龍と狐と人間の子   作:人外の人間

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第15話 弓道場

永琳は弓道をやっているらしい。

 

だから、弓を持っていることが多い。

 

そんなわけで、弓道場に来ている。自由に撃っても良いし、教えてもらいながらやるのも良い。

 

XXX(えっと)XXXXXXXXX(やっても良いですか)?」

 

道場主「XX(ええ)。」

 

永琳が教えてくれる。

 

そして、初めて放つ一発目。

 

パキィィン。

 

ど真ん中に撃った永琳の矢を割きながら刺さった。

 

表定速度も出た。えっと?300km/h?

 

永琳「XXXXXXXX(正確だし速すぎない)!?」

 

さすがに速かったようだ。

 

…一発目でこんなの撃っちゃったの私?

 

瀬那も撃つ。私と永琳の撃ったところから3cm右に逸れたところに命中。

 

永琳は二人とも上手だと言ってくれた。私はというと、もう教えることはないと言われた。

 

その後も、何回か打ち続けた。

 

弓を武器にしても良いかもしれない。妖力の消費が激しくて、もう妖力弾を出せないとなった時に有効である。また、妖力弾を簡単に加速させることもできる。

 

割と武器を持つことは、人間だけではなく、妖怪にも有効である。

 

まあ妖怪と言っても人型をとる妖怪しか使えないが。

 

狼だとしたらどうやって持つのという話だし。普通に噛みちぎろうとしてくる。

 

何回もやられそうになったことがある。

 

簡単に退けるし、瀬那も人型をとるようになってからは一緒に戦うようになった。

 

一番大変だった時は妖力がほぼ枯渇しそうなレベルの戦いをした。

 

だから、弓など力に頼らない道具は妖怪にも有効だと思ったのだ。

 


 

同じ店の店内に、弓を置いてあるところがあった。

 

磨かれた持ち手と反射して輝く弦。そういうのもあれば、年季が入ったようなものもある。

 

…年季が入ったのこれ普通に新しいじゃん。

 

じゃあ前者の買いますか。

 

持ってみると驚くほど手に馴染んだ。

 

矢も数十本買ってお会計。この弓は私の相棒の武器になるんだろうなあ。

 

そう思いつつ、会計を済ませ、早速さっきの弓道場で試し撃ち。

 

狙って…どりゃ!

 

また中心に命中。さっきよりも撃ちやすい。これは、奇跡であり運命でもある逸品だ。

 

奇跡というのは偶然、運命というのは確定。しかし、その運命が奇跡によって良くなるとしたら、奇跡が運命だとしたら、意外と奇跡と運命というのは紙一重なのかもしれない。ああ、たとえば馬鹿と天才は紙一重、みたいな?

 

それを持って、ルンルンとした気持ちで永琳の家へ帰った。

 

〜永琳宅〜

 

まず、結界を張って妖力を出しても問題ないようにします。次に妖力と魔力と霊力で完全自律の関連付け完了。あとは人間が近くにいる時に妖力を隠すようにして…。

 

これで私の一生物となった。

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