永琳は弓道をやっているらしい。
だから、弓を持っていることが多い。
そんなわけで、弓道場に来ている。自由に撃っても良いし、教えてもらいながらやるのも良い。
「
道場主「
永琳が教えてくれる。
そして、初めて放つ一発目。
パキィィン。
ど真ん中に撃った永琳の矢を割きながら刺さった。
表定速度も出た。えっと?300km/h?
永琳「
さすがに速かったようだ。
…一発目でこんなの撃っちゃったの私?
瀬那も撃つ。私と永琳の撃ったところから3cm右に逸れたところに命中。
永琳は二人とも上手だと言ってくれた。私はというと、もう教えることはないと言われた。
その後も、何回か打ち続けた。
弓を武器にしても良いかもしれない。妖力の消費が激しくて、もう妖力弾を出せないとなった時に有効である。また、妖力弾を簡単に加速させることもできる。
割と武器を持つことは、人間だけではなく、妖怪にも有効である。
まあ妖怪と言っても人型をとる妖怪しか使えないが。
狼だとしたらどうやって持つのという話だし。普通に噛みちぎろうとしてくる。
何回もやられそうになったことがある。
簡単に退けるし、瀬那も人型をとるようになってからは一緒に戦うようになった。
一番大変だった時は妖力がほぼ枯渇しそうなレベルの戦いをした。
だから、弓など力に頼らない道具は妖怪にも有効だと思ったのだ。
同じ店の店内に、弓を置いてあるところがあった。
磨かれた持ち手と反射して輝く弦。そういうのもあれば、年季が入ったようなものもある。
…年季が入ったのこれ普通に新しいじゃん。
じゃあ前者の買いますか。
持ってみると驚くほど手に馴染んだ。
矢も数十本買ってお会計。この弓は私の相棒の武器になるんだろうなあ。
そう思いつつ、会計を済ませ、早速さっきの弓道場で試し撃ち。
狙って…どりゃ!
また中心に命中。さっきよりも撃ちやすい。これは、奇跡であり運命でもある逸品だ。
奇跡というのは偶然、運命というのは確定。しかし、その運命が奇跡によって良くなるとしたら、奇跡が運命だとしたら、意外と奇跡と運命というのは紙一重なのかもしれない。ああ、たとえば馬鹿と天才は紙一重、みたいな?
それを持って、ルンルンとした気持ちで永琳の家へ帰った。
〜永琳宅〜
まず、結界を張って妖力を出しても問題ないようにします。次に妖力と魔力と霊力で完全自律の関連付け完了。あとは人間が近くにいる時に妖力を隠すようにして…。
これで私の一生物となった。