機動戦士ガンダム~一年戦争なき世界線で~ 作:ミノフスキーのしっぽ
バイストン・ウェルの記憶を持つ者は幸せである。心豊かでいられるのだから。
賢明な読者のみなさまはもうお気付きだろう。
シルキー・マウア・フェラリオは、ラ(ランパース)・フェラリオである。
フェラリオは本来、小さな身体に翅を持つミ・フェラリオとして、ウォ・ランドンの植物の華から生まれ落ちる。
だが、誕生の地の一部分が崩壊し、そのためにマウアたちの生まれる華も散ってしまうはずだった。
しかし、妹たちが生まれ出ぬまま死ぬことを悲しんだエ・フェラリオの一人が、外部世界へと続くオーラロードを開き、複数のミ・フェラリオの華を宇宙世紀のコロニーへと逃がしてしまう。
その後、マウアたちはフェラリオの長ジャコバ・ワヨンによって探し出され、宇宙世紀の人類と変わらぬ姿、特別なラ・フェラリオとされて、自らの出生を知らぬままにスペースノイドとして成長していく。
マウアは、その生まれと類稀な才能からか、歳若くして余剰生体オーラの研究に乗り出し、増進させたオーラ力によって、人体の身体能力、免疫機構の活性化、若返りといった効果を引き出す方法を多数見付け出す。
その成果を基に、次々と薬品を作り出すまでとなる。
それが祟ってか、若返りや不老不死を望む権力者たちに捕らわれの身になりかけたが、誠実で善良な人々の尽力と、地球連邦政府による権力者たちの監視網に察知されて、保護される身となった。
その後、連邦政府直轄の研究機関員となり、さらなる研究結果を出し続けた。
ついには、人類のニュータイプ能力を強化するアウラアニムスという薬品まで作り出すに至り、その結果、今回の宇宙貴族主義者たちによる密会に同席するまでの重要人物となった。
ちなみに、ラ・フェラリオは、宇宙世紀の人類との間に子供を授かることが可能だ。
それは、ジュピトリス内部での秘密会合が滞りなく終了し、宇宙貴族主義者を中心とした面々が帰路に就こうとしていた頃のことだった。
ジュピトリスのリーダーたるエル・シドが、一行を追いかけるように、その帰りのランチへと近付いていく。木星圏開発に邁進する冒険者には不似合いとも取れる品…その両腕に花束を抱えて。
同様に、その胸元には純粋な愛を意味する華一輪を挿していた。
「待ちなよ、まだ用事があるんだ! 少し時間をくれねぇか?」
「ふむ、何事かな?」
「そうだな………ゲンゲツの爺、あんたやそこのアノクニさんの得意分野だぜ!」
「ほう! それは…これかの?」
「む………そういうことか」
エル・シドの言葉の意味を察して、好色な笑顔を浮かべるゲンゲツ爺さん。両手を使い、男女の睦み合いを意味するサインを作る。
そのために、タラップで何事かと振り返った一行の中、アノクニ・リュウ・ルフトが、ゲンゲツのサインの意味を察し、同様に笑う。
これも青春か。若者の特権だな…と。
やるな! エル・シド! と。
「まあな! 俺たち木星と地球圏を行き来する手合いは、出会いが極端に少くねぇのさ! だからだ! 思い立ったら一直線よ! あー、マウアの嬢ちゃん、もしよかったら、俺の嫁さんにならねぇか?」
!?
