狩人がはちゃめちゃやります
「凛!あの神父胡散臭過ぎない?!」
「でしょう?」
和気あいあいと、まるで女子高生の帰り道かの様な空気で教会からの帰路を歩く。
「やっぱり元気が一番だよねぇ〜良きかな良きかな〜♪」
「うむ、あれよりはずっとずっとましだな」
「本体も狩人もしみじみ言うねえー。そんなに前の世界がトラウマかにゃ?」
「「
都市、L社、EGO、シナリオ、光の種、井戸、釣瓶・・・。
ヤーナムみたいにループするし人はポンポン死ぬしでキューに頼んでヤチヨにフィルターを掛けてもらってなかったら100年ぐらいはヤチヨが幼児退行してただろう。
『女王』は多少話が通じた
救い無し 都市ゴミ過ぎて マジ地獄(狩人心の一句)。
「うーん、そんなに?グロかったかもしれないけどあれってほぼ自作自演の自業自得だよね?」
「まあな」
「それを視て心を病んじゃうとか本体って長生きしてるくせしてメンタルクソ雑魚だよね」
「あっ」
「・・・・・・ぐすっ・・・どうせヤッチョはメンタルクソ雑魚ウミウシだよ〜うええええん!!」
「あ、本体が泣いちゃった!」
飛び付いてきたヤチヨをあやす。
キューは啓蒙やら俺の血やらでヤチヨよりも全体的な本質を視るから、個人を重視するヤチヨが悲しむ事を理解はするが共感はしない。
ヤチヨの為に意図的にそうしているみたいだが。
「おーよしよし」
「うう・・・ヤッチョ⑨がヤッチョをいじめるの・・・」
「キューは本当の事を言ってるだけだよ」
「キュー!!真実は時に私の心を抉るんだよ?!」
うん?
これは・・・。
「――そこの小娘、名乗るが良い」
ヤチヨをキューに渡して『聖剣』と『短銃』を取り出す。
いつの間にか弓兵も遠坂凛の前に現れている。
「あら。思ったよりもしっかりしてるのね。私のバーサーカーよりは弱そうだけど」
「■■■・・・」
白い少女と、巨漢・・・否、
少女は酒寄彩葉と遠坂凛を一瞥して言う。
「はじめまして、彩葉、凛。私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。こっちはバーサーカー、ヘラクレス」
「なっ?!ギリシャの大英雄ですって?!」
「じゃあ、自己紹介も済んだことだし。やっちゃえ、バーサーカー!」
「下がれ、凛!!」
「アーチャー!!」
弓兵が双短剣で狂戦士に応戦するのを尻目に俺は酒寄彩葉を回収してヤチヨとキューの方に投げ渡す。
「え、ちょっ」
「彩葉はこっちでヤッチョ達と一緒に観戦してよっか」
「凛が!!」
「ふふ、大丈夫だよ。私の狩人は最強だから」
ヤチヨが酒寄彩葉を回収したのを確認して駆け出す。
弓兵は苦戦しているが無事だ。
ならば。
「主人を連れて下がれ、弓兵!!」
「!恩に着る!!」
変形して大剣となった『聖剣』で狂戦士の岩剣を弾く。
――重いが受け止められる。
「はっはははは!!」
「■■■■■■■■■■■■■!!!!」
「その程度か、ギリシャの大英雄とやら!!」
変形解除、からの直剣での連撃。
殆どは対応されるが数回、肉を切り裂く。
ふむ。
耐久では圧倒的に不利だが、速度では俺の方が勝っている。
「ならば速度と技量で押し切るしかあるまい!!」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!」
再度『聖剣』を大剣にして大きく一閃、距離を取る。
全て見切り、避け、殺し切る。
何時もと同じだ。
俺は『聖剣』からサブウェポンとして常に持っている『
――変形して双短剣へ。
同時に『古狩人の遺骨』の力を再現する。
「貴公に敬意を評し、今此処に――誇り高き狩人狩りの力を示す。狂戦士よ。『狩人狩り』アイリーンの狩りを知るがいい」
「■■■・・・■■■■■■■■■■!!!!」
狂戦士の攻撃をステップで回避し、回り込むようなステップから一閃、二閃、銀色の残像が瞬く。
俺はただそれを繰り返す。
踊るように、蝶のように。
あえて言うなれば、
「はははははははははははははははははは!!良いぞ!!」
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!!」
「うそ、バーサーカーが押されてる?!」
「凄い・・・あのヘラクレス相手に押しているなんて。彩葉、貴女何を喚んだの?!」
「えっと・・・ヤチヨ?」
「そっちじゃなくて、向こうの!!『何処』の『誰』を喚んだのか!!」
そして。
「■■■?!」
「む?ああ、やっとか。忘れていた」
「バーサーカー?!」
狂戦士が盛大に出血し、膝を付く。
百も切り付けても発症しなかった故に『劇毒』が効かないのかと思っていたが。
「どうやら『劇毒』は効いたようだな?」
「■■■■・・・」
「な?!バーサーカーの弱体を突いたっていうの?!」
「そうか!ヘラクレスは毒で苦しんだ逸話がある!!」
隙あ・・・は?
