8000年と月の香り   作:文才の無い本の虫

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タイトルは適当
書きたくなったから書いたので中身は殆ど無い

蛇足は中身のあったりなかったりする後日談とかおまけ
気軽にどうぞ


蛇足:パンケーキのような
狩人「酒寄彩葉、貴様は何を持ち得ぬのだ??」


 

 

 

 

 

「社長、機械式義体出来ました!!」

 

「???」

 

「あ、狩人がオーバーヒートしちゃった」

 

――時は2040年位。

――ノーベル賞やらイグノーベル賞やら、数多の賞を取りまくる研究者ありけり。

――名をば、酒寄の彩葉となむいひける。

 

酒寄彩葉、別名超人。

愛の為に人類の技術レベルを二つ三つ押し上げた女。

彼女は今日も今日とて(かぐや)との老後の為に前進し続けていた。

 

「確か開発開始から半年も経ってないよな??」

 

「え、はい。かぐやの身体のデータがありましたし、普通に頑張ったら出来ました」

 

「彩葉ったら頑張りました、とか、かぐやの為に、で人類の歴史をポンポン塗り替えてくね〜もう特許だけで数十人が遊んで暮らせるレベルじゃないかな?」

 

「普通とは??・・・・・・うーん。生粋のイレギュラーで草www」

 

「ありゃ、狩人が壊れちゃった」

 

「最近わかってきたんですけど社長ってヤチヨの前では感情豊かですよね。外とはちょっと違うというか、温度があるみたいな?」

 

「あ、理解っちゃう?ヤッチョ愛されてるでしょ?こういうのが狩人の可愛い所なんだよね〜」

 

「うん、まあ。10年来の付き合いですから。それぐらいはね」

 

「あっ・・・」

 

「キューちゃん?」

 

・・・ふうん?浮気?浮気かな??私の狩人とめでたし、しちゃったのかな??いくら彩葉でもNTRは許されないんだよ??取り敢えず・・・回転ノコギリ逝っとく??

 

んな事するわけないに決まってるでしょ?!私はかぐや一筋!!スイーツ脳ヤチヨも程々にして?!偶にならいいけどここ最近2ヶ月に一回はこのやり取りやってるよね?!せめて私を巻き込まない所でやってください!!冤罪で回転ノコギリは嫌!!

 

「ぷっ・・・超修羅場じゃんwww」

 

「キューちゃんは笑ってないでヤチヨを宥めてくれないかなあ?!」

 

「えー」

 

「えー、じゃなくて!!私の!!生命の危機なんだけど?!ヤチヨ回転ノコギリ取りに行っちゃったじゃん!!」

 

「彩葉なら大丈夫だよ〜前だって血迷った本体が振り回してた聖剣を真剣白刃取りしてたじゃん」

 

キューが2ヶ月前に起きた『第73回ヤチヨご乱心事件』の事を引き合いに出す。

『第73回ヤチヨご乱心事件』は狩人が彩葉から書類を受け取る時に指先が触れた事で妄想を膨らませたスイーツ脳ヤッチョが立て掛けてあった『異質の聖剣』を引き抜き、「狩人を殺して私も死ぬ!!」というヤンデレムーブをした事件である。

居合わせた超人が真剣白刃取りを敢行したことで事件は終結したのだが、今回もまた似たような結果になることだろう。

 

「回転ノコギリは回転してるから真剣白刃取りは無理!!」

 

「回転してなければ出来るんだ・・・(ドン引き)」

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◇

 

 

 

 

 

「いーろーはっ♪遺書はしたためた?神様にお祈りは?フィールドの端っこでガタガタ震えて命乞いをする準備はOK?」

 

「良くない!!私は、かぐやの元に帰るんだ!!」

 

ツクヨミで両者が向き合う。

彩葉――【いろ】はブーメランを構え、ヤチヨは回転ノコギリをかぐやの様に担いだ。

因みにヤチヨの狩人風衣装(時計塔のマリア装備)に彩葉はメロついていた。

そして。

 

「遅い!!」

 

「ぐえっ・・・」

 

「(回転ノコギリはヒットボックスが大きいけどその分振りは重い!!落葉(本気モード)みたいな連撃速度が無い分此方が有利!!)はあああ!!」

 

「ちょ、まっ」

 

――当然の様にヤチヨはボコボコにされたのでした。

 

「ヨヨヨ・・・やっぱ慣れない武器なんて使うもんじゃないね〜」

 

「はぁ・・・(まあ、ヤチヨと遊べたし良いか)」

 

 

 

 

 

◇◆◆

 

 

 

 

 

「彩葉、何時も本体に付き合ってくれてありがとね」

 

「礼はいいよ。娘と遊んであげるのが親ってものでしょ?」

 

「親???・・・ま、まぁ。それでもありがとうって言わせて欲しいな。本体(ヤチヨ)にとって変化の無いこと・・・退屈は毒だから」

 

「だからって限度があると思うんですけど?偶に生命の危機紛れ込んでるんだけど??」

 

「それは許してクレメンス♪」

 

「・・・ていうかそれだとキューちゃんは違うの?」

 

「んにゃ、私は本体から切り離された部分だからね〜。本体が耐え切れなかった啓蒙や神秘、そして無意識に捨てようとした悪感情の一部。まあぶっちゃけ『ヤチヨへの憎悪(自己嫌悪)』とか『かぐやへの嫉妬(二律背反)』だね。他の個我を持ってたヤッチョ達は折り合いが付いたりしたから本体に統合されたんだけど私だけは別のキュー(ヤチヨ)として独立しちゃったからこうして出てこれてるんだよね」

 

「待って待って待って??新事実過ぎるんですけど?!」

 

「いまは何とも思ってないから安心してね、彩葉。キュー(ヤッチョ)はね、幸せ(ハッピーエンド)が欲しかっただけだから。ある意味かぐやに近いのかな?だから身体がちっちゃいのかも」

 

「・・・これ、私が聞いちゃって良かったの?」

 

「うん。彩葉なら別に良いよ?あ、でも本体とかぐやにはナイショだからね?」

 

「・・・・・・わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




狩人:そこそこ頭は良いので彩葉がやったことのヤバさがわかる。啓蒙無しでこれか??
ヤチヨ:ヤンデレ属性も装備しているタイプのヤッチョ。『ヤチヨご乱心事件』はじゃれているだけ。ヤンデレヤッチョになってたら即監禁である。
キュー:一番良い空気を吸ってる娘。永い年月でかぐやが抱いた/抱く筈であった『ヤチヨへの憎悪』や『かぐやへの嫉妬』の感情。因みに狩人と100年位過ごした辺りで悪感情は浄化されている。
彩葉:もう既に特許だけで十数人が一生遊んで暮らせる程の財産を持っている超人。この後かぐやに膝枕をしてもらったそうな。
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