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薄紅色の花弁が、高専の広大な敷地を囲む古い漆喰の塀をかすめて、乾いたアスファルトの上へと静かに舞い落ちる。
季節は巡り、春。
厳しい冬の凍てつく空気は山を降り、呪術高専のグラウンドには、どこか現実味を欠いたのどかな陽光が降り注いでいた。
しかし、その穏やかな春の情景とは裏腹に、グラウンドの片隅に立ち込める空気だけは、肌を刺すような鋭利な緊張感に満ちあふれている。
「――ほう」
グラウンドの端、防護壁代わりに設置されたコンクリートブロックに腰を掛け、夏油傑は手にした缶コーヒーの冷たい金属の感触を掌で弄びながら、切れ長の瞳を細めていた。
その視線の先。
グラウンドの中央では、一人の少年が文字通り「浮遊」していた。
五条悟。
あの『星の子』を巡る凄惨な死闘の果てに、死線の中で反転術式を完全にモノにし、世界の理から完全に逸脱した「現代最強」の怪物。
今の彼は、術式順転『蒼』と術式反転『赫』、そしてそれらを組み合わせた『茈』の発動を、ほぼ完全な形で成立させつつあった。
彼がただそこに佇んでいるだけで、周囲の空間はその質量を捻じ曲げられ、光の屈折すらも微かに歪んでいるように見える。
近づくものすべてを、その存在の格の違いだけで拒絶する、絶対的な個の完成。
「……一人でどこまでも行ってしまうな、あいつは」
傑は喉の奥で、誰に届くともない呟きを漏らした。
口に含んだコーヒーの苦味は、冬の任務の際に噛み潰した、あの呪霊玉の「吐瀉物を処理した雑巾」のような悍ましい泥の味を、微塵もかき消してはくれない。
五条悟が「最強」になったことで、かつては二人、あるいは三人で赴いていた特級・一級クラスの任務は、その大半が五条一人の単独任務へと切り替えられていた。
広範囲の質量攻撃だろうが、国家規模の呪いだろうが、あいつが無下限呪術をぶっ放せば、それだけで一瞬にして盤面はリセットされる。
それは組織の運営として、これ以上なく「合理的」なリソースの分配だった。
だが、その合理の裏で、傑の心根は、梅雨の時期の古新聞のようにじっとりと湿った孤独の闇に浸食され始めている。
自分は何のために、あの泥を啜り続けるのか。
自分たちが命を懸けて守っている「非術師」という弱者どもは、本当にそこまでして守る価値のある高潔な存在なのか。
答えの出ない内省が、傑の喉元を鋭い棘となって常に突き刺していた。
「感傷が顔に出ているよ、傑」
不意に、すぐ隣から冷ややかな、しかし聞き慣れた声が響いた。
傑が視線を向けると、そこにはいつも通りの端正な高専の制服に身を包み、眼鏡のブリッジを中指で静かに押し上げる宵町摂の姿があった。
摂の右腕の怪我は家入硝子の反転術式により完全に治っていた。
「……摂か。隠しているつもりだったんだがね」
傑は小さく苦笑し、手元を隠すように缶コーヒーを握り直した。
「隠せていないから言っているんだ。君は昔から、大義だとか責任だとか、実体のない言葉を抱え込みすぎる。この世界は単なる確率とポテンシャルの相互作用だ。五条悟が最強の駒になったのなら、僕たちはその駒を前提とした、新しい戦術を組み立てるだけでいい」
摂の言葉は、慰めでもなければ、突き放すような冷酷さでもなかった。ただ、数字を読み上げるような絶対的な事実の提示。
その時、グラウンドの中央で退屈そうに宙に浮いていた五条悟が、こちらの気配に気づいて、ニカッと白い歯を見せて邪気のない笑みを浮かべた。
「おーい! 摂、傑! やっと来たかよ!」
五条は地面に着地すると、ローファーの底で土を軽く蹴りながら、長い脚を乱暴に動かしてこちらへと歩み寄ってきた。その瞳――全てを見通す『六眼』の奥で、青い光がギラギラと不気味に、しかし美しく明滅している。
「なー、摂。お前が冬の任務でやったっていう『術式無しの呪力ビーム』さぁ、あれ高専の結界の一部を消し飛ばしたんだって? 上層部のジジイどもが『宵町の身の程知らずが』って、顔真っ赤にして怒ってたぜ」
