しすこん☆外伝 ブラコン美少女のACLR!   作:アルファるふぁ/保利滝良

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突撃、動力炉

 

「まず一機!」

レーザーブレードを振るい、MTを真っ二つにする ユウリが操るACは、都市動力炉キエラの護衛を次々と撃破した

施設のゲートを潜り、水色のACが侵入する

そこには、無数の歩兵部隊

「生身で何ができるのさ!」

ロケット砲をあえて変な方向へ撃つ 兵士たちは蜘蛛の子を散らしたように逃げ出した

生身の人間を踏み潰しながら進む趣味は、ユウリにはない むしろそんな趣味を持つ人間とは関わりたくない

障害を退けたタナトスが施設を駆け抜けていく

MTが行く手を塞ぐ

「手加減なしだからねっ!」

MTからの火炎放射を食らいながら、レーザーブレードで切り裂く 瞬きの一瞬で、MTは動かなくなった

突き進むユウリ

またもや歩兵がタナトスの前に展開されていた

ロケットランチャーやライフルが鉄の巨人に向けて放たれた たくさんの歩兵がタナトスを攻撃する

もちろんACに歩兵が携行できる武器が効くはずもない それでも敵は攻撃の手を緩めない

「いい加減に・・・しろーっ!」

ブースターを起動する

歩兵の頭上を、ユウリは飛び越えていった

「なめやがって!」

歩兵の一人の声が聞こえた 通信機が敵の声を傍受したのだろうか

それを無視し、ユウリは突き進んだ

そして、目的の物を見つけた

オレンジに光る巨大な装置だ ACの上半身より大きい

これが、都市動力炉キエラの電力供給装置である これを破壊すればこの施設は機能を停止し、バーテックスにエネルギー問題を突き付けられる

ロケットが火を吹いた 装置が弾け飛んだ

施設の照明が暗くなる

「あと三つ・・・」

ユウリは呟く 同じような装置を全て破壊し、この施設の機能を完全に止めることが今回の依頼の内容だ

タナトスはまた歩き始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで最後!」

ロケット砲がまた火を吹いた

既に供給装置を三つ破壊され、施設はほとんど照明が効いてない状態だった

それが今、全ての装置を破壊されたことにより、施設は一切の電気が通っていない状態になった

タナトスはロケットをパージした もう必要ないからだ

「熱源反応、ACよ 作戦は成功したから無視して脱出しても構わないけど・・・」

「ううん、倒しちゃう」

「わかったわ、絶対に気を付けてね」

オペレーターの報告に即答し、ユウリは機体を動かした

施設から出るため、タナトスはもと来た道を移動する

自動ゲートを潜り抜けた時に、ACが飛びかかってきた

「お前もレイヴンなら、戦場で死ぬ覚悟はできているな?」

中量二脚ACパンツァーメサイアが、ライフルを乱射しながら近付いてくる

ユウリは動きを止めたまま待った 敵ACの弱点を

「許せよ、これも任務だ」

ブレードが振るわれる 相手はこれで止めにするつもりなのだろう

しかしそれは間違いだった

パンツァーメサイアのレーザーブレードでは、タナトスを仕留めきれないのだ

そしてパンツァーメサイアのレイヴン、G.ファウストには癖がある

レーザーブレードを振った後足を止めてしまうのだ

つまり、ブレードの後には敵に無防備な姿をさらすと言うこと

ユウリはそれを見逃すわけはない

「なんと・・・」

パンツァーメサイアのコアに、射突ブレードが突き刺さっていた

一撃のもと、中量ACは爆散した

跳び跳ねる残骸を無視し、タナトスは進んだ

「また熱源反応!」

いまだに激戦は終わらない シーラの報告はそれを暗喩した

 

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