勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。   作:スターダイヤモンド

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第19話『Reach the top‼』

 

ラブライブの一次予選と文化祭に向けて、ν'sが動き出した。

 

 

 

これまで通り『作詞は海未』『作曲は真姫』『衣装はことり』という製作体制は変わらないが、新たに『ダンス兼トレーニングコーチとして凛』が…『総合プロデューサーとして花陽』が就任。

 

 

 

「私は?私は?」

 

「あなたは勉強に集中してください」

…ということで、穂乃果は役どころから外された。

 

 

 

そして、それぞれの役割に助手として桃子、和香、奈美、亜里沙&デルフィナが付き、雪穂は統括リーダーを任された。

 

 

 

初めは、慣れない作業に四苦八苦し、先輩との距離感に戸惑っていた1年生も、徐々に冗談を言えるほどに打ち解けていく。

そして、作業を進めていくうちに、彼女たちの秘められた潜在能力が開花する。

 

 

 

 

 

 

「桃子の描く世界観は、実にロマンチックで素敵ですね」

 

「海未先輩と同じです。伊達に妄想が趣味じゃないですから」

 

「なっ…私は妄想などしていません!」

 

「花陽先輩から聴きましたよ…鏡の前で『ラブア…』」

 

 

 

「花陽!!」

 

 

 

「ぴゃあ!」

 

 

 

 

 

 

「アナタ、ピアノが弾けるの?」

 

「小学校までは習ってたので…」

 

「続ければよかったのに…」

 

「そうなんですけど…真姫先輩と一緒です!親の言いなりになるのが嫌で…」

 

「ベ、別に…私はそういうつもりじゃ…」

 

「…このまま黙ってたら、きっとそのまま実家を継ぐんだろうな…と思ったら…反発したくなっちゃって」

 

「まぁ…わからなくもないわね…あっ…今のフレーズ、もう一回弾いてみて?…あら、なかなかいいじゃない…」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

 

 

 

 

 

「ことり先輩、よろしくお願いします」

 

「うん、奈美ちゃん、よろしくね♡」

 

「…とはいえ…私はデザインとか、まったくやったことがないんですけど…」

 

「え~…そうかなぁ…この間ポスター一緒に描いた時、すごくセンスあるなぁ…って思ったよ」

 

「イラストとか描くのは嫌いじゃないですけど…」

 

「うんうん、それならあとは…みんなを想い浮かべながら『雪穂ちゃんだったら、こういうのが似合うな』とか『亜里沙ちゃんだったら…和香ちゃんだったら…』とか描いていけば、きっといいものが出来るんじゃないかな」

 

「そういうものですか?」

 

「デザインはね…気持ちなんだよ」

 

「…いい言葉ですね…『デザインは気持ち』かぁ…」

 

 

 

 

 

 

「バレエのレッスンは亜里沙ちゃんに、任せるね!」

 

「はい!身体の柔らかさなら、お姉ちゃんにも負けませんから」

 

「よろしくにゃ」

 

「では、まず凛先輩から柔軟を…」

 

「えぇっと…凛はいいから、デルちゃんに…」

 

「ダメデス!凛先輩モ 一緒ニ ヤリマショウ」

 

「にゃ~~~…」

 

 

 

 

 

 

「あの…今までずっと言おうと思ってたんですけど…花陽先輩…ありがとうございます」

と雪歩。

 

 

 

「?」

 

 

 

「先輩がお姉ちゃんたちを救ってくれたので、そのお礼を…」

 

 

 

「私が?穂乃果たちを?」

 

 

 

「はい!先輩がファーストライブに来てくれたおかげで、お姉ちゃんたちは救われたんです。先輩が来てくれなかったら…高坂穂乃果は闇の中で生きていたと思います。あぁ、見えて…脆いところがあるんで」

 

「そんなことないと思うよ。穂乃果ちゃんなら、私なんていなくてもきっと…」

 

「先輩はお姉ちゃんを買いかぶりすぎですよ!周りの人がサポートしてくれてるから、何とかなってるのであって…」

 

「相変わらず、雪穂ちゃんは穂乃果ちゃんに厳しいねぇ…」

 

「先輩がお姉ちゃんに対して、甘すぎるんです。この前だって、無責任に生徒会長を押し付けたりして…」

 

「それは…私も少しは頼られるようになった…ってことで…」

 

「先輩は優しすぎですよ…」

 

「そうかな?」

 

「無理…しないでくださいね…」

 

「うん…ありがとう…」

 

 

 

「あと…どうしても聴いておきたいことが…もうひとつ、ふたつ」

 

 

 

「今日はグイグイ来るねぇ」

 

「二人きりになることなんて、滅多にないですから」

 

「ん?…え、えっと…それはどういう…」

 

「花陽先輩は…凛先輩のこと、どう思ってますか?」

 

 

 

「ごほっ!」

 

 

 

「和香は…幼馴染と一緒にいたら、自分がダメになるかも…って違う道を選んだと言ってました。それを聴いた時…一理あるな…って思って…」

 

 

 

「あっ…そういう意味?」

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

「いや…」

 

 

 

「先輩は考えたことありませんか?」

 

「…うん、あるよ…」

 

「本当ですか?」

 

「毎日、そう思ってる」

 

「ま、毎日?」

 

「小さい頃、散々、凛ちゃんに助けてもらったから…自分の事は自分でなんとかしなきゃって…それでも結局、甘えちゃって…あぁダメだな…って落ち込むんだけど」

 

「どっちかというと、凛先輩が花陽先輩に頼ってる気が…」

 

「そうかな?」

 

「お姉ちゃんだって…いつまで海未さんとことりさんに甘えるつもりなのか…」

 

「どうなんだろうね…穂乃果ちゃんは卒業して、別々の道に進んでも…きっと今の関係が続くんじゃないかな…」

 

「海未さんとことりさんは、いい迷惑ですね」

 

「雪穂ちゃんは大人だなぁ…」

 

「だらしない姉を持つと、自然とこうなるんです」

 

「ふふふ…あんまり、お姉ちゃんの悪口を言っちゃだめだよ…」

 

「花陽先輩がお姉ちゃんだったら、私の性格はここまで捻くれてないと思います」

 

「いやいや…それは…」

 

「結構本気で言ってるんですよ…」

 

「そんなに穂乃果ちゃんのことが嫌いなの?」

 

「そっちじゃなくて…」

 

 

 

「ん?」

 

 

 

「…」

 

 

 

「雪穂ちゃん?」

 

 

 

「あの…花陽先輩…」

 

 

 

「は、はい…」

 

 

 

「いえ…先輩のす…す…き…あ、いや…やっぱり、何でもありません…」

 

 

 

「そこまで言って止(や)めちゃうの?」

 

「じゃあ…思いきって…先輩の好きな…」

 

「好きな?」

 

 

 

「先輩の好きな…食べ物は何ですか!?」

 

 

 

「ご、ご飯…」

 

 

 

「で、ですよね…知ってました!」

 

「そ、そう?」

 

「そこで今度、美味しいご飯の炊き方を教えてください」

 

「ううん…それは良いけど…」

 

「ありがとうございます」

 

「大丈夫?具合悪い?お熱測ろうか?」

 

「いえ…大丈夫です」

 

「??」

 

「れ、練習のメニュー考えましょう!」

赤らめた顔をノートで隠し、雪歩は椅子から立ち上がった…。

 

 

 

 

 

〜つづく〜

 

 

 

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