エル・シドによる間髪入れずの告白。それはマウアに対してのものだった。マウアは突然の告白に吃驚仰天し、どう応じるべきかもわからない。
本来ならば、告白する側はそこで相手が落ち着くのを待つべきなのだろうが、それはそれ。優男を気取ったエル・シドは、一気にマウアの懐に飛び込もうとする。
エル・シドにとっては数少ないチャンスだ。逃す手はない。
ここは推しの一手と、マウアの困惑に気付かぬ振りで口説き文句を連ねていく。
「あんたの物怖じしない度胸と態度が会合前から気に入ってなっていたぜ! いずれ木星圏の主となる俺の妻に相応しいってな!」
ゲンゲツとアノクニを除き、一行が目を丸くする。ここで愛の告白とは…と。そうして後、それぞれ告白したエル・シドと、告白されたマウアに双方に好奇の眼を向けた。
これは面白くなりそうだ…と。
一方、当事者にそんな余裕はない。突然の愛の告白を受け、マウアは困惑と動揺を隠せなかった。どう応じてよいのか解らず沈黙してしまう。
「…」
マウアは、薬学という一分野を極めんとするエキスパートであるが、まだ本物の恋や愛を知らぬままだ。つまりはおぼこである。
得意分野以外は並以下。ならば沈黙することも当然だ。
沈黙も年相応の反応である。おぼこなのだ。そうもなろう。
「…どうだい?」
首を傾げ、どうするべきかしらと考えて後、同道する貴族主義者側一同の貌を次々に見渡すマウア。だが、一同の対応は冷たか………いや、生暖かかった。
全員、断るにしても、受け入れるにしても、頑張れ!としか、アイコンタクトしてこない。
なぜなら、こればっかりは当人同士の問題なので、他人の出る幕ではないのである。
(仕方ないわね)
マウアは同行者たちへと助力を求めることを諦め、自分の器量それのみで、エル・シドからの求婚に応じることを決断する。
受け入れるも拒否するも自分次第。
男性ってどういう生き物?
先程の求婚には驚いた。正直、自分はそれらの事柄に対して準備不足である。
だが、興味深くもある。
自分はもうそういった事柄に向き合う年頃なのだとも解る。自分の知らない世界のことを、男と女、異性間のことを知るのには、丁度良い頃合いなのかもしれない…とも思う。
マウアは乙女の本能で、女性特有の男性評価センサーを起動させた。女性は妊娠着床から、胎に児を十月十日宿す生態をしている。
その期間の生活の面倒を見る甲斐性があるか? 女性の苦労に足る才覚を男性側が持ち合わせているか?
それらの事柄を推し量る能力くらい、普通なら持ち合わせているものだ。
なお、言葉巧みに男性に口説き落され、望まぬ児を産み落とすことになる女性もこの世には少なくないが、この際、そういった例は論外として無視する。
才覚一覧
顔…悪くない。
頭脳…天才。
度胸…心臓に毛が生えている。
身体…長身で屈強。申し分ない。
経済力…多額の移民費用に苦しむスペースノイドたちを笑い飛ばせる借金大王…いや、帝王レベル。
ただし、先の会合の通り、返済の都合は付いている。
心根…基本的に善良。粗野ではあるが、人類の未来を切り開く冒険者としては100点。
立ち回り…一時代を築く英雄。
総合評価…95点
十分合格点以上…これは逃がしちゃ駄目な大魚。
ここまでの評価に、マウアの頭脳は僅か0.5秒を要しなかった。
「…そうね、あなたが木星圏の帝王になって見せるというのなら、考えてもいいかも………ここで誓える?」
「ほう! 言質取ったぜ! 誓う! 誓うぜ! 俺は木星圏の帝王になる! ドンッ! って、ヤツだな! それでOKってこったな!」
「そうよ。私、別にこれといった意中の人がいる訳でもないし、万難を排し、私を幸せにしてくれるというのならOKよ。でも………」
「でも?」
「…私、これまで殿方と付き合ったことがないの。ちゃんと男性としてリードしてくれないと駄目よ?」
どうせ、自分に男性経験がないことを隠しても、すぐに明らかになる。ならば、恥ずかしいけど自分からそう明かしてしまおう…そんなノーガード戦法を取るマイアだった。中々の胆力である。
とはいえ、実際に打ち明けるとやはり恥ずかしい。その恥ずかさ故に頬を朱に染めるマウアだった。
初心。
(やったぜ!!)
