勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。   作:スターダイヤモンド

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第22話『インパクト』

 

二次予選は一発勝負。

関東の各県を勝ち上がった計20チームが、一発勝負の生ステージに挑む。

その上位3チームのみが、全国大会…決勝進出…というシステム。

各チームのレベルは昨年度より上がっており、大混戦が予想されている。

 

 

 

「事前の情報を見ますと…UTXが優勝候補の筆頭であることは変わりありませんが…他のチームも侮れないですね」

雪歩が冷静に情報を分析する。

 

「うん。特に去年の出場チームで、メンバーの入れ替わりがない神奈川のここも、割と評判高いし…群馬の…ダンスパフォ―マンスに特化した『歌わないスクールアイドル』のここも、もしかしたら…って言われているんだよ…」

と花陽。

 

「歌わないスクールアイドル?」

呆れた顔の真姫。

 

 

「映像見たけど、まったく歌ってない訳じゃないんだよねぇ…ラップが9で…歌が1くらいかな?」

 

「私たちがイメージするアイドルとは程遠いわね」

 

「まぁね…他のチームと同じことしてても目立たないから…」

 

「インパクトが大事ってことにゃ?」

 

 

 

「インパクト…」

 

 

 

上級生は、昨年の忌まわしい過去を思い出し、ぶんぶんぶん…と頭を振った。

 

 

 

 

 

 

「え、えっと…私たちは奇を衒(てら)わず、王道アイドル路線で直球勝負します!!」

花陽の決意に、誰一人異論はなかった。

 

 

 

 

 

 

発表の順番を決める抽選会。

 

音ノ木坂からは代表して雪穂がステージに上がる。

出場チームが座る観客席の空気が、ピリッと引き締まった。

メンバーは変わったとはいえ、昨年の優勝校チーム。

当然、注目度も高い。

 

箱に手を突っ込み引き抜いた番号は…

 

 

 

「1番」

 

 

 

「みんな、ごめん…私は『持ってない』なぁ…」

雪穂はメンバーに謝罪した。

 

 

 

20チームが出演するステージの一番最初。

観客のエンジンもあったまっていないし…何より後半に出場するチームの方が印象に残りやすい。

そういう意味では最悪の数字。

 

 

「はい、はい…いちいちそんなことで落ち込まないの」

 

「『1番になる』って言う神様のお告げにゃ」

 

「あなたも希の影響をだいぶ受けてるわね」

 

「伊達に毎朝掃除を続けてないにゃ」

 

「うん、真姫ちゃんと凛ちゃんの言う通りだよ!ポジティブに行こう」

 

 

 

「わかりました!」

 

「先行逃ゲ切リ ダネ!」

 

「そうだね!一発目からぶちかまして…」

 

「インパクトを残すわよ!」

 

 

 

「えっ…インパクト…」

そのキーワードを聴いて頭を抱え込む花陽たち…。

 

 

 

「相当トラウマみたいだね」

 

「ね!」

事情を知っている雪穂と亜里沙は、苦笑いしながら呟いた。

 

 

 

 

 

 

〜つづく〜

 

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