勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。   作:スターダイヤモンド

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第16話『挑戦者現る』

 

朝の神田明神。

 

 

 

「久しぶりね!」

練習に精を出す一同の前に、UTXの制服を着たひとりの少女が現れた。

 

 

 

「織音(おりお)!?」

反応したのは和香。

 

 

 

「ラブライブ…エントリーするんでしょ?」

 

「…そのつもりだけど…」

 

「当然よね…私を裏切って、音ノ木坂に言ったんだから」

 

「…」

 

「違うとでも?…まぁ、いいわ…あなたと戦えることを…楽しみにしてるから」

 

「…」

 

 

 

「あっ…元μ'sのみなさんですか…すみません、練習のお邪魔をしまして…私はこれで失礼します」

和香が『おりお』と呼んだ少女は、穂乃果たちに頭を下げ、その場を立ち去って行った。

 

 

 

 

 

「彼女は?」

 

「UTXの1年生です」

 

「それは見たらわかるけど」

 

「ラブライブに出場って…」

 

「ライバル…にゃ?」

 

「まぁ…そんなところです…」

 

「それより気になったのは…裏切り者って?」

 

 

 

「…いや…それは…」

 

 

 

「?」

 

 

 

「すみません…個人的なことなので…さぁ練習、続けましょう!」

 

 

 

「…」

 

 

 

 

 

 

まだ1年生しかいない放課後の部室。

 

 

 

 

「私ね…織音…天野織音と『一緒にUTXに進もう』って約束してたんだ」

 

「えっ?」

 

「『うわぁA-RISEってカッコいいね!あんな感じで一緒にステージに立てたらいいね!』…なんて言ってて…」

 

「ソウダッタンダ…」

 

「でも…μ'sを見たら…あ、私…こっちの方が好きかも…って…。なんて言えばいいんだろう…先輩たちから『熱さ』を感じたっていうか…感動しちゃったっていうか…」

 

「わかるなぁ…A-RISEが一部の隙もない完成された恰好良さ…だとしたら、μ’sは私たちと等身大っていうか『そうそう!』ってなるところが、魅力だもんね!」

亜里沙が少し興奮気味に言った。

 

「ソレデ…和香ハ 音ノ木坂ヲ選ンダ?」

 

「まぁね…それ以来、あいつは私のことを『裏切り者』って呼ぶの」

 

「辛いね…それは…」

 

「だけど…最初はスクールアイドル研究部に入る気はなかったじゃない」

 

「…なんて言えばいいのかな…新入生歓迎会の時のステージを見た瞬間…『場違いかも』って」

 

「だよね!」

「レジェンド感が半端なかったよね」

桃子と奈美が頷く。

 

 

 

「私の知ってるμ'sに、私はいない…か」

 

 

 

「何それ?」

 

「亜里沙の名言」

 

「?」

 

「入学前、同じことで悩んだんだよ。私たちが先輩たちと一緒に…μ’sのメンバーになっていいのかどうか…って」

 

「へぇ…亜里沙たちも…」

 

「結局、絵里さんたちが卒業してμ'sは終わっちゃったから、取り越し苦労になっちゃったんだけどさ」

 

「うんうん」

亜里沙が大きく首を縦に振った。

 

 

 

「…それだけじゃないんだけどね…ずっと一緒にいたら自分がダメになるかも…って」

和香はう~ん…と大きく伸びをしながら、言葉を吐き出した。

 

 

 

「友達に依存しちゃう…ってこと?」

 

「大人だねぇ…」

 

「ナカナカ深イネ…」

 

「私と雪穂も一緒にいたらダメになる?」

 

「どうかなぁ…なるかもしれないし、ならないかも知れないし…」

 

「まさか、和香にそんな過去があるなんて…」

 

「いつかわかってくれると思ってるんだけど…」

 

「そうだね…」

 

和香はそう呟くと、窓の外を見た…。

 

 

 

 

 

〜つづく〜

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