Neverwinter Nights - Deekin in Halkeginia   作:ローレンシウ

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第百二十八話 Puppets and humans

 レコン・キスタからニューカッスル城への最初の攻撃は、マーティン・ヘイウッド卿ら、反乱軍に取り込まれた元王党派の勇士たちによる説得から始まった。

 反乱軍の先陣に立った彼らが、『風』の魔法によって増幅された声で、城に立てこもる王族や王党派の生き残りに対する呼びかけを行ったのである。

 

 曰く、我らは真の神の力に触れて心を改めた、一度は逆らった我々を許して迎え入れてくれたレコン・キスタにこそ正義がある。

 堕落した王族よ、これ以上罪を重ねるな。

 降伏して城を明け渡せば、神の慈悲によって臣下たちの命は助かり、お前たちにも贖罪の機会が与えられることだろう。

 我らは仮にもかつての主君や友であった者たちと戦うことを決して望んではいない、……云々。

 

 つい昨日、生還期し難い任務を進んで引き受け、城を出た彼ら。

 忠義の鏡のようだった彼らが、一夜明ければ忠実な敵軍の臣下として前線に立っている。

 レコン・キスタ側としては、その現実を突きつけられた王党派の士気が萎えること、あわよくば戦わずして城を奪えることを期待したのであろう。

 玉砕を覚悟した兵たちの士気は高く、普通に攻めれば城を落とすにはそれなりの戦力を消耗することが考えられるから、無駄な出費は抑えるに越したことがないというわけだ。

 

 だが、王党派の者たちは、ディーキンらの説明によって既に事実を知っていた。

 彼らは自分たちの意志で裏切ったのではなく、死者の尊厳などはなんとも思わぬ悪魔どもによって、死後にその躯までも利用されているに過ぎないのだということを。

 

 かつての戦友や臣下、部下や上司に、場合によっては兄弟や父、息子や夫に、そのような扱いをされたのだ。

 哀れな傀儡たちによる説得は、これまでになく激しく王党派の義憤を燃え立たせる結果となった。

 

「許さん! こんな真似をした悪魔どもに一太刀浴びせるまでは、俺は死なんぞ!」

「ああ、死んであんな姿にされるくらいなら、俺は躯など残らなくていい。最後は爆薬を抱いて、敵を道連れに吹き飛んでやろう!」

 

「……あなたがたの怒りは、まことにごもっともです。しかし、憎悪に依って敵と戦ってはなりませんぞ」

 

 憤る兵たちのもとに先日招請されたセレスチャルが姿を現し、静かになだめる。

 不人情とも思えるほど冷静な言葉だが、しかしその声の調子には、心からの哀悼の気持ちがこもっていた。

 

 彼はまるで直立した熊のような姿をしているが、眼鏡をかけた青い澄んだ目には深い知性の輝きが宿っており、ルーンの刺繍されたローブを身にまとっている。

 しかも、その手には分厚い魔法書を携えていた。

 ガーディナルと総称される獣めいた姿をしたセレスチャルの一種別に属する、ウルシナルと呼ばれる種族である。

 

「ましてや、玉砕などしてはなりません。哀れみをもって戦うのです。去っていった魂のために祈りましょう、その残滓を躯から解き放つときにも。あなたがたが勝って生き残らなければ、誰が彼らを弔えるのです?」

 

 そう言って兵たちを落ち着かせながら、ワンドを振って、彼らに呪文によるバフ(強化)を施してゆく。

 そのワンドはディーキンが今日の戦いに備えて、ジンの商人から購入したものだった。

 ウルシナルはセレスチャルの中でも類稀なる魔法の使い手として名高く、今回の戦いでは主に必要に応じて各所を回りながら秘術呪文で味方を支援する役目を負っている。

 

 彼に限らず疑似呪文能力で自由に瞬間移動のできるセレスチャルたちは、原則として各自の持ち場は決まっているが、危急の用事がないときには頻繁に各所を回って何か問題がないか確認しつつ兵たちを激励することにしていた。

