ゴム人間になってブルアカ世界に来ちゃった……   作:わっきょうらん

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自語りです。投稿主が1番好きなルフィの技は火拳銃(レッドホーク)です!

それと今回ギャグ多めでキャラ崩壊注意です。



なにやってんだおまえェ!!!!!!

 

 今日は正義実現委員としてトリニティを見回り中。パトロールってやつだが、まあ中々に暇だ。

 というのもここ 2週間くらい仕事をして分かったことがあるのだが、正義実現委員が対処する問題の9割9分9里がトリニティ近郊で暴れるゲヘナ生徒への対処で、トリニティ内部は普通に平和なんだよ。

 

 てなわけでゲヘナ関連の出動あるまでお散歩状態。

 ていうかゲヘナはどんだけ治安が悪りぃんだ……

 ワンピ世界でいう山賊でもいんのか? 

 

 

「あ、ルフィさんおはようございます! 今日もパトロールお疲れ様です」

 

「おはよう! まあ、ほぼ散歩みたいなものなんだけどな……」

 

「それはそれで平和ってことですからいいことですよー」

 

 こうやって巡回中に挨拶されるくらいにはトリニティに馴染んできたし、ぶっそーな奴とかいねぇし、みんな品があるからなー。話しやすかったぞ。

 

 さて、今日はどんなルートで周ろうかな。もう大分トリニティで行ったことないとこが減ってきたからちょっと退屈だな。……ん? あそこに見えるのは……ミカだ! 

 

 ルフィの視界には数人の生徒と話しながら歩いているミカの姿が映った。彼は最近会えてなかったし挨拶くらいならしてもいいだろうと考えミカに駆け寄る。

 

「お〜いミカー! おはよー!」

「貴様ッ! ミカ様に対して何という態度をとっている!!」

 

 手を振りながら駆け寄るルフィに向けられたのは数人からの銃口だった。見聞色を使うまでもなく分かるくらい、彼女たちの目はギラついていた。

 

「え……」

 

 突然向けられた強い敵意にルフィは硬直する。

 

「その制服、貴様正義実現委員の端くれか? そのような身分でよくも「ねえ」ミカ様! 申し訳ありません! すぐにこの者の処罰を……」

 

「なんでルフィに銃を向けてるの?」

 

 ルフィに銃を向けたトリニティ生徒の内の1人がミカに首根っこを掴まれる。

 

「アッ……ガッ……ミ、ミカ様……何故……」

 

「私の友達に銃を向けないで」

 

「ミカ! 頼むやめてくれ!!」

 

 

 ルフィの声にハッとしたような様子で、ミカは首を掴んでいた手をゆっくりと話す。

 

「ゲホッゲホッ、ハァ、ハァ……」

 

「……あなた達今日は全員どっか行って」

 

「し、しかしミカ様……「いいからどっか行って」ッッ! わ、わかりました……」

 

「……ごめんね、ルフィ…………」

 

「いや、何も考えずに突っ込んだおれが悪い。ごめんな……。今のがティーパーティの立場ってやつか?」

 

 

「うん……ティーパーティにも種類があってさ、パテル、フィリウス、サンクトゥスっていう分派がそれぞれあるんだけど、私の所属するパテル分派は権力拡大に積極的な人が多くてあんな感じなの。お話しを聞く時間もナギちゃんとセイアちゃんより長いしさ、おかげで私今から14時まで拘束されるんだよ?」

 

「……頑張ってるんだな」

 

 

 おれが思っているよりも遥かに、トリニティの平和は表面的な者なのかもしれない。政治とか派閥とか、窮屈に感じるからあんまし考えたくねぇんだけどな……

 

「あーもうっ!! せっかく会えたのに暗い話になっちゃった!! そうだ! ねぇルフィ、私の用事が終わったらお茶会しようよ! ナギちゃんもセイアちゃんとも一緒にさ!」

 

「それいいな! けどおれマナーとか全然知らんぞ?」

 

「別にいいよっ、私達以外他に来る人いないし⭐︎」

 

「そっか、じゃあ楽しみにしてる! ありがとうなー!」

 

「うん! またねー!」

 

 

 

 


 

 

 

 

 一通り見回りを済ませた後、正義実現委員会の待機所まで戻って来た。

 お、ツルギとハスミももう戻って来てるな! まあ見回りなんて何も起こんなきゃただの散歩だからな。

 

 それにしても、ハスミのやつなんか雑誌をすっげぇ深刻そうな表情で見つめてるぞ。ちょっとおもしれぇ表情だな。

 

「たっだいまー! どうしたんだよハスミ〜そんな顔で雑誌見つめてよ」

 

「っ!? あぁルフィでしたか、おかえりなさい。急に後ろから大声を出さないで下さい。びっくりするじゃないですか」

 

「いや〜わりぃわりぃ。で、それなんの雑誌だ?」

 

「今ハスミが見ているのはスイーツの雑誌だ。最近話題になっているらしい……私はそういうのに疎いから、あまりよくわからない……」

 

 

 覗き込んでみるとそこには美味そうなスイーツの写真が紹介文と共にいっぱい載っていた。特に中心を飾っているデッケェパフェは目に留まるな。ハスミは

これが食いてぇのかな? 

