クラッキングで大国同士の核戦争を阻止したことがあるらしい。
ミカンのウワサ
エールのことを一番理解しているのは自分だと思っているらしい。
「ったく……キリがねえな……」
雷雨の中、アキナは手で顔の雨水を拭う。薄暗い視界に映るのは生きたガストレアと死んだガストレア、ド派手に喰いちぎられてしまった仲間の肉片だ。雨水に溶けた赤い血と紫色の血が足元に流れブーツを染めていく。
バラニウム製マチェットも度重なる酷使で刃こぼれし、いまは鈍器のように叩きつけて使っている。呪われた子供の膂力でようやく使い物にしている有様だ。
「大丈夫か? サヤカ」
サヤカが頷く。そうは応えているが疲れているのは明らかだった。彼女はいつも通りナイフ一本で戦場を飛び回り、ガストレアを殺し回った。雨でも流しきれないほど全身に返り血を浴びているのがその証左だ。それほど勇敢で、場数慣れしたサヤカですらこの局面は過酷に感じていた。
正面の住宅街跡地の瓦礫を踏みしめ、10メートルほどのガストレアが姿を現す。
一言で言えばモデルタイガーのガストレアだが、その上半身は筋肉が極端に肥大化しており、爪も人間一人分の長さがある。低く見積もってもステージⅡだ。昔の外国の漫画のようなアンバランスなフォルムだが、目の前にいるアキナとサヤカに自身を大きく見せる効果は十分にあった。
あれが襲って来ないことを願いたい二人だったが、ガストレアの紅い両眼はバンタウを見据えていた。
ステージⅡは爪を地面に食い込ませ、マッシブな両腕の力で跳躍。50メートル近くあった間合いを一気に縮める。巨大な体躯、巨大な爪、巨大な牙が――――黒い塊に叩き潰され、肉塊と化した。
「ちょうどいい重さだ。これ」
聞き覚えのある声と共にステージⅡの血肉を纏わせた黒い塊がそそり立つ。そして、森高詩乃の肩に担がれた。
彼女が握るのは全長5メートルのバラニウム塊だ。先日の戦いで自衛隊が回収しきれなかったジェリーフィッシュの超バラニウム合金装甲、それを詩乃は「長さと重さが良い感じだった」という理由でバンタウに持ち帰っていたのだ。今、彼女はそれを無加工のまま手で掴みガストレアを絶対に撲殺する鈍器として使っている。
ステージⅡの後方に控えていた数匹のモデル・ラットが前歯をむき出しにして飛び掛かった。
詩乃は鈍器を構える。そして一気に薙ぎ払おうとした瞬間、藍色の衣が目の前に飛び込んだ。
仮にバラニウムが触れずとも身体を真っ二つにされれば、そこから再生できるガストレアはそうそういない。道路にたまる水たまりがガストレアの血で更に濃くなっていった。
「貸し一つですね。覚えておいてください」
「朝霞が前に出て邪魔したからチャラ」
詩乃は感染爆発の真っ只中にいながら憎まれ口を叩く余裕を見せる。
そんな彼女を見て朝霞は安心した。彼女はただ強いだけのイニシエーターではない。
「足を引っ張らないでね。朝霞」
「貴方こそ」
2人は前方のガストレア群に飛び込んだ。ガストレア達は飛び込んで来た餌に群がるが、逆に叩き潰され、一刀両断される。彼女達の強さを理解し建物に逃げ隠れする個体もいたが、建物ごと潰され、斬られ、葬られていった。
灰色の盾だけここに残し、日向姉妹と民警たちは内地へ逃がす――そう聞かされていたアキナは目の前の現実を信じられずにいた。
「おい。ナオ!! 下で民警共がガストレア殺しまくってるぞ!! こいつら逃がすって話じゃなかったのか!? 」
ナオから返事が無い。もしかして屋上にいる連中はやられてしまったのか。それとも民警達が残ったのはナオも想定していなかったのか。
『――ここも馬鹿姉妹も守って生き残れ!! 死んだ奴は命令違反でぶっ殺すからな!!』
エールは雨音に負けない大声を拡声器で響かせる。民警達がここに残り戦った経緯を知るとあまりの馬鹿馬鹿しさにアキナとサヤカは呆れた。
