前、ここ通りてぇんなら通行料払えよ」

「……おいちょっとまて、あのマントみたいな制服に、あの帽子……あいつ『麦わら』のルフィじゃねぇか !?」

「『麦わら』……ってことは正義実現委員会の人間って訳かよ。ってことは私たちを止めに来たってワケか。たった1人で立派なこったねぇw」

「おい !! テメェこれが見えねぇのか !? 大人しく逃げ帰れば見逃してやるぞ ? w」

 

不良生徒たちは一斉に銃をルフィに向ける。しかしそれでも彼は一切動じない。ただ無表情で一言……

 

「邪魔」

 

「ヒッ…… !」

「ウグッ…… 」

「カハッ……」

 

そう言ったと同時に心臓を震わせるかのような威圧感が不良生徒たちを襲い、次々と意識を奪っていく。そこに意識を保ち立ち続ける不良は存在しなかった。

 

────彼は既に『覇王色の覇気』の力を開花させていた。

 

 

「い、今あの人何したんだ…… ?」

「わ、分からない……けど、通れるようになったんだよね……」

 

「おぉお前ら、もうここ通って大丈夫だからな」

 

ざわつく民間人の方へと振り返り、解決したことを伝える。

 

「ルフィさーん !! ありがとうございます !!」

 

ペロロのバッグを揺らしながらヒフミはルフィの元へと駆け寄る。

 

「ヘッ、だから言っただろ ? 30秒で終わるって」

 

「あはは……まさか本当にこんなに早く終わるなんてびっくりです」

 

「チンピラにいちいち時間掛けてらんねェからな。いよし ! 道も通れるようになったし、学校行くぞ !!」

 

「はい ! 行きましょう !!」

 

 

 

 


 

 

 

 

「うぅ……こんなのダメよ……エッチすぎるわよ……で、でも中身は最後まで確認しなきゃだから…………」

 

押収品の管理室、そこでピンク色の髪と頭の羽が特徴の生徒が薄い本を読んでいた。彼女の名前は下江コハル。正義実現委員会所属の一年生だ。そして彼女が現在読んでいるものは……俗に言うエロ本ってやつである。押収品の確認は大切なことだが、まず表紙やタイトルを見るだけでどんなものかは察しがつくはずなので、今こうしてページをめくっている時点で己が欲望に従っていることが確定しているのだ。

 

「こ、こんな格好…… !?」

 

「なんだこの本に載ってる奴ら、とんでもねェ格好してんな。恥ずかしくねェのか ?」

 

「そ、そうよ、こんなのほとんど裸と一緒じゃない……」

 

「にしてもこの本載ってる奴ら、みんなツルギやハスミみてェな身体つきしてんなァ〜」

 

「そ、そりゃそうでしょ……だってこの本のジャンル巨乳……ってなんであんたがいるのよ !?!?

「なんだいまさらか」

 

「あんた何しにここに来たのよ !? ……ッまさか ! この本目当て !? エッチなのは駄目 !! しけぇっ !!!」

 

「バカ言え死ぬかァ !!! てかその本目当てなのはお前の方だろコハル。いっつもそれ読んでるし」

 

「そ、それは押収品の確認だから……」

 

「押収品の確認なら何度も見る必要はねェだろ」

 

「う、うるさいうるさーい !! 変態 !! ゴム !!!」

 

ルフィからゴムゴムの正論銃(ロジカルピストル)を喰らい論破されるコハル。かわいそうなコハル……!! ひとえにてめェがむっつりなせいだが……。

 

 

く、くそ……学校に着いてから正義実現委員会の待機所に向かって早々変態呼ばわりされるなんてな……おれ先輩だぞ !! コハルのやつ、出会った間もない頃は敬語だったのに今はすっかりタメ口になってやがる……まあいいけどよ。

 

とりあえず、今日も今日とてパトロールに行くか。

 

 

 

 


 

 

 

 

パトロールを開始してから1時間くらい経ったけど、今のところ異常はねェな。最近はほんとに治安がひでェことになってるからな。どっかでなんかあったのか ?

 

そんなことを考えていたら、上から気配を感じた。この気配……

 

「マシロか !」

 

「おや ? ルフィ先輩、パトロール中ですか ? お疲れ様です」

 

「おう、ありがとうな ! マシロはそんなところで何やってるんだ ?」

 

縦長の高い家の屋根にいるってことは高いところが好きなのか ? それともバカか煙か ?