 

「それ食いてぇのか? 行けばいいじゃねぇか」

 

「私だってこの写真を一目見た時はそう思いました……ですが、問題は場所ですっ!! どうして……どうしてゲヘナにあるんでしょうか!? 許せません!!」

 

 と、突然切れた、怖っ……。

 

 ゲヘナって前におれがぶっ飛んだところだっけか? 確かにあそこは爆発音とかがすごくてぶっそーな場所だったなー。いや、だとしてもキレるのは

おかしいだろ……。

 

「お前、そういうのは理不尽って言うんだぞ……」

 

普段の落ち着いた様子とは真反対の取り乱した様子のハスミに若干引きつつ、ルフィはツッコミを入れる。

 

「……こんな感じで、ハスミはゲヘナが大嫌いでな。ゲヘナの地に足を踏み入れたくないからこうして悩んでいるということだ。そもそも、長年トリニティとゲヘナは対立関係にある。トリニティとゲヘナは互いに嫌悪し合う生徒が多い。……つまらないものだ」

 

 だからおれがゲヘナにぶっ飛んだことはあんなに

キツく怒られたのか、てか対立関係ってなんだよ。

もう学校じゃなくて国じゃん。

 

「あんな超がつくほど野蛮で下劣な場所にあるだなんて納得できませんっ!! しかしこの写真の

パフェ…………クッ!! 卑劣な……!!」

 

「お前そんなアホだったか?」

 

「ハスミ……確かにゲヘナは治安が悪い場所ではあるが、言い方が過激すぎだ。それに、ルフィに呆れられるのは少しマズイぞ」

 

「お前はお前でおれに対して失敬だぞ失敬!!」

 

 

「はぁ〜……手に届くはずの存在が届かない、こんなことあんまりです……」

 

「へぇー、じゃあおれ1人でそこ行こうかな。おれもその写真にあるデッケェパフェ食べてみてェし」

 

「なっ……! 抜け駆けするつもりですか!?」

 

「抜け駆けっつーかお前が勝手に制限かけてるだけだろ」

 

「うるさいです! とにかくあなただけ食べるなんてことは許しませんっ!! ……もういいです! こうなったら私もついて行きます!!」

 

「……不安しかないんだが」

 

「大丈夫ですよツルギ。ルフィが問題行動を起こさないようにしっかりと見張っておきますから、安心してください」

 

(あなたのことも含めて言っているんだけどな……いや、流石に大丈夫か。ルフィはともかく、ハスミが暴れることは無いだろう……大丈夫だよね?)

 

「それでは、行ってきますね。念には念をで変装もして行きましょう。これで死角はありませんね」

 

 

 そうしてルフィとハスミの2人はゲヘナ学園へ向かう途中にある雑貨屋でサングラス、付け髭等の目や口などの顔の部位を隠せる物を購入した。

 

 ──しかし、2人は気づいていなかった。いくら顔を隠したところで制服やハスミの黒い羽を見られたら1発でバレること。そして別に正体を隠していようといまいとゲヘナでは普通に襲いかかってくるやつなどごまんといることに。

 

しかし2人は気づかない。なぜなら今の2人は互いが互いに化学反応を起こし著しくIQが低下していたのだ!!

 

 

 

「「かんぺきなへんそうだな(ですね)」」

 

 

 

 


 

 

 

────ゲヘナ学園────

 

 

 ゲヘナ学園に来てみたんだけどよ、やべぇなここ。トリニティとは別の意味で圧巻だ。ずっと爆発音や銃撃が聞こえるぞ。頭おかしいんじゃねェのか? 

