ゴム人間になってブルアカ世界に来ちゃった…… 作:わっきょうらん
皆様いつも誤字報告、お気に入り登録、しおり、ご評価、ご感想いつもありがとうございます。
本編に入る前に、感想についてお願いがあります。この作品では感想での展開予想、考察、ご意見等はいつでも大歓迎ですし、いつも皆様の感想を拝見してニヤニヤしております。ただ、一つ禁止にさせて欲しいのがこの作品の元であるONE PIECE、ブルーアーカイブ自体のことを悪く言うのはご遠慮願います。この作品はONE PIECE原作者尾田栄一郎様、ひいてはブルーアーカイブを開発、運営してくださっている株式会社Yostar様、NEXON Games様、そして数多の偉人の存在があるからこそ成り立っている二次創作作品です。そのため、この作品自体の批評は大歓迎ですが、原作となる二つについて批判的な意見をこの作品の感想欄に書き込むのはご遠慮ください。
それと投稿主はONE PIECEもブルーアーカイブも両方とも大好きですので原作である二つのうちどちらか一方でも悪く言われるのはとても悲しくなります。(これは私の事情になってしまいますが)
もし該当する感想があった場合には、返信せず削除いたします。ご理解のほどよろしくお願いします。
長々と申し訳ありませんでした。これからも更新し続けていくので何卒当作品をよろしくお願いします。
「〝ギア
地面を蹴り、カイザー理事の乗る巨大ゴリアテの頭部の高さまで一瞬で到達したルフィは巨大化させた腕に武装色を纏い巨大ゴリアテは向ける。
「ゴムゴムのォ〝
『図に……乗るなぁッ !!!』
2種の巨大な拳が衝突し、耳を塞ぎたくなる程に強い金属音が響く。そして双方の拳は共に動くことなくせめぎ合う。
「ッッ……!!!」
『ガキが…… !!』
“ルフィ !!”
「構うな先生 !! アビドス !! こいつはおれがぶっ壊す !! だから先に行け !! ホシノの所に !!!」
「……… !! 先生…先に行こう !! ルフィくんっ !! 絶対勝ってね !!!」
「────当たり前だ…… !!」
ユメたちはホシノが閉じ込められている実験室を目指して走る。だがしかし、何十体といるゴリアテ、そして戦車、ヘリ、歩兵が道を塞ぐ。
『視界に映っている物だけではありません……奥にもまだ待機しています !!』
「ん、どのみち正面突破あるのみ」
『フン、精々足掻いてみるといい、私が手を下さなくとも、デカグラマトン大隊がアビドスなどすぐに片付けてくれるわ !!』
たかを括るカイザー理事、だがそのような態度を取るのも当然と言えるほどの戦力が、アビドス、先生たちの前には立ち塞がっていた。〝私はこのまま『麦わら』の相手をしていればいい〟と考え、アビドスと先生を視界から外す。
しかし、その慢心を突き刺すかのように大爆発が起こり、轟音と共に数体のゴリアテが吹き飛んだ。
「じゃーん ! やっほー !!」
「はぁ……結局こうなるのか……」
「お、おじゃまします !!」
『あなたたちは……便利屋68 !?』
数体のゴリアテが消えたことでできた道から出てきたのは、便利屋68のメンバーたち。先程吹き飛んだゴリアテはムツキとハルカの2人が使った爆弾によるものだった。
「なかなか盛り上がってるじゃーん ! でかいのいっぱいいるし !」
「こっそり助太刀しようと思ったのに、上手くいかないものね」
「あんたたち…… !!」
「このタイミングに登場……ということは…… !」
「なるほど、そういうことだね」
「まさか…… !! そういうことなの…… !?」
「ん ? この期待に満ちた目線は ?」
「……社長、ここは一旦状況を整理してから……」
「フフフ、勘は鈍っていないようね対策委員会そんなの決まってるじゃない」
「社長… !? まさか……」
ノノミ、シロコ、ユメたちの期待に満ちる輝いた視線、一流のアウトローを目指すアルがそれを受け取ってとる行動など一つしかない。
「ここは私たちに任せて、先に行きなさい !!!」
好戦的な笑み浮かべながらドンと構えて対策委員会に宣言するアル。その様相から見て取れるのは圧倒的な余裕…………と言いたいところだが、彼女の今の内心はこうである。
(言っちゃったあぁぁ〜 !!! でもしょうがないじゃないあんな輝かしい視線向けられたら〜 !!!)
