ゴム人間になってブルアカ世界に来ちゃった…… 作:わっきょうらん
皆様いつも誤字報告、お気に入り登録、しおり、ご評価ご感想ありがとうございます。おかげさまで評価バーが埋まりました。目標のうちの一つだったので嬉しいです。これからも投稿を続けてまいりますので何卒よろしくお願いします。
今回からパヴァーヌ編です。表紙描きたかったんですが、間に合いませんでした……どっかで出せたらなぁと思います。
今回ルフィ視点からのスタートになります。よろしくお願いします。
おれの183連勝中な
「うおおおおおおお !!!」
「オラァァァァァァァ !!!!」
ミレニアム近郊のゲームセンターにて、2人の生徒が咆哮を上げていた。ルフィとネルである。
「くたばれゴムっ !! 赤コアラ !!」
「ぐあぁっ !? この野郎〜 !!! 3連赤コアラ !!!」
「なっ…… !! テメェっ…… !!」
2人のやっているゲームは、キヴォトスでは超有名なアーケードレーシングゲーム『メリオカート』。そこでデットヒート(笑)を繰り広げていた。
ちなみに(笑)とつけたのは、双方アイテムを手にした瞬間それを互いにぶっ放し合っているせいで、2人ともCPUには周回遅れにされている始末だからだ。
「「お前を……ぶっ飛ばすッ…… !!」」
この後10回以上再戦したが、結局引き分けのまま2人の100円玉が尽きた。
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ふぅ、レースゲームは全部おれが勝った !!! これでおれの183連勝だな !!*1
勝った後は気分がいいな !! このままちょっと散歩でも………ん ? あれは先生じゃねェか。ミレニアムでなにしてんだ ?
ルフィから少し遠目の位置に、先生と非常に容姿が似ている2人の生徒が見えた。どうやらどこかに向かっている様子だ。
「おーい先生〜 !! なにしてんだ ??」
“やあルフィ、実はね………”
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“…………という訳なんだ”
「へぇ〜じゃあ先生たちは今からその『廃墟』ってとこに行くのか」
なんか先生の話によるとゲームかいはつぶ ? っていう部活がこのままじゃ廃部になっちまうから、それをなんとかする為に今から廃墟に向かうらしい。そこにぎゃくてんの一手があるらしいぞ。
「面白そうだな !! 決めた、おれついてく !!」
“大丈夫 ? 危ない場所らしいけど……”
「そーだよ ! 廃墟は本来は連邦生徒会が立ち入り禁止にした場所なんだよ !」
「でもお前らそこに行こうとしてるじゃねェか」
「うぐっ…… !! そ、そもそもあなたは誰なのさ !」
(お姉ちゃん……論点ずらした……)
「おれはルフィ ! お前こそ誰だ !」
「私は〝才羽モモイ〟!! よろしくね !!」
「うん ! よろしく !!」
「「うぇっへへ〜い」」
挨拶するとすぐさま肩を組み始めるルフィとモモイ、とても先程まで初対面だったとは思えないくらいの親しみっぷりである。
“(仲良くなるの早いなぁ)”
「ピンクの方がモモイで……緑の方 ! お前は誰だ !」
緑の装飾つけてるから名前はミドリだったりして、なーんてな ! ハハハ。
「私は〝才羽ミドリ〟です。よろしくお願いします」
「………!!!!????……」
「…… ? どうかしましたか ?」
「いや、なんでもねェ……今日は勘が冴えてるなぁと思っただけだ」
「 ??? 」
「いきなりの助っ人だけど……でも危険な場所なら行く人数は多い方がいいよね !! 早速出発だー !!」
「おう ! いくぞぉー !!」
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「ここが廃墟かァ………」
入口っぽいとこまで来たけど、ほんと名前の通りだな !! 崩れた建物でいっぱいだ !! 本当にここにぎゃくてんの一手があんのか ?
