「う、うん?」
見たことない世界。ここはどこ?私は誰?
あれ?私は転生したの?でもそれ以外は…知識しかわからない。
というか、尻尾と耳とかあるし。って、感覚がある…。え、どういうこと?
とりあえず、人がいないか探してみよう。
もう、太陽も沈みそうなのに見つからない。
…お腹空いてないね。疲れも感じていない。私、人間じゃないのかな。
うーん、困ったなぁ。どうすれば良いのだろう。
え、何あれ。獣!?
に、逃げないと!
あ、バレた!?うわ、すごい速度で走ってくる。どうすれば…。
痛い!腕が、一本、なくな、った?
急に力がみなぎってきた…。これを手に込めれば!
「えい!」
えぇ、一発で倒せた!?
でも消し飛んだ腕…あ、そうだ。力を回して、
「うおりゃぁーーーー!」
再生、でき、た…。
そしてそのまま倒れてしまった。
桜智子が転生する際、こう願った。
「転生したら、人一倍の幸せが欲しい。」
神は別に聞いてはいなかった。聞いていたとしても、不可能だっただろう。
しかし、言霊というのはとても強烈であった。
幸せを守る力は転生した桜智子に与えられた。
転生した桜智子はまだ気づいていない。気づけるはずがない。
人間として生きてきた前世。知識もその人間としての知識。記憶は知識と転生したことしかないため、神という存在が本当にいたということも、忘れているのである。そしてこれらが思い出されることは、二度とないであろう。
「うーん。あ、寝てたのか。」
私はそうゆっくりと立ち上がった。日は沈みかけていたが、上がってきているので寝ていたのだろう。
さて、昨日、私にはよくわからない力があることがわかった。使えるようにしてみよう。
瞑想をしてみる。すると、私の中に、性質の違う3つの力があった。
1つはとても馴染みが深い。なんだろうか、親和性が高いというか。
もう1つは何か尻尾とかそういうのと共鳴するような感じがある。
最後の1つは色々違う。
私はこの力はなんだろうと考える。
…。もしかして…。
知識に、霊力、魔力、妖力があった。*1
もしかして、これらなのでは?
霊力は、確か人間が持つ力。前世は人間だったらしいから親和性が高いのがそうだろう。
魔力は、魔法使いが使って、人間にも妖怪にもあった。だから色々な面で違うのが魔力かも。
妖力は、妖怪。
あれ?じゃあ私は妖怪?でもそれだったら霊力はないはず。あ、半人半妖ってやつ?
妖怪のはなんだろう。
私の尻尾は2本ある。
1つはフサフサ、もう1つは鱗みたいなのがついている。
狐と、龍__?
間違って本文を前書きに書いていた。コピペ機能に助けられた。