うおw 人生って辛いでしょ。龍生の始まりよね   作:匿匿名

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異常タニシ愛者

「まず、マッズッ~~~~」

 

 迷宮の暗闇を竜が練り歩く。

 いや、練り歩いてなかった。むしろ地べたを這いずりまわっていた。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『腐食攻撃LV5』が『腐食攻撃LV6』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『腐食耐性LV5』が『腐食耐性LV6』になりました》

 

 あれだけ、カッコつけていた俺だったが。

 掲示板民との相談の結果。

 

 〇イッチのステータスでこの下層で戦っていくのは厳しい。武器を持たなあかん

 〇そや、辛いやろうけど。これは生きる為に必要なことや。

 〇うまいから喰うんやない。生きるために喰うんや

 

 下層域の魔物と貧弱なステータスで戦うのは危険や。

 ということになり。

 

 前の魔物へ顔を向ける。

『鑑定』!! 

 

『エルローゲーレイシュー LV3

 

 ステータス

 HP:8/8(緑)

 MP:3/3(青)

 SP:5/5(黄)

   :5/5(赤)

 

 平均攻撃能力:4

 平均防御能力:4

 平均魔法能力:3

 平均抵抗能力:3   

 平均速度能力:1

 

 スキル

「腐蝕攻撃LV5」「腐蝕耐性LV5」』

 

『腐食攻撃』という武器とその武器を十全に扱うための『腐食耐性』を手に入れるため

 下層のダンジョンクリーナーであるエルローゲーレイシュ―を狩って、喰いまくることになったのだ。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『悪食LV4』が『悪食LV5』になりました》

 

 エルローゲーレイシュー。

 このタニシ虫みたいな魔物だが、めちゃくちゃ不味い。

 殻は硬いし、身は三日間牛乳をつけて放置したドブ雑巾のような味がする。

 おまけに、腐食耐性を持っているのに口の中が酸性のような液体なのか、溶ける。

 こんな物を食べているせいで悪食のスキルも随分あがってしまった。

 

 涙が出るっ……! 

 

「最初は強欲でスキル獲得狙いするだけでよかったのになぁ」

 

 〇お前は成長しないのか。俺たちが優しいはずがないんだよ 

 〇ムフフ。優しいのは勧誘まで、道を走りだしてからは鬼コーチに変身するの

 

 強欲という倒した敵からスキルやステータスを一部奪うスキル。

 それでスキル獲得するまではよかった。だけど、その後があかんかった。

 

 耐性と攻撃を獲得した後はひたすらLVアップによる回復を組み合わせてのスキル上げが慣行されたのだ。

 

 〇いやあ~、何だかポケモンみたいでワクワクするの~

 〇悪いな、イッチ。苦しむイッチを眺めつつ。美味しい昼食に舌鼓を打つんや

 

 はいっ、クズ確定

 ぶっ殺します。

 

 覚悟してください

 グロ画像を打ち込みますッ

 

 咀嚼していたタニシ虫をすべて吐き出し。

 顔を近づけて、超絶アップで吐き出したタニシ虫をスレ民たちに映してやる。

 

 〇うあああああああああ

 〇な、なんだあっ

 〇その技(グロ画像アップ)はやめろーっ

 

 グロ画像のアップ。

 脳内掲示板にスレ民たちのうあああああああ(PC描き文字)が溢れかえった。

 

 我ながら“真・幻魔拳”の威力に感嘆したが

 同時に自分の支援者たちが無様すぎて

 もうそのまま死んでくれって思ったね

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『腐食攻撃LV6』が『腐食攻撃LV7』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『腐食耐性LV6』が『腐食耐性LV7』になりました》

 

 流石に吐いたものまでは食えないので、腐食攻撃で腐らせて。

 新しいタニシ虫を口に入れる。

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『隠密LV6』が『隠密LV7』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『気配遮断LV6』が『気配遮断LV7』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『幻惑魔法LV4』が『幻惑魔法LV5』になりました》

 

 広い迷宮内。

 危険な存在もいる。

 

 魔法やスキルを駆使して、物陰に隠れて通りがかった。龍や蟷螂をやり過ごす。

 

 迷宮のスカベンジャーを追っていれば、いずれ魔物の死骸に出会える。

 そして、その魔物の死骸を食べる比較的弱めの魔物とも。

 

 鑑定は相手に不快感与える。

 あえて、鑑定はしない。

 

 手の鎌が折れた蟷螂を発見した俺は跳躍。

 

 腐食属性を纏った爪を横なぎに振るい、首を落とす。

 

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサードラゴンがLV10になりました》

 

『エルローグレシガード LV1

 

 ステータス

 HP:935/935(緑)

 MP:364/364(青)

 SP:892/892(黄)

   :905/905(赤)

 

 平均攻撃能力:803

 平均防御能力:785

 平均魔法能力:351

 平均抵抗能力:339

 平均速度能力:779

 

 スキル

 

 「斬撃強化LV8」「飛翔LV1」「暗視LV10」「視覚領域拡張LV1」「視覚強化LV3」』

 

 鑑定した。

 やはり、蟷螂の方が強かった。

 

 だが、腐食攻撃のおかげこいつに勝つことができた。

 やっぱりスレ民さんたちはすごい。こんな貧弱な俺をこのレベルの敵に勝てるようにするなんて。

 

 感謝するよ、スレ民!

 

《スキル『強欲』の効果により、『暗視LV1』、平均攻撃力+100を獲得しました。》

 

《条件を満たしました。スモールレッサードラゴンは進化可能です》

 

 ほう、進化。

 なにに進化できるの?

 

《進化先が複数あります。次の中からお選びください。レッサードラゴン。スモールドラゴン》

 

 どっちがいいんだ?

 スレ民

 

 〇スモール一択

 

 スモールで

 

《個体スモールレッサードラゴンがスモールドラゴンに進化します》

 

 はうっ

 

 

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