勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。 作:スターダイヤモンド
朝の神田明神。
「久しぶりね!」
練習に精を出す一同の前に、UTXの制服を着たひとりの少女が現れた。
「織音(おりお)!?」
反応したのは和香。
「ラブライブ…エントリーするんでしょ?」
「…そのつもりだけど…」
「当然よね…私を裏切って、音ノ木坂に言ったんだから」
「…」
「違うとでも?…まぁ、いいわ…あなたと戦えることを…楽しみにしてるから」
「…」
「あっ…元μ'sのみなさんですか…すみません、練習のお邪魔をしまして…私はこれで失礼します」
和香が『おりお』と呼んだ少女は、穂乃果たちに頭を下げ、その場を立ち去って行った。
「彼女は?」
「UTXの1年生です」
「それは見たらわかるけど」
「ラブライブに出場って…」
「ライバル…にゃ?」
「まぁ…そんなところです…」
「それより気になったのは…裏切り者って?」
「…いや…それは…」
「?」
「すみません…個人的なことなので…さぁ練習、続けましょう!」
「…」
…
まだ1年生しかいない放課後の部室。
「私ね…織音…天野織音と『一緒にUTXに進もう』って約束してたんだ」
「えっ?」
「『うわぁA-RISEってカッコいいね!あんな感じで一緒にステージに立てたらいいね!』…なんて言ってて…」
「ソウダッタンダ…」
「でも…μ'sを見たら…あ、私…こっちの方が好きかも…って…。なんて言えばいいんだろう…先輩たちから『熱さ』を感じたっていうか…感動しちゃったっていうか…」
「わかるなぁ…A-RISEが一部の隙もない完成された恰好良さ…だとしたら、μ’sは私たちと等身大っていうか『そうそう!』ってなるところが、魅力だもんね!」
亜里沙が少し興奮気味に言った。
「ソレデ…和香ハ 音ノ木坂ヲ選ンダ?」
「まぁね…それ以来、あいつは私のことを『裏切り者』って呼ぶの」
「辛いね…それは…」
「だけど…最初はスクールアイドル研究部に入る気はなかったじゃない」
「…なんて言えばいいのかな…新入生歓迎会の時のステージを見た瞬間…『場違いかも』って」
「だよね!」
「レジェンド感が半端なかったよね」
桃子と奈美が頷く。
「私の知ってるμ'sに、私はいない…か」
「何それ?」
「亜里沙の名言」
「?」
「入学前、同じことで悩んだんだよ。私たちが先輩たちと一緒に…μ’sのメンバーになっていいのかどうか…って」
「へぇ…亜里沙たちも…」
「結局、絵里さんたちが卒業してμ'sは終わっちゃったから、取り越し苦労になっちゃったんだけどさ」
「うんうん」
亜里沙が大きく首を縦に振った。
「…それだけじゃないんだけどね…ずっと一緒にいたら自分がダメになるかも…って」
和香はう~ん…と大きく伸びをしながら、言葉を吐き出した。
「友達に依存しちゃう…ってこと?」
「大人だねぇ…」
「ナカナカ深イネ…」
「私と雪穂も一緒にいたらダメになる?」
「どうかなぁ…なるかもしれないし、ならないかも知れないし…」
「まさか、和香にそんな過去があるなんて…」
「いつかわかってくれると思ってるんだけど…」
「そうだね…」
和香はそう呟くと、窓の外を見た…。
〜つづく〜