「うっわぁ、流石にそれは惚れちゃうよ、アルちゃん」
「さ、流石ですアル様 !! 一生ついて行きますっ !!」
「もうっ……べ、べつにお礼は言わないからっ !! ……でも、全部終わったら……その時は一緒に、ラーメンでも食べにいくわよ !! 便利屋 !!」
「はいっ ! この恩は必ず !!」
「ん、ありがとう」
「本当にありがとう !! 便利屋ちゃん !!!」
“………ごめん、ここは任せるよ。それじゃあみんな !! 急いでホシノのところへ行こう !!”
先生たちは便利屋68が作った道を通り、ひたすらにカイザーPMCの中央施設にあるホシノが囚われている実験場を目指して走り続ける。
『便利屋……あくまで我々と敵対するということか……まあいい、後で始末すればいいの話「お前の相手は」ッ !?』
先程まで相殺し合っていた二者の拳だったが、巨大化しているルフィの拳が巨大ゴリアテのアーム部分を徐々に押し込んでいく。
「おれだ !!!」
「グゥゥ !!!」
馬力でルフィに押し負けた巨大ゴリアテは大きくのけ反り体勢を崩す。がしかし、それをカバーするように巨大ゴリアテの肩部分が変形し、両肩からミサイルポッドが姿を現す。
『我が社最新鋭の兵器が…ただのデカブツの訳がなかろう !!!』
「ぐあッ !!」
放たれたミサイルは空中で身動きが制限されているルフィに牙を剥く。ルフィは巨大化させていた腕で体を覆いガードするが、全ては防ぎきれず背中や横腹に爆風を浴びる。
『潰れろォォ !!!!』
さらにカイザー理事は追撃として巨大ゴリアテの足でルフィを何度も踏み潰し、砂の奥へと埋める。
『体格差も分からんバカが……次は便利屋とアビド「〝ギア
蒸気が地中から噴出し、ルフィを埋めていた砂を吹き飛ばす。カイザー理事の乗るコックピットに映っている映像には、踏みつけに一切こたえた様子のないルフィの姿があった。
『バカな…… !! あれだけの質量を受けてどうやって…… !?』
「お前なんかに……おれも……アビドスも……負けねェよ !!!」
次の瞬間、コックピットの映像には画面いっぱいにルフィの姿が映っていた。しかしこれは彼が巨大化した訳ではない、一瞬にしてカイザー理事が乗り込んでいるコックピットまで距離を詰めたのだ。
「ゴムゴムの〝
『グッッ……フッ、バカめ !! コックピットが1番頑丈に決まっているだろう !!!』
ルフィの一撃がコックピットを軋ませるが、中にいるカイザー理事には振動が伝わってくる程度で、ダメージにはならない。逆に再び宙へ浮いたルフィを仕留めんと拳を繰り出す。
しかし、ルフィは向かってくる巨大な拳の窪みを掴み、甲の部分に乗り込むと、コックピットに追撃を加えるべく腕を伝って走る。
「うおおおぉぉぉ !!!」
「ゴムゴムのォ ! 〝
「〝
『グゥゥ…… !! いい加減に……しろォッ !!!』
巨大ゴリアテから再びミサイルが放たれる。
「ゴムゴムの〝
しかし、放たれたミサイルは全てルフィに撃ち落とされ、さらにそのままの勢いでコックピットに連撃が襲いかかる。
『ッッ !!! があぁぁぁぁぁ !!!!』
接近したルフィを振り払おうと、考えなしにとにかくその巨体を動かせるだけ動かすカイザー理事。距離を取ることには成功したものの、乱雑な攻撃のためルフィに対して有効打にはなっていない。
『(落ち着け……まずは北のエリアに展開している部隊をこちらに召集する。デカグラマトン大隊もそろそろ便利屋共を処理し切る頃だろう……そうすればあとは麦わらを一切攻撃してしまいだ)』
通信を繋げようとした次の瞬間、その方に展開している部隊から報告が上がった。
『こ、こちら北エリア !! 風紀委員会から攻撃を受けましたっ !! 現在交戦中 !!!』
『バカな…… ! 風紀委員会だと !?』
さらに………
『こちら東エリア !! 覆面を被った者を頭に据える謎の部隊が砲撃を…… !!』
『ふざけるな !! とっとと鎮圧しろッ !!』
風紀委員会に重ねて、ヒフミの……もといファウストの率いる部隊もカイザーPMCに攻撃を加える。
『(まだだ…… !! 風紀委員会も謎の部隊も、交戦中……突破されることはない !! それならデカグラマトン大隊を使って麦わらを攻撃すればいい… !)』
