しすこん☆外伝 ブラコン美少女のACLR!   作:アルファるふぁ/保利滝良

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因縁との決着

 

 

垂直ミサイルでボロボロにされ、動けなくなった四脚AC その中のレイヴンは、血涙を流さんばかりに怨み言吐き捨てた

「認めん!貴様らの存在など・・・認めないぞ!」

最後の抵抗を試みようと、リムはACを動かそうとする しかしもうバレットライフの腕は動かず、力なく垂れ下がるばかり

タナトスが一歩また一歩と近付いてくる

父の仇の妹 複雑な関係

そんなレイヴンが、バズーカをバレットライフに向ける

「これで終わりか」

リムは呟いた

父の背を越えることも、父の仇をとることも、レイヴンを狩ることも、そして戦うことも

これで終わり

弾丸(バレット)のような人生(ライフ)が、ここで終わる

父の形見のACの中で、リム・ファイヤーは死ぬ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのはずだった

いつまで経ってもバズーカの弾が四脚ACを襲うことはなく、背中の両肩垂直ミサイルランチャーも発射されない

「リム・ファイヤー」

女の声が聞こえた

タナトスのレイヴンだ

彼女がリムに通信している

「何のマネだ・・・!」

殺しもせず、殺されもされず リムは目の前のACを睨む

「ただの弾切れ アナタの雇い主(ズベン・L・ゲヌビ)の腕の賜物だね、無駄弾使っちゃった」

タナトスにバズーカを下ろさせ、ユウリはリムに言った その台詞には、若干の白々しさが見え隠れする

「アナタは、父の背を越えることを目標にしていた・・・だけど、私のお兄ちゃんに父を殺された」

バズーカをパージし、コアの格納スペースからマシンガンを取り出したタナトス

しかしそのマシンガンも、付けた瞬間にパージする

「手が滑ったけどまあいいや で、お兄ちゃんも死んで、越えるべきものがなくなった・・・と」

「だから・・・どうした!」

「アナタは父親の仇をとることを建前に、自分を高みに持っていきたい 違う?」

図星だった

しかし、父も越えられる(殺される)ことをどこか望んでいた ピン・ファイヤーは、仲間が死んでいく中自分だけが生き残ってしまうのが怖かった 戦場で死ぬことで、『自分は死ぬことができないのではないか』と

だから、息子のリムはそれを感じとり、建前を見つけた 父を越えることを決意したのだ

それが、いつの間にか目的と手段が入れ替わっていた レイヴンだったから父は死んだ、だからレイヴンを絶滅させる

「で、色々歪んで、レイヴンを狩り始めた」

捨てたマシンガンを拾い上げ、タナトスはバレットライフに投げ付けた

それは、バレットライフのメイン武装フィンガー

「なら、私を越えてみなよ 父親越えたいんでしょ 私、お兄ちゃんより強いから」

そして息を吸い込み、ユウリは告げた

そんな風に歪んだ理由は、父を尊敬していたことの証だから

「お前はお父さんが嫌いだったのかぁっ!悔しかったら父を越えた男を越えた私を越えてみろぉっ!」

そしてタナトスが背を向け、リムはユウリの最後のメッセージを聞く

「お兄ちゃんが待てなかった(再戦する前に死んだ)分、私が待ってあげる」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんでリム・ファイヤーを助けたんだ?」

エド・ワイズの何気ない質問に、天真爛漫な笑顔でユウリは答えた 

さも当然のように

「だって、私と同じ、家族を大切にできた人だもん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時はほんの少し遡る

オーバードブーストでタナトスが飛び去った後、リム・ファイヤーはバレットライフの中で顔を伏せていた

その眼に流れていた物は、言うまでもないだろう

 

 




よ、ようやく原作ブレイクできた・・・
今まで原作沿いだったからなんかつまんないなーと、少しだけ原作ブレイクをしてみました
お気に召さなかったら申し訳ありません
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