Neverwinter Nights - Deekin in Halkeginia   作:ローレンシウ

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第百三十話 Warriors

 不死身であるはずだった蘇りし勇士たちの、あっけない敗北。

 そして、始祖の加護を失ったはずの王族が、その始祖によって授けられた奥義であるヘクサゴン・スペルを用いたこと。

 目の前で展開されたそれらの光景に、レコン・キスタの兵たちは少なからず動揺していた。

 

 一方で、ニューカッスル城を守る王党派の兵たちの士気は最高に高まっていた。

 自分たちの従う王と皇太子が自ら先陣を切り、伝説の奥義でもって見事な勝利を収めて見せたのだから、それは当然だろう。

 今ならば、押し寄せる敵が数万であろうが、数十万であろうが、臆することなく戦い抜けるはずだ。

 

 それでも、もちろん反乱軍の側が降伏や停戦を申し出ることなどはありえなかった。

 

 こちらの軍勢が数万を数えるのに対して、敵はわずかに数百なのだ。

 勝利を目前にしているというのに、どうして戦いを放棄する必要があろう。

 今さら予想外の敗戦が少々起こった程度のことで、大勢に影響があるはずがない。

 

 あるはずがない、のだが……。

 そうは言っても、士気は大きく衰えていた。

 

 少し前までは落城寸前のニューカッスル城への一番乗りを目指して率先して城門へ突撃していきたがる兵も少なからずいたのだが、今は誰も先陣を切りたいとは思わなかった。

 もしまたあのヘクサゴン・スペルが飛んでこようものなら、最前線に出ている兵には逃げる暇はあるまい。

 もう少しで勝利の美酒が味わえると期待していた時に、どうやら無事に家族の下へ帰れそうだと安堵していた時に、命を捨てに行きたがる兵などそうそういるはずがないのだ。

 

「どうした? あの者たちは、一度は神に歯向かった身ゆえに加護が薄かったのだろう。君たちは違うはずだ。さあ、勝利を信じるなら戦いたまえ!」

 

 それでも、指揮官であるル・ウール候からのそんな激励を受けて、将官は兵たちに開戦の命令を下した。

 この伝説に名を残す名将の指揮の下で、これまで彼らは連戦連勝を続けてきたのだから。

 

 兵たちは戸惑いながらも、その命に従って攻撃を開始する。

 彼らはまず、遠距離から大砲などの攻城兵器を用いて砲撃を仕掛け、城壁を崩そうとした。

 どこかに穴を開けることができれば、先程の恐ろしい炎の竜巻が飛んでくる前に、そこから一気に突入できるだろうというわけだ。

 

 しかし、攻城兵器のうちで城のごく近くまで進めてあったものは、先程のヘクサゴン・スペルに破壊されてしまっていた。

 そして、敵の射程範囲に入っていることが証明されたその位置まで、進んでもう一度大砲を運ぼうとする将兵はいなかったのである。

 

 そんな腰の引けた戦い方は、まずはウィルブレースの事前の仕込みによって敵の弾薬が枯渇するまでの間耐え凌ごうと考えている王党派にとっては好都合だった。

 明らかに遠すぎる間合いからの威力の衰えた砲撃では、そうそう堅固な城壁を破れるものではない。

 ニューカッスルを守る守備兵たちは、数の上では劣勢と言えども、ウィルブレースが運び込んでくれた豊富な弾薬を用いて十分に応戦することができた。

 

 ディーキンが渡したワンドを用いて、ウルシナル・ガーディナルが事前に《矢弾よりの保護(プロテクション・フロム・アローズ)》を施してくれていたため、多少砲弾の破片などを受けても兵たちは倒れない。

 防護を貫かれて手傷を負った兵が出ると、その者は後退して別の兵が代わりに配置につき、負傷者はセレスチャルの手当てを受けた。

 味方にはウィルブレースをはじめとして、回数無制限でキュア系の疑似呪文能力を用いることができるセレスチャルが含まれているため、死にさえしなければ何度でも全快して戦線に復帰することができるのだ。

