ヒロアカ世界に転生した者が千手を背負い過ごしていく。   作:名も無き住人

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体調が戻り、病院に受診して問題ないと判断を受けました為執筆をまた再開します。読んでくださってる方には申し訳なく思っております。今回はヒーローネームを決める会となります。


二十二話

2日後

 

「はぁ……朝から凄く声かけられたな……」

「ね〜」とねじれが言うと

「それだけ凄かったてっ事だよ!」と透も肯定する。

 

 休みが明けてねじれと透共に登校する。登校途中に電車内で散々声をかけられて大変だった。やっぱり体育祭で目立ったから相応に知名度も上がったか……電車に降りて校舎に向かう途中、今日は雨が土砂降りでビチャビチャと水たまりを踏んでしまい足元が濡れる。

 

 「んっ、おはよう緑谷」

「あ、千手くん、葉隠さん、おはよう。それに波動先輩おはようございます」

「おっはよー緑谷くん!手ェ凄い怪我してるね?」

「はい…ちょっと無茶しちゃいまして…」

(ちょっと無茶ってレベルではないだろうに……いや俺も人の事言えないか……)

 「ちょっとじゃないと思うけど……」

緑谷と会って挨拶を交わす。ねじれに聞かれた緑谷もそう言って返し、透が代弁してくれる。しかし俺も所々包帯で巻かれてるから他人事とは思えなかった。本来なら即座に治せるのだがな……

 

(正の力を隠すのも大変だな……)

 

あと緑谷も疲れた顔してる。多分俺らと同じく電車で声かけられたんだろうな。轟戦以外にも目立ちに目立ったしな……

 

 すると……

「何呑気に歩いてるんだ!!」

背後から大きな声と水たまりを踏む音が聞こえて後ろを振り向くとカッパに長靴を履いて走る姿の飯田がいた。

 

「飯田(くん)!」

「遅刻だぞ!!おはよう緑谷くん、千手くん、葉隠くん。波動先輩もおはようございます!!」

「おっはよー!それよりもなんで遅刻なの?まだチャイム鳴ってないよ?」

「雄英生たるもの10分前行動が基本です!!」

「そうなの?私知らないよ?ふっしぎー!!」

「流石委員長!」

 ねじれが不思議そうに飯田に聞き透が元気良く言いながら、キビキビとした動きの飯田につられるように靴置き場に向かった。

校内に入ってやっと雨に打たれずに済み、傘をふるって水気を払い靴箱に靴を置く。

 

 すると飯田がこちらに話しかけてきた事に気づく。

「兄の件なら心配ご無用だ。要らぬ心労をかけてすまなかった」

笑顔で振り向き先に教室に向かっていった。口ではそう言ってるが後ろ姿はとても悲しそうに見えた。無理もないか……

 

「飯田くん、どうかしたの?」

「あぁ、飯田ちょっとお兄さんが……まぁ大丈夫だと思うが……」

「そっかー。あっ、私こっちだからバイバーイ!」

そう言ってねじれは手を振りながら3年の教室に向かっていった。俺と透と緑谷もその後傘を片付け1ーAの教室に向かった。

 

 クラスの皆んなの会話を聴く限りここに来るまで色々あったらしい、もたった1日でこの反響、雄英体育祭に出るだけでも相当知名度が上がるな。流石ヒーロー科最高峰なだけある。……何人か不憫な奴もいたが……

 

 「おはよう」

 "ピタッ"

そう考えているとチャイムが鳴っていてガラガラと教室の扉が開き相澤先生が入ってくる。さっきまで皆話してたのにすぐ静かになるな……というか相澤先生腕の包帯外れてるな。

 

 蛙吹が先生に聞き、相澤先生も大袈裟にするなと言う。そして……

 

 「そんなもんより今日のヒーロー情報学少し特別だぞ」

(特別?ヒーロー関連の法律か?もしくは小テストか?体育祭明けだがいったい何が?)