 そうすることで、兵たちは頼もしい味方が何か問題があればすぐに駆けつけてくれるという心強さを感じ、動揺することなく敵と戦えるのだ。

 

 

 

「……どう思われる? ここは、無視しておくべきなのだろうか……」

 

 ウェールズは城外から降伏を呼び掛けてくるかつての臣下たちの姿を見守りながら、やや後ろの方に控えるウィルブレースに、静かにそう問いかけた。

 一見すると冷静に見えるが、その声はかすかに震えているし、目には激しい感情が見て取れる。

 彼の傍では、父であるジェームズ一世も、沈痛な面持ちで顔を伏せていた。

 

 なんといってもヘイウッド卿は古くから王家に仕えてきた貴族であり、かつてウェールズに戦い方を指導してくれた教官の一人だったのだ。

 もちろん、他の者たちもみな、アルビオンの王族が何よりも誇るべき忠臣たちであった。

 その尊厳を踏みにじるような扱いを、許しておけるはずがない。

 

 できることなら今すぐ彼らを討ち取ることで邪な術から解放し、その躯を弔ってやりたかった。

 しかし、感情的になって戦うべきではないこともわかっている。

 敵の狙いの第一はこちらの士気を挫くことにあるのだろうが、こちらが激昂してどうせ玉砕は免れぬのだからと堅牢な城の守りを捨て、無謀な攻勢に出るようならそれもそれでよしと考えるだろう。

 野戦になってしまえば、数で圧倒的に劣るこちらには太刀打ちする術などないのだ。

 かといって、何もしないで無視を決め込んでいれば、兵たちの中には耐えかねて飛び出してしまう者なども出るかもしれない……。

 

 王族である彼が自ら決断を下すのではなくウィルブレースに意見を求めたのは、一つには彼女を信頼しているから、そしてもう一つには、今の自分が冷静でないことを自覚しているからなのだった。

 

「……そう、ですね――」

 

 ウィルブレースはしばし目を伏せて、努めて気持ちを落ち着けながら思案を巡らせた。

 

 彼らは普通に戦うだけでは倒せない、再生能力を持つ厄介な敵らしいと聞いている。

 そのような敵に対しては個別に対応せねばならないが、一旦戦いが始まれば、乱戦の最中であちこちに注意を払うのは容易ではない。

 できることなら今のうちに、まとめて討ち取っておきたいところだ。

 ディーキンからの情報によると、彼らはこちらの『水』の魔法で動いている可能性が高く、それを解呪すれば倒せるだろうとのことだったが……。

 

 そのとき、後方で俯いていた国王が、何かを決意したような表情で、ぐっと顔を上げた。

 

「ウェールズよ、何も迷うことはない。ここは、我らが――」

 

 それとほぼ同時に、ディーキンからウィルブレースに、《レアリーのテレパシー結合(レアリーズ・テレパシック・ボンド)》を通して連絡が入る。

 

『ウィルブレースお姉さん。ルイズならあの人たちをまとめて倒せるって、デルフが言ってるよ!』

 

 

 

 ディーキンはそのとき、城内の別の場所で、自分の出番に備えて待機していた。

 

 彼の傍らでは、シエスタの携えるデルフから助言を受けたルイズが大急ぎで始祖の魔法書をめくり、新しい『虚無』の呪文を読み込んでいる。

 彼女が指にはめた“風のルビー”と魔法書のページとが白い輝きを放ち、防御系魔法の基本にして奥義たる『ディスペル』の呪文が、白紙の上に新たに姿を現したのだ。

 それこそが『水』の先住魔法によって操られた死人との戦いでの切り札になると、デルフは昨夜のうちにそう話していた。

 

 もっとも、ディスペル系統の呪文はディーキンも使えるし、セレスチャルの中にもそういった能力を持つものはいる。

 とはいえ、敵の数はかなり多い……、おそらくはこちらに降伏勧告をさせるために、これまでの戦いで討ち取られて敵側の傀儡として蘇らされた者たち全員が集められたのだろう。