「うわぁ~。さっすが我らのボス。言ってることメチャクチャだよ」
『考えることをやめた馬鹿は最強』と文字を打ったスマホ画面をサヤカが見せる。
「ははっ。違えねえ」
スマホに繋いでいたインカムにナオから連絡が入る。
『アキナ。サヤカ。聞こえる? 2人は朝霞たちのフォローをお願い』
「フォローって言われたって……いらねえレベルで強いぞ。あいつら」
*
バンタウの北側は小星ペアが地上で応戦していた。モノリスの磁場から逃れようとしているのか、ガストレアの群れは全体的に西から東に移動しており、北側は西側ほど苛烈な戦線ではない。それでも迫るガストレアは既に20体を越え、大戦前から残っている廃墟のせいで視界も遮られている。相手の姿が見えないという点では、一概に楽とは言えない防衛線だった。
朱理が跳び回る。両手には小太刀を持ち、その健脚で自分の数倍あるカマドウマ型ガストレアを翻弄する。呪われた子供でありながら身体能力の強化も治癒の恩恵も乏しい彼女がこうして並以上のイニシエーターとして戦えるのは我堂民警会社の鍛錬の賜物だ。
朱理は一瞬の隙を見出すとカマドウマ型の懐に飛び込み脚の腱を斬る。神経を断たれたガストレアは足元から崩れた。
そこに常弘が居合の構えで一気に距離を縮める。察知したカマドウマ型が待ち構えるように大口を開けた。吐き出されたのは巨大なハリガネムシ。ガストレアウィルスで巨大化した個体だろう。常弘の頭部めがけて跳躍、頭蓋を貫く速度だったが、彼は抜刀と同時にハリガネムシのガストレアを斬り伏せる。
その勢いをつけたまま切っ先をカマドウマ型の頭部に突き刺した。ガストレアの甲殻の隙間を狙った刃は抵抗なく内部へと入り込み、傷口から噴き出した紫色血液が常弘のスーツを染める。
常弘はカマドウマ型から刀を抜き、付着した血肉を振り払う。雨に濡れ、光沢する刀身を鞘の中に収めた。
「ツネヒロ。大丈夫? 疲れてない?」
「朝霞さんの
普段の彼は我堂のプロモーターとして珍しく銃による後方支援を行うプロモーターだ。外周区生活が決まった際も自宅や本社から銃や弾薬を持って来ていたが、それらをレクサスに積んでいたのが運の尽きだった。灰色の盾の誰かが彼の車を盗んでここから逃走したため、「身体の一部として肌身離さず所持せよ」と徹底的な教育を施されたこの刀だけが手元に残ったのだ。
廃屋を崩しながらカニ型ガストレアが前進する。全身を土色の甲殻に包んだそれは戦車のようだった。
常弘は打刀「
「IP序列60007位 我堂流 “彷徨終踏” 小星常弘
「同じく60007位 我堂流 “鱗霧飛天” 那沢朱理
いざ――――参る」」
*
バンタウの南側には堤防と河川敷を挟み広大な河川が流れている。水道が不安定な外周区では貴重な水資源であり、人類文明が河川沿いに発展したように外周区のスラムも河川沿いに集中していた。
「毎度毎度、俺にだけ無茶苦茶なこと言いやがるな!! あのピザ工場!!」
豪雨で濁流と化した川を前に壮助は叫ぶ。サーフボードを抱える姿は傍から見ると河川敷すら飲み込んだ濁流でサーフィンしようとする馬鹿に見えた。
実際のところ、彼はその馬鹿を実行するためにここに来た。
バンタウ防衛の作戦と人員配置を考えたのはティナだ。彼女はまず屋上からガストレアの群れを観察し、彼らがモノリスの磁場から離れようと全体的に西から東に向かっていることに気付いた(大量の餌がある内地を目指しているのかもしれないとも言っていた)。
敵の進行方向が決まっているのであれば、そこから作戦を考えるのは簡単だった。正面になる西側には最大戦力である朝霞と詩乃を配置し、下で戦っている灰色の盾のメンバーもそのフォローに廻らせる。
廃屋が多く残る北側は市街地での対ガストレア戦闘に慣れている小星ペアを配置。バンタウの上階にも数名ほど