「……ただの非効率なエネルギーの暴走だよ。あんなものは及第点には程遠い。骨にヒビが入るおまけ付きだ」
摂は自身の右腕を一瞥し、冷淡に言い放つ。
「謙遜すんなって! 術式を通さない生の呪力をそのままの出力でぶっ放すなんて、普通は肉体がもたねえよ。だからさ――」
悟はそこで言葉を区切り、人差し指を銃の形にして摂の眉間にピタリと向けた。
その指先から数センチの空間。そこには、触れることの叶わない絶対的な『無限』の壁が、明確な断絶となって横たわっている。
「試そうぜ。お前のそのクソデカ呪力の大砲が、俺の『不可侵(これ)』にどこまで通用するのか。タイマンだ。ちょうど、俺のオートガードの選別精度のテストをしたかったんだよね」
悟の言葉は、純粋な好奇心と、自らの無敵性への絶対的な確信に満ちていた。今の悟にとって、この世のあらゆる攻撃は、届く前に自動で識別され、排除される「ただのデータ」に過ぎないのだから。
傑は缶コーヒーを置き、静かに立ち上がった。
「悟、いくらなんでもそれは――」
「いいよ、傑」
遮ったのは、摂だった。
摂は静かに眼鏡を外し、胸ポケットから取り出した専用のクロスで、そのレンズを丁寧に拭き始めた。摂の脳細胞は、かつてない速度でギアを噛み合わせ、五条悟という「無敵のシステム」を解体するための戦術を弾き出し始めていた。
(五条悟。反転術式による即時修復。無下限呪術の展開。六眼による呪力の原子レベルでの知覚……。)
ふむ、と摂は眼鏡を再び顔へと戻す。
(どんなに優れたプログラムであっても、過大なリソースを一度に投入すれば、必ず処理落ち(エラー)は発生する。完璧なシステムこそ、想定外のバグに弱いものだ)
「及第点に届かない不細工な技だけどね。……最強のシステムの『バグ取り』くらいには、付き合ってあげるよ、悟」
摂は静かにグラウンドの中央へと歩みを進めた。
春の嵐が、二人の少年の制服の裾を激しく揺らし始める。
グラウンドの中央。
摂と悟は、互いに十メートルほどの距離を挟んで対峙していた。
その様子を、傑は少し離れたコンクリートブロックの上から、固唾を呑んで見つめている。
「ルールは特になし。参ったか、戦闘不能になるまで。……ま、俺に攻撃を当てられたらお前の勝ちでいいよ、摂」
悟はポケットに両手を突っ込んだまま、傲慢なまでに無防備な構えを見せる。だが、その周囲の空気は、すでに常人のそれではない。六眼が捉える世界のすべてを、悟の脳はリアルタイムで演算し、最適解を出力し続けている。
「傲慢だね、悟。だが、その余裕がいつまで持つか、試させてもらうよ」
「――『遍虚呪法』」
摂は低く呟くと同時に、右手の中に自身の呪術的触媒である刀――『空音』を出現させた。
抜刀の動作は一瞬。
音叉のような刀身が陽光を反射して、ギラリと冷たい虹色の光を放つ。摂はその刀身を、一切の躊躇なく足元へと突き立てた。
コ――――――ンッ!!
空音の刃が地面を削る、鼓膜を抉るような鋭利な高音が、グラウンド全体に響き渡る。
本来であれば、この音を、あるいはこの光を知覚した瞬間、対象の五感は摂の呪力によって完全に支配され、偽の空間座標と感覚の檻に閉じ込められるはずだった。
しかし。
「――無駄だって」
悟は一歩も動かない。
空音が放った音の振動も、光の屈折も、五条の周囲数センチメートルに存在する『不可侵』の境界線に触れた瞬間、その「質量」「速度」「呪力成分」を瞬時に六眼に看破され、自動的に『有害物質』として侵入を拒絶されていた。音波は相殺され、光は屈折し、悟の鼓膜には一不快な雑音すら届かない。
「お前の術式はさ、音や光っていう『媒体』に呪力を乗せて相手に届けるシステムだろ? だったら、その媒体ごと俺の無下限で弾けばそれまでだ。届かなきゃ、どんな認識支配も意味ねえよ」
悟は退屈そうに首を鳴らす。
「じゃ、今度は僕の番な」
五条が右手の二本の指を軽く交差させる。
術式順転――『蒼』。
瞬間、摂の背後の空間に、底の知れない「擬似的な真空(ブラックホール)」が出現した。空間の歪みが、周囲のあらゆる物質、土砂、空気を、猛烈な大質量となって中心へと吸い込み始める。
ゴガガガガガガガッ!!!
