龍と狐と人間の子   作:人外の人間

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p.s.
話数間違っていたので修正しました。


第25話 この国の闇

今日は玉鋼を受け取る。

 

その待ち時間でカフェに来ている。

 

うん?あそこにいる人、国の最高機関のバッジつけてる?

 

A「そろそろロケットの試しの打ち上げが行われるようだ。」

 

B「ついにですか。月に行ける日が近いのですかね。」

 

A「そうだな。」

 

B「他のところの人間も行くのですか。」

 

A「いや、この国のみだ。この技術は、私たちのものだ。それを他に譲るも、他のために使うもない。他の国の人間なんて焚き火して、短い寿命を持ち穢れを受けているのだろう。」

 

B「それもそうですね。まあそんな底辺なやつにやることもないだろう。」

 

店員「ええと、コーヒーとクラッカーですね。やっぱり国の人だけのほうがいいですよ。お金無駄になりますし。」

 

A「そうだよな!ガハハ!」

 

なんと邪悪な思想で下賤な笑い。

 

この国の人間は他の人間を舐めている。

 

妖怪より妖怪だ。

 

無論そうではない人もいるのはわかっている。

 

ああ、この国のトップはこんなんだからああなるのか。

 

私は技術を自慢せず、きちんと正しいことに使うか、自慢して汚いことに使うとか、それで分かれると思っているが、後者だったのか。

 

前者は妖怪と渡り合え、道徳というのもある。だから、目覚ましく成長し続ける。

 

一方後者は、最初は妖怪と渡り合えるかもしれないが、道徳もなければこれが一番と思い込む癖があるので成長しない。そうして、自分の身を自分の手で滅ぼすことになる。

 

私が期待したのが馬鹿だったのか。

 

すごく苛立つ。

 

国のトップだけならばまだだが、国民もこうというのは決めつけもしれないがだめということである。

 

生き物の力も否定。お前らは生き物なんだから生き物の恵みもないと「生きれ」ないのだよ。

 

生き物は妖怪とか神とかも含む。

 

特に人間は弱いのだから。

 

総合的なところはあるが耐性は少ない。

 

人外は1つに尖る分耐性とかそういうのは強い。

 

それを錯覚し、しかも人外から逃れるならわかるが同族までも軽蔑するなんて、言語道断である。

 

失望した。

 

ところで、この国は滅ばない。さっきはこの国は滅ぶと言ったが、なぜか。

 

理由は簡単。この国が行く先は月だからだ。

 

月には生き物はいない。噂によれば玉兎と呼ばれる月の兎がいるようだが。

 

…この国は玉兎を無理矢理ねじ伏せてこき使いそうだなぁ。

 

A「たしか月夜見という神様がいるそうだ。なんとか頼もうか。」

 

B「そうですね。今度行ってみますか。」

 

神様まで使うのか。

 

月夜見は夜の王と呼ばれるほどの神だ。

 

きっと了承するのだろうが、生き物を排除するのに生き物を使うとはどういうことなのか。

 

私はものすごい嫌悪感が滲み出た。

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