東側はほとんどガストレアが来ていないため、バンタウにUターンする変わり種のみ屋上にいる射手が銃撃する。
南側は豪雨で濁流と化した河川が天然のバリケードとなっているが、その中でも魚類や両生類ベースのガストレアが移動し、急襲している。バンタウの上階から迎撃しているが、弾薬には限りがあること、堤防の幅が狭く河川との距離が近すぎることもあった為、銃を使わず、水上移動できる
『義塔さんはとりあえず、
ティナに投げかけられた往年の少年漫画から引用したのであろうセリフを思い出す。
「やってやるよ!! やりゃあ良いんだろ!? 溺れ死んだら呪ってやるからなああああああああああああ!!」
壮助はヤケクソになった。足裏に作った斥力点で跳躍し、川のど真ん中に飛び込む。「川でサーフィンしようぜ」と言ってエールが買ったが一度も使わなかったサーフボードを基点に斥力フィールドを展開し、自分の体重、ボードの重量と得られる浮力、水の流れ、地面(固体)と水面(液体)の抵抗の違いも全て計算に入れて斥力フィールドの強さと形状を調整し、ホバーボードのように水面を滑走する。
意外に簡単だったことを喜ぶ暇などなかった。荒ぶる波の中でサメ映画定番のそそり立つ黒い背びれが迫る。東京エリアの川にサメは生息していない。十中八九ガストレアだ。
――さっそく来やがった。
黒膂繊維切断装甲
斥力フィールドでコーティングしたバラニウム合金繊維を腕に纏わせブレードを形成。長大な刀身を薙ぎ、水面もろともガストレアを切断する。
ガストレアも相当なスピードで迫っていた。慣性で切断された血肉が水上に飛び散る。しかし、その形状、質量は壮助の予想とは違っていた。肉塊の表皮は赤みがかりゴツゴツとした粒が散りばめられている。飛び散る肉塊の中にサメを想わせるパーツがあったが、頭部らしきパーツには目も口も無く、胸鰭も異様に小さい――明らかにそれはダミーだった。
――向こうに頭の廻る奴がいるってことか。
背後から赤みがかった触手が飛び出し壮助を打ち飛ばす。突然の衝撃と共にブラックアウト、身体は堤防を越えてバンタウの壁に叩きつけられ、意識を現実に引っ張り出される。
今の一撃で普通の人間なら即死して全身がバラバラになっていただろう。しかし、壮助は微弱な斥力フィールドを利用したアクティブレーダーで死角からの攻撃を察知し、展開範囲を限定することで防御力の底上げしたバリアで衝撃を緩和した。
壮助は痛みに耐えながらも立ち上がり足裏の斥力点で跳躍、一歩で堤防の上まで戻る。その一瞬の間に死角からの攻撃を考察する。敵は複数か、それとも――
流木が流れる幅500メートルの川を1体のガストレアが占拠していた。ベースはタガメのような水生昆虫だろうか、褐色の甲殻と鎌状の前脚、毛のある後脚といった名残りがある。だが、その頭部は異様だった。目も口も見当たらず、先端がサメを模した無数の触手がせわしなく動いている。あれが感覚器官として機能しているのだろう。その巨体と構成する生物的特徴からステージⅢだと推測される。
「毎度毎度、飽きさせねぇな!! お前らは!!」
黒膂繊維斥力加速投射砲
バラニウム合金繊維を大型ライフル状に形成。照準をステージⅢに合わせる。
ステージⅢが跳躍し射線から逃れる。その行動に壮助は驚愕した。あのガストレアは銃や砲といった武器を理解している。ここに来る前に他の赤目ギャングと一戦交えて学習したのだろう。ここまで頭の廻るガストレアは珍しかった。
――なるほど。馬鹿じゃねえってことか。
ズシンと地を鳴らして着地したステージⅢは壮助に向け触手を伸ばす。サメの頭部を模していた先端はその形状を無視して花弁のように開き、無数の牙を見せる。
斥力ライフルの照準が間に合わない。仮に間に合っても強力な一発の弾丸で無数の触手を相手にするのは分が悪すぎる。しかし、彼は嗤っていた。
――じゃあ、こいつはどうだ?
