勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。 作:スターダイヤモンド
第1話『音ノ木坂の春』
各校のスクールアイドルに声掛けをしてを開催された、アキバでの合同路上ライブ。
参加者全員で『SUNNY DAY SONG』を踊ったあと、μ'sが解散を宣言。
それぞれが、色々な想いを胸に、明日への一歩を踏み出した。
そのパフォーマンスは当事者だけでなく、ファンにとっても心に残るスペシャルなイベントだった。
沿道を埋め尽くした観客たち。
歩道橋の上から眺める者、ネット配信を食い入るように見る者、推しのグッズを買い漁る者…。
確かに彼女たちが遺した足跡は、次の世代にも伝わっていた。
…
そんな熱気も収まらないまま、新しい季節を迎える。
…
4月。
新入生を迎える音ノ木坂。
校内は明日に控える入学式の準備が、忙しなく行われている。
時を同じくして、校舎の屋上には元『μ's』の新2年生3人…真姫、凛、花陽の姿が。
進級を機に練習着を新調した彼女たちは、明後日に予定されている『部活紹介を兼ねた新入生歓迎会で披露する曲』の練習をしていた。
「何人くらい入部するのかにゃ」
「雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんは確定として…」
「10人くらい?」
「そんなに来たら、部室に入りきらないでしょ」
「確かに」
「そうしたらさ、屋上(ここ)に屋根をつけて、新しく部室を作ろうよ!」
『明日の準備』を終えた穂乃果たちが合流した。
「わぁ、素敵!雨の日も練習できるネ!」
「そんなお金がどこにあるのですか!」
海未が呆れて、穂乃果とことりに言う。
「!!」
一瞬の間をおいて、5人が真姫の顔を見た。
「ヴェ~…何それ!?意味わかんない」
彼女のリアクションに一同が笑った。
練習を終え、部室に戻り、ポスターやチラシを手分けして作成する6人。
それぞれが去年のことを想い出しながら作業している。
「あれから、1年経ったのですね」
そう呟いた海未に、5人は感慨深げに頷いた。
…
6人の頭にはμ'sからファーストライブまでが、走馬灯のように駆け巡る。
…
廃校阻止の為に穂乃果の思い付きで始まった、音ノ木坂のスクールアイドル。
それに巻き込まれた、ことりと海未。
真姫への作曲依頼。
にこや絵里との対立。
穂乃果たちを陰ながら見守る希。
グループ名がμ'sと決まり、意気揚々と挑んだファーストライブ。
幕が空き…誰も観客がいなかった講堂を見た時の絶望。
絵里の冷たい視線。
駆け込んでくる花陽…と凛。
彼女の為に、意を決して歌って踊った『START∶DASH!!』。
それは『みんなで叶える物語』の序章であった。
〜つづく〜