勝手に【ラブライブ 第3期、4期】を作ってみた。 作:スターダイヤモンド
「どうしたの!!」
一同は桃子を見て驚きの声を上げた。
彼女の黒髪は一部ピンク色に染められていた。
インナーカラーというヤツだ。
「自分を変える為の…決意の現れです!」
「お、思い切ったことをしたね…」
「はい!今日からはこれを機に『ケイティ』って呼んでください!」
「ケイティ?」
「私、桃子って書いて『とうこ』って読むんですけど『ももこ』って呼ばれることが多くて…。私はとうこです!って意味で、倉田のKと桃子のTで…」
「ケイ…ティ…」
「あ、なるほど…」
(ちょっと、にこちゃんっぽいところがあるなぁ…)
穂乃果たちは、みんなそう思った。
そんなこんながあって、12人での練習が始まった。
…
練習は常に騒がしい。
「お姉ちゃん、もう少し、優しく教えてよ」
「えぇ!?これくらいのこと、わかるじゃん」
「お姉ちゃんのバカ!」
「海未ちゃん、雪穂がバカって言ったよ」
「そういうことは家でやってください」
「だって、雪穂が…」
「穂乃果さん!海未さんに迷惑を掛けちゃだめですよ。ですよね?」
「は、はい…その通りです…」
「ぷぷぷ…亜里沙に怒られてる…」
「雪穂!あとで覚えてなさいよ!」
…と一事が万事、この調子である。
雪穂も亜里沙も、身内であるが故に上級生を『さん付け』で呼ぶ。
いや、これまでのμ'sの取り決めは『先輩後輩禁止』であったのだから、その呼び方は間違ってはいない。
だが、あとから入った4人は…さすがにそうもいかず『〇〇先輩』と呼んでいる。
最初は…彼女たちのやり取りを微笑ましく見ていたメンバーも…さすがに度が過ぎると感じるようになっていた。
上級生も、そこは気になっていた。
どうしても、自分たち『μ's』の話が主体となってしまう為、雪穂たち2人をつい『身内扱い』しがちで、無意識のうちに『ほか4人』と区別して接することが多い。
これは良くない。
意を決した花陽はある決断を下す。
…
「今日から『先輩・後輩禁止』を『禁止』です。みんなといるときは…雪穂ちゃんは穂乃果ちゃんのことを『お姉ちゃん』じゃなくて『穂乃果先輩』と呼んでね」
「は、はい!」
「私たちも、亜里沙ちゃんと雪穂ちゃんを特別視しないから…」
「はい!」
「穂乃果ちゃんも…学校では妹としてではなく、後輩として接してください!」
「うん、わかったよ」
「あ、改めまして…宜しくお願いします。穂乃果先輩」
「うん、雪穂ちゃん」
「…」
「…」
「うひゃあ…気持ち悪い!!」
2人の声がシンクロした。
音ノ木坂の屋上に、大きな笑い声が響く。
兎にも角にも、こうしてスクールアイドル研究部は、上下関係の厳しい部活へと生まれ変わったのだった…。
〜つづく〜