壮助が指をパチンと弾く。手品のようにステージⅢの触手が全て斬り落とされ、雨と共に地に落ちていった。
「目に頼り過ぎだ。馬鹿め」
かつて黒い龍を携えた機械化兵士を彷彿させる言葉を壮助は吐き捨てた。
これは手品でもなければ超能力でもない。斥力フィールドの本来の姿だ。磁力や重力といった力がそのままだと視認できないように斥力もまた本来は目に見えないものである。斥力フィールドも物体と衝突した際に発生する燐光や塵の舞う環境がなければまず視認できない。
不可視の攻撃
それがイマジナリーギミックの真の恐ろしさ、蛭子影胤をIP序列134位に至らしめた力だ。もし彼に構えて技名を叫ぶという酔狂な趣味が無ければ、6年前の戦いで勝っていたのは彼だったかもしれない。
まるで賢者の盾が義搭壮助を見定めているかのように、リミッターは徐々に緩んでいる。
*
バンタウの屋上で銃声が散発する。1分でも1秒でも時間を稼ぐためにフルオート射撃による無駄撃ちを避け、確実に当たるタイミングにだけトリガーを引く。言うだけなら簡単だが、実践すると技術的・心理的な面で可能に出来る者は少ない。
しかし灰色の盾はギャングとは思えない高い練度と命中率を見せた。彼女達は自衛官くずれのメンバーを擁し、彼らから銃器の扱いを教育されていたからだ。防衛予算の少なさから無駄撃ちが許されず、市民の財産を傷つけず敵を仕留めることを要求されてきた自衛隊のノウハウをしっかりと受け継いでいる。
「西外周区最強を自称するだけありますね」
そう讃えるティナだったが、狙撃手として群を抜いているのは彼女だった。群で飛来するハエ型ガストレアも一匹残らず撃墜し、雲の上から急降下して奇襲するトビ型ガストレアも撃墜する。
彼女の傍らには遠隔制御装置を取り付けられた複数のバレットM95が鎮座する。それらはティナの脳に埋め込まれたニューロチップを介して感覚器官が得た情報や弾道計算が遠隔制御装置に送り込まれ、装置が彼女と同等の狙撃手として機能している。
NEXTの機械化兵士 ティナ・スプラウトの真価は索敵、情報収集と処理、指揮決定、武器管制、射撃管制を一人で行い、無制限の火器運用を可能とする点だ。
今の彼女――いや、彼女達は三人でイージスシステムとして機能している。
ガストレアを次から次へと撃墜するティナを目の当たりにし、エールは肩から力を抜かす。それを近くで見たミカンはふっと笑った。
「『ここで死ぬって意気込んだ自分が馬鹿みたいだ』って思ってるだろ」
「正解だよ。まぁ、まだ油断出来る状況じゃねえけどな」
エールはバラニウム短槍を肩に担ぐと北側に足を向ける。
「小星たちがちょっと危うそうだし、そっち行ってくる。こっちのことは頼んだ」
「了解。ボス」
エールは屋上から飛び降りた。数秒もしない内にしたから「オラアアア!! 死ねやああああ!!」と叫ぶ声が聞こえ、ガストレアの返り血が屋上まで噴き上がってきた。
ミカンはM4カービンを携え空を見上げる。ティナ達のイージスシステムが協力とはいえ数で押されれば一溜りもない。その弱点を埋める形で灰色の盾の射手は屋上で飛行ガストレアの迎撃に当たっている。
自分の持ち場に就こうとした時、ミカンの視界に
「スプラウト!! 右だ!!」
ミカンが叫ぶ。M4カービンを構えるが射線上にティナと日向姉妹がいて迂闊に引き金を引けない。指をかけることすら躊躇った。
ミカンの声に気付いたティナが右を向く。視線の先には灰色の盾のメンバーではない少女が無表情のまま拳銃を向けていた。
ティナはサイドアームのベレッタを抜いてトリガーを引く。相手が誰でどんな目的で自分を撃とうとするのか考えなかった。“撃たれる前に撃つ”という戦場で身に着いた条件反射で少女の銃を撃ち抜いた。拳銃は手元から吹き飛ばされ、続いて肩と脚を撃って戦闘不能にする。
「ちゃんと仕留めろ!! ガストレア化する!!」
ミカンがティナと日向姉妹を押し退けて少女の前に出る。M4カービンを構えると引き金を引き、5.56mmバラニウム弾で頭蓋を撃ち抜く。少女の頭蓋骨に穴が空き、眼球が砕け、脳漿と共に血が流れ出る。
