そもそもの話。
『かぐやも食べたーい!!』
『む?
『・・・確かに?試したことなかったかも』
今考えればおかしい事だらけだったんだ。
何故なら、もと光る竹は壊れていて、あの時のウミウシは正常に擬態が出来なかったからだし。
あったとしてもウミウシに準拠している筈なのに。
『う・・・』
『う?』
『うまー!!』
焼いただけの魚がこんなにも美味しいと感じるなんて思いもしなかったから、よく覚えてる。
あの時、狩人は何を考えていたんだろう?
多分――愛しいかぐやと一緒に食事をしたいな、とかだったんじゃないかな。
そうだったら嬉しいし、
――
他にも違和感はあった。
『
『啓蒙に上位者だ。上司じゃないな。上という部分は合っているが』
『うがー上手く分かんない!!』
久し振りに人と触れ合えたことが嬉しすぎて吹っ飛んでたけど、やっぱりおかしい。
だって私は
私は多少は英語は出来るけど、流暢に話すことは出来ない。
精々片言で話すぐらいかな?
と、すると――私は“あの瞬間”に“何か”の影響で狩人と意思疎通が出来る様になったんだ。
似たようなことは思い返せば幾つもある。
それには全部、
――そして私は
『私は上位者なのだ』
――それはちょっと違う。
上位者は“精霊”を、獣は“虫”を媒介にしている。
アメンドーズ?とかは知らないけど、エーブリエタースは“精霊”と繋がりがあるし、獣は言わずもがな。
狩人はその精霊や虫、果ては『へその緒』を取り込んで上位者に成った。
いや、成り果てた、が正しいのかな?
――
でも狩人はヤーナムを脱出する為に色んな模索をしている中で自分の中の“精霊”や“虫”を狩ったでしょう?
暇つぶしだったのかもしれないけど、ぷちぷちぷちぷち地道に一歩ずつ。
――それがある意味最善で、ある意味最悪の行動だったの。
その行動を分かりやすく言うと、狩人は、自分の中の獣や上位者を纏めて狩ったの。
そう、『自分殺し』。
普通なら死んでる。
だって人間で言うなら腸内細菌とかを全部捨てちゃって体内を無菌状態にする様なものだから。
――でもそこで狩人の性質が生きた。
狩人は血の意志を力にする。
倒したものを己の力にする。
――だから狩人は、結果的に自身の中に溜まりに溜まっていた“精霊”や“虫”を純粋な力として
そしたらあら不思議!!
上位者だった筈の狩人は、
――
上位者も獣も、突き詰めれば“神秘”と“血”なの。
“神秘”は不思議な事を起こす力。
エネルギーをぶつけたり、触手を呼び出したりするのはあくまで副次的なもので、実際には理に干渉したり、歪めたりするのが本当の力。
アメンドーズのワープとか、狩人の夢とかはこれにあたるみたい。
それで“血”は変異の力。
普通の人が獣になったり、無機物を強化できるのはその性質によるもの。
ヤッチョが思うには『狩人』もまた、“血”の変異させる性質を利用したシステムだったんじゃないかな。
で、その二つを全て還元したらどうなると思う?
――そう、上位者でも、獣でも無くなるの。
狩人は理解ってないみたいだけど、その状態で力を使えるって事はさ――
『聖杯』って軽々しく狩人が見せてくれたもの。
物語とかでは願望機と言われるそれ。
まるで
多分、“血”の変異させるっていう力で“神秘”の理に干渉するっていう本来なら人の器に入らないものを無理矢理器にぎゅうぎゅうに詰めてごった煮にして。
で、長〜い、それこそとっても長〜〜い時間を掛けて熟成しながら器に定着して安定化した結果、器自体が変質して、今の狩人になったんだと思うな。
だから狩人は「こうだったら良いな」とか「こうであるはずだ」っていうのがその通りになる。
まあ、無意識的な力の発露みたいから限界はあるけど、一つの存在に影響を及ぼす事くらい造作も無い筈だ。
――意思疎通に準備が必要な筈なのにそれが必要無かったり。
――食事が出来ないはずの私が食事が出来る様になったみたいに。
この今の色んな事が理解る状態もヤッチョ
これは狩人が前々から「
で、身体の
要するに狩人はヤッチョの事が大好きって事だよね♪
ヤチヨ:狩人よりも正しく狩人のことを把握している。啓蒙を得ちゃった系ヤッチョ。でもちょっと乙女フィルターが掛かっている。しょうが無いね。
因みに平行世界の過去と未来を複数観測して追体験したので原作よりも情報量が超多めだが同時に狩人セラピー〜ハネムーン(ヤチヨ視点で)を添えて〜も追体験しているのでヤチヨ的には狩人への好感度が天元突破状態。そら重くもなるよ。
かぐや:ヤチヨの0,1%ぐらいになってる。だけど核はかぐやなのでそんなに問題は・・・。
※無駄な情報ですがこのヤチヨの記憶を彩葉が追体験したら流石に発狂死します。そして啓蒙を得て自認ヤチヨの狂人になります。バッドエンドです。