この乙女の態度にはエル・シドも内心ガッツポーズ! 話を聞いていた一同もニッコリだ。
拳闘で言えば、お互い隠し事なくノーガードで殴り合っているような、そんな初心なやり取り。
この場に居合わせた一同、お前等、本当に良い話と良いモノを見させて貰ったよ…と、苦笑してしまう。
「おっ、応! それは男としては大変結構! え~と…確認するが、初めから全部、つまり、初デートからだよな?」
「そうよ。ちゃんと時間を使ってよ? あなたが木星圏開拓のため忙しいように、私だって、自分の研究で忙しいのよ?」
「それは重々承知しているぜ! 俺もさすがにすぐには旅立たねぇ。その間に一度デートしようぜ! なっ! なっ!」
「ええ、いいわよ」
「よっしゃああああっ!」
(勝った! 俺こそが人生の勝利者だ!!)
そう叫び、両腕で抱えていた花束をマウアに渡すエル・シドだった。
「じゃあな! ここで一時お別れだが、都合が付き次第連絡入れるぜ! 直通の嬢ちゃんの番号を教えてくれ! でなきゃ、レーザー通信を使ってだろうが、連邦の情報センターをハッキングしてだろうがして、必ず連絡して見せるぜ!」
「ちゃんと教えるわよ。番号は………」
「応!」
このようにして、正式にお付き合いすることになったエル・シドとマウア。奇縁なのであった。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
これですべて上手くいった…訳がない。
「いやぁ、地球圏にはよう、あんたの他にもう一人、ミナノ・ユメ・オーカザキというすごい娘さんがいて、どっちか一方をモノにしたいとおもっていたが、こんなに早く機会があるとは、俺りゃあ、ついてるぜ!」
(おい! 馬鹿! 止めろ!)
(おい、君それは………大変なことになるぞ)
(あっちゃ~)
(勝って兜の緒を締めよとはよく言ったものだ)
(何ともな…マウア君よりエル・シド君の方が初心だったか)
(カワイソス…でも、良い人脈造りのチャンスかもしれないわね)
あ…それ、言っちゃダメなヤツ。
エル・シド君さぁ、女性を他の女性と比べるのはNGだから。それも、代わりがいるとか~、女性に対して一番言っちゃ駄目なヤツ~。
女の子は、星の数もいる女性の中で、自分だけを見ていた貰いたいものなの~
告白後のOK貰った場面でそれを言ったらさぁ~、すべての努力が無駄になって~ 聞いた女性は夜叉になっちゃうよ~
ここまでやって最後の最後にこれかよ~
まあ、面白いからOK
ゲンゲツ爺さん他、あ~あ、こいつ、やっちまったなぁ~と、溜息を吐く。
…あ? 何だって?
「ん?…あれ。お嬢ちゃん、どうして鬼の形相して………ぎぇええぇえええ!」
マウアの護身用具、形状記憶ネイルが主の怒りに反応して、ネコの爪のように研ぎ澄まされた。次の一瞬、エル・シドの顔面が、縦縞柄になった。
ナムアミダブツ
何もかもを手に入れるはずの英雄が、最後の最後に女性関係で失敗して酷い目にあう。
う~ん、酷いオチである。なんだかなぁ~
「ふん! 馬鹿大将! そうやって目を引いた女性全員に粉を振りかけていなさい! 口説いた娘全員から制裁を受けて! ボロボロになればいいのよ!」
「…エル・シドや、お大事にの」
「度胸は買うが、もう少し女性の思考を勉強したまえ」
「怒らすと女は怖いよ」
「気にするな。人間、一つぐらい失敗した方が可愛げがある」
「いや、若い若い!」
「自業自得です。せめて、若き日の過ちとして将来に活かしなさい」
「ふふ、もし宜しければ、今度、私が女性の心理を詳しくレクチャーしてあげてもよくってよ」
縦縞柄になった顔面を押さえてのた打ち回るエル・シド。宇宙貴族主義者御一行は、それぞれ去り際に一言残すと、彼を呆れ顔のまま捨て置いて、次々と帰りのランチへと乗り込んでいく。