強烈な吸引力が摂の肉体を後ろへと引き千切らんばかりに襲う。地面が音を立ててめくれ上がり、摂の足元が消失していく。
普通の術師であれば、この空間の歪みに囚われた時点で、全身の骨を粉砕されて中心へと収束させられるだろう。
だが、摂の眼鏡の奥の瞳は、微塵も揺れていなかった。
摂は全身の呪力循環を爆発的に加速させ、全身を呪力で強化。地面を、文字通り上から「力ずくで踏み潰す」ようにして吸引に耐え、地面を蹴る。恐ろしい速度による回避を試みた。
冬の特級呪霊戦――あの激しく揺れ動く大地の中で培った、執念の体幹強度。五条や傑という化け物の隣に立ち続けるために、鍛え上げた肉体が、最強の術式による吸引からの脱出に成功する。
「へえ、やるねえ!」
悟の瞳に、わずかな驚きと、それ以上の愉悦の光が灯る。
「じゃあ、これはどうよ?」
悟はステップを踏むことなく、瞬時に摂の眼の前へと「瞬間移動」した。術式によって空間の距離をゼロにした、文字通りの神速。
至近距離。悟の右手に、禍々しいまでの紅い呪力の輝きが集束していく。
術式反転――『赫』。
無限を弾き出す、絶対的な衝撃波。直撃すれば、特級呪霊の肉体すらも一瞬で塵へと変える、呪術の極致。
「しまっ――! 悟、それはやりすぎだッ!!」
遠くから傑の悲鳴のような怒号が響くが、悟の指先から放たれた『赫』の光は、すでに摂の眼前数センチメートルにまで迫っていた。
回避は不可能。防御も無意味。術式による概念の暴力が、摂の肉体を圧殺せんと爆発する。
その絶望的な死線の中で、摂の口元が、わずかに歪んだ。
「悟。君が見たがっていた呪力の放出を見せてあげよう――」
摂は右手の中の『空音』を強引に逆手に持ち替え、自らの呪力を全開にした。
体内の呪力タンクが、一瞬にして空っぽになるような凄まじい喪失感。右腕の骨が、筋肉が、皮膚が、その過剰な出力に耐えかねて内側からミシミシと悲鳴を上げる。
「君の無下限バリアを突破できるといいな」
――術式というフィルターを通さない純粋な呪力。。
変換を放棄した生の呪力が、右腕から、空音の刃から、虹色の、眩いばかりの『無色の閃光』となって爆縮した。
『不変換出力』。
次の瞬間、グラウンド全体が、真っ白な光の渦へと飲み込まれた。
――ドォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!
高専の広大な敷地そのものが、一瞬にして数センチメートル陥没したかのような、凄まじい衝撃波が炸裂した。
五条悟が放った、絶対の斥力である紅き輝き『赫』。
そして、宵町摂が右腕に代償を払いながらぶっ放った、術式を介さない純粋な呪力の超高出力大砲『不変換出力』。
二つの暴力的なエネルギーが、至近距離で正面から大激突したのだ。
ガガガガガガガガバキィィィィィンッ!!!
擦れ合い、互いを消し去ろうとする呪力と呪力の質量。
悟の『赫』は、空間そのものを弾き飛ばす絶対的な術式だ。しかし、摂が放った『不変換出力』は、術理という概念を一切持たない、ただの「異常なまでの呪力の質量そのものの奔流」だった。
(なっ――!?)
悟の六眼が、初めて驚愕に大きく見開かれた。
悟の脳は、飛んでくる攻撃の「速度」「質量」「呪力」を瞬時に計測し、不可侵のフィルターで弾くべきかどうかを選択している。
しかし、摂の放った『不変換出力』は、純粋な呪力の奔流。六眼のシステムにとって『何として感知・識別すべきか』一瞬のバグ、すなわち演算の遅れを引き起こしたのだ。
さらに、術式を介さないがゆえに、そのエネルギーの密度は悟の想定を遥かに超越していた。
摂の放った虹色の閃光が、悟の『赫』の衝撃波を正面から力ずくで押し破り、悟に迫る。
ズシャァァァァァァンッ!!!
