ヒロアカ世界に転生した者が千手を背負い過ごしていく。   作:名も無き住人

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今回は戦闘描写がありますが、まだ慣れてないので酷いものになっています。お許しください。


三十話

「全員手を止めろ!各列の一番後ろ、答案集めて持ってこい」

 三日間の筆記試験を終え、一息つく間もなく、遂に演習試験がはじまる。

 上鳴や芦戸等は八百万の勉強会による成果を発揮してテンションの上がっていたものも、一度コスチュームを纏えばその表情は引き締まる。そこは流石にヒーロー科の生徒と言えるだろう。まぁ過ぎた事を気にしてもしょうがないと言うところもあるが……

 

後半

 

「それじゃ、演習試験始めるぞ。当然、この試験にも赤点はある。林間合宿行きたきゃ、みっともないヘマはすんなよ」

 そう言った相澤の背後には、大勢の教師の姿があった。

 

「先生多いな……?」

(これは……あぁ成程……そう言う事ね)

 俺は恐らくこれから言われるであろう言葉を予想し身構えておく。

 

「諸君なら事前に情報仕入れて何するか薄々分かってるとは思うが…」

 

「入試みてぇなロボ無双だろ!!」

 

「花火!カレー!肝試ーーー!!」

 

 相澤先生がそう言うとポーズを決めながらそう言う上鳴と既に合宿は決まったと思いこみ、合宿の目玉行事を元気に言う芦戸、すると相澤先生のマフラーからひょこっと何か白いのが出てきた。あれは……根津校長!?

 

「残念!!諸事情あって今回から内容を変更しちゃうのさ!」

「根津校長!」

「変更って……」

 それを聞き、ついさっきまでハイテンションだった上鳴と芦戸はすっなり固まってしまった。

 

「これからは対人戦闘・活動を見据えたより実戦に近い教えを重視するのさ!という訳で……諸君らにはこれから、2人1組チームアップでここにいる教師1人と戦闘を行って貰う!」

 と相澤先生が説明すると……

 

「先……生方と……」

 

 麗日が不安に思いながら呟いた。根津校長に変わり相澤先生が入れ違う形で説明を続ける。

「尚ペアの組と対戦する教師は既に決定済み。動きの傾向や成績、親密度……諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから発表してくぞ」

 

「まずは轟と八百万が……俺とだ。そして、緑谷と……爆豪がチーム」

「デッ……!?」

「かっ……!?」

 

 それを聞いた緑谷と爆豪が変な声を漏らす。しかしあの二人がチームアップとは……そういえばさっき親密度も考察して決めているって言っていたな……もしかしてこの試験は……そう思っている中緑谷と爆豪のチームの相手が発表される。

 

「で、相手は……」

 

 発表しようとすると空から誰かが降ってきて風圧がきた。こんな登場の仕方をする人といえばあの人しかいないな……

「私がする!協力して勝ちに来いよおふたりさん!!」

 オールマイトが二カッとした表情を向けながら緑谷と爆豪にそう言う。

そして次々と先生とチームが発表されていく中……俺の番が来た。

「わかってると思うが……お前は特別に一人で戦ってもらう……」

 その言葉を聞いた時皆驚きの声をあげる。特に爆豪の反応が凄かった。

「質問をよろしいでしょうか!何故彼は一人なのでしょうか?」と飯田が質問すると相澤先生が……

「こいつを組ませると十中八九片方の試験にならないからだ、そしてこいつは強い……正直我々教師相手でも余裕で勝つことができるだろう。だから一人で戦ってもらう。」

 この時の爆豪はもう顔面が崩壊していた、それくらいイラついていたのだろう。

「さて、千手、お前の相手だが……オールマイトが務める、ただしハンデ無しのな」

 

 (……正気かな?)

 

 そう言った瞬間皆から抗議の声が上がる事上がる事、だが相澤先生は華麗にスルーを決めている。

「それだけお前らとこいつじゃ差があるって事だ」

 続けて校長先生がすぐさま説明を始める。

「試験の制限時間は30分さ!君達の目的は「このハンドカフスを教師に掛ける」か「どちらか1人がステージから脱出」をする事!」

 (……話を聞く限り戦闘訓練の時と似た様な内容のようだな。だか違うのは相手が自身よりも強い相手であるかないか……か)そう思いながら教師陣は説明を続ける。

「今回は極めて実践に近い状況での試験。僕らを本当の敵ヴィランそのものだと考えて下さい」と13号先生が

「会敵かいてきしたと仮定し、そこで戦い勝てるならそれで良し。だが…」

「実力差が大きすぎる場合、逃げて応援を呼んだ方が懸命……轟、飯田、緑谷。お前ら三人はよく分かってる筈だ」

 どうやら相澤先生に名指しされて自分達の行動を思い出しているようだ。

 職場体験先でやはりヒーロー殺しと対峙したのだろう。そして戦闘をした……その為それ以外にも手段はあったんじゃないのかという話なのだろう。三人とも顔色を見てそう考えていると見える。するとオールマイトが意気揚々に声を上げた。

「そう!これは君らの判断力が試される!だけど、こんなルール逃げの一択じゃね!?って思っちゃいますよね。そこで私達、サポート科にこんなの作ってもらいました!!超圧縮おーもーりー!!!」