 

「皆さん、大丈夫ですか!?」

 

 シエスタはそんな兵士たちの間を忙しく動き回り、時には彼らに代わって銃を手に銃眼についたりしながら、セレスチャルらと共に励ましの言葉をかけている。

 パラディンである彼女は時にはディーキンの渡したワンドを振るなどして治療や強化の仕事にも携わっており、何か神々しいオーラを身にまとっているようで傍にいるだけで不思議と勇気が湧いてくることなどもあって、平民であるにもかかわらず大いに敬意を払われていた。

 

 他のメンバーも、自分たちにできる限りのことをして、精一杯戦った。

 

 ディーキンやウィルブレース、眠れる者といった強力なメンバーは、城の内外を巡回し、緊急時にはテレパシーなどで連絡を受けて急行して、空から襲ってくる竜騎兵や、遊撃兵らしき上位のフィーンドなどといった、強力な敵の出現に対処した。

 そう言った連中に内部から守りを打ち崩されたり、王族の暗殺を謀られたりしてはたまったものではないから、どうしても警戒しておく必要があったのだ。

 

 ギーシュやロングビルのゴーレムは兵たちに混じって、武器を手に銃眼についた。

 射撃の精度では多少劣るかもしれないが、被弾を恐れずに済むため、死傷者を出さないことを最優先にしている兵たちよりも身を乗り出して効果的に攻撃できる。

 

 コルベール、キュルケ、タバサは、兵たちの傍に立って、主に飛来する弾丸や飛散する破片から呪文で味方を守った。

 また、招請されたセレスチャルたちは敵集団の中で特に優先的に狙うべき目標がいないか気を配り、たまにバーゲストや下級のデヴィルといったフィーンドが前線に姿を見せると、素早く指示を出してそちらへ火力を集中させるようにした。

 

 特に、コルベールの働きは目覚ましかった。

 

 一度、勇気を奮い起こした敵方のメイジが集団で前に出てこようとした時に、彼はロングビルに協力してもらって昨夜のうちに作っておいた兵器を発射したのである。

 それは彼自身が発明し、『空飛ぶヘビくん』と命名した画期的な代物であった。

 前方に『ディテクト・マジック』を発信する魔法装置を取りつけ、燃える火薬で推進する鉄の火矢である。

 おおよその目標地点を定めて発射すると、あとはその周囲で呪文が詠唱された際の魔力を捉えて誘導されるように仕組んであるのだ。

 

 数発立て続けに打ち込んだそのミサイル弾は敵方のメイジの杖を、それも強い魔力を持つ高ランクのメイジのものから先に、的確に狙い撃った。

 その精度にディーキンらは感嘆し、アルビオンの兵たちもみな舌を巻く。

 彼はメイジとして、また戦士として極めて優秀なばかりか、非常に優れた発明の才をも備えているようだ。

 もちろん、昨夜一晩だけで作れた数には限りがあり、そうそう何度も行える攻撃ではないのだが、その一度の攻撃だけで敵方の戦力をかなり削いだのは間違いなかった。

 堅固な城壁に語るに足るほどの打撃を与えるには少なくともトライアングル以上のメイジでなくてはならず、ドットやラインのメイジでは幾十人集まっても城壁を崩せるものではないから、敵メイジの集団のうち上位数名の戦闘力を奪えただけでも上々の成果である。

 それ以上に、これまでに経験したことのない未知の兵器であっという間に複数人のメイジが杖を奪われたことは、敵方の戦意と勇気を萎えさせたはずだ。

 

 それらに加えて、敵の攻撃目標にされやすい銃眼の配置を事前に変えておいたり、それを幻覚で隠しておいたりといった細かな仕込みも功を奏したようで、犠牲者が出ることもなく戦線は維持されていた。

