龍と狐と人間の子   作:人外の人間

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第18話 温泉

…。永琳がいて良かった。

 


 

朝、寝ぼけながら2階の寝室から1階へ降りて行く時、

 

盛大にずっこけた。

 

あまりにも大きい音がしたので、永琳も瀬那もすぐに駆けつけた。

 

突然のことで妖力なんか使えるわけもない。

 

「いった!」

 

なんとなく足を見てみると、あらぬ方向に向いていた。

 

まあ、不意打ちとかで骨折なんて数百回はしている。

 

 

永琳「大丈夫!?」

 

瀬那「華那!?」

 

「足、見て…。」

 

永琳「あら!明日が変な方向に向いているじゃない!今すぐ診察室に運んであげて!」

 

瀬那は私をお姫様抱っこして診察室に連れてきてくれた。

 

…あの、正直言って不安定だったのとそのせいでスカートめくれそうになったのですが。運んでくれただけありがたいのだけど。

 

永琳「とりあえずこの薬塗るわね。この薬は浸透して骨の結合を促進してくれるの。」

 

「へえ。」

 

永琳「じゃあ足固定するから仰向けになって。」

 

医療技術はやっぱりすごい。妖怪じゃ考えられないようなことを平気でやってのける。それが人間。

 

そのかわり、妖怪より憎らしく、卑怯な手を使う。

 

しかも、その技術を使って。

 

上になれば上になる程、その傾向は強くなる。

 

永琳はこの国の賢者だとも言われるそうだ。だからこそ、そういうことをしない永琳は信頼できるのだ。

 

さて、絶賛ものすごい笑える(笑えるものなのか?)怪我をしてしまった。しばらくはここで静養だろう。

 


 

〜2日後〜

 

もう大体治ってきた。

 

いくら生命力が低く妖力が少なくなっているとはいえ、根は妖怪だ。あっという間に治り、固定具も取れた。

 

今日は永琳に紹介された温泉に行く。

 

なんでも、医者でもびっくりなほどの効能を持つ温泉なんだとか。

 

瀬那に肩を貸してもらいながら、そこに行った。

 

〜温泉〜

 

街中にある割にはそこそこ広い。

 

さっさと体洗って入ろう。

 

ジャブン。

 

はあ、気持ち良い。

 

ああ、確かに治るのを感じる。

 

へえ、この温泉は飲めるのね。

 

飲むとミネラル補給になる、と。

 

うーむ、少ししょっぱい。

 

そうして上がり、服を着て脱衣所を出ると牛乳が売られていた。

 

せっかくだし瀬那の分も含めて買おう。

 

ゴクッ、ゴクッ。

 

「ぷはー!美味しい!」

 

火照った体に沁みる。

 

何々?温泉卵、お出汁と一緒に販売中。

 

温泉水販売中。

 

これらも買ってみよう、と思ったが温泉水は自分で生成できるので温泉卵だけ買おう。

 

コンコン、パリッ。

 

「いただきます。」

 

とろりとした黄身、緩めな白身。少し温泉の味もついていて、美味しかった。

 

瀬那「そろそろ帰ろっか。」

 

「そうね。」

 

そう言って、永琳宅へ帰った。




華那「今日も端折ったな?」

作者「は、はい。」

華那「人外なんだよね?じゃあ本気の妖力を込めた拳で殴っても良いよね?」

作者「ひぇぇぇぇ!」
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