しすこん☆外伝 ブラコン美少女のACLR!   作:アルファるふぁ/保利滝良

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いよいよ優有理の初戦闘
果たして勝てるのか






バーテックス

かつて特攻兵器が世界を襲う前にレイヴンを統治していた組織、レイヴンズアーク その中で様々に活躍した男(レイヴン)がいた 名前をジャック・Oと言う

ジャックは、実力は中の上といったところだったが、レイヴンズアークのレイヴンの中では3番目のランクにいた その最大の理由が彼の知略にある

彼の頭脳が活躍した粛清事件

レイヴンズアーク上層部が企業と癒着しているとわかるや否や、上層部とついでに企業と密接に関わって汚い金を受け取っていたレイヴンを追放したのだ

更に、ジノーヴィーが調べていた旧世代の遺産が危険なことを察知 レイヴンズアークが特攻兵器の対応に追われる中、トップランカー(最強のレイヴン)のような無駄死を避けるため失踪する

 

が、その半年後

突如史上最大規模の武装勢力バーテックスを造り上げ、レイヴンズアーク崩壊の後作られた統治組織アライアンスに宣戦布告した

アライアンスへの無差別攻撃を24時間後に行う と宣言するなど大胆な行動を起こす傍ら、ある基地を生身で交渉し無血開城させるなどその行動は裏があるように見えた

 

これに対してアライアンスは、バーテックスに与するジャック含めたレイヴン全てに懸賞金をかけたが、ジャック・Oもまたアライアンスに与するレイヴン全ての首に賞金をかけた

更に、両組織は中立を保つレイヴンや独自の武装組織を率いるレイヴンにも懸賞金をかける

これにより全てのレイヴン22人が賞金首になると言う異常な事態が発生 懸賞金目当てにレイヴンが殺し合うことになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーテックス最強と呼び声高いレイヴンは、ただ静かに佇んでいた

その機体、ストラックサンダーのカメラアイは施設のゲートに向けられている

青空に雲が舞う好天気の中、バーテックスがアライアンスから制圧して奪い取ったディルガン流通監理局

そこを新米のレイヴンが強襲していた

しかし彼、ライウンは、この外に通じる出入り口にて敵レイヴンを待ち伏せしろと、ジャック・Oから指令された

ライウンは、あまり頭を使うような人間では無かった ただ力で全てをねじ伏せてきた

ジャックは彼の力を褒め称え、その能力を必要とし、友人として大切にしていた

ならばそれに答えなければなるまい ライウンはそう考えていた

ガードメカ部隊を突破した敵レイヴンが、彼の前に現れる

ゲートが開き、そのAC(アーマードコア)が姿を現す

「やっと来たか・・・命令だ、死んでくれ!」

 

 

 

ところで、ライウンの機体構成を見てみよう

彼は高性能なレーザー兵器を多数装備したACを駆る

両手のレーザーライフルは、実体弾に強く光線に弱くなりがちなACの特性上、かなりのダメージを与える だがその特徴は、普通片方の肩に一つづつミサイルランチャーやキャノン砲を搭載するACの両肩を1つだけで占領するサイズの、弩級レーザーキャノンだろう

ACの使う射撃武器としては最大の威力を持ったこの武器は、ライウンの前に立つ敵をことごとく粉砕した

この装備こそが、ライウンの象徴とも言えた

 

 

 

 

 

 

 

だが目の前の敵レイヴンがその肩に乗せていたのは、他でもないそのレーザーキャノンだった

ライウンは一瞬絶句する

タンクか四脚でなければ、キャノンを使うとき片膝を立てて構えなければならない その時はどんなACもまったくの無防備だ、キャノンの使用を止めなければ、敵の攻撃を避けることはできない

しかし目の前のACは、目に優しい水色の、人型二脚

背中のレーザーキャノンを使うには、構えなければならない

ライウンはその敵が一瞬、背中のキャノンを捨てると確信した ACの基本戦術は機動戦、構えてキャノンを撃つなど言語道断

しかし敵ACは、無駄のない動作でキャノンを構える

ライウンは察した 敵は自分と同じ武器でこちらを潰すつもりだと

「見誤ったか・・・?」

コクピットが入ったコアの中で、ライウンは敵の実力を過大評価したことを後悔する 彼の使うのは逆関節二脚 もちろんこれでもキャノンを構えなければならない

しかしライウンは、更なる強さを求め、レイヴンズアークで強化手術を受けた その結果、彼は構えないでその背中のレーザーキャノンを撃つことができる

だが、目の前の新米はそんなわけはない(強化手術を受けてはいない) ストラックサンダーのレーザー攻撃を避けることはできない

ライウンは、レーザーキャノンを放つ 敵のレーザーキャノンを食らわないようジャンプしながら

自然と、上空から撃つ形になった

だが、ライウンはその判断が間違えだと気付く

 

敵は、ゲートから出ていない

ゲート外側の山肌に、レーザーキャノンが着弾する

無論敵には当たらない あの新米は、遮蔽物でこちらの攻撃を防いでいるのだ それならキャノンを構える時の弱点は無くなる

そしてライウンは更にミスをした 武器と脚部パーツに気をとられ、敵のコアを見ていなかった

それは、EO(自立攻撃システム)を装備した重量コア

着地の瞬間ライウンは、レーザーキャノンとEOの直撃に晒された

光の奔流が、いくつも機体を襲う

ストラックサンダーのコアと冷却装置が悲鳴をあげる

連続でジャンプすることで敵の攻撃を避けながら戦うストラックサンダー

その装甲は、なんの皮肉か自分の使うようなレーザー兵器に弱い そこを突かれた形になった

2射目

溶けたコアの装甲がジェネレータに流れ込み、得意のジャンプもできなくなる

3射目

ライウンは爆発する機体の中で、敵の細やかな形状を見た

4射目

それは、かつて最強と言われたジノーヴィーを下し、トップランカーに君臨したレイヴン、セイジの機体であった

5射目

ならばその中のレイヴンの正体も察しがつく

(・・・バカな・・・兄妹揃って・・・!?)

レーザーキャノンをパージしたACを見て、ライウンは死に間際に、相手のレイヴンの血族を思い出す

「・・・やはりな・・・」

あのトップランカーの親族なら、勝てないのも無理はない

最期に、友の顔を頭に浮かべ、ライウンはストラックサンダーと運命を共にする

(すまない・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストラックサンダーが爆散し、特徴的な皿のような頭がタナトス(兄の形見)の足元に転がってくる

「ふぅ・・・お、終わったぁ・・・」

ユウリ(優有理)はコクピットの中でぐったりしていた

想像したよりもストラックサンダーの機体装甲値(AP)が高く、手こずった

そこに、シーラ(彼女の専属オペレーター)が通信した

「終わったわね・・・」

「キツかったよ・・・」

「全く・・・赤ちゃんのことも考えて、無茶な戦法はやめなさい?」

シーラの小言に、苦笑いするレイヴン

「懸賞金も手に入ったし、とりあえず帰還しましょう」

その言葉に、ユウリは小さくガッツポーズをとった

 

 

 

 

 




次回、再びACと戦うことになったユウリ
この世界で彼女が思うことは・・・







早くもしすこん外伝に続編決定!?

しすこん☆外伝~ジナイーダとイチャイチャしたい俺~(R18) この作品が終り次第投稿!(予定)
カミングスーン
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