勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。   作:スターダイヤモンド

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第21話『火花』

 

1カ月後。

 

 

 

「おめでとう!無事、一次予選通過だよ!!」

花陽が興奮気味に、その結果を発表した。

 

 

 

「やった~!」

 

「ばんざ~い!!」

 

歓喜に咽(むせ)ぶ部員一同。

デルフィナがサンバを踊り出す。

 

 

 

「ですが…戦いはここからが本番です!!UTXのチームも、当然の如く、通過しています」

 

 

 

得票数は僅差だった。

通過順位は1位。

UTXが2位。

気を抜くことは許されない。

 

コメント欄を見ると『楽曲』『パフォーマンス』は勿論のこと『映像の美しさ』…『演出力』の評価も高かった。

 

「しかし!!…二次予選は生のステージ…一発勝負です!誤魔化しは効きません」

部長の言葉に1年生は、ごくりと喉を鳴らした。

 

 

 

 

 

 

「おめでとう」

半分目が隠れたアシメの髪型の少女が、朝の神田明神に現れた。

ν'sの朝練に姿を見せたのは和香のかつての親友…天野織音だった。

 

 

 

 

「アリガトウゴザイマス」

デルフィナが素直に礼を言う。

 

 

 

その声に一瞬、戸惑ったのか「えっ?あぁ…その…」と言葉を詰まらせた。

 

それでも直ぐに

「さすが昨年のチャンピオンって言ったところね。でも…それは元μ'sのメンバーのバックアップが凄いだけであって、アナタたちの力ではないわ」

と織音はイヤミを言い放つ。

 

 

 

「そうかもね。花陽先輩の演出力…凄いでしょ?」

彼女の挑発を、和香はあっさりと受け流した。

 

 

 

「へぇ…随分殊勝じゃない」

 

 

 

「言いたいことはそれだけ?だったら、練習の邪魔だから、帰ってくれない」

 

 

 

「!?」

 

 

 

「織音の言う通り、私たちはまだまだ力が足りないわ。だから、一生懸命練習するしかないの。くだらない戯言に付き合ってるヒマはないってこと」

 

 

 

「なるほど…いい心掛けだわ。精々、私をガッカリさせるようなステージは見せないでね」

 

 

 

「そうね」

 

 

 

「じゃあ、また…」

織音は他のメンバーに一瞥をくれると、そのまま振り向き消えていった。

 

 

 

 

「はぁ…」

亜里沙大きく息を吐く。

 

「…怖かった…」

桃子は腰を抜かしたように、へたりこんだ。

 

「喧嘩ニナルカト思ッタヨ」

 

 

 

「まぁ、こういう相手がいないと張り合いがないからね」

そう言いつつ、和香の目は寂しそうに彼女の後ろ姿を追っていた。

 

 

 

「彼女も朝早く、ご苦労なこった」

 

「確かに」

 

奈美の呟きに、頷く雪歩。

 

「悪イ人ジャナイト思ウナ」

 

 

 

「悪い人…か…だとしたら、それは私かも」

 

 

 

「後悔シテル?」

 

 

 

「!?…まさかぁ…」

 

 

 

「してる…なんて言ったら、ただじゃ置かないんだから」

奈美は和香にヘッドロックを掛ける。

 

「だから、してないって」

 

「本当に?」

 

「疑うなら…このままバックドロップ食らわすぞ!?」

和香は奈美の腰を掴んで持ち上げた。

 

 

 

「わかった、わかった、わかったから」

 

 

 

「和香ダケニ?」

 

 

 

「いや、デルフィー、それはちょっと寒い」

桃子が冷静にツッコんだ…。

 

 

 

 

 

〜つづく〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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