 そうして耐え凌いでいるうちに、狙い通りレコン・キスタ側の弾薬は底を突きだしたようで、攻撃の手は次第に鈍くなってきた……。

 

 

「……火薬や火砲が使えなくなった、だと?」

 

「は、はっ。……開封した火薬樽に、不純物が混入していた痕跡が!」

「遠投投石機、弩砲、大砲等の兵器類の動作不良に関する報告が、前線の各所から相次いでおります」

「竜騎兵も、数騎が犠牲に。物資が枯渇していると見られていた敵方に予想外に多くの火砲が残されていたこともあり、このままでは城壁の突破は……」

 

 前線の将兵たちから次々と寄せられる報告に、ル・ウールは顔をしかめていた。

 

(一部ならばともかく、多くの場所で、それもこのような重要な決戦の最中に問題が発生するとは?)

 

 偶然とは到底考えられない、何らかの工作をされたに違いない。

 

 だが、いったい誰が、いつの間にそのような真似を。

 内部からの裏切り者か、それとも外部からの侵入者なのか。

 

 あの信用ならぬユーゴロスの傭兵どもが、もしや裏切ったのだろうか。

 連中の派遣した遊撃兵が城に攻撃をかけているはずだが、成果が上がったという報告がいまだに届いていない。

 しかし、この状況で、敵方につく利益があるとも思えないが……。

 

 ヘイウッド卿らは先日、透明化して軍内部に潜入し、自分に直接攻撃をかけてきた。

 彼ら以外にも、王党派の潜入工作員がいたのだろうか。

 だが、指輪の傀儡となった彼らに聞いた限りでは、そんな計画があったという話は出てこなかった。

 

 あるいは、同じデヴィルの中に、自分を陥れようと謀った者がいるのかもしれない。

 それが最も可能性が高そうにも思える。

 思えば、完全に追い詰められて打つ手なしと見えた王党派の連中が、突然ヘクサゴン・スペルなどを持ち出してきたことも不自然だ。

 

(もしや、私を失脚させようとして情報を流した者が、内部に……)

 

「――司令? いかがいたしますか?」

 

 猜疑心にかられていたル・ウールは、部下の問いかけで我に返り、それを問うのは後だと思い直した。

 

(どうあれ、まずは目の前の戦いに勝たねばならぬ)

 

 一旦退くということも考えたが、前々から既に、今日のうちに王党派を落とすと宣言してしまっているのだ。

 それができずに無様に撤退したとなれば、兵どもの士気にかかわるし、自分たちが神の使いであることを疑いだす者も出てくることだろう。

 

 そのことが元で上から責任を問われる破目になるなどという事態は、なんとしても避けたかった。

 自分を陥れて失脚させようとしている者がいるのであれば、なおさらのことだ。

 そいつの期待通りになど、断じてなってやるものか。

 

「……そうだね。我が軍は少々苦境に陥っているようだ。おそらくは、神が君たちの信仰を試されているのだろう」

 

 ル・ウールは内心の不快さを押し殺して、精一杯いつも通りの穏やかな顔を繕いながら、そう言った。

 

「なればこそ、どうあってもあの城は落とさねばなるまいよ。諦めて引き下がるわけにはいかない」

 

 その答えを聞いて、将官たちは顔を見合わせる。

 そんな中で、ホーキンス将軍が率先して進み出ると意見を述べた。

 

「……はい。しかし、大砲が使えぬのでは、あの城壁を打ち破ることは難しいかと。まだ穴も開いておらぬ城壁に向けて突撃せよと、兵たちに命じるわけにはいきませぬ」

 

 それを聞いて、他の者たちも同意の声を上げる。

 

「そうです、敵の的になりにいけというようなものです」

「呪文で城壁を攻撃させるにいたしましても、同じことで。それに、なにぶん先程のヘクサゴン・スペルや何かを見て、誰もが少なからず怯えておりますゆえ」

 

 ル・ウールはにこやかな顔をして頷きながら、どうしたものかと考えていた。

 

