今日は何を教えようか、そう考えながら朝食を食べ、始まった。
「はい、今日は霊力について深掘りしたいと思います。
霊力は誰が持つ?」
彩「えっと、人間!」
「正解。つまり現時点では彩は何か特殊でない限り、霊力を多く持っている可能性がある。
人間が一概に霊力を持っているとは限らない。
妖怪などは存在していること自体が力だから、絶対に持ってないなんてことはない。妖力を持っていなくとも、魔力は持っている。
しかし、人間というのは肉体が主で、力自体ではない。だから、弱い人間だって実際いる。
持っている人間について話そう。
軍の身体能力の面での精鋭とか、陰陽師なんかは持っている。
それで彼らの中には空を飛ぶことができる者もいる。
あとは、身体強化をしたり、弾幕を出したり、防御に使ったり…色々ある。
それで陰陽師などが人間と見極める一つの材料にはなる。これがあれば基本は人間だから。
ある意味大事。
反対に、妖怪はこれを嗅ぎつけて来るわけだから、霊力というのは大切だということがわかったかな?」
彩「そうなんだ。」
「じゃあどうしたら霊力は使えるようになるか。
妖力は感覚で使えるのだけれども、霊力はそうはいかない。普段から触れる場所にいないならなおさらだ。
まず、それが自覚できるかだ。
これは魔力とも共通点はある。
自覚するには様々な方法があるが、瞑想してみるが多い?のかな。
一番大事なのは、気づけばわかる、そういうことに気づくこと。
これは答えを言ったら悪いからこれで。
次に、それを使うトレーニング。
最初にやるとしたら、飛ぶか弾幕を出すか。このどちらかが最初の方が良いと思う。
それで発展していって陰陽師とかになるわけ。
でも、彩ちゃんにやってもらうのは途中までだと思う。」
彩「へえ、なるほど。あ、そういえば昨日の午後のはなんだったの?」
「あれは、暇に打ち勝つ修行。
妖怪になると長寿になる分、暇なことも増える。
私だってそう。もう8.5億年生きているけど、ものすごい暇だった。
だから、人間誕生の瞬間はすごく喜んだ。
ここまで長く生き続けられるかはあれだけど、暇になるのは必然だけど、これを耐え抜いてこそ立派な妖怪だと思う。」
彩「へえ。」
「はい、じゃあご飯食べたら瞑想。それで自分の真ん中を感じて、霊力の自覚をしよう。まずは霊力で妖力の前に練習。割と覚えちゃえば妖力も簡単に操れるから。じゃあ、一旦終わり。」
そうして、今日の
人外の人外による人外のための講座
は終わった。