不味い、斜めに切られた。
油断した。
「ごふっ」
「なーんてね。バーサーカーは狂化してるから毒を無視できるのよ。じゃ、やっちゃえ、バーサーカー」
「■■■■■■!!」
――ぐしゃっ。
あいるびーばっk・・・
「狩人さん!!」
「ちっ!!アーチャー!!」
「理解っている!!次は我々だ!!」
「はいストップ!!みんな、慌てない慌てない☆」
「ヤチヨ?」
「てか貴女も退去しかけてるじゃない!!」
「相方がやられたのだぞ?!」
「・・・は?ちょっと待って。数が合わないわ。そいつ、誰のサーヴァント?」
「ふっふーん。何を隠そう。私は超銀河アイドル、月見ヤチヨなのです!!」
「「知ってる」」
「■■■・・・」
「(バーサーカーが止まっている?)・・・それがどうしたのかね?」
「さーて、此処で問題です!!じゃじゃん!!狩人の宝具って何でしょう?」
「は?死んだ奴の宝具なんて・・・え?まさか!!バーサーカー!!」
「■■■?!」
「正解は〜」
――目覚める。
「――待たせたな、狂戦士」
「嘘でしょ?まさか、バーサーカーと同じ・・・!!」
「■■・・・・・・!!」
「油断した、というのは唯の言い訳だ。貴公に敬意を評すると宣っておきながらこの有様・・・アイリーンやアルフレートに向ける顔が無い」
――『聖剣』を携えて、立ち上がる。
「故に――――行儀の良い振りはもう止めだ。之より
――『聖剣』が青白い光を、俺の月光を纏う。
――そう、何時しか俺の『月光』はヤチヨの光に照らされて、青ざめていたのだ。
「・・・何よそれ。そんなの見たことない!!」
「何よこの神秘?!息が詰まりそうな程に濃いのに、苦しく無い?」
「・・・まさか、聖剣とはな」
「知ってるのアーチャー?!」
「ああ。何度か見たことがある。アレは、それに近いものだ」
「あっ・・・えへっ・・・えへへ・・・」
「うぐっ・・・な、何でヤチヨは照れてるの?いや眼福ですけど・・・写メ撮っていい??」
「―――っ!!もう!!聖剣とか宝具とかどうでもいい!!私のバーサーカーは最強なんだから!!やっちゃえ、バーサーカーーー!!!!」
「■■■■■■■■■■■■■■■■――――!!!!」
バーサーカーの攻撃を今度は『聖剣』で受け流していく。
宝具、良いシステムだ。
こう・・・言語化と言うか、形になるのはとても良い。
ずいぶん昔にゲームをしながら『一度は言ってみたいよね!』なんてヤチヨが言っていたのを思い出す。
「この光は永久を照らし続ける月の輝き――」
――其は道を照らすもの。
――輝ける月光の奔流。
――ぶっちゃけるとさっき『夢』で超人の協力を得て上位者パワーで『座』から『聖剣』を『月光の聖剣』にコピペしてさらにそれに『月光』をペーストして急造した『ヤチヨ好き好きソード』(酒寄彩葉命名)である。
「■■■■■■■■■!!」
「――さあ、受けるがいい!!
『
そして、青き月光が狂戦士を飲み込んだ。
彩葉&凛:どういう事??
アーチャー:成程、聖剣ならば確かに・・・エクスカリバー?!?!
イリヤ:は??
バーサーカー:『月光』の多重判定により昇天。
狩人:内心あぶねーとか思ってた(ヤチヨにはバレていた模様)。『座』で金髪の青年に「頼むからもう来ないでくれ(意訳)」と言われたりしていた。戦士だ!!の前に(愛の)とか付いてそう。因みに台詞の大半はノリである。
ヤチヨ:狩人のポカを歌姫のカリスマによる時間稼ぎでカバーした出来るヤッチョ。さすヤチ。『永劫照らす月光剣』に込められた『ヤチヨへの愛』を直視して後半は溶けてた模様。
キュー:爆笑。
『
ランク:EX
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:999人
『夢』で「やっべあの狂戦士殺し切るのに火力たらんわヘラクレス強すぎワロタwww」となった狩人が超人の協力を得て上位者パワーで『座』から『エクスカリバー』を『月光の聖剣』コピペしてそこにグツグツ煮詰められている(現在進行系)『
通称ヤチヨ好き好きソード(酒寄彩葉命名)。相手は死ぬ。