勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。 作:スターダイヤモンド
部室。
花陽がホワイトボードの前に立つ。
「色々考えたんだけど…ラブライブのエントリーは…1年生の6人だけにします」
花陽は苦悩の末、部員に告げた。
もちろん、凛も真姫も納得済みである。
…
3年生が受験勉強で事実上の引退。
自分たちも生徒会の仕事がある以上、並行してステージに立つ…というのは困難を極めた。
いや、去年の穂乃果たちはどうだった?
そんなことを言い訳にしなかったではないか。
それはわかってる。
でも…勢いが違う。
何も考えずに突っ走ってきたあの時とは、状況が違う。
正直μ'sという看板効果は大きい。
9人という数字にこだわるなら、自分たち+1年生で丁度。
活動するにあたって、違和感はない。
「…でも1年生にとって、不利だと思うんだ」
μ'sは解散したとはいえ、自分たちが出れば、どうしてもオリジナルメンバーの顔がチラつく。
花陽はデメリットが大きいと考えた。
「1年生はμ'sじゃないから…」
…
「わかりました!頑張ります!!」
大きく頷いた1年生たち。
予想はしていた。
最近の2年生の雰囲気を、それとなくみんなが感じていたからだ。
「望むところです!」
「私たちの歴史は、自分たちで作ります」
先輩の提案に依存はなかった。
「それで名前なんだけど…『ν's』なんてどうかな?」
花陽がホワイトボードに大きく書き出した。
「ブイズ?」
首を捻る1年生一同。
「違うわ…これはギリシャ文字でν(ニュー)と読むのよ」
真姫がフォローする。
「ニュー?」
「えへへ…ギリシャ文字で…『μ(ミュー)』の次は『ν(ニュー)』なんだよ。『新しい音ノ木坂のスクールアイドル』って意味も込めて…」
「We are『ν's』!!」
意図を理解した1年生の6人は、新しく付けられた名前を大きな声で叫んだ。
「今日から私たちは『ν's』だ!」
「それでね…その中でチームをふたつに分けようと思うんだ」
と花陽。
「ユニットですか?」
「そんな大袈裟なものじゃないけど…どうしてもアナタたち、ペアで行動しがちでしょ?」
「確かに…」
雪歩と亜里沙、桃子とデルフィナ…そして、和香と奈美…。
こんな組み合わせで動くことが多い。
「でも、せっかくだから、みんな、もっと仲良くなった方がいいと思うだにゃ」
「そこで私が勝手にチームを分けました」
花陽が再び、ホワイトボードに名前を書いた。
・チーム【WAD(仮)】和香ちゃん、亜里沙ちゃん、デルちゃん
・チーム【NTY(仮)】奈美ちゃん、桃子ちゃん、雪歩ちゃん
「今日から『半分に別れて』って言ったら、これでお願いします」
「わ、わかりました」
1年生の6人は照れくさそうに、それぞれ顔を見合わせた。
〜つづく〜