 

「私はここで周辺の監視を行っています。より広い範囲に正義が届く為には少しでも高いところに行くのが一番ですから。……ところで、さっき何か失礼なこと考えましたか ?」

 

「い、いや〜 ? 別に何も〜 ?」

 

「嘘を付くのは正義の道理に反する行動ですよ ? ルフィ先輩は嘘を付くのが下手すぎるのですぐに分かります」

 

嘘を付いている時のルフィの態度はタコの口のようにしながら横に曲げ、目を逸らしながらヘッタクソな口笛を吹くというあまりにもあからさますぎる態度だった。

 

「じゃ、じゃあおれ別の場所の様子見に行くから ! ここは任せたぞ !」

 

誤魔化しが通用しないと分かるや否や、ルフィは足早にその場から立ち去った。

 

「あ、ちょっと待ってくだ……逃げられましたか……」

 

 

 

 


 

 

 

 

ふぅ〜せんりゃくてきてったい成功だな。決して逃げたわけじゃねェぞ、うん。

 

にしても今日は久しぶりに暴動やら爆発やらのぶっそーなことが起きねェな !! このままいけば今日は平和に……

 

 

ドカァァァン !!!!

 

 

……終わるわけねェよなぁ、なんとなく分かってたぞおれ。まあ嘆いててもしょうがねェし、とっとと向かうか。

 

「この建物でいっかな。ゴムゴムの〜

 

爆発が発生した方向にある建物を両腕を伸ばして掴み、そのまま引き戻す。

 

「ロケットォッ !!」

 

 

引き戻した勢いを利用して空を飛んで爆発が発生した場所へと向かう。もともとそんなに遠い場所じゃなかったから、数十秒で爆心地が見えてきた。やっぱロケットって便利だな。移動の時にいっつも使ってるし !

 

 

「よっとと ! ついたついた〜」

 

着地し、顔を上げて改めて爆心地を見る。残骸的に建物が爆発された感じだよな。ってことは温泉開発部か美食研究会か ? でもなんか残骸的に飯屋ではなさそうだよなぁ〜。じゃあ温泉か ? 温泉はメグ以外はそんな大したことねェから別にいいか、カスミは殴れば黙るし。

 

ルフィが爆心地を見ていると黒煙の中から徐々に4人の人影が浮かび出てくる。その人影の形は基本4人組で行動している美食研究会とは異なるものであり、尚且つ見聞色の覇気で感じる気配も彼女らではないことを示していた。

 

 

「依頼料を払わない者には相応の罰を……それが便利屋68のモットーよ」

 

「だとしてもこんな派手にやる必要はなかったでしょ……」

 

「ご、ごめんなさいごめんなさい ! 加減できなくてごめんなさい ! 死にます……」

 

「まぁまぁいいじゃん ! 面白かったし」

 

黒煙の中から出てきたのはため息混じりに顔を下に落とす生徒カヨコ。そして自身のミスを謝罪しまくり挙句死のうとする責任感の申し子のような生徒ハルカ。そんな子をクフフと笑いながら慰める生徒ムツキ。

 

そして、そんな3人を率いるように先頭に立つ紅色のコートを纏った生徒が自身の髪をたなびかせながら不適な笑みを浮かべていた。

 

彼女らの様子は正に悪の組織、アウトローと呼ぶにふさわしい者だろう。ただ一つ……

 

「なんだお前ら自爆したのか ?」

 

────黒焦げであることを除けば。

 

「クフフッ、やっぱ無理だってアルちゃん〜今の状態でアウトローぶるのはさ」

 

ん ? アル ?? アルって確か……あ ! 思い出した !! 1年生の時に会ったメガネかけてる奴だ !! 2年生になった後も何回か会うことはあったけど、そういえば最近は会ってなかったなぁ〜 !!