カイザー理事は、モニターの一部を便利屋68と戦うデカグラマトン大隊へと切り替える。彼の予想通り便利屋は追い詰められていた。膨大な数のゴリアテに重戦車、攻撃ヘリ。爆弾での対処にも限界がある。
「やっばいねアルちゃん、どうする ?」
「ふっ……(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう !!!!!)」
「………もともと計画もなく引き受けたからね……」
「わ、私の自爆で何体減らせるでしょうか !!」
そして、追い詰められているのは便利屋だけではない、アビドスもまた窮地に立たされていた。ゴリアテは便利屋が引き受けたものの、その他の銃火器、戦車、歩兵等は以前アビドスをターゲットに捉えている。
「あーもうっ !! 何体いんのよ !!」
「キリがないね」
「それでも……諦める訳にはいきません !!」
「そうだねっ !! 絶対ホシノちゃんを取り戻すよ !」
「皆さん !! 私が道を作るのでその隙に !!」
“アヤネ !?”
先生たちの頭上を通り過ぎた攻撃ヘリ、それはアヤネの保有している〝雨雲号〟だった。空からの火力支援により、少しだけ隊列に隙間が開く。
「配置を変えろ !!」
「奴らを1人も通すな !!」
しかし、追加で送られてきた部隊が隊列を変えながらその隙間を埋める。
“まだこんなに数が…… !!”
彼女らの緊迫する様子をモニターで捉えたカイザー理事は笑い声を漏らす。
『クックク…いいぞ、このまま奴らが力尽きるまで耐えれば私の勝ち──────────』
「キエエェェェア"ア"ア"ア" !!!!」
『────────────は ?』
モニターに映っていたのは、どこからか突進してきた生徒がカイザーの軍勢を虫けらのように扱う光景だった。
『な……なん……だ…… ? あれは…… ?』
受け止められない現実にカイザー理事は硬直するが、モニターは残酷にも破壊され続けるデカグラマトン大隊を映し続ける。
「キケケケケ !!! キエロォ !!! 壊れろォッ !!! 皆殺しだァァァ !!!! ギャヒヒヒヒハハハハハ !!」
戦車の装甲は発泡スチロールのように砕けて吹き飛び、ゴリアテは見るも無惨に引きちぎられる。剣先ツルギの周りには、既に鉄屑の山ができていた。
アビドスと便利屋にとっては救済であったが、あまりにも、ちょっと流石にあまりにもすぎる光景に困惑を隠せない。
「あの人は……味方ってことでいいの…… ?」
「皆殺しって言ってたけど……」
「あの制服は……トリニティの…… !!」
「すっごいパワーです⭐︎」
「せ、戦車がペシャンコになってる……」
『ば、バカな……こんなこと……こんなことあっていい筈がない !!』
狼狽する理事、しかしそこに更なる追撃となる通信が入る。
『こ、こちら西エリア !! 正義実現委員会から攻撃を受けましたぁっ !!!』
「おかしい……なぜこんなところにトリニティの治安維持組織が…… !!」
西エリアの部隊を率いるカイザーの指揮官は、酷く混乱していた。自治区でない、ましてや近隣ですらないトリニティが何故アビドス砂漠にいるのか理解できなかったからだ。
「貴様ら ! どうしてここに……いやそもそも、こんなこと許されると思っているのか !? ここはカイザーの土地だぞ !!!」
「カイザーの土地 ? 何言ってるんすか ? ここはティーパーティの所有する土地っすよ ? ね ! ハスミ先輩」
「ええ、少し前にナギサ様から『ミカ様と共にカイザーからアビドス砂漠一帯の土地を購入した』と通知をいただきました。私たちは
「そ、そんな筈はない……だ、だってこの場所は………」
〝宝探しの為に購入した土地〟そう言いかけたカイザーの指揮官だったが、それは通らないことに気付き言葉を失う。
カイザー側にとっては宝物がある可能性を秘めた土地でも、他の者から見たアビドス砂漠は利用価値などない場所。故に他者からアビドス砂漠を購入したいと言われた場合、安値で明け渡すしかない。何故なら利用価値のない土地を高値で売るなど、不自然極まりないからだ。ましてや、売りたくないなどと言えば一層怪しまれ、自分たちの目的が他の組織にバレる恐れがある。
