龍と狐と人間の子   作:人外の人間

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p.s.
話数間違っていたので修正しました。


第26話 呼び出し

ピンポーン

 

永琳「はーい。」

 

議員C「こちらこういうものです。貴女様の家に旅人がいるとの情報を得たのですが。その方にお話をしたく…。」

 

永琳「わかりました。少々お待ちを。」

 

 

永琳「華那ー、瀬那ー?」

 

「はあい?」

 

瀬那「どうしたー?」

 

永琳「なんか議員さんがお話をしたいらしいわよ。」

 

議員?

 

良からぬことを考えているのか?

 

この国、特に上層部は腐っている。

 

そんな奴らとなんか話をしたくない。でも行くしかない。

 

「はい?どうしましたか?」

 

議員C「私はこういうものでして。」

 

瀬那「はい。」

 

議員C「お話を伺いたいので役所まで来ていただけますか。」

 

は?

 

「は、はい、わかりました…。」

 

瀬那「はい。」

 

なんで行くの?ねえ。

 

仕方ないから行くけどさあ。

 

〜役所:会議室1〜

 

議員C「話したいことというのは2つあって、まずこの国をもうすぐ月に移転するのですが、一緒に行きますか。」

 

「行きません。」

 

瀬那「私も同じく。」

 

議員C「わかりました。では協力してもらうことは可能ですか。街の陰陽師に聞いたところ、貴女方の霊力が強いと。」

 

「具体的にはどんな?」

 

議員C「結界を解除するので発射まで妖怪を追い払ったり、ロケットの安全を見守ったりですね。」

 

「街の陰陽師は?」

 

議員C「みんなロケットの方の発射で精一杯なので。」

 

「行かない人は?」

 

議員C「いないと聞いております。」

 

「…だから私たち2人でやれと?」

 

議員C「左様です。」

 

「…対価は?」

 

議員C「金1000万円です。」

 

「いらない。だってこの国でしか使えないものを貰ったってどうにもならないから。よっぽど欲しいのは食料とか種とかそういうのですね。」

 

議員C「わかりました。ではそれで上に通しておくので協力ということでよろしいですか。」

 

瀬那「はい。」

 

「はい。」

 

自分たちのことしか考えていない。

 

話が矛盾している。

 

さっさと追い出せばいいものを、協力させていらない金を渡す。

 

何か怪しい。

 

神を使うと昨日カフェで議員が話していたのを聞いたが、それでだめということは地上を殲滅するということなのだろうか。

 

じゃあ、妖怪をやろうか、と思ったけれども、それはそれであれだから、妖怪に攻撃をさせないけど来てもらうという形で。

 

旅人にそれをやらせる。

 

この国は他の人間に対して排他的だ。

 

傲慢だ。

 

しかもさっき対価を変える時、若干顔をしかめた。あいつらは、人を馬鹿にするくせに自分たちはされたくないという自己中心的なクズ中のクズなのだろうか。

 

全てが繋がった。私たちを殺そうということだ。

 

発車する5秒前くらいに一気に逃げるか。

 

方針はなんとなく決まった。

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