勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。 作:スターダイヤモンド
二次予選は一発勝負。
関東の各県を勝ち上がった計20チームが、一発勝負の生ステージに挑む。
その上位3チームのみが、全国大会…決勝進出…というシステム。
各チームのレベルは昨年度より上がっており、大混戦が予想されている。
「事前の情報を見ますと…UTXが優勝候補の筆頭であることは変わりありませんが…他のチームも侮れないですね」
雪歩が冷静に情報を分析する。
「うん。特に去年の出場チームで、メンバーの入れ替わりがない神奈川のここも、割と評判高いし…群馬の…ダンスパフォ―マンスに特化した『歌わないスクールアイドル』のここも、もしかしたら…って言われているんだよ…」
と花陽。
「歌わないスクールアイドル?」
呆れた顔の真姫。
「映像見たけど、まったく歌ってない訳じゃないんだよねぇ…ラップが9で…歌が1くらいかな?」
「私たちがイメージするアイドルとは程遠いわね」
「まぁね…他のチームと同じことしてても目立たないから…」
「インパクトが大事ってことにゃ?」
「インパクト…」
上級生は、昨年の忌まわしい過去を思い出し、ぶんぶんぶん…と頭を振った。
…
「え、えっと…私たちは奇を衒(てら)わず、王道アイドル路線で直球勝負します!!」
花陽の決意に、誰一人異論はなかった。
…
発表の順番を決める抽選会。
音ノ木坂からは代表して雪穂がステージに上がる。
出場チームが座る観客席の空気が、ピリッと引き締まった。
メンバーは変わったとはいえ、昨年の優勝校チーム。
当然、注目度も高い。
箱に手を突っ込み引き抜いた番号は…
「1番」
「みんな、ごめん…私は『持ってない』なぁ…」
雪穂はメンバーに謝罪した。
20チームが出演するステージの一番最初。
観客のエンジンもあったまっていないし…何より後半に出場するチームの方が印象に残りやすい。
そういう意味では最悪の数字。
「はい、はい…いちいちそんなことで落ち込まないの」
「『1番になる』って言う神様のお告げにゃ」
「あなたも希の影響をだいぶ受けてるわね」
「伊達に毎朝掃除を続けてないにゃ」
「うん、真姫ちゃんと凛ちゃんの言う通りだよ!ポジティブに行こう」
「わかりました!」
「先行逃ゲ切リ ダネ!」
「そうだね!一発目からぶちかまして…」
「インパクトを残すわよ!」
「えっ…インパクト…」
そのキーワードを聴いて頭を抱え込む花陽たち…。
「相当トラウマみたいだね」
「ね!」
事情を知っている雪穂と亜里沙は、苦笑いしながら呟いた。
〜つづく〜