そのためカイザーのトップは、アビドス砂漠のカイザーPMCを切り捨てる判断をした。
「まぁ、そういう訳っすから。ちゃんと鎮圧しないとっすね !!」
「ぐはぁっ !?!?」
イチカはカイザーの指揮官の顔面を何度も殴り、トドメに胴体に膝蹴りを入れて破壊する。
「いやぁ〜ルフィ先輩のように一撃 ! という風にはいかないっすねぇ」
「………イチカ、最近ストレスが溜まっているのなら相談に乗りますよ ?」
「あぁいやいや違うんですよハスミ先輩 ! ちょっとマイブームを自分の戦闘スタイルに取り入れようかなと思って」
「マイブーム……殴るのがですか…… ?」
「うーん……そうではあるんすけど、そうじゃないと言いますか……」
(あの人また変なこと教えましたね……… !?)*1
『正義実現委員会……どいつもこいつも私の邪魔を……何をしているデカグラマトン大隊 !!! さっさと全員片付け「お前の相手は……」なッ !?』
「おれだって言ったんだろうがァ !!!」
「〝
迫り来る黒色の巨大な両腕を、巨大ゴリアテの両アームで受け止める。
『ッッ !!! もういい…… !!! 今あるエネルギーの9割を使用してやる…… !! 死ねッ !!!』
巨大ゴリアテの頭部のキャノン砲がルフィへと照準を合わせ、エネルギーをチャージする。
『両腕がふさがっていては……回避も防御もできんだろう !!!』
『〝アツィルト
巨大な熱線が、ルフィを呑み込む。
『フハ、フハハハハハハハハ !!!! アーッハッハッハッ !!!! 直撃 !!! 確実に死んだ !!! 燃えカスだ !!!』
熱線に焼かれ続けるルフィは今頃焼死体………のはずだった。だが彼の両腕は未だ巨大ゴリアテの両アームを離さず、それどころか押し込む力は止まることを知らない。
『あ、ありえんッ !! 直撃だぞ !? アレを喰らって何故……』
「〝武装色〟なら……焼かれねェよ !!!」
ルフィは熱線に呑まれる直前、全身を武装色で防御してダメージを可能な限り軽減していた。
「うおおォォォォォ !!!!」
力技で巨大ゴリアテの両アームを上へと弾き飛ばし、胴体部分をガラ空きにする。
「ゴムゴムのォッ !! 〝
炎を纏ったルフィの拳がコックピット一直線に飛んでいき、そのまま貫通して内部を焼く。
『ぐあッ !! があぁぁあああ !!! あ"あ"あ"あ" !!!!』
『フーッ、フーッ……!! トリニティのガキ風情が……… !!!』
『この私を !!! 誰だと思って
「お前がどこの誰であろうと!!!!」
「おれはお前を越えていく!!!!」
剥き出しになったコックピットに蹴りを入れ、さらに体を膨らませながら捻り、溜めた空気を一気に吐くことで回転しながらカイザー理事に接近する。
「ゴムゴムのォォ !!!!」
『私の……… !!』
「〝
『邪魔をするなぁッ !!!!』
ルフィの拳は巨大ゴリアテのアームを貫通し、そのままカイザー理事に直撃。そしてカイザー理事を完全に巨大ゴリアテから引き剥がした。
「うおおおおおおおお !!!!!」
「だあああああああああ !!!!」
ありったけのラッシュを喰らったカイザー理事はホシノいる実験室まで吹き飛び、風穴を開けた。
「ああもうっ !! どんだけ入り組んでるのよ !!」
セリカたちはカイザーPMCの建物への侵入に成功し、ホシノのいる実験室を目指していた。
「でも、もう少しのはずですっ !」
「!! これじゃない !? なんかすっごい頑丈そうな扉だよ !!」
“重い……”
先生はユメの力も借りながら開けようとするが、びくともしない。
「じゃあ壊す」
「待って下さいシロコちゃん ! なにか……音が聞こえてませんか ?」
「ん、言われてみれば」
「そ、そうですね。それにだんだんこちらに近づいてくるような……」
アヤネがそう言い終えたその時、〝何か〟が飛んできて分厚い扉に衝突し、風穴を開けた。
「んえっ !? なになに !? 何が飛んできたの !!??」
「こいつは……」
「ボロボロすぎて、面影もありませんが……」
「「「「「“カイザー理事 !!!”」」」」」
「みん………な………?」
信じられない光景を見るような目で、対策委員会の面々を見つめるホシノ
「ホシノ先輩 !! ………ってうわぁ !!」
“天井が !!”