「もちろん。私も無理を言う気はないよ、信仰とは死にに行くことではない。たとえ、死後に神の御許に召されるにしてもね……」

 

 この将官どもの言うことは、まあもっともだ。

 数を頼んで攻めるよう強要すればやってやれぬことはないだろうが、犠牲も増えるし、そうして信望を失えば後々に障りが出かねない。

 

 ならばクロムウェルらの控える後方の軍に使いをやって、新しい弾薬や攻城兵器類を補給してもらうという手もあろう。

 しかし、これほど圧倒的な状況で背後の味方に助けを求めるというのもためらわれる。

 それでは、自分の能力にケチをつける機会を与えるようなものではないか。

 後方の連中の中に自分を陥れようとした者がいるのだとすれば、それこそそいつの思う壺というものだ。

 

(ここは、火器などに頼らずとも戦える戦力を投入するべきだろう)

 

 そう判断すると、ル・ウールは巨人たちに前線で城壁を攻撃させるようにと指図した。

 トロール鬼やオグル鬼の投石ならば、多少時間をかければ十分に城壁を打ち崩せることだろう。

 

 ユーゴロスの傭兵など、フィーンドの部隊を投入してもいいのだが……。

 先程の竜巻を見た後では、利己的で保身に長けた連中のこと、率先して前線に立つなどという仕事は引き受けたがるまい。

 そして、自分たちデヴィルの部隊は、被害を受ける可能性を考えれば消耗させたくない。

 

 こういったときにこそ、消耗しても痛くない愚か者の部隊というのは重宝なのだ。

 

 

(……来たか!)

 

 伝令兵から城壁を攻撃せよとの指示を伝えられたトロール鬼の若頭は、ウートガルザの使いが伝えた時がやってきたのを悟った。

 レコン・キスタの兵たちが大砲などの兵器による攻撃をできなくなったらしいことは、先程から見て取れていた。

 

「ああ。わかったと、伝えろ」

 

 そう言って伝令兵を追い払うと、若頭は仲間たちと顔を見合わせて頷き合う。

 

 次の瞬間、トロール鬼の集団は命令通り城壁へ向かう代わりに一斉に踵を返し、戦場から逃走し始めた。

 やや遅れて、オグル鬼の集団も同じように戦線を離れ始める。

 

 突然戦線放棄して、足元の人間を構わず蹴散らしながら逃げだした巨人たちを見て、レコン・キスタの兵たちは肝を潰した。

 

「……? な、どこへ行く、巨人ども! 止まれ、止まらんか!!」

 

 傍にいた将官が杖を振り回しながらそう叫んだが、巨人たちは目もくれない。

 制止しようにも、敵に弾を撃つための火薬すら尽きかけている彼らにはどうする術もなく、指をくわえて見送るしかなかった。

 

 図体の大きな巨人たちの逃げ出す様は、かなり離れた場所からでも、嫌でも目につく。

 味方の頼れる戦力が離脱したことでレコン・キスタの兵たちの士気がまた下がったが、その様子を見ていたのは人間の兵だけではなかった。

 

「……おい、巨人の連中が逃げ出したぞ?」

「人間どもも、さっきから大砲を撃たない。何かおかしくないか?」

 

 オーク鬼たちが、顔を見合わせてひそひそと話し合う。

 

 彼らは元々、戦場で得られる略奪品や、食料……つまりは、敵味方の軍の屍……が目当てで参戦していたのだ。

 人間同士の殺し合いや大義名分なんて、知ったことじゃない。

 雲行きが怪しいとなれば、レコン・キスタに忠義を尽くす気なぞは毛頭なかった。

 