 

ギア3でぶっ飛んだ時は偶々事件が起こってるだけだと思ってたけどこの感じじゃずっとこの様子なんだな

 

 

「……分かりましたか? ルフィ。このようにゲヘナはテロ行為が横行している場所なのです。長居は無用、とにかく目的地へ急ぎましょう」

 

「そうだな。全く! 爆破はちょっとだけにするべきだよな!!」

「少しもダメですよ!!!」

 

 

 かくしてルフィとハスミの2人が目的のスイーツ店へと歩いて向かう途中、突如響いた銃声と共に2人のすぐ目の前の地面が弾丸によって少し抉られた。

 止まれという脅しだろう。ルフィとハスミが周囲を見回すと、ぞろぞろと柄の悪い生徒が現れて2人を囲んでいた。

 

 

「お前ら、トリニティの生徒だろ? わざわざこんなとこまで何しに来たんだよw?」

 

「な、なんでバレたんだ……!?」

「な、なんでバレたんですか……!?」

 

「はぁ? お前ら頭大丈夫か!? その制服見れば誰でも分かるだろ!! それに女の方はこれ見よがしにデッケェ羽広げてるしよ!」

「そのつけ髭とサングラス、まさか変装してるつもりだったのか?病院行った方がいいだろ。頭の」

 

 

「「………………!!!!」」

 

 ルフィとハスミの2人はハッとしたような顔でお互いに顔を合わせる。

 本来のハスミだったらこんなバカをやらかす事は無かっただろう。全てはルフィと居ることによって起こった化学反応が悪いのだ。

 

 

「その『そうじゃん……!!!』見たいな顔やめろ!! 本当に頭大丈夫か!? ……まあいい、わざわざ温室育ちのバカなトリニティのお嬢様方がお越しになって下さったんだ。手厚くもてなさせてもらうぜェ?」

 

 ゲヘナの不良生徒たちは一斉にルフィとハスミに銃を向ける。

 

「……ルフィ、トリニティを出る直前、ツルギからメッセージを頂いていたのです。『騒ぎを起こさないでくれ』と」

 

 

 

「そっか、じゃあ……あとで謝ろう!!! 

「そうしましょう!!!」

 

 

「ッ!? コイツらやる気だぞ!!」

「たった2人で何ができるってんだ、バカめ!」

「思い知らせてやるぞ!」

 

「お前らくらい相手にもならねェよ

ゴムゴムの 〝鞭〟!! 

 

 伸ばした脚を振り回し、囲んでいる不良共を一気に薙ぎ払う。

 

 

「なっ!? 伸びてッ……ぐあああ!!」

「グフエッ!!」

「ボギャラバブッ!?!?」

 

 

「ひゅー、爽快爽快〜」

 

「だいぶ数が減りましたね、大したことのない連中でよかったです」

 

 

「そ、そんな……一瞬で半分近くやられたぞ……」

「ひ、怯んでんじゃねぇよ!! それでも数で勝ってんだ! 撃て! 撃てェ!!」

 

 構え直された銃から火薬の爆ぜる爆音と共に大量の弾が放たれる。

 しかしルフィはそれをジャンプして軽々と躱し、ハスミは自身の羽で身体を覆ってガードして対処する。

 

 

「ひゃー、あいつらなんの躊躇も無しに撃ってきやがった。モラルねェな〜。ま、今更か! ゴムゴムの〜

 

「ルフィ! 横に避けてください!!」

「え?」

 

 ルフィが自身の技を放とうしようとするが、ハスミの合図が耳に届いたことで中断して横に飛ぶ。そして次の瞬間ハスミの持つ狙撃銃から弾が放たれ、不良生徒を撃ち抜く。あと少し避けるのが遅かったらルフィに当たっているところだった。

 

「どわー!! 殺す気か!!!」

「ちゃんと合図したじゃないですか」

「危ねェわ!!!」

 

 

「クッソッ!! あいつら舐めた態度でコントみたいなことばっかしやがって……!! 死ねェ!!!」

 

 不良生徒の放った弾丸がルフィの腹部に命中する。

 

「ルフィ!!」

 

「効っっかーん!!!!」

 

 ハスミが心配したのも束の間、彼は両手を高く掲げながらなんともない様子で弾丸を弾き返した。

 そして弾き返された弾丸は撃った張本人である不良生徒のでこに命中し、その生徒はそのまま気絶してしまった。

 

 

 いや〜、なんとなーくいけそうな気がするから喰らってみたけど大丈夫だったな。え? もしダメだったらどうしてたのかだって? うるせぇうるせぇ、上手くいったからいいんだよ。

 

「なーにが殺す気かですか!! あなた普通に銃弾喰らっても大丈夫なんじゃないですか!! 心配して損しました!!」

 

「うるせぇ!! お前のは喰らったらダメな気配がしたんだ!! 喰らっていいやつとダメなやつがあるんだよ!! ……たぶん!!!」

 

 なんか、ハスミの攻撃は喰らったらダメな感じがするんだよなぁ、ツルギのパンチと同じ気配がした。ブルアカの世界の強え奴らは無意識的に武装色の覇気を使ってんのか? 