 オールマイトが懐からリングのような物を何処かで聞いた事ある言い方をしながら出した。(なんか著作権とか大丈夫か、それ……)そのリングは教師陣の体重の約半分の重量を持っており、ハンデとしてそれらを手首足首に装着する。因みにデザインは体育祭で緑谷と騎馬をしていた発明という少女が考えた物らしい。へぇ……ちゃんとした物作れるじゃん。

「戦闘を視野に入れされる為か……ナメてんな」

「ハハハハッ!!どうかな?」

 爆豪がそう呟くとオールマイトが影のかかった目の奥にある青い眼光を光らせてそう返した。

「爆豪少年だけでなく、千手少年も勝ちにこいよ!!」とオールマイトが声高らかに言う。

 そして相澤先生が1回戦の砂藤と切島に声をかけ準備をする様に促す。

「出番がまだの者は試験を見学するなり、チームで作戦を相談するなり好きにしろ。以上だ」そう言って教師ヒーロー達は試験に向けて試験会場に向かった。

 そう言われると皆チーム同士歩いていく、俺も職場体験で培った経験を活かしていきたいが……相手がオールマイトだからなぁ……さてどうやってクリアするか……今回は流石に全力出すしかないな……

 そして皆の戦闘訓練をみて学べき事も沢山あったそして……俺の番が来た。

 

——————————

戦闘訓練場

 

 俺は身体をほぐしながら開始を待っていた、精神統一も問題なし、さて……そろそろかな。と思っていると……

 「千手チーム、演習試験スタート」

 (……始まったか)

 ……さて緑谷と爆豪の戦闘訓練を見てる限り恐らく……

「DETOROIT…SMASH!!」

 ゴオオオオオオ!!!

 物凄い風圧と共に姿を現すと同時に攻撃を仕掛けてきた。

 

 「真数千手——壱乃掌!!」

 手加減は当然ない。上限ギリギリの掌打で迎え撃つ。

 

 ドゴオオオオン!!!

 

 衝撃がグラウンド全体に走った。受けきったが腕はボロボロになり、すぐさま正の力で修復する、出し惜しみはない!

「ほぉ……受け切るとは!流石だ!千手少年!!」

 

 (重い)

 

 体育祭での爆豪の爆発とは、比べものにならない。一発の威力が、桁違いだ。

「しかし、よく気がついたね!!」

「真数千手の腕で、空気の流れを感じました」

「視覚に頼っていないんだね」

「視覚のみに頼らず、霧の中でも戦えるよう訓練しています」

「素晴らしい」

 と言った瞬間俺の背後に回ったのがわかりすぐさま対処する。

 

「TEXAS…SMASH!!」

 

 ドォォォォン!!!

 

 防御が間に合わなかった。オールマイトの拳が、俺の真数千手諸共吹き飛ばした。俺の体まで、衝撃が届いた。俺は地面を転がったがすぐに立ち上がり移動する。

(……強い)

 

 当然だ。平和の象徴だ。ヒーロー界の頂点。

 だが——だからこそ、楽しい。

 俺の中で、何かが、熱くなっていた。

 戦闘狂の節。それが、今、目を覚ましていた。

 

 「日輪ノ環!」

 

 螺旋状の球体にさらに小さな球体を幾つも内包して放ち相手にぶつける技。速度は真数千手に比べたらないものの避けるしか防ぐ術はない!

 案の定躱したが、その隙を見逃さず、「壱乃掌!弍乃掌!参乃掌!!」連撃を喰らわす。流石のオールマイトも血を見せダメージを確認する。

「うむ!やはりやるじゃないか!千手少年!だが、これではまだまだやられんぞ!!」

 戦いはまだ始まったばかりである。

(……これは"あの技"使うしかないかもしれないな……)

 

 六十パーセントを超えて放った九十九の手もオールマイトは耐えてきた。さらに戦闘は激化していき、気づけば制限時間五分を切っていた。

「さぁどうする千手少年!このままリタイアか!」

「いえ!クリアさせてもらいますよ!」

(……やはりあの技を使って一気に決める!)

(何か狙っているね君の限界の向こう側を出し惜しみなしで見るのも教師の務め……さてどう来る!千手少年!)

「これで倒れなければ俺の負けです!オールマイト!」

 「ならば見せてくれ!千手少年!!」

 解放九十五パーセント……真数千手——

 そう呟くと、本体の千手観音で螺旋状の球体を複数内蔵した巨大な螺旋球体を、背中に取り付けられた千本の腕で通常サイズの螺旋球体を形成し始める。

 (これはマズイ!)オールマイトに緊張が走る、活動限界も近い中思考を巡らせていく。

 

 くらえ!真数千手——螺旋合唱!!!

 

 ドオオン!ドオオン!チュドドオオオン!!

 

 グラウンド全体に衝撃が及んで巨大なクレーターができる。

 オールマイトが吹き飛び地面に倒れている……その隙を逃さず俺はゲートの方に走っていく、その為にゲートの方に少しづつ下がって行ったのだから……

 (まぁオールマイトは気づいた上で乗ってくれたと思うが……)

 (流石に予想外の威力だよ千手少年……私の全盛期を彷彿とさせる威力、しかも確かに聞こえたよ九十五パーセントと、まだこれでも全力ではないんだね。だというのによくここまでの技を……合格だ!)

 

 俺はゲートを潜り試験終了のアナウンスを聞き静かに意識を手放した。




オリ主の弱点は個性が強い為全力戦闘の持続力が低い事です、NARUTOのガイ先生みたいな感じ。でもここでは相澤先生等がいるのでそのままにしておく事はありませんよね……次回はまた原作通り進めますが一部追加があります.
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