咄嗟の判断だった。ここを急襲したガストレアは全て呪われた子供が突然形象崩壊したものだ。ミカンも最初の襲撃でそれを目の当たりにしている。ここは、仲間以外の呪われた子供はガストレア爆弾として扱わなければ生き残れない戦場になった。今ここで殺すしか選択肢は無かった。
背後で鈴音と美樹はどんな顔をしているんだろうか。ミカンは自分の判断は間違っていなかったと自分に言い聞かせつつも、
うつ伏せに倒れる少女の腹部で緑色のランプが光っている。服の隙間から点滅するそれが見えた瞬間、ティナは血の気が引いた。
「
ティナは鈴音を、ミカンは美樹を地に伏せさせ、自身の身体で被う。
少女の身体に巻かれていたIEDが起爆。爆発と共に燃えカスとなった少女の血肉とバラニウムの破片が周囲に散らばる。近くにいたティナとミカンは無論、少し離れた灰色の盾のメンバー達もバラニウム片に吹き晒され、負傷する。
鼓膜が破れ、何も聞こえなくなった。自分を守るように覆い被さったティナの腕で鈴音は目も塞がれた。何が起きたのか分からなかった。呪われた子供の治癒力で耳が治ると「大丈夫か!?」とナオの叫ぶ声が聞こえる。
鈴音はふと自分に抱き付いているティナの背中に手を回した。生温かいねっとりとした液体が手の平に付き、指先は硬く鋭利な金属に触れる。
鈴音は肘を立てて上体を起こす。眼に映ったのはバラニウムの破片が突き刺さり、爆薬の熱に晒されて赤黒く焼け爛れたティナの背中だった。
「ティナさん……ティナさん!!」
呼びかけても返事がない。身体をゆすると焼け爛れ溶けた皮膚が地面に流れ落ちる。呪われた子供の治癒がはたらく様子もない。
隣ではティナと同じ状態になったミカンが倒れ、ナオが声をかけている。
階下に続く階段から倉田が飛び出した。彼は血塗れになったティナとミカン、周囲に散らばる誰かの肉片を見て一瞬驚くが、そこに囚われず、周囲に目を向ける。
「全員!! 今すぐ中に入るんだ!! バラニウムの雨が降るぞ!!」
鈴音は倉田の言っている意味が分からなかった。いや、バラニウムの雨の意味は分かっていたが、どうして
ナオをはじめとした動けるメンバーは負傷したティナとミカン、気絶している美樹を抱えて屋内に入る。鈴音も自分で立ち上がって階下へ続く階段へと逃げ込む。
階段を降りる直前、鈴音の耳に
『お前はティナ先生と一緒に屋上に居てくれ。あの人の近くが一番安全だ。それと――』
壮助はポケットからスマートフォンを出し、鈴音にある動画を鈴音に見せる。
『鈴音はこの音を覚えてくれ。少しでもこいつが聞こえたら、全員に屋内に逃げるよう伝えるんだ』
壮助のスマホに映されていた動画にはこうタイトルが付けられていた。
【F-2戦闘機・32式空対空ミサイル実戦テスト公開映像】
『こいつが来たら、
前回のアンケート結果
エール「ガストレアに囲まれて弾薬尽きたけど、どうする?」
(3) 逃げる!!
(3) 残って戦う!!
→(18) 死ぬ前におっぱい揉ませて。
~地獄~
エール「地獄じゃ人は死なねえみたいだしよぉ……私のおっぱい揉んだ落とし前をつけさせてもらうぜ」
鬼達「「うわっ……。俺達より残酷……」」
次回「都合の良い手駒」
自衛隊の32式空対空ミサイルの性能とは!?
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純粋にガストレアをぶち殺すだけの兵器
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呪われた子供も巻き添えになる生物兵器
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不思議な力でハッピーエンドになる兵器
-
ガストレアを美少女にする兵器かよ!!
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ゾロリたちがらんにゅうしおならで全部解決