「お姉ちゃん……本当にこんなところに〝G.Bible〟があるの…… ?」
「ヴェリタスにG.Bibleの捜索を依頼したら、最後にG.Bibleの稼働が確認されたのがここだったから、きっとあるよ !!」
「じーばいぶる ? それがぎゃくてんの一手なのか ?」
「そう !! G.Bible……それは、昔のキヴォトスにいた伝説的なゲームクリエイターがミレニアムの在学中に作ったという伝説の存在……そこには〝最高のゲームを作れる方法〟が入っているんだって !!」
最高のゲームかぁ……聞くだけでワクワクしてくるな !! 何書いてあるのかめちゃくちゃ気になるぞ !!
「じゃあとっとと見つけねェとな !!」
「じーばいぶる〜 !!! 出てこーい !!!!」
“多分、生き物ではないから呼んでも出てこないんじゃ……”
当然ながら、ルフィの叫び声がG.Bibleの発見に繋がることはない。……がしかし、どうやら別の存在を多数呼び寄せてしまったようだ。
『◼️◼️◼️ !! 』
『◼️◼️◼️◼️ !!!』
『◼️◼️ !!!!』
「おお、なんかロボットがいっぱい集まってきたぞ。カッケェな」
「いやいやいや !! あれどっからどう見ても私たちのこと敵対視してるよね !? 何やってるの !?!?」
「と、とりあえず逃げないと……このままじゃ包囲されちゃう…… !!」
“あっちに工場のようなものが見えるから、あそこに逃げ込もう !!”
「え ? こいつら敵なのか ?」
「思いっきり銃構えてるじゃん !! 早く逃げよ !?!?」
そっかぁ〜敵だったのかぁ〜、じゃあ撤退しないとな。数が多いし、適当にぶっ飛ばして退かすか。
「分かった ! んじゃ道開けるからちょっと離れてろ!」
「〝ギア
ルフィはモモイ達から距離をとり、注意を向けるために集まったロボット兵らの前に立つと親指を噛み腕の骨に空気を入れる。
「え ? え ? え !? なにあれ !? どうなってるの !?」
「先生 ! なんでルフィさんの腕が膨らんでいるんですか !?」
“それは後で説明するよ。とにかく今は逃げよう !”
「う、うん !」
「は、はい !」
「ゴムゴムの〝
先生たちの退路を断っていたロボットを、ルフィの巨大な拳が一掃する。
いっぱいぶっ壊したけど……奥にまだまだ見えるな……相手すんのめんどいし、おれも逃げよっと !
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「………撒いたのかな ?」
「室内までは追ってこないんだね……よかった……」
「ラッキー ! でいいのかな ?」
「良くないよ !! うわあああん !! もういや ! いったいなんでこんなところでロボットに追われなきゃいけないの !? しかも助っ人できてくれた人はなんか変な身体してるし !!」
「今のギリめいよきそんじゃねェか ?」
コハルさいばんちょうに判決を下してもらうか !! ……っと思ったけど、あいつが取り扱ってるのわいせつ罪関連だけだな……敗訴だ。
「落ち着いてミドリ、きっといつかいいことがあるよ」
「今日の話をしてるの !! そもそもお姉ちゃんとルフィさんのせいでしょ !!」
まずいぞ、逆におれが訴えられそうだ。
「でも実際変な身体だよね。ルフィさんのあの身体はどうなってるの ? なんで伸びるの !?」
「ゴムだから」
「フワッフワすぎない !?」
5文字で終わってしまった説明に納得のいかないモモイは先生に説明を求める視線を向ける。
“ごめんね……実際そうとしか言えなくて……膨らむ以外にも、ルフィは伸びたりもできるんだよ”
「そ、それで納得するしかないのかぁ……と、とにかく ! 今はここがどんなところなのか掴まなきゃ !」
「そうだね……連邦生徒会はあのロボットたちがいたから出入りを禁止したのかな」
「実は連邦生徒会が非常時に使うための秘密兵器で……とかは考えて見たけど、そういうのじゃなさそうだし……なんだろ ?」
『────接近を確認』
「「「“ !? ”」」」
辺りを軽く散策するルフィたちの耳に届いたのは機械音声、しかしその音声を発している物体の位置は分からない。
「な、なに !?」
「部屋全体に……音が響いてる…… ?」
「スッゲェ〜 !! 近未来だぁ〜 !!」
『対象の身元を確認します。才羽モモイ、資格がありません』
「な、なんで私のこと知ってるの !? それに資格ってなに !?」
『対象の身元を確認します。才羽ミドリ、資格がありません』
「私のことも……いったいどういう…… ?」
『対象の身元を確認します。モンキー……D………¥@&¥&&&:¥&¥66¥@&&()@&))(@@¥!?!?!?!?!?』
「な、なんかバグってない ! ルフィさん何したのさ !!」
「なんもしてねェよ !! てかできねェし !!」
『)&&)¥&@¥〜 !!!! 〝D〟……なぜ……あなたが……ジョイボー……は既にいない……あなたは……ジョイボーイではない…… !!! なのになぜ………ッ !!! 〝D〟の名を…… !!! …何故〝彼〟と同じ
ジョイボーイ !!!