 一度に全員を倒すのはやや難しいかもしれないし、手間取っているうちに後方のデヴィルたちに事態を悟られるような危険はなるべく避けたい。

 

 その点、ルイズの『虚無』ならば、確実に敵の傀儡を全員巻き込んで一度に倒すことができるだろうと思えた。

 

 これまでにディーキンが見てきた限りでは、『虚無』が優れているのは、なんといっても非常に広範囲にまとめて効果を及ぼせるという点だ。

 長い詠唱を要するために一対一の戦いで用いるにはまったく不向きだが、広範囲に作用して一撃で戦況を変化させうるそれは、まさに戦場で用いるのに特化したような代物だった。

 事実、デルフによれば、始祖ブリミルは『虚無』の呪文の多くをエルフたちとの戦の中で編み出していったのだという。

 ただ、それだけ強力であるがゆえになるべく力を温存してここぞという時に使ってもらいたいというのもまた事実で、今が使うべき時なのかは判断に迷うところだが……。

 

 そこへ、ウィルブレースからテレパシーによる返事が返ってきた。

 

『ディーキン、今の話をもう少し詳しく聞かせてください。陛下や皇太子にも別のお考えがあるようで、情報の交換が必要です』

 

 

「どうした、堕落した王族どもよ! 城に閉じこもったまま震えているのか。そんなに自分たちの命を惜しんで、臣下たちを道連れにするつもりなのか!」

 

 城外では昨日死んだはずのマーティン・ヘイウッド卿が、風魔法によって増幅させた声で王族をしきりに詰っていた。

 昨日までの彼とまったく変わらない外見……、いや、むしろ肌は以前よりさらに瑞々しくなり、活力に溢れているようにさえ見える。

 だが、たとえそうであっても、それはかつて王家の最大の忠臣の一人であった彼を知る者にとっては別人としか思えないような姿に違いなかった。

 

 それも当然のことで、彼らは“アンドバリの指輪”と呼ばれる旧き『水』の力を宿した伝説のマジックアイテムによって偽りの命を吹き込まれ、反乱軍の首魁・クロムウェルの操り人形に成り果てているのだった。

 指輪は元々はタバサの実家からほど近いラグドリアン湖の底で水の精霊に守られていたのだが、それをガリア王ジョゼフの腹心であるシェフィールドらが掠め取ってクロムウェルに与えたのだ。

 そのために水の精霊は奪われた指輪を見つけ出そうとして湖を増水させはじめ、周囲に被害を及ぼしつつあったが、それは今は関係のないことである。

 

 アンドバリの指輪で蘇った死者は、かつての姿と技能、そして記憶をそのまま留めている。

 彼らはかつての自分が何者であったかを知っているが、しかし、それはまるで関心のない絵画をただぼんやりと眺めているような遠い感覚でしかない。

 傀儡となった者たちの心には主である指輪の所有者に対する服従以外のいかなる欲求もなく、他のすべては現在無関係なのだ。

 

「王族どもよ、それほどまでに命が惜しいのなら――」

「……かつての哀れな忠臣たちよ。もう止めよ。それ以上、虚ろな声で鳴かずともよい」

 

 突然城内から響いた声に、後方で待機していたレコン・キスタの兵たちははっとして、互いに顔を見合わせた。

 

 ヘイウッド卿ら傀儡たちには何の感慨もなかったが、その声がかつての主君であるジェームズ一世のものだということはわかったので、呼びかけを一旦止めた。

 返答の内容を確かめねばならないと、クロムウェルの代理である軍の司令官に命じられていたからだ。

 

「痛々しくて、余はもはや聞いてもおられぬ。我らアルビオンの王族が力及ばなかったがゆえに、卿らをそのような姿にしてしまったのだ」

「然り。この上は我らの手で解放することで、せめてもの詫びとするのみだ。アルビオンの王族が、臣下の陰に隠れているだけの臆病者ではないことを見せてやろう!」

 

 王に続いて、ウェールズ皇太子の声も響く。

 それに続いて、城壁を『フライ』の呪文で飛び越えて彼らが姿を現したとき、レコン・キスタの誰もが己の目を疑った。

 

 王族である彼らが、自ら城を出て率先して前線で戦おうというのか?