実験室の天井が破壊され、日が差し込む。しかし、一つだけ人型の影ができていた。ルフィの影だ。
ルフィはホシノを見下ろすと、限界まで息を吸い込む。
「ホシノー !!」
「お前はー !!! おれのー !!!」
「友達だー !!!!」
「一緒に帰るぞォ !!!ホシノーッ!!!!」
「…………うん──────ただいま」
「「「「「おかえり !!! ホシノ(ちゃん)先輩 !!!!」」」」」
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「ハスミ。あぁ、そうだ……終わったよ。撤収だ……お疲れ様」
『分かりました。あなたこそ、お疲れ様です。ツルギ』
ハスミに報告を終えると、ツルギはスマホをポケットへしまう。
「結局……あの人1人でほとんどでっかいの片付けちゃったね」
「………便利屋68か」
「え、えぇそうよ ! ……な、なによ ! (ぎゃああぁぁぁ !! なになになに !? もしかして今から戦わないといけないの !? 戦闘見てたけどこの人空崎ヒナくらい強いじゃないどうしようどうしようどうしよう〜 !!!)」
「………礼を言う」
「…………ほえ ?」
まさかの言葉に硬直するアルを置いて、ツルギはすでに倒壊したカイザーPMCの施設の方へ歩いて行った。
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「いやぁ〜つっかれたぁ〜」
ホシノを拘束している物体を外した後、ルフィは仰向けに地面に寝っ転がっていた。
「うへぇ〜、ほんと派手にやったねぇ〜」
「あんたねぇ……飛ばすにしても方向考えなさいよ ! 危ないじゃない !」
「いやぁ〜わりぃわりぃ。あいつぶっ飛ばすことに夢中だったからよ」
「ううん、いいの。ありがとう」
「…………ルフィ」
ルフィとアビドスの前に、ツルギが現れる。
「ん ? あぁ、ツルギか。どうしたんだ ?」
“知り合い ?”
「うん、友達」
「びっくりした。敵かと思った」
「シロコ先輩 !? 失礼すぎますよ !?」
「…………………」
“(ツルギという子から……並々ならぬ気迫を感じる……一体なにを言うつもりなんだろう……)”
「……か、かかか、かかかかか、肩………借りる……… ?」
“(乙女だった…… !!! ごめん…… !!!)”
「ありがとうツルギ。けど大丈夫だ。まだアビドスで
「……そっか。それでは、アビドス対策委員会の皆様方……シャーレの先生………失礼しました」
ツルギは全員に一礼した後、トリニティの方へ体を向けて歩き始めた。
“(礼儀正しい子だったなぁ〜)”
「……それでルフィくん。やりたいことってなあに ?」
「んなもん決まってんだろ !! カイザーぶっ飛ばしてもうなにも考えなくてよくなったんだから !! 1年の時にユメが言ってた砂祭りやろう !!!」
「お、覚えててくれてたんだね……」
「砂祭りって……前にホシノ先輩とユメ先輩が言ってたあの ? やってたの相当昔って聞いたけど……」
「うへへ、気持ちは嬉しいけど。流石に無理なんじゃないかな〜」
「んえ ? なんでだ ?」
「オアシスありきのお祭りだからね〜、もうとっくの昔にオアシスなんて枯れちゃったから、できる場所がないのさ。……でもね、ルフィとみんなが助けにきてくれたってだけで、おじさんはもう十分だよ〜」
「へぇ〜じゃあオアシスがあれば砂祭りできるのか ?」
「うへ ? そ、そりゃあそうかもしれないけど……」
「そっか ! ……よっと !!」
仰向けになっていた体を起こして、飛び上がるようにルフィは立ち上がる。そしてそのまま砂漠の奥へと歩く。
「ルフィくん !? どこいくのー !?」
「 ? そりゃあ決まってんだろ」
「ほりに行く」
今回も閲覧いただきありがとうございました。もうちっとだけつづくんじゃ。