日之出◼️◼️◼️ !!!!!』
「な、なんだ ? ノイズまみれで何も聞き取れねェぞ……」
機械は叩けば直るって聞くけど……肝心の叩く機械が見当たらないからな……。
しばらく謎の機械音声は沈黙するが、起動音が鳴ると再び認証を続ける。既にノイズや雑音も消え、正常な音声に戻った様子だ。
『………失礼しました。モンキー・D・ルフィさん、資格がありません』
「も、戻った……のかな ?」
「怖かったぁ……」
消えた雑音やノイズに安心したミドリは、ヘタリと力なくその場に座り込む。
良かったぁ、もしぶっ壊れちまったってんならそんがいばいしょうを請求されるかもだったからな。
『対象の身元を確認します……〝先生〟……資格を確認しました。入室権限を付与します』
「えぇっ !?」
「どういうこと !? 先生はいつからこの建物と仲良しになったの !?」
“いや……私も心当たりがないね……”
『才羽モモイ、才羽ミドリ、モンキー・D・ルフィの3名を先生の〝生徒〟として認定、資格を付与します』
「やった !! おれらも仲良くなったぞ !!」
「「いえーい !!!」」
同じような思考回路をしているのだろうか、ルフィとやべぇは全く同じタイミングで互いの方を向き、ハイタッチをする。
『下部の扉を解放します』
「「………え ??」」
しかし悲しいかな、次の瞬間ルフィたち4人のいる床が消え、下に続く大きな穴へと変わってしまう。
「「「“うわあぁぁああ〜 !?!?”」」」
当たり前のことだが全員空中浮遊や月歩などできるはずもないため、真っ逆さまに下へと落ちていった。
「おおぉぉおおお着地 !!」
普段からロケットで飛び慣れていたルフィは華麗な着地を見せるが……
「うわあぁぁ !!」
「きゃああぁぁ !!」
“のおおぉぉおおお !!”
「んのぶっ !?」
後から落ちてきた先生たちに潰され下敷きとなる。
「あ…ごめんなさい ! 大丈夫ですか ?」
“ぶ、無事かい…… ? ごめんね”
「背骨折れてない !?」
「大丈夫だ。ゴムだからな」
「わおっ便利〜」
「……しっかし、いったいここはどこなんだろ……ってえぇ !?」
「お姉ちゃん ? どうしたの…ってあれは…… !!」
なんだ ? ハナコでもいたか ?
モモイとミドリの驚愕している様子に反応し、ルフィと先生も彼女らと同じ方向を向く。
そこには、衣類を何もつけていない状態で椅子のようなものに座っている少女の姿があった。
「お、女の子…… ?」
「この子……眠ってるのかな ?」
「返事がない、ただの死体のようだ」
「死体だなんて不謹慎なこと言わないで !! それに……死体っていうより、〝電源が入ってない〟みたい……」
「言われてみれば確かに……どれどれ……」
モモイは動かない少女に近づき何か正体を知る手掛かりがないか調べ始める。
“………ルフィ ? さっきからずっと黙ってどうしたの ?”
「…………………」
“……ルフィ ?”
「全裸だ…… !! こいつ !!! 浦和ハナコを超えてるぞ !!!!!」
“浦和ハナコって誰なの !?”
今回も閲覧いただきありがとうございました。だいぶ前にも言及した通り、パヴァーヌ編はこのまま2章まで駆け抜けます。よろしくお願いします。
ちなみにテイルズサガクロニクルに関しては次回触れますのでご安心を。キヴォトスを救った神ゲーですよ。
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