一人を除いて。
こうして、本当にジュピトリス内での秘密会合は終わりを迎えた。
エル・シドの治療を理由にして…本当の目的は個人的な人脈造り…ジュピトリス残ったリリ・カエス・オーエスを残し、艦船間短距離移動用ランチが漆黒の宇宙空間へと飛び立っていく。
「もう………それなりのお詫びがないと許してあげない………そういえば、ミナノ・ユメ・オーカザキ博士は、今現在もサイド3に居るの?」
不機嫌な様子のおぼこ娘を苦笑しつつ見守っていたユミミに、思考を切り替えたマウアが質問した。件の女性は今どうしてるのかしら…と。
「ええ。今もサイ・コミュニケーション技術や、サイコマテリアル研究の第一人者である、フラナガン博士たちと一緒に、研究に邁進してるはずよ。彼女がどうかしたの?」
「その…先程、エル・シド卿の話に登場したので、あの人、今はどうしているのかと気になってしまって…同じ人体のオーラパワー研究者でしたし」
マザーシャドウへとの去り際のランチ船内でのこと。マウアが隣席のユミミへと直近の疑問を口にし、新たな二人の認識共有が始まった。
その認識共有の発端となった人物、ミナノ・ユメ・オーカザキ博士とは、マウア同様に、現在十代後半の若き研究者である。
マウアが妖精と見まごう容姿の持主ならば、ミナノは白衣姿がよく似合う、知的美人の眼鏡っ子といった容姿だ。
もっとも、メガネは眼球に有害な光線を除去するための伊達であったが。
それはともかく、マウアが認めるだけの実力を有する天才研究者であり、人体に秘められた余剰オーラ力増幅と、精神力…すなわちサイコ力の増幅、外部への影響力強化、念動力、オーラ力との親和性…の研究に邁進している人物であった。
自分と同様に、人類の未来を切り開くだけの器の研究者とマウアは見做し、その研究手法は違えど、リスペクトすべき相手としている人物だ。
そんな人物と自分を、女性の心が解らない唐変木に比べられたのだ。マウアならずとも気にもなろうというものだ。
「あちらの研究も佳境に入っているらしいわよ。もし気になるなら、こちらからアポイントメントを入れてあげるけれど?」
ユミミ・ナカンダリー議員は、最先端の各種研究を監視する連邦政府の委員会に在籍する身だ。その気になれば、連邦内部、ジオン共和国双方の、保護している研究者たちへと連絡が取れる立場にあった。
じつは、マウア同様、ミナノもよろしくない筋の権力者にその研究が狙われていたため、ユミミがジオン共和国側のフラナガン・サイ・コミュニケート研究所に、彼女を研究ごと逃がした経緯があった。
ユミミは仕事のできる連邦議員なのである。
無論、ジオン・ズム・ダイクン本人と、デギン・ソド・ザビらには話を通しての事である。
それらの事情を知った上で、マウアはミナノの動向をユミミに聞いたのである。
「いえ。研究が佳境に入っているならば今は避けます。他分野の者に、邪魔はされたくない時期でしょうから」
「経験則なのね。自分も研究が佳境に入っている時は、邪魔されたくないって事?」
「そうですね、見守ることと、口を出して邪魔をすることは別ですから」
「そう…それは私も気をつけなくちゃね」
「だからこそ、普段から、悪い方へと向っちゃ駄目と、念を押しておく必要があるってことでしょう?」
「そうよ。あなたは理解してくれているようで安心したわ」
まるで、子供の進路選択に理解ある母親と、子に対する親の願いを理解した聡い子供の対話のようだ。そんな対話が続いていた合間にも、ランチはマザーシャドウへと着底し、一行は月の都への帰還の準備を終えるのだった。
(世界は今も変わり動き続けている。我等もその潮流に乗り遅れてはならない…そういうことか…まあ、今の俺たちは出来ておるな)