 

「う、うるさいわねっ ! これは自爆じゃなくて……あら ?」

 

「アルー ! 久しぶりだな〜お前 !!」

「ルフィさーん !!」

 

互いに久しぶりの再会をきゃっきゃっと騒いで喜んでいる様子をハルカは体を縮こませながら見ていた。

 

「あ、あの……アル様のお知り合いですか ?」

 

「あの子はルフィくんって言ってね。全身がゴムみたいなおかしな身体してるの。アルちゃんはあの子に憧れてアウトローを目指しているの」

 

「ルフィ……」

 

カヨコはどこか過去に振り返るような声色で彼の名前を呟きながら視線を向けた。

 

「紹介するわね ! 便利屋68の社員たちを !!」

「まずはムツキ ! 役職は室長よ !」

 

「久しぶりだねんルフィくんっ」

 

「ムツキ〜 ! そうだよな、アルがいるならお前もいるよな !!」

 

「次にカヨコ ! 役職は課長 !!」

 

「やっほ、ルフィ」

 

「おぉカヨコか、久しぶりだな」

 

「あ、あれ ? 知り合いだったの ?」

 

関わりがあるとは思っていなかったため、アルは目を丸くする。

 

「まあ……2年前に……」

「いいよ言わなくて、思い出したくもねェだろ雷帝(あいつ)のこと」

 

「……そうだね、ありがと」

 

「??…… ??? ま、まあいいわ ! そして最後に、新入社員のハルカよ !!」

 

「よ、よろしくお願いします !」

 

「おれルフィ ! よろしくな !!」

 

「うふふっ ! どおどお !? この子達が便利屋68の自慢の社員たちよ !!」

 

「にっしし !! いい仲間持ったなァ〜 !!」

 

「でしょでしょ !? 今日も見事に依頼を達成したんだから !」

 

「依頼ってこの爆破のことか ?」

 

「あーこれは……」

 

「これは依頼主が私たちを捕まえて依頼料を踏み倒そうとしたからお仕置きでドッカーンとしたんだよ〜」

 

どう説明すべきか迷っていたカヨノに変わってムツキが事情を説明する。

 

「……まぁ、そんな感じ」

 

「なるほどなぁ、そりゃさいなんだったな」

 

「そうね、でも構わないわ。依頼料を払えなかったらどうなるか……便利屋68の恐ろしさを存分に知らしめることができたんだから !!」

 

「そっかそっか〜 !! ゴムゴムの(ピストル)!!!!

 

「ぎゃー !?!?」

 

突然飛んできた拳を間一髪で回避し、咄嗟の回避だった為に体勢を立て直せずアルはそのままゴロゴロと後ろに転がって壁に激突する。

 

「痛っ !! え !? なになになに !?!? なんでなんで !?!?」

 

アルは何故突然殴りかかられたのか分からず、白目になりながら激しく狼狽する。そこにはもはやアウトローの面影は微塵も感じられなかった。

 

「あ、やっぱりこうなっちゃうかぁ」

 

「はぁ……今更職務を全うしようとするのも変な話だけどね……」

 

「あ、アル様を殴ろうとするなんて……許せない許せない許せない許せない !!!」

 

「ルフィさん !? 私何か悪いことしたかしら !?!?」

 

「そりゃお前、ここトリニティの自治区なんだから爆破されたら誰であろうとぶっ飛ばさなきゃいけねぇに決まってんだろ。おれ正義実現委員なんだから。久しぶりに会えてすっげェ嬉しいけど、それはそれ、これはこれだ !! 悪ぃけどトリニティの藻屑になれ !!!」

 

「な、なな……ななななな……」

「なんですってー !!??」

 

白目をしながら放たれた陸八魔アルの叫び声がトリニティの自治区に響き渡った。

 

ちなみに便利屋68とルフィは多少の戦闘こそしたものの、彼自身本気で捕まえるつもりはなかったので便利屋68がさっさと撤退する形で幕を閉じた。

 

 

 

 





今回も閲覧いただきありがとうございました。更新期間空いて申し訳ないです。

これからも遅くとも着実に更新していくのでお待ちしていただけると幸いです。

ちなみにストーリーの構想としてはアビドス1、2章終わった後にパヴァーヌ1、2章。その後エデン条約1〜4章。その後オラトリオ、カルバノグ(この2つは順番が前後する可能性あり)そして何かしらのイベントを挟んで(挟まない可能性もあります)最終編と言った感じでかなり順番を変えるつもりです。また最終編が終わった後の構想も考えております。

それと、このルピー君は目元の傷はありますが胸元の大きな傷はまだついてません。まだね。

皆様にはいつも大変お世話になっています。本当にありがとうございます。
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