 彼らが連れている従者は、侍従のパリーを始め、古くからの忠臣を主とするわずか数名のメイジだけだった。

 しかも、ジェームズ一世は老齢で弱っており、とても戦えるような体ではなかったはずだ。

 事実、城壁を飛び越えるときでさえ侍従のパリーに掴まっており、まともに呪文を唱えることさえできないのではないかと思えた。

 

 レコン・キスタの兵たちは、ざわざわと憶測を囁き交わし合った。

 

 よもや本物ではないだろう、影武者がいたのだろうか?

 いや、もはや玉砕を避けられぬと覚悟し、残る兵たちの指揮を放棄してでも真っ先に戦って散ろうというのではないか?

 

 それとも、もしかしたら。

 いやいや、あるいは……。

 

 

 

 レコン・キスタの兵たちは、攻撃を受けないよう城壁からまだ大分距離を置いて布陣していた。

 彼らの動揺をよそに、一同を代表してウェールズが反乱軍の先頭に立っているヘイウッド卿らと離れて向かい合い、ぐっと胸を張って宣言する。

 

「さあ、哀れなるかつての友たちよ。始祖が真に我らを見限ったのか、それともレコン・キスタこそが幻に踊らされているのか。我らの戦いが、それを明らかにしてくれるだろう!」

「後に控えるレコン・キスタの有象無象どもよ! 戦士としての誇りがいささかなりともあるならば、この戦いに手を出してはならぬぞ!」

 

 続いてパリーが、敵軍を睨んでそう声を張り上げた。

 老齢の身とは思えぬ、力強い声だった。

 ジェームズ一世も、先程まで弱々しくパリーに掴まっていたのが嘘のようにぐっと背を伸ばして一人で立ち、堂々と敵を見据えている。

 

「……しばし待たれよ」

 

 ヘイウッド卿はいささかの感慨も見せずにそう言うと、後方に控える司令官の『ル・ウール候』に指示を仰ぐように伝令を出した。

 

 別段、かつての主君をその手で討ち取るのを躊躇ったわけではない。

 指輪の傀儡と成り果てた者たちの心にはいささかの揺らぎもなく、そんな気持ちは微塵もありはしない。

 ただ、ウェールズらの挑戦を受けるべきか、突っぱねて問答無用で討ち取るべきかは、傀儡に過ぎぬ彼らの判断するべき事柄ではなかったのだ。

 

 

「……ほう、王族どもが挑戦を?」

 

 ル・ウール候は、報告を聞くといつものように穏やかで魅惑的な微笑みを浮かべた。

 内心では、愚かなことをと彼らの行いを嘲笑っていたが。

 

 報告によれば、国王らはわずか数人の供しか連れておらず、しかもその多くは古くからの忠臣で老齢の身だという。

 対してヘイウッド卿らはその数倍の人数であり、各々が腕利きのメイジなのだ。

 しかも、彼らの弱点を補うために、少々の火では堪えぬようあらかじめ対策も施してある。

 

「堕ちた王族が自暴自棄となって、せめて華々しく散ろうというのだね。望みどおりにして差し上げるのがよかろう」

 

 ここは突っぱねて心の狭さを見せるよりも快く応じて正面から堂々と戦ってやればよい、結果は見えているのだから。

 最後は華々しく戦って散ろうなどというのは、所詮は何の益もない自己満足に過ぎない。

 この勝利を見れば、兵どもは我らの正しさをますます確信することだろう。

 背後のニューカッスル城も、主君らが討ち取られれば、あるいは観念して開城するやもしれぬ。

 