凄まじい熱量の反動が摂の右腕を襲う。だが、冬の任務の時とは違う。呪力を鋭利な指向性のレーザーへと絞り込んだことで、肉体の崩壊を「皮膚が裂け、鮮血が舞う」最小限の代償に抑え込んでいた。
だが、その代償の果てに放たれた閃光が、五条の『不可侵』の網目を力ずくで押し潰し、その視界のすべてを真っ白に塗り潰す。
五条悟の脳の処理リソースが、100%その閃光の相殺へと強制的に割かれた。
自動選別の優先順位が、一瞬だけ、完全に狂う。
誰もが、その凄まじい光と音の正面衝突に目を奪われていた。
見守る傑すらも、「摂の放った大砲が、悟の無敵を破るのか」という、その一点に視線を釘付けにされていた。
だが。
宵町摂の戦術は、そんな大雑把な力押しで終わるほど、甘くはなかった。
閃光の目眩ましと、グラウンドを揺るがす大轟音のノイズの向こう側。
右腕を血に染め、呪力を限界まで枯渇させた摂は、冷徹なまでに冷え切った瞳で、悟の意識が「不変換出力の防御」に100%割かれたその瞬間を、見逃さずに観察していた。
このクソデカ大砲は、五条悟を倒すための本命ではない。
世界で最も優れた知覚を持つ男の『六眼』と『脳の処理リソース』を、一時的に完全にそちらに向け、一瞬の「死角」を作り出すための、最高に贅沢で最大の囮に過ぎない。
膨大な呪力放出の『不変換出力』を防ぎ切った。どうだ。
そんな満足気な表情をした悟の瞳に映ったのは、空音の刃を光らせながら弾く摂の姿だった。
「――しまっ!?」
――コオォォォン……。
それは、普段の五条悟なら防げたはずの術式――『遍虚呪法』。
悟の脳が閃光の防御に全リソースを割き、防ぎ切った瞬間の達成感や満足感。意識のその隙間。
摂の本命の「音」が、五条の無下限の壁を、その知覚の網目を完璧にすり抜けて、悟の脳髄へと直接滑り込んだ。
瞬間。
五条悟の「世界」が、完全に反転した。
「――あ」
悟がハッと目を見開いた瞬間には、すべてが手遅れだった。
眩い閃光が、大轟音が、まるでテレビの主電源を突然切ったかのように、世界から完全に消失していた。
目の前に広がっていたはずの破砕されたグラウンドの景色は歪み、上下左右の感覚がドロリと書き換えられる。六眼が捉えるべき呪力のベクトルが二重、三重にブレ、平衡感覚が完全に喪失する。
認識支配――『遍虚呪法』の完全なる檻。
五感を支配され、摂を敵と認識できなくなった。
冷たい金属の感触が、悟の皮膚に触れた。
「……そこまでだよ、悟」
耳元で、冷徹な、しかし酷く静かな声が響いた。
悟が視線を下に落とす。
自らの喉元。そこには、血に染まった右腕を庇い、左手で握られた『空音』の、鋭利な切っ先がピタリと突き立てられていた。
不可侵の壁は、そこにはない。悟の脳が術式の再展開をする必要がない。と、認識を書き換えられていた。
悟の額を、一筋の冷や汗が伝わり、地面へと落ちていく。
最強に成った男が、初めて「死」の気配を、その肌に直接感じ取った瞬間だった。
「ハァ、――ッ、――フゥ、ッ」
摂の荒い呼吸の音だけが、静まり返ったグラウンドに小さく響く。
摂の右腕は、先ほどの不変換出力の反動で袖はボロ切れのように弾け飛び、皮膚は焼けただれていた。これでも前回よりは上手く放出できた。
「どんなに優れたシステムであっても、処理落ちはする。……僕の勝ちだね、悟」
摂は、そう言いながら術式を解いた。
悟はしばらくの間、喉元に突きつけられた刃と、目の前に立つ親友の姿を、信じられないものを見るかのように見つめていた。
だが、やがて、その綺麗な瞳から緊張が抜け、ふっと大きなため息を漏らした。
「……ハハ、マジかよ。参ったね、完全にハメられたわ」
悟が両手を上げて降伏のポーズをとると同時に、摂は『空音』を静かに消滅させた。
緊張の糸が切れた瞬間、摂の肉体が激しく揺らぎ、膝をつきそうになる。それを、すぐ後ろから駆け寄ってきた傑が、強い力で強引に支えた。
「摂! 無茶をするな、すぐに硝子のところへ――」
「大丈夫だよ、傑。自分で歩ける」
摂は肩を貸す傑を軽く制し、乱れた呼吸を整えながら眼鏡をかけ直した。
傑は、手の中で血を滴らせている親友の横顔を見つめ、それから、グラウンドの真ん中で頭を掻いている「最強」の怪物を視野に入れながら、ぽつりと問いかけた。
「なぁ、摂。君はそこまでして、悟に一撃入れたかったのかい?」
置いていかれる焦燥。孤独。それを特等席で見つめていた傑の言葉には、微かな痛みが混ざっている。
摂は、レンズの奥の瞳をわずかに細め、いつもの冷徹なトーンで答えた。
「悟の要望だし、僕としても不変換出力の実戦データが欲しかった。それだけだよ」
摂は、自分の血で汚れた右腕を一瞥し、それから傑の切れ長の瞳をまっすぐに見据えた。
「それに単独で最強になってしまった男に追いつき、また隣に立って歩きたい。そんな気持ちが出てしまったのかもね」
「っ──!!」
傑は一瞬、目を見開いた。
喉元を突き刺していた棘が、摂の冷たい、しかし絶対的な事実の提示によって、ほんの少しだけ融かされたような気がした。
「……そうだね。君の言う通りだ、摂」
傑は、今度はいつものような無理な強がりではなく、心の底から静かに微笑んだ。
春の嵐が吹き抜けるグラウンドで、三人の少年たちは、再びそれぞれの足で歩みを進め始める。
何卒!
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6話の内容を変更しました。どちらが良いと思いますか?特に反応が無ければ改訂版で続きを書こうと思います。
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