勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。 作:スターダイヤモンド
散り始めた桜の花びらが舞う中、期待と不安が入り交じる新入生が音ノ木坂が門を通り敷地に入る。
体育館に設置されたパイプ椅子が徐々に埋まっていく。
時計が9時を指し、定刻通りに式が始まる。
緊張した面持ちの1年生。
理事長、校長に続き、生徒会長の穂乃果が挨拶する。
頭をマイクにぶつけ、笑いを誘う。
新入生の席からは「ハラッセオ…」と亜里沙が目を丸くして驚いた。
雪歩は恥ずかしそうに「ばか」と呟き、姉を睨んでいる。
ステージ袖から彼女を守っていた海未は呆れ、ことりは「穂乃果ちゃんらしいね」と微笑んだ。
…
式が終わり、1年生の教室。
「絢瀬亜里沙です」
ひときわ目立つ金髪碧眼の美少女の自己紹介に、クラスメイトがざわついた。
「ひょっとして…絢瀬って…あの?」
「は〜い。よろしくお願い申し上げます!!」
無邪気に微笑む亜里沙。
どよめくクラスメイト。
一方…
「高坂…雪穂です…」
眼鏡を掛けた彼女は控えめに言ったが、やはりクラスメイトはざわめいた。
「ひょっとして…高坂って…あの?」
「う、うん…まぁ…」
ちょっと困った顔で、返答する雪穂。
どよめく一同。
…
雪穂と亜里沙は放課後、スクールアイドル研究部の部屋のドアを叩く。
「どうぞ」
中から花陽の声。
「失礼します…」
雪歩がドアを開ける。
キラキラと眩しく輝く制服姿の2人に、中にいた上級生たちは「おぉ…」と感嘆の声を上げた。
部室は『にこ』の私物は撤去されており、空いたスペースにラブライブの優勝旗が飾られていた。
壁には、他校のスクールアイドルではなく、自分たちのポスター。
「よっ!有名人!」
穂乃果が茶化す。
「からかわないでよ…」
妹は少し怒った。
『μ'sの絵里と穂乃果』の妹が入学した。
その話は同級生ならず、あっと言う間に上級生にも伝わり、入学初日にして注目の的だ。
廊下を歩くだけでも視線が突き刺さる。
「さすがにちょっと恥ずかしいです」
亜里沙は苦笑した。
「それより、お姉ちゃん、明日の発表会頑張ってよね!」
「皆さん、楽しみにしています!」
「まっかせるにゃ~!!」
凛が無い胸をドンッと叩く。
…
翌日。
披露した曲は『これからのSomeday』。
割れんばかりの歓声と拍手。
ステージは大成功に終わった。
勢いそのままに勧誘活動を行う6人。
しかし…
ポスターを眺めたり、部室の前を行ったりきたりする者はいるものの…3日経っても入部希望者が来ない。
「う~ん…誰も入ってこないねぇ…」
1年前のファーストライブが穂乃果の脳裏によぎった。
〜つづく〜