「残りは、あの小さな城だけだ。どうせ、中にある宝なんて、たかがしれてるぞ」

「巨人がいなくなったら、次は俺たちに突撃しろと言い出すに決まってる。さっきの竜巻が、また来るかもしれねえ」

「前の城を襲うよりも、今なら後ろの陣地には留守番の兵もほとんどいないはずだぜ。取れるものを取って、今のうちにおさらばした方がいいんじゃねえか?」

「こいつらには敵に撃つ弾もないんだ。今なら、後ろから撃たれる心配もないぜ」

 

 オーク鬼たちの決断は、早かった。

 

 彼らは人間の兵のように、大義名分やバカげた名誉などに縛られていない。

 戦わねばならない時には実に勇敢に戦うが、今は明らかに彼らにとってはそんな時ではなかったのだ。

 

 

「どういうことだ、巨人どもが逃げ出していくではないか! どうなっているのだ!?」

「オーク鬼どもの戦列まで崩れ出したぞ!」

「恐れをなしたのか、ええい! 図体ばかりでかい臆病者どもが!」

 

「まあ、落ち着きたまえ、諸君」

 

 予想外の事態にうろたえたり、激高したりする将軍たちを、ル・ウールが常と変わらぬ微笑を浮かべて宥める。

 もっとも、内心は、そう穏やかではなかったが。

 

「ここは、彼女に巨人たちを諭してもらおうではないか。天使の言葉が、彼らに勇気を取り戻させてくれるさ」

 

 そう言いながら、ル・ウールは鋭い視線を傍らのエリニュスに向けた。

 表情はにこやかなままだったが、その目は怒りと憎悪の感情によって、昏く燻っている。

 

「……だろう?」

 

 その言葉には、微かに脅しめいた響きがあった。

 それと同時に、他の将官たちに聞かれぬよう、テレパシーで彼女だけに命令を送る。

 

『早く行って、奴らを制止してくるのだ! お前の指示なら、奴らは聞くはずだろう!』

 

 ぎすぎすした荒々しい声が、脳裏に直接響いた。

 

 その目と声には、もしこの事態を収拾できなければお前の責任を問うぞという、はっきりした脅しが込められていた。

 あの巨人たちが間違いなく指示に従うよう、保険としてチャームをかけたのは彼女なのである。

 

 上司は、部下にあたるデヴィルを好きなように降格させられる。

 そのことを考えて堕天使は震え上がり、慌てて深々と頭を下げると、返事を返す。

 

『か、畏まりました! 直ちに参ります!』

 

 ル・ウールは鋭い目で、急いで飛んで行くそのエリニュスの背中を睨み付けた。

 無能者め、と口の中で小さく毒づく。

 彼にはまた、あるいはこの部下こそが自分を失脚させようとして今回の事態を仕組んだ張本人なのではないか、という疑いもあった。

 

(どちらにせよ、大して変わりはせぬがな……)

 

 あのエリニュスが反逆者なのであれ、反逆的無能者なのであれ、結果は同じこと。

 そうでないというのなら、それを証明してみせるがいい。

 

 デヴィルにとって、世界は自分を中心に回っている。

 自分に不都合なことが起きるのは、すべて自分以外の誰かの謀りごとのせいだ。

 デヴィルは、失敗を認めようとしない。

 完璧に有能なはずの自分が失敗するのは、いつだって、自分以外の誰かの責任なのである……。

 




プロテクション・フロム・アローズ
Protection from Arrows /矢弾よりの保護
系統:防御術; 2レベル呪文
構成要素:音声、動作、焦点具(海亀か陸亀の甲羅ひとかけら)
距離:接触
持続時間:術者レベル毎に1時間、あるいはチャージ消費まで
 この呪文によって守られたクリーチャーは、遠隔武器への抵抗力を得る。
対象は遠隔武器に対する“ダメージ減少10/魔法(魔力を帯びていない遠隔武器から受けるダメージを10点軽減する)”を得る。
これだけのダメージ減少があれば、ごく普通の矢などは急所にあたらない限りまず弾き返してしまう。
合計で術者レベルごとに10(最大100)ポイントのダメージを防いでしまうと、この呪文はチャージ消費される。

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