「コードネームヒーロー名の考案だ」

『胸ふくらむヤツきたああああ!!』

相澤先生が内容を言うとクラス連中の殆どが腕を上げて意気揚々に喜ぶ。(何故皆こんなに声合わせられる、やはり事前に打ち合わせでもしてるのか?。と言うかこんなに騒ぐと……)

 

 その直後相澤先生が睨みつけ、再度教室が静かになり説明が始まる、……言わんこっちゃない。

 

 「というのも、先日話した「プロからのドラフト指名」に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み即戦力と判断される2.3年から……つまり今回来た指名は将来性に対する興味に近い。卒業までに興味が削がれたら一方的にキャンセルなんて事はよくある」

「大人は勝手だ!」

峰田がそう呟きながらテーブルを叩く。

 

 (成程……ねじれが言っていたのはこれか)

と思っていると相澤先生が指名の集計結果を発表する。

 

 俺は……1023票か……あんな負け方した割には多いな……

 

「例年はもっとバラけるんだが、この3人に注目が偏った」

「だー白黒ついた!」

「見る目ないよねプロ」

「1位の爆豪より、轟のが多いのか?」

「表彰台で拘束された奴とかビビるもんな」

「ビビってんじゃねェぞプロが!!」

 爆豪が瀬呂の発言を聞いていつものようにキレていた。

 そういうとこだろ。

「流石ですわ轟さん」

「殆ど親の話題ありきだろ……」

 八百万が轟にそう話しかけると親の評価ありきだと語る。

 

「わあぁぁ……!!」

「あ、あるあるぞ……良かった……」

「緑谷、無いな!怖かったんだやっぱ」

「んん……」

(緑谷……途中までは恐らく評価は高かったと思うが……やはり轟戦か……)

 

「千手君もなんかちょっと少なくない?」

「確かに!」

 と芦田と透が言う。

 「俺は準決勝まで進んだとはいえああいう負け方をしたからな……恐らく職場体験でされると困ると思ったんだろ」

 

 と説明すると相澤先生が説明を続ける。

「これを踏まえ…指名の有無関係無く、いわゆる職場体験ってのに行ってもらう。お前らは一足先に経験してしまったが、プロの活動を実際に体験してより実りある訓練をしようってこった」

「それでヒーロー名か!」

  

「まァ仮ではあるが適当なもんは……「付けたら地獄を見ちゃうよ!!」

相澤先生が話しかけていると教室の扉が開きつい最近聞き覚えのある声の女性が入ってきた。

「この時の名が!世に認知されそのままプロ名になってる人多いからね!!」

「まァそういう事だ。その辺のセンスはミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうの出来ん、将来自分がどうなるのか名を付ける事でイメージが固まりそこに近付いてく、それが「名は体を表す」って事だ。オールマイトとかな」

そう言い残して相澤先生は寝袋を取り出し俺らの目線など気にせず寝た。

 

 15分経過

 

 まさかの発表式で皆んなが驚く中青山から発表して行ったが……

 (短文はないだろう短文は……)

 

 続いた芦田もミッドナイトからやめときなと言われるようなもので空気が完全に大喜利のようになってしまった。

 

 その空気をぶち壊してくれたのが蛙吹梅雨であった。

(小学生からか……そんなに前からヒーローを志していたのか……)

 それに比べて俺は……と考えていると気付けば残り俺、爆豪、飯田、緑谷となった。

 

 飯田も轟と一緒で名前だったが、表情がやはり暗かった。そして驚いたのは緑谷であった。ボードを皆に見せると、それを見て全員驚く。

「えぇ、緑谷良いのかそれェ!?」

「一生呼ばれ続けるかもしんないぜ?」

 それを見て上鳴と切島が心配の声をあげる。だが緑谷は理由を話す。

「うん、今まで好きじゃなかった。けどある人に意味を変えられて……僕には結構な衝撃で……嬉しかったんだ……これが、僕のヒーロー名です」

 緑谷の持っているボードには「デク」の文字が書かれていた。

 

 (成程な緑谷……本当凄いやつだよお前は……)

 

 続いて俺の番になった。何故か透がワクワクしていた……何故?

 

 皆の視線が集まる中、俺はボードを皆に見せながら言った。

「これが俺のヒーロー名です」

「釈迦」と書かれたボードを見せた。

 

 見せるとミッドナイトが「世界の四大聖人(四聖)と呼ばれてる名前ね!確かに個性との関連性も悪くないけど、相当活躍しないといけないわよこれ!?」

 「問題はありません、理解の上ですので」

 すると透が「釈迦か〜確かにポイね!」とグッと指を立てていた。

 

 こうして皆んな決まったかと思えたが最後に爆豪が爆殺卿と大声で吠えミッドナイトからも「違う、そうじゃない……」と言われていた。




と、いう訳で千手君のヒーローネームは釈迦になりました。ホントは別だったんですが、それにすると自分が好きな他のヒロアカ作品の作者さんのネーム名と被ってしまいそれでは申し訳ないので別のこの名前となりました。ただこれのほうがよくない?等ありましたら変更も考えております。
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