マウアとユミミの対話を素知らぬふりで聞いていたペール・ロナは、そう内心で考えを纏めると、マザーシャドウの艦長キャプテン・バンガードとして第一艦橋へと指示を出す。
「第一艦橋きこえるか? 格納庫を閉じ次第、微速前身始め。フォン・ブラウンへと帰還するぞ」
かくして、サイド3独立承認を端に発した地球圏…いや、火星圏、木星圏を巻き込む改革は、加速度的に進んでいくのだった。
次回:イザナミ/イザナミ・オブジェクトに続く
後書き
折角だから今後、廓乃馬琴(カクノマコト)というペンネームで連載する予定のバイストン・ウェル編のことでも記しておく。
こちらの物語は、本編の地上編最後のジャブロー決戦とリンクしているのでかなりのネタバレを含む。ジャブロー決戦時にバイストン・ウェルで形作られたオルファンズ・ハイロゥが地上に出て、地球圏滅亡を一度防ぐので。
ターマ・ズッサ
かつてオーラロードを開き、マウアたちを宇宙世紀へと逃がしたエ・フェラリオ、ハロウ・ロイが、その罪によってガロウ・ランの姿に変えられた姿。
ハロウ・ロイをガロウ・ランにしたジャコバ・ワヨン曰く
「妹たちを助けるためにオーラロードを開いた優しさと勇気は評価する。しかし、掟を破った罪は罪。ガロウ・ランの姿となってコモン界の人々を救いなさい。そうすることで、自らの罪を贖い、己が魂を磨くのです」
時空間を越えて、バイストン・ウェルのアキツの国分裂前の時代に飛ばされて後、ターマ・ズッサは奇妙なガロウ・ランとして、アキツの国の親を失った子供たちを助け出し、養っていた。
だが、ターマ・ズッサは、分裂し三つの国となったアキツの、ツ地方の領主たちに奴隷商として疑われ、囚われの身となってしまう。
一方、領主たちは保護の名目で身柄を押さえた子供たちを、あろうことが今後の戦費調達のために奴隷にして売ってしまう。
アキツの国はそこそこ纏まっていたが、ア、キ、ツ地方はそれぞれの独立心が旺盛で、中央が不安定になった時々に、相争う事態が続いていた。その時の戦費調達の手段としたのた。
自国と一族、そして一族を支える領民が第一。
流民や孤児は二の次。商人が下人として使う奴隷同然の身分として売り払いもする。
どちらが奴隷商かと。
怒り心頭のターマ・ズッサは、そのまま処刑されてしまう。
しかし、怨霊となってツ地方の巨大霊樹へと乗り移った彼女の意思は、子供たちを売り払った領主とその配下たちを皆殺しにしてしまう一方、同地方の大地の生気オーラ力を吸い取る霊樹と化して、同地方を呪い、荒廃さえていった。
アキツの国に住むコモン人の邪悪さに絶望し、彼等を統べる愚かな支配者たちの治世を終わらせようと画策したのだ。
それに飽き足らず、残されていたエ・フェラリオ最後の霊力でオーラロードを開き、地上界からショット・ウェポンという人物をバイストン・ウェルへと召喚してしまう。
シン・ジロウ・サコミズが、八徳の聖戦士の一人として、バイストン・ウェル、アキツの地へと召喚される遙か以前の出来事であった。
本編の悪役。
もちろんモデルは南総里見八犬伝の玉梓である。
ジャコバ・ワヨン
フェラリオの長。別世界ではヘカテーという名の女神であり、地球、月、異界(バイストン・ウェル含む地獄)を司る存在。
シルキー・マウア・フェラリオらをランパース・フェラリオとして転生させ、宇宙世紀の地球圏でも生活できるよう尽力した。
遙か未来や、異世界を見通すことができる強力な霊力を持つ。
近いうちに宇宙世紀の人類が、別天体、地球型惑星トミノアシハラに到達することを見通し、バイストン・ウェルの根分けを画策。
アキツの国全体を内包した恒星間生体航行船、オルファンズ・ハイロゥを誕生させるべく様々な手段を講じた。
そのために、日本の飛鳥時代から、聖徳太子ミミノ・ミコ・トヨサト、トージ・ソーガノ、フト・モノノベノ、カク・ジョーガ、吸血鬼真祖ヨシカード・ミヤコーディ、マスコット犬ふわふわユキマルらをバイストン・ウェルへと召喚。闇落ちしたターマ・ズッサ対策に当たらせる。