 いやでも腕黒色になってねぇんだよなぁ……なんか他の理由とかあんのかな。

 

まあいいや、とっとと残りの奴ら片付けちまうか!

 

 

 

 

 


 

 

 

 

「クックック……興味深い、実に興味深い……!」

 

 光量の少ない薄暗いオフィスにて、黒スーツを着こなした1人の男らしきものが笑い声を響き渡らせる。彼の姿は人型ではあるのものの、その顔はまさしく異形。いくつものヒビが顔のパーツ代わりのようになっており、割れ目からは黒色の炎が吹き出している。

 

「他の生徒さんでは観測できない、伸縮自在の身体。そしてそこに神秘が介在しないという特異性……いやはやこんな興味のそそられる対象が現れるとは、人生とは何が起こるか分かりませんね」

「今回のゲヘナでの一悶着、そして剣先ツルギという生徒との戦いを観察して得られた記録も実に有意義な物でした。打撃、または銃撃の無効化。ただし例外ありと……ここら辺は要研究ですね」

「ただ、原因は十中八九神秘による影響でしょう。一定以上の実力者が持つ神秘は彼の体に影響を及ぼし、それによってダメージを与えることを可能にしているといったところでしょうか……いずれにせよ、これからもあなたの事は観察させていただきますよ。モンキー・D・ルフィさん。クックックックッ……」

 

 

 

 

 


 

 

 

「や、やっと着きました……」

 

「いや本当に長かったな……」

 

 今おれ達の前には例のスイーツ店が建っている。

 長かった、ここまで本当に長かった。ここに来るまでの道中で数え切れないくらいの数の不良に襲われた。どいつもこいつも財布よこせだのトリニティのやつが来るんじゃねぇよとかで襲いかかって来て本当に大変だったぞ……。でもそれもこれで終わりだ!! 

 

「ルフィ、私たちは遂にやったのです……!! これは私たち2人で掴み取った勝利です。さぁ行きましょう」

「うん! 行こう!!」

 

 まるで魔王との最終決戦に勝利した勇者パーティのような雰囲気を醸し出す2人。*1

 

 2人は手を取り合い、そのまま入り口へと向かっていく、まるで勝利のウィニングラン。あと10歩程度歩くだけでドアに手が届く。

 

 

 

ドカァァァン!!!! 

 

 

 

 ──瞬間、ルフィとハスミの目の前にあった店は大爆発を起こして瓦礫の山となった。

 

 

「「………………え??????」」

 

 黒煙をを吹き出しながら燃えている店だったものを前に、ルフィとハスミはただただ茫然と立ち尽くしていた。

 

 

「話題になっているお店と聞いて期待に胸を膨らませたのですが、とんだ詐欺店でしたわ。まさかレッドウィンター産と謳っているパフェのいちごを本当は百鬼夜行産の物を使っているだなんて、論外も甚だしいですの!!」

 

「私はボリューミーで好きだったんですけどね〜」

 

 

 爆炎の中から、出て来たのは銀髪の少女と金髪の少女。それぞれ美食研究会所属の黒館ハルナ、鰐渕アカリである。

 

「おや? お二方のその制服……トリニティの方とは珍しいですわね、こんないったいここまで何をしに……」

 

 

「な、なななな…………」

 

「「???」」

 

 

「なにやってんだお前らァ!!!!」

「絶対に許せません!! ゲヘナ!!!!」

 

 ルフィとハスミの2人は息を揃えてハルナとアカリに殴りかかる。ハスミに関しては銃を使えよという話なのだが、どうやら怒りで頭がすっかり茹で上がってしまったようでまともに働かなくてなっていた。

 

 

「い、いきなりなんですの!?!? きゃああああ!!!」

 

 

   「ゴムゴムのォ!!! 」

  「〝JET(ジェット)バズーカ〟!!!!」

 

 

 怒りのあまり勝手に発動したギア2を使ったバズーカで、ルフィはハルナとアカリを遥か彼方へとぶっ飛ばしたのだった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「……委員長によると、風紀委員会から報告が入ったらしい。2人の正義実現委員と思わしき人物がゲヘナ学園で暴れていると……」

 

「頼む、2人とも1発だけ殴らせて欲しい」

 

 

「もう殴ってふほ……」*2

「もう殴ってまふ……」*3

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
注意、2人はただスイーツ店へ入ろうとしているだけです。

*2
「もう殴ってるぞ……」

*3
「もう殴ってます……」





美食研究会出オチになっちゃった……

ルフィとハスミがバカやってる様子を書きたかったのです。悔いはないです。

閲覧いただきありがとうございました。
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