勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。 作:スターダイヤモンド
花陽の部屋。
「…で…私たちはどうするの?」
「どうするにゃ?」
「何が?」
「ラブライブよ」
「あ…うん…」
3年生の事実上の引退宣言。
それを聴かされ、真姫と凛は迷っていた。
花陽への質問は、そのまま自分への問い掛けでもあった。
「…う~ん…そうだね…」
彼女のその返事で『答え』は何となくわかる。
そして、それは自分たちの考えと同じだと感じた。
「そうね…私はあなたの結論に従うわ」
「凛もにゃ」
「!!…ずるいなぁ…2人とも…花陽はまだ何も言ってないよ」
「言わなくてもわかるにゃ」
「長い付き合いだもの」
凛と真姫が顔を見合わせニヤリと笑う。
「…そっか…そうだね…」
花陽もそれを見て微笑んだ。
…
「えっと…念の為確認なんだけど…ラブライブのエントリーに反対する人っているかなぁ」
翌日の部室。
部長は1年生に問い掛けた。
誰も手を挙げなかったのを確認すると「うん、そっか…」と一人頷いた。
「どういう意味ですか?」
「この間、にこちゃんと奈美のお姉さんのこと、みんなも聴いたでしょ?『スクールアイドルが好き!』『アイドル活動が好き!』って気持ちは同じでも…その先の目標が異なっていた為に、バラバラになっちゃった…って話」
「ラブライブに出る!って言うと、どうしても勝ち負けに拘(こだわ)る必要があるでしょ?でもそれでいいの?…ってことよ」
「凛たちは、何にも考えずに突っ走ってきちゃったけど…みんなはどう思ってるのかにゃ?って」
穂乃果が音ノ木坂の廃校阻止の為、いわば学校のアピールとして始めたスクールアイドル。
そこに元々活動をしていた『にこ』が加わり…彼女たちの目標はラブライブの出場、そして優勝へと変わっていった。
しかし、勝利を目指すことと、歌って踊るのを楽しむことは別なのではないか?
にこが以前言っていた『テクニックだけにこだわり過ぎて、笑顔のないアイドル』に意味があるのか。
もちろん、両方できるに越したことはない。
たが、いずれにしてもメンバーの心が同じ方向を向いていないと、空中分解することは前例に示す通りだった。
その為の意思確認。
「ラブライブ…優勝…目指す?」
「愚問ですよ、真姫先輩!」
「私たち、全員、そのつもりです!!」
1年生は事も無げに言い放った。
「ふふふ…わかったわ。そういうことなら容赦しないわよ」
「おぉ!真姫ちゃんに海未ちゃんが乗り移ったにゃ!」
「あ、いや…お手柔らかに…」
「あはは…」
花陽と凛は、ビビる1年生を見て笑った。
〜つづく〜