それは現実の常識が通用しない”異常現象”が各地で発生しており、それらの総称。ここヘテロシティは近未来的な景観にそんな異象が混在する都市だ。
そしてこの都市には異象絡みの配達や情報屋を本業とし、いざという時は配達員が「助っ人」として現場に直送される「ステーリー急便」と呼ばれる会社がある。
噂によればその会社には最近、変わった人物が仲間に加わったとか…
男性「ひいい!た、助けてくれぇ!」
ある1人の男性が謎の怪人に襲われていた。
ズ・グムン・バ「
男性「やめてくれ!命だけは!命だけはぁ!」
男性が怪人に襲われそうになったその時だった。向こうから赤い目をした鎧の戦士が現れる。怪人はその戦士に見覚えがあったのか男性をほったらかしにして見つめる。
それを見た赤い戦士は…
???「まさかグロンギが現れるとはねぇ…ヘテロシティも物騒になったもんだな…さぁて、お前の目的を吐かせてもらおうか?」
ズ・グムン・バ「
???「悪いが、最後の配達が終わったばかりなんだ。本当は仕事なんか無かったのにハニアが余計なこと仕出かしたせいでこうなったんだ。さっさと帰りたいから……早めに終わらせる!」
そう言った赤い戦士、クウガは一気に怪人(グロンギ)との間合いを詰めた後に殴る。そして今度は右足で左腕を蹴ったあとに顔を掴んで近くにあった壁にぶつける。
???「こんなのクウガの戦い方じゃないな。」
そう言った彼は右封印エネルギーを右足に溜め、そのグロンギという怪人に向けて跳び蹴りを放った。
ズ・グムン・バ「
それを食らった謎のグロンギはその場で爆発したのだった。
???「ふぅ…そこの市民さん。」
男性「ひいぃ!?」
???「夜は異象以外にもあんな化け物がいるから気をつけてね?」
男性「は、はい!」
そう言った謎の男は近くにあったバイクに乗りながら変身を解除し、すぐさまヘルメットを被った。
男性「あ、あの…アナタはいったい?」
男性にそう聞かれたライダーはサムズアップしたあとにこう言い放った。
???「通りすがりの配達員さ。覚えておきな。」
と、バイクを使ってその場から立ち去ったのだった。
それから数分後、コンビニに着いたそのライダーはある人物にヘテロシティのこの時代にはないガラケーで会話していた。
???「九原さん。無事に配達が終わりました。」
九原『裕介くんお疲れ様、怪我はしてないかしら?』
裕介「ちょっと帰る途中にトラブルはありましたけど…まぁ、何とかなりましたよ。」
九原『お客さんの荷物に何かあったらと思ってたから心配してたのよ?』
裕介「まぁ、俺は非常勤配達員ですから心配されるのも無理ないですけどね…」
九原『ハニアには私から気をつけるように伝えておくから。』
裕介「あまり厳しく言わないで上げてくださいよ?あの子はステーリーの配達員とは言えど、高校生なんですから。」
九原『もちろんよ?それじゃあお休み、good night♪』
ピッ!
裕介「それにしても…グロンギか。随分と怪人たちも種類豊富になってきたな…ま、俺がぜんぶ倒すけどな…」
そう言った男、五代裕介の腰には先程の戦士が付けていたアークルと呼ばれるベルト、着用しているパーカーの裏には先程のガラケーに赤いメモリと龍が描かれた黒いカードデッキが描かれていた。
裕介「さぁて、これからドンドン忙しくなるぞ?」
次回
・その男がなぜ非常勤配達員兼用心棒となったワケ