 人間の『覚悟』など、デヴィルにとっては甘いデザートのようなものなのだ。

 

 

 

「始祖ブリミルよ、どうかジェームズ陛下とウェールズ殿下とをお守りください……」

 

 ルイズは、城壁の奥から遠く彼らの姿を見つめながら、指輪をはめた手を組み、魔法書を膝において、始祖に祈った。

 今は、祈る以外にできることがないのが悔しかった。

 自分の『虚無』は、彼らがこれから戦わねばならぬ敵を打ち倒せるはずだったのだ。

 

 だが、彼らと戦うのは自分たちでなければならぬと、ジェームズ、ウェールズが強く望んだのである。

 それは決して、玉砕を覚悟したからでも、怒りに駆られたからでもない。

 勝つためにこそ行くのであり、勝算があるからこその行動なのだと、二人は言っていた。

 最後まで忠義を尽くしてくれた臣下たちに対する王族としての義務であり、このような非道で姑息な手で勝利を得ることはできないとレコン・キスタの兵たちに知らせてやらねばならないのだと。

 

『君の力がどのようなものであれ、この後のために取っておいてもらいたい。まずは我々この国の王族が、レコン・キスタに冷や水を浴びせてくるよ』

 

 そしてディーキンやウィルブレースも、その意思を支持したのだ。

 ルイズとしては、この後のためなのだからと自分に言い聞かせて、納得するしかなかった。

 

 だが、彼らに万が一のことがあったらどうしよう、王族である彼らが命を落とすようなことになったら取り返しがつかないではないかと思うと、不安にもなる。

 城内に残る他の兵たちも、みな同じ気持ちだろう。

 主君が戦っているというのに、自分たちは手出しをできないというのだから。

 

「ミス・ヴァリエール、大丈夫ですわ。きっと」

 

 シエスタが、そう言ってそっとルイズの肩に手を置き、彼女を慰めようとした。

 

「始祖が、必ずやあの方々をお守りくださいます。それに今は、頼もしい方もお傍についておられるのですから……」

 




ウルシナル・ガーディナル:
 身の丈2メートル半ほどの直立した熊のような姿をしたセレスチャルであり、慈悲深く賢い。
彼らは多くのセレスチャルと同様に多彩な疑似呪文能力を備えているが、それとは別に12レベルのウィザードとして本物の呪文を発動することもできる、真の魔法の使い手である。
ウルシナルは学者にして哲学者であり、故郷であるエリュシオンの次元界ではガーディナルの指導者であるレオナル(獅子に似た姿をしたセレスチャル)たちに助言者として仕えているが、彼ら自身の力もレオナルに引けをとらないものがある。
 ウルシナルはサモン・モンスターⅨの呪文で招来することもできるが、招来呪文の持続時間はごく短い。
本文中の個体はプレイナー・アライ系の呪文によって招請されたものである。

招来と招請の違い:
 召喚術によって招来されたクリーチャーはヒット・ポイントが0以下になれば消滅するが実際に死ぬわけではなく、24時間で姿を取り戻して本来いた場所に送り返される。
そのため、多くのクリーチャーは招来には比較的気軽に応じる。その間は召喚者のほとんどの命令に服従し、自殺的な要求にも従う。
ただし、招来されているクリーチャーはその間自分自身の生得の招来能力を用いることができず、経験点消費のある呪文やそれに相当する疑似呪文能力を使用することはいかなる場合でも拒否する。
クリーチャーを招来する呪文や能力の持続時間は、大抵の場合はごく短い。
 対して招請呪文は、クリーチャーを実際に呼び寄せる。そのクリーチャーは持っているすべての能力を使うことができるが、殺されれば本当に死んでしまう。
そのため、大抵のクリーチャーは招請に応じることには慎重になり、明らかに自殺的な要求には通常は応じない。また、ほとんどの場合に奉仕の見返りとして何らかの報酬を要求する。
招請されたクリーチャーは交わされた契約を果たすまでの間留まり、その後元居た場所に帰還する。

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