ミコたちはその後、ターマ・ズッサ含む万難を一時的に排し、アキツの国を再び統合。
その一方、地上界同様に、神仙(仙人ではない)である自分たちがここに存在しては世を乱すだけと、神霊廟を建立し、如意宝珠という宝貝となりて眠りに就く。ニャンニャン、ヨシカード、門番であるユキマルを残して。
その後、地上界の霊犬八房(南総里見八犬伝)の伝承から、その力を取り込んだユキマルヤツフサを誕生させ、八徳の宝珠を生み出させる。
さらに、地球連邦政府誕生以前の統合戦争時、再び核に焼かれようとした日本と台湾を外敵から守護した、シン・ジロウ・サコミズをも、八徳の聖戦士として召喚。
サコミズ含む八聖戦士を導く存在として、ラ・フェラリオのピース・クラウンを派遣。
等々、密かにバイストン・ウェル根分けの準備を進めた。
とあるピーマン曰く、変なTシャツヤロー。
シン・ジロウ・サコミズ
地球連邦政府誕生以前、統合戦争の時代、再び核の炎によって焼かれようとした日本国と台湾中華民国を、デルタ翼機サイファーストライク桜花王(勝手に命名)にて迎撃。守り抜いた軍人。
しかし、発射された核ミサイルをレールガンで超長距離で迎撃、台湾を救って後、日本本土上空で旧式爆弾投下を目論む輸送機迎撃に成功したはよいが、輸送機直鞍の迎撃機によって撃墜される。
その折、オーラロードが開き、バイストン・ウェル、アキツへの地へと召喚される。
じつは母親が人間ではなくラ・フェラリオで、誕生時、掌の中にユキマルヤツフサ八徳の珠の中、仁の珠を握っており、天啓の兆しとして一族に大事に育てられた。
直新陰流皆伝の腕前。
厳しい異世界単独行の後、ラ・フェラリオのピース・クラウンと出会い、神霊廟へ。
旅の途中で出会う、アの国のお姫様アリサ・ルフト、女騎士トモヨ・アッシュ、同じ地上人タケル・シロー、軽業師の少女ゲリィ・スランディ、キの国の姫リンレイ・メラディ、アマルガン・ルフトの娘シロガネ・ヤーキン・ルドル、騎士クロ・スレッド、キの国の領主の一人カーン・キッスといった人物と共に、様々な困難に立ち向かい、八徳の聖戦士の一人として活躍していく。
神霊廟から課された八徳の試練クリア後には、如意宝珠をエネルギー減とするスーパーロボット邪仙装甲カクセイガーの技術を応用して造り出された、聖戦機オウカオーのパイロットとなる。
神霊廟勢力の活躍により、一度は封印されたターマ・ズッサとショット・ウェポンが蘇り、彼等によって造り出されたオーラプラント群と、アキツの命運を賭した大戦に勝利した後は、ツの国の国王となり、アの国、キの国の姫君と協力。三国に別たれていたアキツを連合国家として纏め上げる。
その後、八徳の如意宝珠をアキツの国の住民たち全員に転写し、如意宝珠を通じて通話が可能な状態とし、全員参加の完全民主主義投票を実行。
アキツの国全体を包み込む生体型宇宙船オルファンズ・ハイロゥを誕生させるか否かの決を取る。
その後、オルファンズ・ハイロゥ誕生に反対した少数の民衆は、多額の富を分け与えて他国へと送り出し、自らは如意宝珠術式サーキットの一部となり、その生態ユニットと化した。
まあ、後はそれぞれの読者が想像して欲しい。
なお、本作他、私の二次作品は、ガンダムやダンバイン、リーンの翼、オーラバトラー戦記以外にも多数の作品が元ネタになっているが、自主規制でタグには含まずに済ましている。
たとえば、東方projectであるが、最近はファンの幼少化が進んでおり、よい子はこんな二次創作になど興味を裂かないように非表示としている。
若い子は優良な一時作品で遊んでいればよいのである。二次創作はもっと大人になってから触れましょう。